赤坂ACTシアターにて、「RENT」ツアー版を観劇して参りました。



ブロードウェイ オリジナルキャストのアンソニー・ラップ(マーク役)、アダム・パスカル(ロジャー役)の2トップが揃った、ドリームツアー。

一言で言うなら、
まさしく「RENT HEADSたちの祭典」でした。



いやー。
開幕前の、ミュージシャンが出て来た瞬間に沸き起こった拍手とか。
ミュージカルナンバーすべてがショーストップだったりとか。

…なんかもう、ホントにお祭りだった(汗)。




私もそれなりにRENT HEADで、今回のツアーはホントに楽しみにしていて。
博多座とかぶってさえいなければ、何回でも通いたいと思っていたのに。
…そんな私でも、あやうく置いていかれてしまいそうな、熱い熱い客席でした。




アンソニーは、何年か前にRENTコンサートのために来日したときに観ているのですが。
さすがに、 本気で役作りしてマークとして舞台に立つと、まるっきり別人ですね。あのときは、あくまで“アンソニー・ラップ”だったんだなあ。
いやはや、本当に素晴らしかった!


アダムは、ディズニーミュージカル「アイーダ」のラダメス役(オリジナルキャスト)を観ているのですが、音域の広い美声は相変わらずで素晴らしかった!個人的には、アダム自身にはロジャーよりラダメスの方がキャラが合っていると思っているんですが。…先に観たせいでしょうか。





セットや演出はオリジナルのまま。劇場に入った瞬間、すごい懐かしさを感じました。先年クリエで上演したときは、新演出でしたから。

私はどちらの演出も同じくらい好きですけど、やっぱり、あのワイヤーのセットにクリスマスの灯が点るところとか、オリジナルのセットの素晴らしさってあるんですよ。



…新演出で、コリンズが「I’ll Cover You」リプライズを歌う後ろで、エンジェルがゆっくりと階段をあがっていく演出は凄く好きだったなあ……(T_T)(オリジナルでは、舞台の後ろを上手袖にハケていくだけ)



今回の公演は、正直なところ、大半の客がアンソニーとアダム目当てで、他のキャストはあまり気にしてなかったと思うのですが、どちらかというと、女性陣のレベルが高くて印象に残りました。

中でも、ミミ役のレクシー・ローソンが素晴らしく美人で、体つきも色っぽいのに、完璧な“少女”で(*^_^*)。
ひたむきで不安げで、守ってあげたくなるような、すごく好きなミミだった(はぁと)



モーリーンは派手な美人でスタイル抜群、ジョアンナは美人じゃないけど地に足のついた理知的なタイプで、かなりいいコンビ。


アンサンブルの女性陣も、「Seasons of Love」のソリストをはじめ、皆さん素敵でした♪
「Seasons of Love」のソリストが、ちゃんとゴスペルシンガーだったのは嬉しかったなあ♪そうこなくっちゃ!!という感じでした。
あと、アレクシー役が日本人(高良結香)だったのですが、凄く小柄で可愛らしいので、浮浪者役のときはどう見ても“浮浪児”で(汗)。
そういう狙いか?と思うほど、ガブローシュそのものでした。

本国では「コーラスライン」のメインに入っていた(←コニー?)のに、わざわざオーディションを受けてこちらのアンサンブルに入った以上、相当なRENT HEADSなんでしょうし、実際アレクシーの芝居はもの凄く良かったのですが……

…ライフ・カフェの場面のビキニみたいな衣装とか、もうちょっとなんとかならなかったのか、と問いたい……。




男性陣は、よくも悪くもアンソニーとアダムが圧倒的すぎて、ベニーがかろうじて対抗(年の功?)、コリンズとエンジェルは勝負にならない、という印象f^_^;
これから、公演回数を重ねて、変わっていくのでしょうね。ああ、やっぱりもう一回観たいなあ…(↓)。






…なにはともあれ。

アンソニー・ラップのマーク・コーエンを生で観ることができた幸せ、を、

この胸に抱きしめて。



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