宝塚GRAPHを買ってきました。
……表紙の祐飛さんがあまりにもらしくて、ちょっと感動してしまいました。
笑ってない表紙って珍しいですよね。私の中ではマミさんと檀ちゃん以来なのですが(←さすがにそんなことは無いと思うが)、いやー、フォトジェニックなひとだなあ……大好きです(*^ ^*)(今更かよ)。

しかーし。中を見たら「Fairy Style」の羽桜しずく嬢の写真にもすっかり撃ち抜かれまして、9月号のプレゼントの応募、表紙としずくちゃんとどっちにしようか真剣に悩んでおります(^ ^;ゞ
……とっとともう一冊買ってきなさい>自分。

っていうか。はみだしショットの『男前しずく』のカラー写真が欲しいですっっっ!!>編集部様
お願いですから、しずくちゃんとあいあいは、退団号の全員プレゼントに(トップ娘役待遇で)入れてくださいねっ!そしたら二冊買いますから!!(真顔)





で。
タイトルに戻りまして、雪組東宝劇場「RIO de Bravo!」について。
Graphに舞台写真が載っていたので、家に帰ってからも一人で大盛り上がりしてしまいました(*^ ^*)。いやー、皆可愛いくて、そして男前ですね(はぁと)。


黒塗りでノリノリのラテンショー、というと、つい先月博多座で上演されていた「Apassionado!!2」に通いつめていた猫ですが、この「RIO…」は、また全然違う楽しさがありました。
「Apassionado!」が藤井さん、「RIO de Bravo!」が齋藤さん。なんとなくチームっぽいイメージのあるお二人ですが、今回の二作は、なんだか お二人が作風を入れ替えたかのような印象 でした。
マイナーコードがメインとなる音楽を多用し、熱い血の騒ぐような、「光」と「闇」と「血」、赤と黒と金で構成された「Apassionado!」。根っから明るくて軽やかな音楽、元気いっぱいのカラフルな舞台面に生き生きとした生命力が溢れていた「RIO…」。

ただ、藤井さん独特のファンタジックな味付けはやはり「Apassionado!」のサパテアードのリズムの中にひっそりと隠れていたし、齋藤さん独特の、オムニバスな芝居をつないだようなショー構成は藤井さんにはないもので。プロの個性は、絵の具の色遣いではなく、画面構成やタッチに出るモノなんだな、と思いました。





観るまでは、タイトルから『リオのカーニバル』をメインにした構成を想像していたのですが、実際に見てみると、むしろテーマは『ブラジル』だったような気がします。
それも、多分、現代のブラジルが描きたかったのかな、と。
誰か一人の視点に固定されるお芝居と違って、多様な視点で一つの物語を綴ることのできるショーという形式は、一つの「国」を描きだすには良い手法なのかも、と思いました。

プロローグの空港、
オープニングを染めるカナリアイエロー、
イパネマ海岸の恋のさやあてと恋泥棒、
そして、リオのカーニバルを中詰において、
裏通りの少年たち(早霧・沙央・愛加・舞羽)、
19世紀の悲恋を描いた「愛の逃亡者」ときて、フィナーレへ。
ここでデュエットダンス前に歌われる歌もブラジル音楽に傾倒した宮沢和志(The BOOM)作の「風になりたい」だし(彼はブラジル移民百周年を記念した「足跡のない道」という曲も書いている)、ショー全体をとおして、「ブラジル」という広大で猥雑な、エネルギーに満ち溢れた邦を描き出そうとしているのかな、と。

もっと萌えを前面に打ち出してくれるかと期待していたんですが、予想よりだいぶ真面目な内容で(^ ^)まともなショーでした。
齋藤さんって、萌えばかりが取り沙汰されがちな作家ではありますが、案外物事の本質を鋭く掴むタイプの人だと思うんですよね。っていうか、ちゃんと見て本質を掴んでくれるからこそ、比較的正しい萌えキャラがが出てくるんですけど(苦笑)、今回はあまり暴走しないですんで、雪組さんらしい、はっちゃけているけど根は真面目、な作品に仕上がっていたと思います。



っていうか。
せっかくみなこちゃんがトップ娘役なのに、どうしてダルマに、いいえ、極楽鳥にしなかったのよ~っ!?
と、齋藤さんを、体育館裏に呼び出して1時間くらいシメあげたい……
中詰めで、白い総スパンの脚見せスカート(後ろがひだをたっぷりとったロングで、前はミニ)で出てきたみなこちゃんを観て、がっかりしたのは私だけなんでしょうか(T T)。そこはダルマだろう~~!!すっごい楽しみにしていたのに~~~っ!!

……全ツでは善処をお願いします>齋藤さん (←無理だよ)





水さんで一番好きな場面は。
どれも好きなんですけど、猫はやっぱり、恋泥棒が好きかなあ。相手役のクララ(彩那音)がまたメッチャ可愛くて、銀橋でのやりとりから目が離せませんでした。いやあ~、ひろみちゃんは絶対男役の方がいいと思うんですけれども、ショーでの女役は、毎回一場面はサービスでお願いしたいかも(^ ^)。

あと、中詰めの途中でシンプルなブラウス+細身のパンツでユミコさんと踊るところが凄いカッコいい。ダンサーっていいなあ、と思いますね(*^ ^*)。いやー、あの場面ちょっと短すぎです!もっと長くていいのに。美穂さんの歌ももっと聴きたいし♪ただ、ここに出ているばっかりにカーニバルのカリオカたちの盛り上がりに水さんもユミコさんも居ないのが、ちょっとだけ寂しいんですけどね(^ ^)。



みなこちゃんで好きな場面は…
うーん。CSの大劇場初日映像だったか稽古場だったかで流れていた「Honey,Honey」(ABBA)があまりにも物凄い音程だったので、すっごく不安だったんですが、思いのほかちゃんと歌えていたので、すごくホッとしました(^ ^; (←それは「好きな場面」じゃないだろう)

うーん、パピヨンも好きなんですけど、ここはやっぱりデュエットダンスかなあ……。
動きが柔らかくてエレガントで、すごく好きです。水さんとの並びもキレイだし♪嬉しいです♪



ユミコさんで好きな場面は…
中詰めの途中で水さんと踊るところと、後半の「愛の逃亡者」で、水さんを追うラ・プラタ連合州の士官役、かなあ。あの士官のソロが凄く好きです。格好良い。ユミコさんって、名歌手だけどどちらかと言うと癒し系の声質で、ああいう強い感情を爆発させるような歌は得意じゃない印象があったのですが、今回はすごく良かったです。切迫感があって、逃亡する恋人たちの追い詰められた感がすごく伝わってきました。
デュエットダンスの歌も良かったなあ(*^ ^*)こちらは本来の声でしたね。あの広い劇場の空間を、客席の天上まで暖かくて優しいもので埋めてしまう声。声というのは天与のものなので、ああいう才能を持った人は、大事にしてほしいな、と思います。
ありがとう。ユミコさんの歌を聴けて、幸せです。



キムちゃんで好きな場面は……
実は、パピヨンの出だしかもしれません、私(^ ^;。
い、いや、そんなことはないかな…?オープニングやエピローグのキャプテンも、いかにもキムちゃんらしくて賑やかでかわいくて、みみちゃんともお似合いで好きです。あ、あと、中詰めはやっぱりいいですね。暑苦しいほど熱量のあるキムちゃんに、カーニバルはぴったり!!かわいこちゃんたちを引き連れての盛り上がりは、さすがです。



ひろみちゃんで好きな場面は、やっぱりクララってことになっちゃうかなあ…。
にわにわ(奏乃はると)は、普通にカリオカでがんがん踊っている姿も好きですが、やっぱりスーパーマーケットの店長が好きだ(^ ^)小芝居がすごく楽しそうでした。
キタロウは出る場面出る場面、それも主役みたいに目立ってて素敵です(きっぱり)。
(真波)そらちゃんは、、、なんだか美形度がアップしていて、なんてことない場面でもやたらに目について困りました。昔から綺麗な人でしたけど、最近ちょっと綺麗すぎてドキドキします(汗)。

お芝居で目についた涼瀬みうとくんが、意外と目立つところに居たりして嬉しかったです。あと、あずりん(梓晴輝)もだいぶ前列に出てくるようになったんですね。後ろの方ばかり探していたので、意外と見つけにくかった(汗)。

真那春人くんはロケットに居ると信じきっていて、すごく真剣に探してしまいました。
次の男役群舞にいれてあげられないんなら、ロケットに出しといて欲しかった。せっかく数少ないスタイル良しなのに……(; ;)(←その前のパピヨンに出てるから、間に合わないと思う…)。



ピラニアの四人娘も可愛いんですけど、下級生すぎてちょっと残念。「Blue Moon Blue」の時の四羽のウサギちゃんは、最下でまだ研2あたりだったとなみちゃん(白羽ゆり)以外は三人とも新公ヒロインやバウヒロインを経験ずみで、本公演でも役がついていたメンバー。齋藤さんの萌えは、ピラニアの四人より、スーパーマーケットの可愛い店員さん(花瑛ちほ)にあるのかな?と思ったりしました。


なにはともあれ。
芝居もショーも、『目が離せない』がキーワードの雪組公演。
大野さんと齋藤さんの息の合ったタッグも楽しくて、観ると幸せな気分になれて、元気がでる公演でした v(^ ^)。今までとはガラッと雰囲気の変わった雪組さん、新しい雪組さんも、素敵でしたよ(*^ ^*)。




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