大江山の花の伝説【4】
2009年9月4日 宝塚(宙) コメント (2)無事、CSニュースに流れた「カサブランカ」の制作発表を見ることができました。
そっちを録画したらハードディスクが足りなくなって、「派遣のオスカル」は途中で終わってしまい、「GOGO5」の録画には失敗しましたが……まぁ、そういうこともあるさ。
いやー、テンション上がりました。
すみません、実際に舞台で観るのが、もんっのすっごく楽しみです(^ ^)。「時のすぎゆくままに」、本当に名曲だなあ。……舞台でもリックは歌うんでしょうか。ドキドキ。
しかし。
……小池さん、祐飛さんをメーク“アップ”できるヘアメークさんは相当にレアな存在なので、制作発表だろうとポスター撮影だろうと、本人にやらせたほうが良いと思いますよ……(泣)。
祐飛さんもすみ花ちゃんも、終了後の二人のトークの時の方がぜったい美形だ(↓)
…まぁ、舞台は心配いらないでしょうけれども…。
そして。月組の新人公演キャストが発表されましたね♪
アリステア 瀬奈 じゅん 明日海 りお
ムーア 霧矢 大夢 珠城 りょう
グラハム 未沙 のえる 宇月 颯
ジークムント 遼河 はるひ 紫門 ゆりや
ヴィクトール 桐生 園加 貴千 碧
ローレンス 青樹 泉 鳳月 杏
クリストファー 龍 真咲 煌月 爽矢
エスメラルダ 城咲 あい 蘭乃 はな
アイリーン 憧花 ゆりの 彩星 りおん
ヘレナ 羽桜 しずく 愛風 ゆめ
ポーリーン 蘭乃 はな 琴音 和葉
たくさん発表されたんでちと驚きました(汗)
みりおくん、今回は花組のまぁくん(朝夏まなと)みたいに敵役に回るのかなーと思いましたが、瀬奈さんの役でしたね。7年間の総仕上げ、悔いのないように楽しんでほしいです。
霧矢さんの役は、94期の珠城さん(@ @)。大抜擢ですが、ジュラも違和感なくやっていたから、そこそこ歌えるみたいだし、「二人の貴公子」でも良い芝居をしていたような気がするので、結構期待しています。
芝居巧者の未沙さんの役に宇月くん、あひちゃんの役にゆりやん、園加の役は当たり前のようにまんちゃん、もりえちゃんの役に杏ちゃん、というのは、ものすごく正しい配役のような気がします(^ ^)。そして、まさおの役をやる煌月さん、全然キャラが違うような気がするんですけど、デキる人なだけに、どんなふうに料理されるのか楽しみです(*^ ^*)。
娘役はちょっと意外?前回あいちゃんの役だった咲希あかねちゃんは、あーちゃん(花瀬みずか)の役あたりでしょうか。りおんが、先に名前が出るような役だったことがめちゃくちゃ嬉しいです。
愛風ゆめちゃん、「エリザベート」の侍女で一際目についた美少女ですが、ちゃんと芝居をするのを観るのが初めてなのでちょっとドキドキ(^ ^)。蘭ちゃんは、「浮橋」でしずくちゃんの役、今回であいちゃんの役と、トップ娘役空位の月組でヒロイン格の役を歴任していますね。その蘭ちゃんの役には、二学年上の実力派、琴音さん。これは結構、蘭ちゃんにプレッシャーかも。
作品が全然見えてこないのですが、新公のキャストを観ただけでちょっとテンションがあがりました(*^ ^*)。
余談はこのくらいにして(?)、博多座公演「大江山花伝」。
ちょっと昨夜中途半端なところで終わってしまったので、まずはその続きから。
「その唐櫃、開けてはなりませぬ」
という声と共に、上手花道に登場するのは、行者・左近少輔の先触れ二人(蒼羽りく・星吹彩翔)。
二人が花道で座し、一行を出迎えに出ていた綱の部下(美月遥)が舞台に戻ったところで、濃い色の着物をまとった左近(大空)が登場。髪は後ろで束ねて、いかにもな行者装束。……しかーし、水色の袴の裾からは、黒地に金の文様がちらっと覗いてますが……良いのか?それは(^ ^;ゞ。
ここでは、綱の部下たちも正体には気がつかないんですね。流れる水がないと無理なのでしょうか?
りくちゃんの捧げる三方に載っていた鈴をさりげなく取って、櫃のある方へ向かう。
すり足で進みながら、りん、と鈴を鳴らしながら。
鈴が一色鳴るごとに、人々は眠りに落ちていく。
皆最初から膝をついている状態だから、寝るのも早い早い。意外にあっさりと眠りはじめる頼光さまがチャーミングです。四天王でいきなり寝るのは(鳳樹)いちくんの卜部だったかな?保昌は、主君(頼光)を守ろうという気概があるらしく、意外としぶといんですけど、でも、一顧だにされないままにいつの間にか眠ってしまうのがちょっと可哀相(汗)。
左近さんにとっては、持ちこたえていたのは綱だけなんでしょうね。必死で抵抗して、無理矢理立ち上がる綱に向かって、鈴を一振り。りん、と音が響いて、綱ががっくりと膝をつく。ここの、言葉も何もない“闘い”が、実は結構好きでした。
左近がそうやって綱を相手にしている間に、榊の枝を持って周りをぐるぐる回っていたりくちゃんとモンチが、他のメンバーに とどめをさす 最後の眠りを与えて回ります。
あやしげな笑みを口許に刷いて、すーっと歩き回る二人。初日頃は結構バタバタしていた印象もあったのですが、慣れというか、若い人は成長が早いというか。後半は気配も音もなく風のように動き回ってて凄かったなあ。
綱以下の全員がとりあえず倒れこんで起き上がれなくなると、三人は唐櫃の回りに集まって。
左近が春風に鈴を投げ、秋風が蓋を開けてくれた櫃の中から奪われた左手を取り出し、ナウオンでちーちゃん(蓮水ゆうや)がやってみせたポーズをとって、暗転。
あの場面、ちーちゃんが誉めていたとおり、効果音の入り方といい、暗転の前に一瞬赤いライトになるところとか、いかにも歌舞伎めいたキメ場面になっていて、迫力がありました。
演出として新味のあるものではありませんが、宝塚だと意外と珍しいかも。
左近さんはそのまま舞台奥のセット裏にはけて早替り。起き上がった綱たちが右往左往するのを、セットの上から見下ろして、勝利宣言をしてはけていく。
「GOGO5」で、樹里ちゃんが「一番好きな衣装(場面?)」と言っていた、黒地に金のおどろ紋(?)の着物。いかにも“ワルい”感じの企み笑顔といい、この翳の濃い作品の中で、ここだけ別人のようにイキイキとした茨木さんでした。
■第六場 綱、出立
下手に消えていった茨木を睨むように、空を睨んで「おのれ!」と独白する綱。
そのまま定位置に戻ると、場は頼光の館に戻ります。
四人の役割分担を決めて、命をくだす頼光さんが超絶格好良い♪
ここの4人の会話とか、最後にはけるときの小芝居でのいちくんについては以前書いたので……
えーっと。こんなところでしょうか。
なんだか今日は、余談の方が長かったような気がする(^ ^;;;ゞ
.
そっちを録画したらハードディスクが足りなくなって、「派遣のオスカル」は途中で終わってしまい、「GOGO5」の録画には失敗しましたが……まぁ、そういうこともあるさ。
いやー、テンション上がりました。
すみません、実際に舞台で観るのが、もんっのすっごく楽しみです(^ ^)。「時のすぎゆくままに」、本当に名曲だなあ。……舞台でもリックは歌うんでしょうか。ドキドキ。
しかし。
……小池さん、祐飛さんをメーク“アップ”できるヘアメークさんは相当にレアな存在なので、制作発表だろうとポスター撮影だろうと、本人にやらせたほうが良いと思いますよ……(泣)。
祐飛さんもすみ花ちゃんも、終了後の二人のトークの時の方がぜったい美形だ(↓)
…まぁ、舞台は心配いらないでしょうけれども…。
そして。月組の新人公演キャストが発表されましたね♪
アリステア 瀬奈 じゅん 明日海 りお
ムーア 霧矢 大夢 珠城 りょう
グラハム 未沙 のえる 宇月 颯
ジークムント 遼河 はるひ 紫門 ゆりや
ヴィクトール 桐生 園加 貴千 碧
ローレンス 青樹 泉 鳳月 杏
クリストファー 龍 真咲 煌月 爽矢
エスメラルダ 城咲 あい 蘭乃 はな
アイリーン 憧花 ゆりの 彩星 りおん
ヘレナ 羽桜 しずく 愛風 ゆめ
ポーリーン 蘭乃 はな 琴音 和葉
たくさん発表されたんでちと驚きました(汗)
みりおくん、今回は花組のまぁくん(朝夏まなと)みたいに敵役に回るのかなーと思いましたが、瀬奈さんの役でしたね。7年間の総仕上げ、悔いのないように楽しんでほしいです。
霧矢さんの役は、94期の珠城さん(@ @)。大抜擢ですが、ジュラも違和感なくやっていたから、そこそこ歌えるみたいだし、「二人の貴公子」でも良い芝居をしていたような気がするので、結構期待しています。
芝居巧者の未沙さんの役に宇月くん、あひちゃんの役にゆりやん、園加の役は当たり前のようにまんちゃん、もりえちゃんの役に杏ちゃん、というのは、ものすごく正しい配役のような気がします(^ ^)。そして、まさおの役をやる煌月さん、全然キャラが違うような気がするんですけど、デキる人なだけに、どんなふうに料理されるのか楽しみです(*^ ^*)。
娘役はちょっと意外?前回あいちゃんの役だった咲希あかねちゃんは、あーちゃん(花瀬みずか)の役あたりでしょうか。りおんが、先に名前が出るような役だったことがめちゃくちゃ嬉しいです。
愛風ゆめちゃん、「エリザベート」の侍女で一際目についた美少女ですが、ちゃんと芝居をするのを観るのが初めてなのでちょっとドキドキ(^ ^)。蘭ちゃんは、「浮橋」でしずくちゃんの役、今回であいちゃんの役と、トップ娘役空位の月組でヒロイン格の役を歴任していますね。その蘭ちゃんの役には、二学年上の実力派、琴音さん。これは結構、蘭ちゃんにプレッシャーかも。
作品が全然見えてこないのですが、新公のキャストを観ただけでちょっとテンションがあがりました(*^ ^*)。
余談はこのくらいにして(?)、博多座公演「大江山花伝」。
ちょっと昨夜中途半端なところで終わってしまったので、まずはその続きから。
「その唐櫃、開けてはなりませぬ」
という声と共に、上手花道に登場するのは、行者・左近少輔の先触れ二人(蒼羽りく・星吹彩翔)。
二人が花道で座し、一行を出迎えに出ていた綱の部下(美月遥)が舞台に戻ったところで、濃い色の着物をまとった左近(大空)が登場。髪は後ろで束ねて、いかにもな行者装束。……しかーし、水色の袴の裾からは、黒地に金の文様がちらっと覗いてますが……良いのか?それは(^ ^;ゞ。
ここでは、綱の部下たちも正体には気がつかないんですね。流れる水がないと無理なのでしょうか?
りくちゃんの捧げる三方に載っていた鈴をさりげなく取って、櫃のある方へ向かう。
すり足で進みながら、りん、と鈴を鳴らしながら。
鈴が一色鳴るごとに、人々は眠りに落ちていく。
皆最初から膝をついている状態だから、寝るのも早い早い。意外にあっさりと眠りはじめる頼光さまがチャーミングです。四天王でいきなり寝るのは(鳳樹)いちくんの卜部だったかな?保昌は、主君(頼光)を守ろうという気概があるらしく、意外としぶといんですけど、でも、一顧だにされないままにいつの間にか眠ってしまうのがちょっと可哀相(汗)。
左近さんにとっては、持ちこたえていたのは綱だけなんでしょうね。必死で抵抗して、無理矢理立ち上がる綱に向かって、鈴を一振り。りん、と音が響いて、綱ががっくりと膝をつく。ここの、言葉も何もない“闘い”が、実は結構好きでした。
左近がそうやって綱を相手にしている間に、榊の枝を持って周りをぐるぐる回っていたりくちゃんとモンチが、他のメンバーに
あやしげな笑みを口許に刷いて、すーっと歩き回る二人。初日頃は結構バタバタしていた印象もあったのですが、慣れというか、若い人は成長が早いというか。後半は気配も音もなく風のように動き回ってて凄かったなあ。
綱以下の全員がとりあえず倒れこんで起き上がれなくなると、三人は唐櫃の回りに集まって。
左近が春風に鈴を投げ、秋風が蓋を開けてくれた櫃の中から奪われた左手を取り出し、ナウオンでちーちゃん(蓮水ゆうや)がやってみせたポーズをとって、暗転。
あの場面、ちーちゃんが誉めていたとおり、効果音の入り方といい、暗転の前に一瞬赤いライトになるところとか、いかにも歌舞伎めいたキメ場面になっていて、迫力がありました。
演出として新味のあるものではありませんが、宝塚だと意外と珍しいかも。
左近さんはそのまま舞台奥のセット裏にはけて早替り。起き上がった綱たちが右往左往するのを、セットの上から見下ろして、勝利宣言をしてはけていく。
「GOGO5」で、樹里ちゃんが「一番好きな衣装(場面?)」と言っていた、黒地に金のおどろ紋(?)の着物。いかにも“ワルい”感じの企み笑顔といい、この翳の濃い作品の中で、ここだけ別人のようにイキイキとした茨木さんでした。
■第六場 綱、出立
下手に消えていった茨木を睨むように、空を睨んで「おのれ!」と独白する綱。
そのまま定位置に戻ると、場は頼光の館に戻ります。
四人の役割分担を決めて、命をくだす頼光さんが超絶格好良い♪
ここの4人の会話とか、最後にはけるときの小芝居でのいちくんについては以前書いたので……
えーっと。こんなところでしょうか。
なんだか今日は、余談の方が長かったような気がする(^ ^;;;ゞ
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コメント
公演を思い出しながら楽しく読ませていただいてます。
めからうろこなこともたくさんあって(あんなに観たのに…がっくり)大変ためになります。
この場面いいですよね。特に左近が取り返した腕を持って塀の後ろにはけた後、部下ふたりが正面に進み出て一瞬きめるのが、かっこよくて好きでした。
で、服を替えても女の髪型のままのふたりがツボでした♪(時間の都合だとはわかってますが、ふたりとも可愛過ぎ)
左近が綱に鈴を振るのは、
異変に気づいた綱が立ち上がり、それを無礼だと叱責するように左近が鈴を振り、恐縮した綱が膝をついて姿勢をただす…みたいに解釈してました。
周り中が目を眩まされてるのに、綱だけ効きが弱いから「剛の者」なのかと(んなあほな…)
いやはや無知ってコワイですな(汗)。
先は長そうですけど地道に続けてくださると嬉しいです。
秋風の身にしみるこの頃ですが、どうかお風邪など召されませぬよう。
春風、秋風のさりげない動きは、どんどん格好良くなりましたよねー。ほんと、若いっていいなあ。
あの、すみません、綱と左近の仕草の意味は私も実はよく判っていないので、Culさまの方が正解かもしれません(滝汗)なんだかいつも適当で、申し訳ないです。
先はかなり長くなりそうですが、気長に読んでいただけるととても嬉しいです♪
秋風が身にしみる、といわれて、モンチが何かしたっけ、そういやもうすぐ某DS…なぞと反射的に思う自分にちょっと驚きました(^ ^)。Cul様こそ、お身体を大切に!私は今現在思いっきり風邪をひいているので、なるはやで治したいと思っております……(T T)。