花組バウホール公演「フィフティ・フィフティ」。



録画していたCSの「Now On Stage」を、やっと見ました。
なんだかもう、ピンク地に白い水玉のみつるくん(華形ひかる)と、白地にピンクの水玉のめおちゃん(真野すがた)が並んで喋っているのを眺めているだけで、なんだかいろいろ思い出して幸せです(^ ^)。
ああ~、もう一回観たいけどチケットがない~~~(T T)(←かなり本気で探している)






とりあえず、ナウオンに出ている人たちの話でもさせていただこうかな(^ ^)。


王子(眉月凰)
ベンソン村の村長で、らいらい(夕霧らい)とだいもん(望海風斗)のパパ。
役者としての舞台上の王子も最近すごく好きなんですけど、このナウオンのお姉さんな王子が素敵だなあ、と、あらためて思いました。「銀ちゃんの恋」のナウオンでも思ったんですけど、口調がやわらかくて、言葉遣いが優しいので、言っていることがすっと入ってくる感じがあるんですよね。この人に見守られている下級生が、すくすくと育っていくのも当然かも、という気がしています(^ ^)。

舞台上でも、決して器用な方ではないと思うのですが、誠実な役者だなあと思います。
今回も、悩める村長さんのパブリックな面と、悩める父親としてのプライベートの面がいいバランスで、とっても良かったです♪



みつる
石田さんの語るみつるくんのジョナサン像が、すごく真実を突いているような気がします。
馬鹿正直でまっすぐで熱血だったヤスとは、また全然違う役で、本当に役者だなあと感心しました。こっちの方が、みつるくん本人には近いのかな……?石田さんは本当に良く見ているなと思います。
れみちゃんともお似合いで、芝居のテンションがあっているのがとても気持ちよかったです。



めおちゃん
……「哀しみのコルドバ」のナウオンで、最下で皆にイジられまくっていためおちゃんが、えらくお姉さんっぽいのがすごくおもしろいです(^ ^)。

石田さん、よっぽど舞台上のめおちゃんが気に入ったんだなあ……と(^ ^)。本質的には「銀ちゃんの恋」の橘にかなり近いキャラクターでしたが、細かいところが随分違っていて、案外と芸の細かいタイプなんですね。
「蒼いくちづけ」で組んだきらりんとのコンビは、さすが。芝居の間も良いし、姿もつりあっていて、魅力的なコンビだなあ、と、あらためて思います。
ヒットマンを撃ってしまって呆然としているジョナサンをとっさに庇って一緒に逃げ出す優しさが好きかも。ジョナサンを護っているつもりで、実は護られているあたりの力関係(?)も好きだなあ(*^ ^*)。



きらりん(華耀きらり)
ベンソン村で酒場を経営しながら幼い妹レベッカ(菜那くらら)を育てているパメラ。
ラストのクライマックスを作る立役者になりますが、ヴィクターとの恋模様がさりげなくて自然で、すごく良かったです。愛情の濃やかな、しっかりと地に足のついたイイオンナでした(*^ ^*)。
朋子、セーム、メリッサと、どちらかといえばコワイ系の(いや、メリッサは別に怖くないよ)(←とどめはさしたかもしれないけどね)女性の役が続いていたきらりんですが、こういう色っぽい系のイイオンナって、もしかして初めてですか…?もう少し色っぽさというか、嫋やかさがあってもいいような気がするのですが、相手役がめおちゃんなので、ああいう伸びやかで真っ直ぐな少女っぽさがあった方が、しっとりと色っぽくいくより似合うような気もするし…。

ラストの彼女の行動が、意外ではあるけれども唐突に見えないのが、その前のシーンからの積み重ねを感じて、すごくいいなあと思います。本当に、愛情深い女性なんだな、と納得できる。
かなり難しい役だと思うのですが、ホントによくやっていたと思います(←ただのファン)。



れみちゃん(白華れみ)
ジョナサンの幼馴染で、両親を事故で亡くし、ベンソン村のヘレン婆さん(邦なつき)に育てられた少女。都会に出て結婚詐欺師(NOT ヴィクター)に騙され、傷ついて帰ってきたところ。
今回のメインのメンバーの中で、「銀ちゃんの恋」に出ていなかった唯一の人物なんですよね、れみちゃん。あ、天咲千華ちゃんも出てないけど、彼女は「殉情」に出てたし。れみちゃんと石田さんって、ほとんど接点が無いような気がするんですが、どうなんでしょう。「長い春の果てに」のときはまだ入団していないし、「大阪侍」は出てないし。

ちょっと「Young Bloods!」とかの、元気で猪突猛進なれみちゃんが久しぶりに観れて、楽しかったです。思いのほか、めおちゃんともみつるくんと似合っていたのが嬉しかったなあ。
ちょっと齋藤作品っぽい「あなたを護ってあげたい!」系の女の子がすごく似合うんですね。ラストの少し前の廃墟のシーンで、自分のトラウマを曝け出し、うずくまって頭を抱えるジョナサンをそっと抱きしめるクララの包容力に、すごく感動しました。



天咲千華
「銀ちゃんの恋」には出てないけど、「殉情」では、カチャ(凪七瑠海)の相手役として物語の本筋からは離れた現代人の役で、今回の役ともちょっと被る部分もありましたね。あれもすごく良かったので、今回の役もすごく納得です。
「殉情」と違うのは、今回は、千華ちゃんとまりんさん(悠真倫)の二人の会話も、ある意味すごく本筋だ、というところでしょうね。石田さんがこの物語の中で語りたかったことの、すごく大きな部分を、実はこの二人がになっているんですよね……。
ものすごい学年差があるまりんさんに、一歩もひかずに丁々発止とやっている千華ちゃんが、めっちゃ可愛いです♪「バレンシアの熱い花」の新公を見ているので、もの凄く感慨深いです(^ ^)。



銀華水さんのヒットマンとか、その場にいない下級生たちについて語り合うメンバーが、めっちゃ楽しそう(^ ^)。
お稽古映像は、あんまり大事な(?)ところは映らなかったのが残念だ……。ホワイトさんとブラウンさんとか、牛さんたちとか、素顔の彼らをちゃんと観てみたいのに(; ;)

……いや、それよりも舞台がもう一度観たいです……(T T)。



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コメント

nophoto
曜子
2009年7月18日22:55

ねこさん
そして、はにはにさん、お久しぶりですぅ~

仕事が忙しく、ROMさせていただいておりました。
ねこさんは、脇役さんも細かく書いてくださるので、この舞台での、らいちゃん、サキちゃん情報、と~~~っても嬉しく、楽しく読ませていただいております。

らいちゃんも益々脂が乗ってきて、サキちゃんもどんどん成長してきて、
観たいです~~~!

が、今回は我慢です。

これからもお二人のレポ、楽しみにしていますね♪

みつきねこ
2009年7月18日23:36

曜子さま
いやー、本当にらいらいもアーサーも大活躍なんですよ~~~っ!!
まぁ、残念ながら「格好良いらいちゃん」には逢えませんけど(T T)、アーサーはかなり格好良いです!
あとで、またゆっくり語りますね(笑)また止まらないかもしれませんが……。