宙組博多座公演より、「Apasionado!!2」がまだ続いてます。(今夜終わる予定)
■第五夜(熱望)
萬さん&組長・副組長さんの「シボネ」が終わると、奥の紗幕が開いて、舞台中央に固まっている7人の戦士たちにスポット。
祐飛さんをセンターに、両側にまさこちゃん(十輝いりす)と(鳳翔)大くん、上手側にちーちゃん(蓮水ゆうや)と(鳳樹)いちくん、下手側は(蒼羽)りくくんと松風輝くん。
3組に別れて順番に踊る振りが少しあって、祐飛さん(オンラド)のソロに。
この場面全体が(ラグリマの前まで)完全な新場面なわけですが。
音楽はほとんど月組で使った音楽のヴァリエーションで、完全な新曲は最初のオンラドのソロのみ。でも、このソロがまた良い曲なんですよ。祐飛さんのかすれた色っぽい声に良く合ってる。
青木朝子さんの音楽もKAZUMI-BOYさんの振り付けもとても好きなので、新場面をこのお二人に担当いただけたのは、とても幸運なことだなあと思います。ええ。なんだかすごく幸せ(*^ ^*)。
やっぱり、祐飛さんはショースターとしては色々弱い分、芝居で惹きつける人なので、芝居仕立ての場面をつないだショーが、もの凄く楽しいです。はい。
♪あのぬくもりも 熱いくちづけも
♪今はただ幻に変わるのか
と歌う祐飛さんが、誰よりも幻のようで。
そして、戦士たちが守ろうとした「♪遥か彼方の愛しき命」の象徴、すみ花ちゃんアマブレの伸びやかな“生命”のダンスと、二人の魂の邂逅。
それを斬り裂こうとするかのように鳴り響く、重たいドラムの響き。
祐飛さんのソロが終わった後の、ソルジャーたちのダンス場面での音楽は、月組で使われたものとほぼ同じだと思います。途中ですみ花ちゃんが踊るところも、月組では最初の“幸せな恋人たちのいる風景”で流れていた音楽とほぼ同じ……だと思う。たぶん。
同じ音楽を使っているのに、順序を変えて全く違うコンセプトの場面にしっかりと嵌めこんで、違和感もないところが凄いなあ(^ ^)。
祐飛さんの軍服は、ちょっと階級章っぽいものがついていたりしたような気がします。…夢かもしれません。斜めに被った小さな帽子と髪型があまりにも似合いすぎで、衣装まで目が届かなかったんだもん(^ ^;ゞあれだけ派手に踊るのに、びくともしない帽子が可愛い(汗)。
まさこちゃんの衣装は、カーキ色の上衣に迷彩のパンツ。大くんは全身迷彩で、ちーちゃんは上下カーキ色の軍服だった、ような気がします。いちくん、りくくん、松風さんはどうだったかな……。
ああ、やっぱりKAZUMI-BOYさんの振り付けは格好良いわ(*^ ^*)みんな良いダンサーなんですけど、やっぱり銃の構え方は祐飛さんが一味違う気がします。こういうのは経験値が出るものなんでしょうね。なんたって、9年前の博多座で既に一人前の戦士だったからなあ……(苦笑)。
りくくんは、若いせいか、なんとなく動きも元気が良すぎてあまり悲愴感を感じないのですが、動きがとにかく綺麗なのでつい目がいきます。スタイル良いなあ(*^ ^*)。
撃たれ方は、皆さんなかなか工夫していらっしゃいました(←振り付け?)個人的に、大くんの倒れ方が好み。いや、だから何?って話ですが(^ ^;
まさこちゃん以下の全員が撃たれて斃れ、祐飛さん一人が舞台前面にふらふらしながらも立っているときの集中力というか、客席を巻き込むテンションにちょっと驚きます。こういうパワーのある人だということに、あらためて気づいてみたりして。……なんだか、だんだん痛いファンになりつつあるような気がする。
舞台奥で斃れているひとびとを隠すように紗幕が降りてきて、その前に倒れ伏すオンラド。
何かを求めるかのように、あるいは何かを遠くへ飛ばそうとしているかのように、背をそらし、腕をまっすぐ上に伸ばして指先を開くオンラド。微かに震える手首がすごく綺麗。
力尽きたように、小さくちいさく丸まってセリ下がっていくオンラド。遠く見送るかのように、上手袖からみっちゃんが、下手袖からアリスちゃんが登場。ここからの構成は、ほぼ月組版と同じなんですが、アリスちゃんのソロフレーズが増えているので、場面全体は少し長くなっているのかも(?)
月組ではきりやんが力強く歌った再生の歌は、宙組ではみっちゃんとアリスちゃんでワンフレーズづつ。みっちゃんの声は、本当に癒し系ですね。柔らかく伸びて空気に溶ける、拡がりのある優しい声。アリスちゃんの声もいいです。もともとこういう歌の方が向いてる声質ですよね。みっちゃんの声との相性も良くて、祈りのある歌でした。
月組版で、卒業するちわわ(涼城まりな)と朝桐紫乃ちゃんが踊ったリフトは、愛花ちさきちゃんと珠洲春希さん。あれは二人の卒業記念だったんだから、無しでもいいのに、と思ってしまいました。しのちゃんとちわわは、サイズも随分違うせいか(?)軽々とした素晴らしいリフトだったけど、宙のお二人は背もそんなに違わないし、安定感に欠ける気がする(T T)。
そもそもこの場面にこのリフトがそんなに必要だったのか?と思ってしまいました。やはり、女性同士での肩より高いリフトは危険なので、見せ場として意識して創る場合以外は必要ないと思うんですよね…。月組の二人は卒業記念という思い入れがあったけど、今回はそれもないし。
月組版をご覧になっていない方は、どう思われたのでしょうか…?。
紗幕が上がって、中階段でポーズを取る祐飛さんとすみ花ちゃん。
祐飛さんの衣装は、月組の麻子さんのと同じ?(←すみません。白銀だったことしか覚えていない/汗)。すみ花ちゃんの衣装は、去年の雪組公演「ミロワール」の「NIGHT&DAY」でとなみちゃんが着ていた衣装ですよね?(ちょうど同じ時期にCSで全国ツアー映像が流れていたので気がつきました)。ずいぶんスタイルが違うのに、宝塚の衣装部さんって本当に凄いなあ、とあらためて思いました(今更)。
穏やかな微笑みを浮かべて組子たちを、そして、すみ花ちゃんを見凝める祐飛さん。この暑苦しいほど熱いショーの中で、一番きれいな、優しい表情だったと思います。踊り狂う組子たちの間を縫うように歩きながら、嬉しそうにすみ花ちゃんと見つめあい、組子たちと目線を交わして。
目には見えない糸が、少しづつ紡がれて、張り巡らされていくような。博多座公演という織物が、すこしづつすこしづつ、カタチになっていくのが見えるかのようでした。
ああ、「RED HOT SEA」のフィナーレ前の白の群舞も好きだったけど、この場面も凄く好き♪
■第七夜(熱狂~アパシオナート)
開放感のある華やかさで場面が終わり、上から金色の帯幕が落ちてくる。
一瞬の暗転の後、いつの間にか舞台上に登場している三神。そのまま上手袖からカンタオル(まさこ、大、ちー)が登場。ここの音楽は月組版と同じだと思っていたのですが、友人から違う曲だと教えてもらいました(^ ^;ゞ。……ああ、月組版、早くCSで流れないかなあ(←DVDを買いなさい)
月組のときはお気に入りの下級生が軒並み出ていたせいで注意力散漫になっていたらしく、ほとんど何も覚えていないのですが。今回は三人しかいないので、じっくり観ました♪ いやー、三人ともカッコいいなあ~(惚)。
紗幕があがると、いきなりロケットが登場する宙組版。先頭に立って階段を降りてくるりくくんのスタイルには、観るたびに瞠目します。なにあの脚(@ @)と、思わず二度見してしまう凄み。
宙組下級生は、スタイルの良い人が多いですねえ(幸)。
途中で三人で踊るいち・りく・モンチ(星吹彩翔)が、三人とも驚愕のスタイルだし。その前に、カスタネットの音に合わせて座っているメンバーの間をしゃなりしゃなりと歩いてくる6人が全員凄い、ってのも珍しい。
ロケットに入っていないカンタオルの三人もかなりのものだし、まあ、眼福な組だこと(嬉)。
個人的に、澄輝さやとさんのスタイルと美貌にはかなり本気で見惚れました。ああ、これでもう少し台詞が喋れれば、言うことないのになあ……(涙)。そして、雅桜歌ちゃんがやっぱり好きらしい。どうしてこうも彼女に目が行くんでしょうね。ロケットも超可愛いです。男役最上級生でその可愛らしさは、、、良いのか?本当に?
ロケットが極まると、階段にスタンバイした祐飛さん+お姉さま方にスポット。
あいちゃんポジに入っているアリスちゃん、初日と比べてもまるっきり別人みたいに磨かれて、綺麗になったような気がします。ぶんちゃん(絵麻緒ゆう)と組んで、突然しっとりと可愛くなった紺野まひるちゃんみたいだなあ…。
5人の美女たちをとっかえひっかえ、ちょっとづつ絡む振り。こういうのってショーでは良く見るシーンですし、このショーだけでも花たちとここと二箇所もあるし、あまりなんとも思っていなかったのですが。
今回あらためて、こういうのはトップスターの特権的シーンなんだなあ、ということに気づきました。祐飛さんがこういうシーンの真ん中にいるのが、すごく不思議な気持ち。
女たちと踊っている間に、階段の上に勢ぞろいする黒燕尾の男役たち。
客席に背を向けて階段を一歩づつ昇り、三角形の頂点にぴったりと嵌る祐飛さん。
ナウオンで言っていたのは、この場面ですよね。
いやあ、本当に良い場面ですよね。何度見ても本当に飽きないというか。
幸せで、幸せで。
すっしーさんはじめ、出演している組子の男役全員、19人の心が一つにまとまった黒燕尾。
団体競技に強いといわれ続けた宙組の、面目躍如というところでしょうか。
上手席ではすっしーさん、下手席では珠洲さんに釘付けになりがちなので、要注意。
いやー、黒燕尾って本当に経験値がものを言いますよね(感心)。元々ダンサーのすっしーさんや珠洲さんが、この学年まで磨き続けてきたラインの美しさは、本当に眼福です。いくらスタイルが良くても、下級生にはなかなか得られない類の美しさ。
決してダンスが得意とは言えない祐飛さんも、積み上げてきたものは誰にも負けないんだな、と、そんなことをあらためて実感したりします。
そして、黒燕尾が終わると、次も新場面。
みっちゃんのソロで始まる、トップコンビデュエット。
ここのみっちゃんのソロも好き。「♪大空を熱く染め上げる」とゆー、藤井さんの確信犯的歌詞も素敵(^ ^;。リベルタンゴに似たコードをカウンターメロディっぽく使った音楽も、凄くカッコいい。
ここは最初から最後まで新曲…なんですよね?麻子さんのソロダンスのところと同じ曲かと思っていたのですが、そもそもあれはタンゴじゃなかったような気がするし。
御織ゆみ乃さんの振付は情熱的で色っぽい。猫的には、もっともっと二人でしっかりホールドして踊って欲しいのですが、、、難しいのかなあ、あれは。
祐飛さんとすみ花ちゃんは、お互いにちょっと意地っ張りなところがあるけど、実はめろめろに惚れ合った恋人同士……ってところでしょうか。
こっそり台詞を宛てたくなったくらい、芝居がかったデュエットダンス。
どちらかというとすみ花ちゃんがツンデレ(照れ屋?)で、祐飛さんが軽く肩をすくめながら包容力を見せる、みたいなイメージみたいでしたね。いや、理屈をこねなくても本当にお似合いすぎるくらいお似合いの二人。いいですよねえ、こういうのも(デレデレ)。
ナウオンやトークショーではあんなに可愛らしくてふにゃふにゃしたすみ花ちゃんが、こういう場ではきちんと大人っぽく、凛と立っていることに感心します。黒塗りで少し吊り眼気味のメークに、シンプルなデザインのピンクのドレスがとても似合ってる。
顔は可愛らしいのにスタイルは意外と肉感的で、そのアンバランスさが凄く魅力的。
いつまで組めるか解りませんが、どうぞ、どうぞうちのひねくれデビルをよろしくお願いしますね。
デュエットが終わると、アリスちゃんのエトワールでパレードが始まる。
月組では研ルイスさんがメインで、すずな(憧花ゆりの)と羽咲まなちゃんがコーラスをつける形だったエトワールですが、宙組はアリスちゃん一人。響きの豊かな美しい声で、とてもいいエトワールでした。
階段上には、りくくん以下の下級生が8人。やっと全員見分けがつくようになりました(はぁと)。みんな可愛い。
大くんとちーちゃんが降りて、十輝くんが降りて、みっちゃんが降りて、すみ花ちゃんが降りて。
そして、祐飛さんが段上に登場。
……私は昔から、羽のサイズに関しては何の感慨もない人なのですが。
パレードの一番最後に登場して、階段の中腹で立ち止まって歌いながら組子たちを見る祐飛さんの幸せそうな笑顔と、視線を交わして嬉しそうに迎えてくれる皆の笑顔が。
どんな羽よりも、私を幸せにしてくれます。
初日はまだ、段取りどおりに本舞台に目を向けただけだった祐飛さんが、本当に組子たちを一人一人見てるなあ、と思った二週間後。
初日はまだ、段取りどおりに階段の上を見てるだけだった組子たち。中には祐飛さんが動いても目線が動かない子がいたりしたのに、二週間後には、はっきりと祐飛さんを見凝めて、祐飛さんに微笑んでくれている。
それがどんなに、嬉しいことか。
上手花道のつけねで、歩いてくるパレードメンバーを待つ雅桜歌ちゃんたちの、くしゃっとした笑顔。
本舞台に戻る祐飛さんを、下手に並んでしゃんしゃんを持った宙っ子たちの目が追いかけている、それが、どんなに幸せなことか。
……ありがとう。
本当に、ありがとう。みんな、大好きです(*^ ^*)。
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■第五夜(熱望)
萬さん&組長・副組長さんの「シボネ」が終わると、奥の紗幕が開いて、舞台中央に固まっている7人の戦士たちにスポット。
祐飛さんをセンターに、両側にまさこちゃん(十輝いりす)と(鳳翔)大くん、上手側にちーちゃん(蓮水ゆうや)と(鳳樹)いちくん、下手側は(蒼羽)りくくんと松風輝くん。
3組に別れて順番に踊る振りが少しあって、祐飛さん(オンラド)のソロに。
この場面全体が(ラグリマの前まで)完全な新場面なわけですが。
音楽はほとんど月組で使った音楽のヴァリエーションで、完全な新曲は最初のオンラドのソロのみ。でも、このソロがまた良い曲なんですよ。祐飛さんのかすれた色っぽい声に良く合ってる。
青木朝子さんの音楽もKAZUMI-BOYさんの振り付けもとても好きなので、新場面をこのお二人に担当いただけたのは、とても幸運なことだなあと思います。ええ。なんだかすごく幸せ(*^ ^*)。
やっぱり、祐飛さんはショースターとしては色々弱い分、芝居で惹きつける人なので、芝居仕立ての場面をつないだショーが、もの凄く楽しいです。はい。
♪あのぬくもりも 熱いくちづけも
♪今はただ幻に変わるのか
と歌う祐飛さんが、誰よりも幻のようで。
そして、戦士たちが守ろうとした「♪遥か彼方の愛しき命」の象徴、すみ花ちゃんアマブレの伸びやかな“生命”のダンスと、二人の魂の邂逅。
それを斬り裂こうとするかのように鳴り響く、重たいドラムの響き。
祐飛さんのソロが終わった後の、ソルジャーたちのダンス場面での音楽は、月組で使われたものとほぼ同じだと思います。途中ですみ花ちゃんが踊るところも、月組では最初の“幸せな恋人たちのいる風景”で流れていた音楽とほぼ同じ……だと思う。たぶん。
同じ音楽を使っているのに、順序を変えて全く違うコンセプトの場面にしっかりと嵌めこんで、違和感もないところが凄いなあ(^ ^)。
祐飛さんの軍服は、ちょっと階級章っぽいものがついていたりしたような気がします。…夢かもしれません。斜めに被った小さな帽子と髪型があまりにも似合いすぎで、衣装まで目が届かなかったんだもん(^ ^;ゞあれだけ派手に踊るのに、びくともしない帽子が可愛い(汗)。
まさこちゃんの衣装は、カーキ色の上衣に迷彩のパンツ。大くんは全身迷彩で、ちーちゃんは上下カーキ色の軍服だった、ような気がします。いちくん、りくくん、松風さんはどうだったかな……。
ああ、やっぱりKAZUMI-BOYさんの振り付けは格好良いわ(*^ ^*)みんな良いダンサーなんですけど、やっぱり銃の構え方は祐飛さんが一味違う気がします。こういうのは経験値が出るものなんでしょうね。なんたって、9年前の博多座で既に一人前の戦士だったからなあ……(苦笑)。
りくくんは、若いせいか、なんとなく動きも元気が良すぎてあまり悲愴感を感じないのですが、動きがとにかく綺麗なのでつい目がいきます。スタイル良いなあ(*^ ^*)。
撃たれ方は、皆さんなかなか工夫していらっしゃいました(←振り付け?)個人的に、大くんの倒れ方が好み。いや、だから何?って話ですが(^ ^;
まさこちゃん以下の全員が撃たれて斃れ、祐飛さん一人が舞台前面にふらふらしながらも立っているときの集中力というか、客席を巻き込むテンションにちょっと驚きます。こういうパワーのある人だということに、あらためて気づいてみたりして。……なんだか、だんだん痛いファンになりつつあるような気がする。
舞台奥で斃れているひとびとを隠すように紗幕が降りてきて、その前に倒れ伏すオンラド。
何かを求めるかのように、あるいは何かを遠くへ飛ばそうとしているかのように、背をそらし、腕をまっすぐ上に伸ばして指先を開くオンラド。微かに震える手首がすごく綺麗。
力尽きたように、小さくちいさく丸まってセリ下がっていくオンラド。遠く見送るかのように、上手袖からみっちゃんが、下手袖からアリスちゃんが登場。ここからの構成は、ほぼ月組版と同じなんですが、アリスちゃんのソロフレーズが増えているので、場面全体は少し長くなっているのかも(?)
月組ではきりやんが力強く歌った再生の歌は、宙組ではみっちゃんとアリスちゃんでワンフレーズづつ。みっちゃんの声は、本当に癒し系ですね。柔らかく伸びて空気に溶ける、拡がりのある優しい声。アリスちゃんの声もいいです。もともとこういう歌の方が向いてる声質ですよね。みっちゃんの声との相性も良くて、祈りのある歌でした。
月組版で、卒業するちわわ(涼城まりな)と朝桐紫乃ちゃんが踊ったリフトは、愛花ちさきちゃんと珠洲春希さん。あれは二人の卒業記念だったんだから、無しでもいいのに、と思ってしまいました。しのちゃんとちわわは、サイズも随分違うせいか(?)軽々とした素晴らしいリフトだったけど、宙のお二人は背もそんなに違わないし、安定感に欠ける気がする(T T)。
そもそもこの場面にこのリフトがそんなに必要だったのか?と思ってしまいました。やはり、女性同士での肩より高いリフトは危険なので、見せ場として意識して創る場合以外は必要ないと思うんですよね…。月組の二人は卒業記念という思い入れがあったけど、今回はそれもないし。
月組版をご覧になっていない方は、どう思われたのでしょうか…?。
紗幕が上がって、中階段でポーズを取る祐飛さんとすみ花ちゃん。
祐飛さんの衣装は、月組の麻子さんのと同じ?(←すみません。白銀だったことしか覚えていない/汗)。すみ花ちゃんの衣装は、去年の雪組公演「ミロワール」の「NIGHT&DAY」でとなみちゃんが着ていた衣装ですよね?(ちょうど同じ時期にCSで全国ツアー映像が流れていたので気がつきました)。ずいぶんスタイルが違うのに、宝塚の衣装部さんって本当に凄いなあ、とあらためて思いました(今更)。
穏やかな微笑みを浮かべて組子たちを、そして、すみ花ちゃんを見凝める祐飛さん。この暑苦しいほど熱いショーの中で、一番きれいな、優しい表情だったと思います。踊り狂う組子たちの間を縫うように歩きながら、嬉しそうにすみ花ちゃんと見つめあい、組子たちと目線を交わして。
目には見えない糸が、少しづつ紡がれて、張り巡らされていくような。博多座公演という織物が、すこしづつすこしづつ、カタチになっていくのが見えるかのようでした。
ああ、「RED HOT SEA」のフィナーレ前の白の群舞も好きだったけど、この場面も凄く好き♪
■第七夜(熱狂~アパシオナート)
開放感のある華やかさで場面が終わり、上から金色の帯幕が落ちてくる。
一瞬の暗転の後、いつの間にか舞台上に登場している三神。そのまま上手袖からカンタオル(まさこ、大、ちー)が登場。ここの音楽は月組版と同じだと思っていたのですが、友人から違う曲だと教えてもらいました(^ ^;ゞ。……ああ、月組版、早くCSで流れないかなあ(←DVDを買いなさい)
月組のときはお気に入りの下級生が軒並み出ていたせいで注意力散漫になっていたらしく、ほとんど何も覚えていないのですが。今回は三人しかいないので、じっくり観ました♪ いやー、三人ともカッコいいなあ~(惚)。
紗幕があがると、いきなりロケットが登場する宙組版。先頭に立って階段を降りてくるりくくんのスタイルには、観るたびに瞠目します。なにあの脚(@ @)と、思わず二度見してしまう凄み。
宙組下級生は、スタイルの良い人が多いですねえ(幸)。
途中で三人で踊るいち・りく・モンチ(星吹彩翔)が、三人とも驚愕のスタイルだし。その前に、カスタネットの音に合わせて座っているメンバーの間をしゃなりしゃなりと歩いてくる6人が全員凄い、ってのも珍しい。
ロケットに入っていないカンタオルの三人もかなりのものだし、まあ、眼福な組だこと(嬉)。
個人的に、澄輝さやとさんのスタイルと美貌にはかなり本気で見惚れました。ああ、これでもう少し台詞が喋れれば、言うことないのになあ……(涙)。そして、雅桜歌ちゃんがやっぱり好きらしい。どうしてこうも彼女に目が行くんでしょうね。ロケットも超可愛いです。男役最上級生でその可愛らしさは、、、良いのか?本当に?
ロケットが極まると、階段にスタンバイした祐飛さん+お姉さま方にスポット。
あいちゃんポジに入っているアリスちゃん、初日と比べてもまるっきり別人みたいに磨かれて、綺麗になったような気がします。ぶんちゃん(絵麻緒ゆう)と組んで、突然しっとりと可愛くなった紺野まひるちゃんみたいだなあ…。
5人の美女たちをとっかえひっかえ、ちょっとづつ絡む振り。こういうのってショーでは良く見るシーンですし、このショーだけでも花たちとここと二箇所もあるし、あまりなんとも思っていなかったのですが。
今回あらためて、こういうのはトップスターの特権的シーンなんだなあ、ということに気づきました。祐飛さんがこういうシーンの真ん中にいるのが、すごく不思議な気持ち。
女たちと踊っている間に、階段の上に勢ぞろいする黒燕尾の男役たち。
客席に背を向けて階段を一歩づつ昇り、三角形の頂点にぴったりと嵌る祐飛さん。
ナウオンで言っていたのは、この場面ですよね。
いやあ、本当に良い場面ですよね。何度見ても本当に飽きないというか。
幸せで、幸せで。
すっしーさんはじめ、出演している組子の男役全員、19人の心が一つにまとまった黒燕尾。
団体競技に強いといわれ続けた宙組の、面目躍如というところでしょうか。
上手席ではすっしーさん、下手席では珠洲さんに釘付けになりがちなので、要注意。
いやー、黒燕尾って本当に経験値がものを言いますよね(感心)。元々ダンサーのすっしーさんや珠洲さんが、この学年まで磨き続けてきたラインの美しさは、本当に眼福です。いくらスタイルが良くても、下級生にはなかなか得られない類の美しさ。
決してダンスが得意とは言えない祐飛さんも、積み上げてきたものは誰にも負けないんだな、と、そんなことをあらためて実感したりします。
そして、黒燕尾が終わると、次も新場面。
みっちゃんのソロで始まる、トップコンビデュエット。
ここのみっちゃんのソロも好き。「♪大空を熱く染め上げる」とゆー、藤井さんの確信犯的歌詞も素敵(^ ^;。リベルタンゴに似たコードをカウンターメロディっぽく使った音楽も、凄くカッコいい。
ここは最初から最後まで新曲…なんですよね?麻子さんのソロダンスのところと同じ曲かと思っていたのですが、そもそもあれはタンゴじゃなかったような気がするし。
御織ゆみ乃さんの振付は情熱的で色っぽい。猫的には、もっともっと二人でしっかりホールドして踊って欲しいのですが、、、難しいのかなあ、あれは。
祐飛さんとすみ花ちゃんは、お互いにちょっと意地っ張りなところがあるけど、実はめろめろに惚れ合った恋人同士……ってところでしょうか。
こっそり台詞を宛てたくなったくらい、芝居がかったデュエットダンス。
どちらかというとすみ花ちゃんがツンデレ(照れ屋?)で、祐飛さんが軽く肩をすくめながら包容力を見せる、みたいなイメージみたいでしたね。いや、理屈をこねなくても本当にお似合いすぎるくらいお似合いの二人。いいですよねえ、こういうのも(デレデレ)。
ナウオンやトークショーではあんなに可愛らしくてふにゃふにゃしたすみ花ちゃんが、こういう場ではきちんと大人っぽく、凛と立っていることに感心します。黒塗りで少し吊り眼気味のメークに、シンプルなデザインのピンクのドレスがとても似合ってる。
顔は可愛らしいのにスタイルは意外と肉感的で、そのアンバランスさが凄く魅力的。
いつまで組めるか解りませんが、どうぞ、どうぞうちのひねくれデビルをよろしくお願いしますね。
デュエットが終わると、アリスちゃんのエトワールでパレードが始まる。
月組では研ルイスさんがメインで、すずな(憧花ゆりの)と羽咲まなちゃんがコーラスをつける形だったエトワールですが、宙組はアリスちゃん一人。響きの豊かな美しい声で、とてもいいエトワールでした。
階段上には、りくくん以下の下級生が8人。やっと全員見分けがつくようになりました(はぁと)。みんな可愛い。
大くんとちーちゃんが降りて、十輝くんが降りて、みっちゃんが降りて、すみ花ちゃんが降りて。
そして、祐飛さんが段上に登場。
……私は昔から、羽のサイズに関しては何の感慨もない人なのですが。
パレードの一番最後に登場して、階段の中腹で立ち止まって歌いながら組子たちを見る祐飛さんの幸せそうな笑顔と、視線を交わして嬉しそうに迎えてくれる皆の笑顔が。
どんな羽よりも、私を幸せにしてくれます。
初日はまだ、段取りどおりに本舞台に目を向けただけだった祐飛さんが、本当に組子たちを一人一人見てるなあ、と思った二週間後。
初日はまだ、段取りどおりに階段の上を見てるだけだった組子たち。中には祐飛さんが動いても目線が動かない子がいたりしたのに、二週間後には、はっきりと祐飛さんを見凝めて、祐飛さんに微笑んでくれている。
それがどんなに、嬉しいことか。
上手花道のつけねで、歩いてくるパレードメンバーを待つ雅桜歌ちゃんたちの、くしゃっとした笑顔。
本舞台に戻る祐飛さんを、下手に並んでしゃんしゃんを持った宙っ子たちの目が追いかけている、それが、どんなに幸せなことか。
……ありがとう。
本当に、ありがとう。みんな、大好きです(*^ ^*)。
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コメント
楽しみ倍増です♪
おまけに大体の下級生の位置もわかってみれると思うだけで
PCの画面見ながらニヤニヤする怪しい私です。
雪組の芝居もショーも(新公の後だし)さらに盛り上ってきたらしいです。
お陰様で明日からのぐるぐるツアーは「宝塚ファン」としては
得るものが大きいなと自分でも思っています。
千秋楽は客席でお目にかかりましょう♪
きっと泣いてると思うので、あまり顔は気にせずに宜しく!
まず、ダントツで大空さん!かっこよすぎます!!オーラがあってキラキラしててトップのオーラびんびんで!茨木童子がとってもとっても素敵でした!!
あとは、花影さん。確かに目立つ役どころが多いのもありますが、「あ、胡蝶の方だ!」といつもどこにいてもその華やかさと美しい声が心に残ってます!
最後に妃宮さん!実は高校の1個上の先輩で、今回誘われていったとき「あー宙組みだったらもしかしたら・・・。」と思っていたらソロもしていらっしゃったのでがんばっているんだな!と感涙!!学校では、可愛くて有名でした!!スポーツもしていて、勉強も出来る方だったので本当に何でも出来るなぁ・・・と感心していました。でも、ここのブログをみるまでは、どれ?どこ??だったのですが、みてから、ああ!あの鬼さんか!ああ、あのソロか!!と思い返しています。
ではではまた。本当にありがとうございます!
遠征前の忙しいときに、読んでくださりありがとうございます♪
雪組さんも面白そうですよね(^ ^)。早く東宝にこないかしらっ。CSの新公映像を観て、あと「楽屋きらきらタイム」の可愛子ちゃんたちに萌えて、俄然観たくなっています。やっぱり行けば良かったかも……。
しかーし、私はおとなしく、博多でお会いできるのを楽しみに、お待ちしております(^ ^)。
そして、大空さんのことを気に入っていただけたみたいでとても嬉しいです(^ ^)。またぜひ、大劇場にも足をお運びくださいね♪♪(←売り込み中)
そして、アリスちゃん。素敵ですよねーーーっ♪ 目立つ容姿で覚えやすいんですけど、ああ見えて今までは“妹キャラ”って言われていたんですよ(^ ^)。今回は凄くけなげで素敵な女性で、ファンが一気に増えたんじゃないかなーと思います。
もっともっと、いろんな“意外な一面”を観てみたい気がします。
そして、さくらちゃん!ああ、そうだったんですねー。地元の方だと、そういうことがあるんですね。
>学校では、可愛くて有名でした!!
そうでしょうねえ(^ ^)本当に可愛いですものね!
勉強も出来る方だったのに、宝塚に入ってくださってありがとう!!という気持ちでいっぱいです。そう、あの可愛い鬼娘さんで、あの白い帽子のアクトリスですよ★
ショーでは、ヴァレンティノ以外は目立つ場面は無かったですけど、プロローグもラグリマも、たしか下手側の前列か二列目でキビキビと踊っていらっしゃったし、スタイルが良いのでロケットは必見(^ ^)。最後のご挨拶もにっこにこで、本当に可愛いです♪♪
きっとさくらちゃんも、咲夜さんが観にいらっしゃったと知ったら嬉しいんじゃないでしょうか?大劇場では、お会いできると嬉しいです(はぁと)