宝塚バウホールにて、花組公演「フィフティ・フィフティ」を観劇して参りました。



すっご〜〜〜く楽しかった!!!



遠征中なので、手短かつネタばれのないよう注意して叫ばせていただきますが。



とりあえず。




石田さん、ありがとう( ^^)Y☆Y(^^ )



みつるくん(華形ひかる)は、とにかく可愛い。ちょっとシニカルにやろうとして、なりきれていないところが目茶苦茶魅力的。
この絶妙なバランスを意識してやっているならホントに凄いよな、と思いながらみてました。



めおちゃん(真野すがた)は、みつるくんとはまた違うかわいらしさ…というのかな。
なんというか、アテガキされた役者の強さを存分に見せて貰ったような気がします。みつるくんも間違いなく宛書なんだけど、めおちゃんのハマりっぷり、当たり役っぷりは凄いな、と。
キャラがどんぴしゃでハマると、ここまで観ていて愉しいひとに化けるのか、という、驚き。


じゃあ、みつるくんは何かというと、この人はとことん芝居が好きなんだな、と。
一人の人間としての、ジョナサンの厚み。彼が感じてきた、痛み。そして、クララ(白華れみ)を思いやる優しさ。そういうものを過不足なく表現しているのはさすが、と感心しましたね。

二人とも、痛々しいトラウマを抱えて、世を拗ねて生きて来たコンビなわけですが。
ベンソン村という別天地に来た二人の変化が、石田さんらしい、ベタだけど解りやすく表現されていたのが、さすがだ(^ ^;




そしてもうひとつ。
この二人の、役者としての距離感が凄くいいな、と強く思いました。
大事なところは完璧に解りあえていて、なのに馴れ馴れしさのない、緊張感のある関係。

私生活で仲の良すぎる二人が舞台で仲良しコンビを演じた時に陥りがちな、“馴れ合い”感がなかったことが、ファンとしてとても嬉しかったんですよね。
なのに、お互いの呼吸は完璧に読めていて、お互いフォローしながら作品を二人でコントロールしているのが凄いな、と。




主役以外のメンバー、
二人のヒロイン・きらりんもれみちゃんも、
“都会”側のヒロイン格・天咲千華ちゃんも、
眉月村長も、
紫陽助役も、
村長の次男坊のだいもんも、
長男のらいらいも、
ほとんど主役のようだったまりんさんも、
ネコちゃんも、アーサーも、花峰さんも、銀華さんも、
……、
牛さんを演じていた最下の二人に至るまで、
全員の想いがキレイに揃った、気持ちのイイ舞台でした。


とにかく楽しかった!
それだけです。



うー、東京にも来てくれえええ(祈)

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コメント

nophoto
hanihani
2009年7月13日17:50

>>この二人の、役者としての距離感が凄くいいな、と強く思いました。
大事なところは完璧に解りあえていて、なのに馴れ馴れしさのない、緊張感のある関係。

本当にそう思いました。
それなのに、芝居のスピードが落ちないということに感心しました。
間がよかったですよね!同期二人の主演ってどうなのかなと心配しましたが
テンポの良い芝居に、観ていてどんどん引き込まれました。
1部が終わるときに「えっ?!もう一時間たったの?」と驚きましたよ。

それと石田先生にしたら下ねたが少なかったですよね。
それとも「男を引き止めるには美味しい食べ物とカラダだ~」という言葉が
男性のことだから気にならなかったのかな(笑)

きらりちゃんは、ちょっとお姉さんになって舞台での存在感を増しましたね。良い役者さんになってくれて、そして可愛くて文句なしです~。ラストのオチにはびっくりでしたが。
れみちゃんも可愛くてよかった。声を張り上げるところとかも声質がキンキンしなくなってきてお芝居が落ち着いてきたと。ちょっと涙しましたよ。
そしてそして、あまちゃきの芝居の上手いのには驚きました。
あの、まりんを向こうに回して一歩も引けを取らないというか、なんかリードしてましたよね。いや、よく頑張っていました。
しかも可愛いし、歌もいけてるし。

実はすみかちゃんを宙組に取られて、かわりに来た子だったので
どうなのかなぁと思っていましたが、いやいや、しばらくは花組娘役安泰ですね。
次回新公があまちゃきだとすると、だいもん、あまちゃき、まなせさんが
組んでお芝居するわけで
新公の芝居としてはグレードが高いですよね、素敵♪


そのだいもんも楽しかったです。リーゼントすごいカッコよかったし。
だいもんの兄さんのらいらいも良かったです。本当にこの人たちったらやれるだけやってくれて気持ちがいいです♪
らいらいは、ひきこもりのおたくのサラサラヘアーも可愛かったですが、銀行員のらいらいも素敵でした。
そして、アーサーですよ☆☆ 
今回も歌が聞けて嬉しかった~~。
アーサーは都会でも田舎でもカッコよかったですよね。お芝居もいい感じなので、次回の新公では真ん中よりのお芝居を見せてほしいなぁと思っています。

曜子さま、このバウは東京に来ないのですが観にいかなくていいの?後悔しない??
(と、こんな所で言ってみる)

その他ではみちるちゃんも銀華さんも神房さんも良かったです。
あ、またまた彩城 レアちゃんのこと「この人誰?」と思ってしまいました、ごめんなさい
子役時代とかもですが、なんか前と顔が変わったようにみえるんですわ。
でも良かったです・・・
菜々くららちゃんも子供っぽくしていて、声が可愛かったですね。
今回は牛もいて、下級生は頑張ってくれていました。
あ、でもちょっと下級生が太ってて、次はベルバラだし心配です。

王子もレネちゃんも専科のおねーさまとしっかり芝居で組んでいて立派に役目を果たしてました。

20日の楽に向けてますますバージョンアップしそうなバウ公演、週末に行くのが楽しみです。うふふ♪

みつきねこ
2009年7月14日1:52

>間がよかったですよね!

仰るとおり!!抜群な間の良さでした。また、二人ともキャラクターが全くかぶらないのが素晴らしい(笑)。

あまちゃきは、「バレンシア」の全ツ以来ずっと“将来を楽しみに”してきましたが、良かったですねー!「殉情」の現代っ子も良かったし、石田作品との相性も良いんでしょうけれども、それだけじゃない巧さでした。完璧に、『三人目のヒロイン』を創りあげてましたね♪

らいらいとだいもんが兄弟っていうのが、ほとんどネタでしたね。顔の輪郭、そっくりだし(汗)。兄(らいらい)を一生懸命励まそうとする弟(だいもん)という図がめちゃくちゃ良かったです。

アーサーは、あらためて惚れ直しましたね!いきなりだいもんを抑えてソロで歌ってるし(@ @)。
ネコちゃん、ちょっと化粧が変わったのかなあ?私も「あれ?この美形は誰だっけ?」と2回くらい思いました(汗)。

ブラウン夫人とヒットマンの銀華くん、ホワイト夫人の鳳龍くん、放っておいたら何をはじめるかわからない村人の天馬くん、神房さん、舞月さん……いやはや。花組って本当に芸達者な人が集まってますよね(^ ^)。

娘役では、イブちゃんのみつるママがポイントをしっかり押さえた役づくりで見事でした。あの回想シーンはなかなか興味深かったですね…。少女クララの花蝶しほちゃんも、ちょっとぷくぷくしてましたけど可愛かったし、クララパパの花峰千春くんが、(立ってるだけなんだけど)なんとなく好きです♪

……っていうか、アーサー素敵すぎるから★(←そこに戻るのか)



ねぇ、曜子さん、あれを映像でしか観ないなんて勿体無いですよ~~~!!(なぜここに書く)

nophoto
ぴょん
2009年7月16日0:58

いつもこっそり読ませていただいてます(^^)
なんだか・・・あーさー大絶賛なので出てきてしまいました(笑)
あーさー目当てに20日観に行きます♪
噂では今までにない役で色気があって~~~
ソロもあるんですね!!嬉しい~(^0^)
次の新公は何か役をもらえるといいな~と思っています♪

みつきねこ
2009年7月16日2:14

ぴょん様
コメントありがとうございますm(_ _)m。
おお~!20日、楽しみですね(^ ^)アーサー、ホントにかっこいいですよ(はぁと)。
“今までにない役”かどうかはわかりませんが(通し役じゃないし)、オープニングの都会っ子の役の嫌味な芝居も、ベンソン村元気な若者も、みつるのママの若いヒモも、どれも巧くてすごく良かったです。

実力あるし、かっこいいし、本公演でも使われているくらいだから、いい役くるといいなあ、とは私も思いますが、ベルばらの世界に似合うかどうかは……未知数な気も(汗)。