博多座宙組公演より、「Apasionado!!2」

すみません。また昨夜も途中で寝てしまった(汗)。
しかも、変な格好で寝てしまったので、かえって疲れが増した気がする……
早く博多に行って、ゆっくりしたいです(←意味不明ですよ?)




■第三夜(熱視線)

前回書き忘れたのですが。
ここのカゲソロは、松風輝さん(月は沢希理寿)でした。りずちゃんのソロも素晴らしかったけど、松風さんも素晴らしかったです(*^ ^*)。92期か~~。

風羽さんが90期、天玲さんが91期、松風さんが92期。娘役では、花音舞さんが90期、百千糸さんが92期。……このあたりが若手歌手の中核になるんでしょうか。若いところまで使われていて、すごいなあ♪



■第四夜(熱帯夜)

お待ちかね!というか、ショーの最大の見せ場でもある、麗しい花畑。

まずは、雷神(萬あきら)と、それに従うオハ(葉っぱのことらしい。月には無かった)のたまちゃん(天羽珠紀)と天玲美音さんが登場。稽古場レポートによると、ここはこの三人だけが“男”で、あとは“蜜蜂”の祐飛さんを除く全員が“女”であるらしい。

三人の歌を聴きながら、上手の舞台つけねに立って、後姿でふるふるしている大きなシルエットがすごく可愛いです(^o^)。

最初は、すみれ色のヴィオレッタ(十輝いりす/遼河はるひ)。
トップバッターとして気合の入りまくった美しさで、とにかく全部が可愛いかったんですけど。
でもやっぱり、後姿で出番を待ってふるふるしている時が最高に可愛かったような気がする。……まさこちゃんの女装は、本人が幸せそうなのが好きです。可愛いものとか好きそうですよね。

次は緋色のペンサミエント(珠洲春希/龍真咲)。
ペンサミエント=三色スミレ、だそうなんですが、なぜ衣装は赤なんだろう……。
まさおはイケイケギャルでしたが、珠洲さんは色っぽいお姉さまって感じでした。っつーか、濃いなーーーーっ。

次はオレンジのチューリップ(鳳樹いち/明日海りお)。
素敵だ……。みりおくんがあまりにも可愛かったので、どうかなーと思っていたのですが、そりゃーもう、濃ゆいめの美しさで、つぼみじゃない、開ききる寸前の華やかさがありました。

次はピンクのカーネーション(鳳翔大/青樹泉)。
これは、もう。
ホントにダントツの可愛らしさで。
月のもりえちゃんも可愛いかったんですけど、月組は他にもみりおとかまさおとか、ふつーに女の子なメンバーが入っていたので“可愛い子たちの一人”って感じだったのに、宙は、他がみんな濃い目の攻め系美女たちだった中で、大くんが、一人だけ少女みたいで。
確信犯なピンクといい、登場の順序といい、狙い済ました感じでした。さすが藤井さん、GJですわっ♪♪

次は黒薔薇さま(寿つかさ/越乃リュウ)。
毒々しい麗しさは、さすがすっしーさん。なのですが……月ほどのインパクトは無かったような気がします。回りのインパクトが強すぎて、ね(!)

次はハスミン(=ジャスミン)(蓮水ゆうや/星条海斗)。
迫力美女のちーちゃん、すごくカッコいい!むしろ黒薔薇様で観たかったくらい色っぽかったです(*^ ^*)。

トドメは、青紫のラヴェンダー(北翔海莉/桐生園加)。
……みっちゃん。
可愛いよ。すっげー可愛い。でも、どうしてあなたは笑いを取りにくるとやりすぎてしまうの?樹里ちゃんのディナーショーの昔からネタだった園加の女装に負けるもんか!!という気合は解るんだけど、本当にそれでいいの!?
「雨に唄えば」を観たかぎりでは、園加と違って(←ごめん園加、そんなあなたが好きよ)、ふつーに美女になれる素材のはずなのにっっっ!!(ちょっと涙目)


衣装は、稽古場映像を観てちょっとだけダルマを期待していたのですが、残念ながら(?)月組と同じ、膝までのぴったりしたパンツに膨らんだ裾で、脚は殆ど見えませんでした(がっくり)。
しかーし。思っていた以上に、あの衣装は腰のラインがあらわになる衣装なんですねぇ……。
まー、ある意味、ダルマより色っぽいです。隠されていると余計萌える。……などとしみじみと思っていた私は完全にオヤジだなあ(涙)。

たまちゃんがオハ役だったのが、とても残念。宙組でも有数の濃さのたまちゃんを、ここに投入しないなんて!!もったいなーい!
でも、そんなに出せないのか……(涙)。

みんながワンフレーズずつ歌ってくれるのは嬉しかったけど、銀橋がないのは、この場面には致命的でしたね(涙)。本舞台のダルマさんたちと銀橋と、どっちを観るか迷った月組公演が懐かしい。……今回の方が、一人一人をじっくり見れて楽しかったですけど(^ ^)。



盛り上がったところで、蜜蜂(アベハ・大空祐飛/瀬奈じゅん)が登場。
お花さんたちと次々に絡む。……んですけど、絡む人絡む人、みんな祐飛さんより大きいよ!(@ @)。みっちゃんも高いヒール履いてるし、小さいのは珠洲さんくらいじゃないか?
で、その珠洲さんが、一番濃ゆくねっとりと踊ってくれるのが嬉しい。

……この、一人づつと絡む時間、短すぎるんですけどぉ(涙)。



ピラミッド型に組みあがったセットの上に、オルキデア(野々すみ花/霧矢大夢)が登場。
ものすごく情熱的な、色っぽいデュエットダンス。
瀬奈&霧矢も色っぽかったですけど、あれは男役同士だったせいか、なんというか、ネタというか(汗)、「おー、やってるやってる」的な(←なんだそりゃ)かっこいい麻子さんと美しい霧矢さんを見せつけるため、みたいな“見世物”っぽいノリがあったと思うのですが。

新トップコンビお披露目公演の、最初のデュエットダンスからそれですか!?と思うほど、リアルに色っぽい場面になっていました(^ ^;ゞ
ドキドキ。




皆が戻ってきたところでいったん蜜蜂がはけて、深紅の紅薔薇(花影アリス/城咲あい)とオルキデアが並んで踊る群舞へ。うーん、ここは白い衣装のままのすみ花ちゃんはちょっと不利でしたね。どうしたって深紅が目立つ。でも、眼福な並びでした♪♪衣装の似合いようではすみ花ちゃんに一票、そして、二人ともホントに可愛い♪♪
アリスちゃん、やっとデコルテに肉がついてきたのでしょうか?今までは、あまりにも細すぎてちょっとでも胸元のあいたドレスが全く似合わない人でしたけど、衣装の補正がいいのか、今回はキレイに似合ってました。肌を出すドレスが着られるようになると、ショーでの華やかさが段違いに上がりますよね!その調子で、がんばってください!!



祐飛さんが着替えて再登場して、総踊りへ。
……花組全国ツアーに引き続き、ノリノリに盛り上がる中詰めの総踊りで客席下りがないのは、地方公演ではすごく残念です(T T)。
絶対全員(フロルとロサだけでもいい!)下りてくれると思ってたのにぃ。……藤井さんのばかあ!!
……明日からでも、突然下りるようにならないかなあ(^ ^)。



中詰めの熱が去ると、客席後方のドアから、雷神・風神・雨神の三神が登場。
萬さんが熱唱する「シボネ」が素晴らしいです。半年前からさらに進化し、深化して。楽しいショーの一場面なのに、思わず涙が出そうでした。
花畑の毒に当てられて舞い上がった心を、地上に繋ぎとめてくれた、歌。
ありがとう。萬さんが居てくださって、本当に良かったです。



■第五夜(熱望)

幕が上がると、そこは戦場。(プログラムによると、アフリカの荒野らしい)新場面です。昔のショーの一場面、というわけでもない、らしい?
……全面的に斎藤さんの発案なんじゃないか、っつー気がするのは私だけでしょうか。藤井さんと斎藤さん、仲良すぎだよホントに。


兵士オンラド(大空祐飛)の歌が、しみいるように優しくて、とても好きです。青木朝子さん、いつも祐飛さんに素敵な歌を書いてくださって、本当にありがとうございますm(_ _)m。

共に闘っているソルジャーは、十輝いりす・鳳翔大・蓮水ゆうや・鳳樹いち・松風輝・蒼羽りく。ってことは顔がわからないのが松風さんってことですね。よしっ!!
6人の踊りがきれいに揃っていて、とても気持ちがいいです。月組でも花組でも、ダンスが揃うってことなかったもんなあ……(月も花も、そこが魅力なんですってば)
振り付けはKAZUMI-BOY。祐飛さんとは相性のいい振付家ですが、やっぱり格好良い踊りを躍らせてくれる人ですね(はぁと)。



舞台奥のセットに登場する、幻想の恋人・すみ花ちゃん。青いシンプルなドレス一枚で、まるで「RED HOT SEA」の「引き潮」のような、シンプルなダンス。二人のデュエットダンスは、心に沁みるように優しいです。触れ合えない幻だからこそ、心を深く傾けて踊る、美しさ。
幸せな夢を、引き裂く銃声。
戦いに戻る男たち。
それぞれに、守るものがあるから、闘う。
……敵もまた、同じように。


戦士たちは次々と斃れていく。
守るべきものを守れたのか?
叶わぬ夢は、いくつ?



■第六夜(熱愛)

戦士たちの死を哀しんで、涙の精ラグリマS(北翔海莉・花影アリス/霧矢大夢・城咲あい)が野辺送りの歌をおくる。ここのみっちゃんの歌が、とても好きです。
次第にメンバーが加わって、大階段に銀白の衣装に身を包んだトップコンビが登場、希望に溢れた総踊りへ。

えーっと。ここは、トップ「コンコンビ」なのをのぞけば月組版と構成は同じ……かな?たぶん、ですけど。振りもだいたい同じだったような……月組で、卒業したちわわ(涼城まりな)と(朝桐)紫乃ちゃんが卒業記念で踊っていたパートも、同じようにあったし(珠洲&愛花)。


ありがちな場面なんですけど、やっぱり良いんですよね。こういう、救済と浄化のダンスシーンって。
月組の時も大好きな場面だったので、また観ることができてとても嬉しいです♪
宙組の群舞は、やっぱりパワフルだなあ。祐飛さんは、一回死んだ時に少しは休めたのか(?)、吹っ切れたように元気な笑顔でした。……ほとんど振りらしい振りはついてないけど(汗)。



■第七夜(熱狂~アパシオナート)

三神からスタートして、幕の間からカンタオルの三人(まさこちゃん、大くん、ちーちゃん)が登場。
ここ、月組ではあひちゃんだけがメインで、あとは89期~91期の若手ばかり6人が踊る場面だったのですが、宙組ではまさこちゃんセンターで三人、ほぼ均等な感じの場面になっていました。メンバー的にはヴァレンチノの場面のスタートと同じですが、音楽がスパニッシュなので雰囲気はぜんぜん違う(^ ^)。
三人ともスタイルが抜群に良くて、緋色の短い上着に黒の細身のパンツというスパニッシュの定番衣装が異常に良く似合ってました。めちゃくちゃ格好良い(*^ ^*)。
個人的に、ちーちゃんの脚さばきが色っぽくて好きです(←マニア)



月組では、幕が上がると大階段に麻子さんと娘役たちの場面⇒ロケット⇒黒燕尾の男役群舞⇒麻子さんのソロダンス⇒パレード、という順序で、ロケットSのちわわがハケる時に麻子さんとちょっと絡んだり、といったサービスがいろいろあったのですが。
宙組では、カンタオルたちの後にすぐロケットに入り、祐飛さん+娘役⇒黒燕尾⇒デュエットダンス⇒パレード、と大きく順序を入れ替えていました。

別に、特に違和感といったものはなかったのですが、なんで変わったんでしょうね?すみ花ちゃんがロケットSをするわけでもないし。
……あ、男役が足りないのか。ロケットと黒燕尾でメンバーを分けるだけの人数がいないから、間にお姉さまたちの場面を入れるしかない、と。
なるほど!!やっぱりいろいろ、難しいものなんですね、ショーの続演って。



花組時代に縁のなかった黒燕尾の群舞。久しぶりに観た黒燕尾でしたが、回りのメンバーが違うせいか、不思議な感じでした。違和感、というのは違うのですが……“化学反応”って言葉がいちばんしっくり来るかな?
これから、千秋楽に向けてどうなっていくのか、とても楽しみです(*^ ^*)。






それにしても。
銀ちゃんと小夏を観て予想していた以上に、祐飛さんとすみ花ちゃんは、ショーでもお似合いのコンビでした。
そんなことが、とても嬉しい。

なんというか、場面場面で全く違う色を出せるコンビなんですよね。ショーの一場面一場面を、歌とダンスのある芝居として創りあげる、同等の芝居力を持った二人。


白蘭と蜜蜂のダンスは、見ていられないほどリアルに熱く、色っぽく、
オンラドとアマブレのダンスは、幻想の光に照らされて、透き通るように優しく、
そして、フィナーレのデュエットは、ただただ幸せそうに、でもちょっとだけ、甘えたっぽいツンデレな感じで。


多少技術的な面でいろいろ(主に祐飛さんに)あっても、そんなものを吹っ飛ばせるだけの芝居パワーがあるコンビ。
この人のファンでいつづけたのは、正解だったんだな、と、心から思えたショーでした。
……すみません、痛いファンで(^ ^;;;;;;;;;;;

ま、お披露目初日の直後くらいは、大目に見てやってくださいまし。(ひらきなおり)




……また、今頃は全然違う作品に化けているんでしょうねぇ………
早くまた観たいですっ(*^ ^*)。



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