花組大劇場/東宝劇場公演「太王四神記」千秋楽おめでとうございます!
無事、東京公演が終了いたしました。
最終的に“忘れられない思い出の公演”になったこの作品。小池さんと新公演出の生田さんに深く感謝しつつ、星組さんでの続演も楽しみにしております。
千秋楽公演は、特にアドリブも無く、端正な出来……というのかな。
とにかくテンションが高くて、パワーのある舞台でした。
ポンファ通りとか武道大会で何かアドリブが入るかな?と思ったのですが、特に無かったと思います。…どちらも常に目が泳いでいるので、何かあっても気づかなかった可能性もありますが。
ただ、湖々マリアちゃんの立ち位置は、いつもよりちょっと前にしてもらっていたような気がしたのですが、どうだったのでしょうか。すみません、普段の位置を正確に覚えているわけではないので確信は無いのですが、なんとなく、いつもより目立っていたような。
…あれも『卒業生オーラ』というものなのでしょうか?
フィナーレは、まず望月理世ちゃんが青龍(Club-MIX)で紫の花(羽?)飾りを左胸につけていて(T T)、ひたすらに明るくパワフルな満開の笑顔と共に『卒業生オーラ』を出しまくり。マリアちゃんは何色だったっけ…?(ごめんなさい)。可愛い笑顔だったのは覚えている(というか、しっかり観た!)んですけど。
真飛さんは、銀橋を渡りながらの合いの手に卒業生の名前を呼び、「おめでとう!」とか「千秋楽!」とか「ありがとう!」とか「花組!」とか、そういう言葉を挟んでくださいました。
…優しいトップさんだなあ(T T)。
あと、男役が皆ハケて4人(めお、みつる、理世、まぁ)だけ残って踊るところ、下手側でめおちゃんが理世をリフトしてあげてました。あんな振り、いつもは無いですよぇ…?ゞ
そして、4人がワンフレーズづつピンスポを貰ってソロで踊るところも、理世ちゃんに特大の拍手が贈られました。笑顔、輝いてたなあ……。
玄武ファイターズの理世ちゃんの飾りは、深い真紅。シャープな美貌によく似合って素敵。割と背の高い、羽飾りみたいな形のを、ちょっと高めにつけて肩の上まで出るようにしていたので、玄武ファイターズの激しい振りで動くたびにゆらゆら揺れてすごくキレイでした。
作った人のセンスが良いんだろうな(*^ ^*)。
パレードは、マリアちゃんが天地神堂の白と金の衣装に赤い花。華やかで美しく、マリアちゃんの可愛い笑顔を引き立ててました。
理世は、カクダンの甲冑姿に、髪をまとめたところと胸に純白のたっぷりとした花飾り。すっきりとモノトーンにまとめて、男装の少女の禁欲的な美しさを出していました。
二人とも可愛かった……。
階段降りの花は、マリアちゃんがオレンジ系。ふんわりと可愛らしいご挨拶。
理世ちゃんは、髪型も眉も男役に戻って、花はすっきりと白一色。口調もしっかりして、内容もしっかりまとまったご挨拶。
お二人のキャラクターが出た、良い挨拶でした!
マリアちゃんが89期。同期の花はだいもんが一人で渡しに行きましたが、皆うるうると見守ってましたね。
下手側のはるちゃんがぼろぼろ泣いていたのが印象的。
理世ちゃんには、ふみかとじゅりあが二人揃って。そうかー、もう二人しかいないんだ。淋しいなあ。
涙を拭っている人も多くて、みつるくんもだいぶ泣いてたような気がします。しゅん様とか。学年も近いし、仲良しだったんでしょうか。
新しい扉を開くお二人の、前途に幸いがたくさん待っていることを祈っています。
宝塚全体でも、新年をはさんで人事関係の大きな発表が相次いだ数ヶ月でした。
大空祐飛さんと野々すみ花ちゃんの宙組次期トップコンビ内定のニュースが流れてから、3週間とちょっと。その都度都度に、いろんな想いを抱いて公演を観てまいりましたが。
千秋楽の挨拶で、組長さんからの祐飛さん&すみ花ちゃんの二人に向けていただいた暖かい餞の言葉に、涙がこぼれてしかたありませんでした。
お二人の挨拶も良かったです。並んで出てきても、まだ「コンビ」には見えないお二人ですが、これから少しづつ、お互い寄り添って、前に進んでいってほしい、と、心から祈ってやみません。
たった一年しかいられなかった花組。たくさんの新しい出会いがあった花組。
幸せな思い出がたくさんありすぎて、しまいこみきれそうにない、花組時代。
ディナーショー「SORA」、「愛と死のアラビア/RED HOT SEA」、「銀ちゃんの恋」、「太王四神記」、そして次は、「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA2」。……考えてみれば、すべての作品でご一緒させていただくのはきらりん(華耀きらり)ただ一人なんですね(*^ ^*)。きらりん大好きなので、なんだか嬉しい☆
なんだかんだ言いつつ、作品にも仲間たちにも恵まれて、ファンとして観ていても幸せそうな一年間でした。本当にありがとうございました…は、また実際に組替えする6月に、あらためて書かせていただきますね☆
あと二ヶ月半。時が過ぎた後で、「ああ、大空がいたことは花組にとっても良かったんだね」と言っていただけるようなナニカを置いていくことが、できたらいいなあ、と思っています。
そして。
「花組に配属されて、以来ずっと慈しんで育ててきた野々すみ花」という組長さんの言葉に、おもわず頭を下げた祐飛ファンは多かったんじゃないかと思います。
すみません、すみません、掌中の珠を奪っていくプルキルのような大空さんを、どうぞお許しくださいまし!大事にしますからっっっ!!(誓)
いずれにしても。
あと2ヵ月半、どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m。
第2幕11場 阿佛蘭寺
いきなり上手袖から登場して踊りだす瞳ゆゆちゃんがめっちゃ可愛い!つづいてぱらぱらと出てくる巫女さんたちが、皆、普通に可愛いくってドキドキします。
産婆たち(初姫さあや、愛純もえり、芽吹幸奈)もがんばってます!…しかーし。……あんな美人を三人も揃える必要が、どこにあったと言うんだろう(^ ^;ゞ
そうでなくても、火天会の巫女役の瞳ゆゆちゃんとか花蝶しほちゃんあたりが、産婆のさあやを取り囲んで守っているのを見ると、つい ポンファ通りのトラジの店は、情報を集めるために火天会が管理していた店(従業員は全員、火天会士)みたいだなー……とか思ってしまうのに(^ ^;ゞ
ヨン・ホゲの死を見届けたタムドクは、キハと子供を取り戻すために、、チーム勢ぞろいで阿佛蘭寺へ向かう。
阿佛蘭寺では、おりしもキハの出産直前。火を焚いた産屋の中で、キハが苦しんでいる。
生まれた子供と引き換えに、神器をプルキルに渡そうとするタムドク。
それを留めようとするキハ。
神話では、子供をカジン(キハ)に奪われた神の子ファヌン(タムドク)が
「神器を渡せば、世界が終わってしまう!」
と、神器をカジンに渡そうとするセオ(スジニ)を留めようとし、
「子供の命より、ひとの命が大切なのっ!?」
「それがわたしたちの運命なのだ」
という押し問答をしている間に子供を殺されてしまい、激昂したセオが黒朱雀になってしまうのですが。
現世では、そもそも愛し合って子供が出来るのはタムドクとキハ。子供を奪われ、黒朱雀になろうとしているキハが、それでも神器と引き換えに子供を取り戻そうとするタムドクに叫ぶ
「その男を信じては駄目!神器を渡せば、世界が終わってしまう!!」
立場、完全に逆転しているんですね。
神話で、“神の子”の立場で愛する女より世界を優先しようとして、結局女に世界を滅ぼされそうになり、自らの手で射抜く羽目に陥ったファヌンが、
現世では、“人間”の立場で世界より愛する女を優先しようとして、逆に女に窘められている。
子供のために黒朱雀にならんとしている、女に。
プルキルは、炎の中で人形のように踊るキハに
「カジン様、火の力を我に!」
と叫ぶ。そのあたりを考えると、彼の目的は、神話時代の「火の力」を取り戻すことが目的だった……のでしょうか。
いや、なぜ「火の力」が必要だったのか、が問題なのか。プルキルを語る上では。
…というわけで、プルキルの“目的”はやっぱり意味不明なままではあるのですが。
まあ、小池作品によく登場する、「世界征服」したがりな悪役、ということで割り切ることにして。
この一公演、あるいはこの一役で、役者として高いステップを一つ登った感のある壮ちゃん。
いやー、本当に凄いなあ、と思いました。
私の中で、美人でスタイルよくて歌も台詞もがんばっているのに、どうしても「悪役」に向かない人、っていうカテゴリーの一人(他に、星組のしいちゃんとか…)だったはずの壮ちゃんが、いつの間にこんなに悪役がぴったり似合うステキな役者になっていたのでしょうか。
いかにも小池さんらしく、とても劇画チックで、作りこみすればするほど演じやすくなる役ではありましたが、しっかり存在感があって、含み笑いの良く似合う、かっこいい「悪役」っぷりが素晴らしかったと思います。声も随分低くなりましたよねっ(^ ^)。
壮ちゃん自身はさぞ苦しまれたでしょうけれども、大劇場の中盤くらいから本当に良くなって、心底楽しそうでした。役の幅も拡がって、役者として素晴らしい財産になったと思います(*^ ^*)。
お稽古もいれて約4ヶ月間の髭役、本当にお疲れさまでした!!
久々の二枚目!「オグリ」楽しみにしています♪
迷っているタムドクに、プルキルは火天会士を向かわせる。
プログラムを見て、仰天したこと。
このときタムドクに襲い掛かる火天会士に、ついさっきまでホゲの死に号泣していたイルス(日向燦)とチョク・ファン(祐澄しゅん)がいるっっっ!?
一番最初の、サビ城落城の場面で、子キハ(月野姫花)を押さえつけているのがしゅん様だとか、その隣に立っているのがマメちゃんだとか言うのはわかるんですけど、この場面は、明るいところで止まってくれる場面がないので、何度観てもよくわからない(涙)。
お願いだから小池さん。火天会士の覆面と、武道大会黒軍の面帽は、お願いですから星組では取っちゃってあげてくださーいっ!!……(泣)。
わかんないよーーーーっ(絶叫)
それにしても。
巫女さんたちのダンスがちょっとあるとはいえ、物凄い早替わりですよね…?上に赤い上衣を羽織るだけにしても、かなり厳しい。そこまでして二人を出す意味があるのか?と思うのですが。
あらためて殺陣を視て、なんとなく納得しました。やっぱり、殺陣は経験なんですね。タムドクにかっこよく斬られる役は、下級生や娘役さんには難しかったのでしょう。……あまり確信はないのですが、たぶんこの二人なんだろうなー、と思う人が、とっても格好よく斬られてくれていたので(*^ ^*)。
なるほど……。大変なんだなあ、殺陣って、と。(しみじみ)
そうしてタムドクは、ファヌンが女から世界を護るために呼び寄せた四神を、天に帰すことを誓う。
パワーアイテムを棄て、身一つで炎の中に飛び込んでいくタムドク。
見守る仲間たち。
仲間たちがいるから、タムドクは全ての責任を放り投げて、女のために世界を棄てることができる。
彼らがいるから、後のことはなんとかなるだろう、と。
そして。
女のために世界を棄てることが、最終的には世界を女から護ることになった。
“神の子”が世界よりも愛した“ひと”の存在が、“世界”よりも“ひと”を択んだ真実が、全てを解決する。火は収まり、救われた子供は心優しい妹が守り育てることになる。
この上もなくご都合主義で、この上もなくありがちな、この上ないハッピー・エンディング。
第2幕12場 天空
クレーン登場。
私は雪組さんの「ベルサイユのばら」を見なかったので、初クレーンでした(@ @)。
……コメントは、控えさせていただきます……。
あ、でも、やっぱり2階1列センターで観たときは、周りの初めてご覧になったらしい方たちがすごく喜んでいたので、あれはあれで良いのかもね、と思うようになりました。
でも、10年に一回でいいよ、ああいうのが出てくるのは…(溜息)
クレーンが前に出てくるときに、邪魔になるセットを毎回慌てて片付けているシウ部族のメンバーが、なんとなく可愛かったです☆
タムドク(高談徳)は、その後パワーアイテムに頼ることなく、気心の知れたチームメンバーの情報収集力と、ホゲが鍛え上げた高句麗軍の破壊力によって積極的な対外政策を行い、周辺諸国を次々に平定して広い国土と安定した時代を築き上げ、「広開土王(好太王)」との諡号をおくられる。
そんなマメ知識を思い出しつつ。
調べてみたら、彼は374年生誕、先王の死とともに391年(392年説もあり)に王位を継承してました。……17歳(18歳)かよっ!?若いなあ(@ @)。
まあ、なんだかんだ書いてきましたけれども。
小池さんってやっぱり天才なんだなあ、
凡人にはよくわからない展開が多いところも含めて、
……と、心の底から実感した作品でした。
星組版は、また違う雰囲気になりそうですね☆
配役も変わるのかと想像していたのですが、キハがヒロインなのは同じなようなので、骨子は同じになるのかなあ?
とにかく、楽しみにしています!!
.
無事、東京公演が終了いたしました。
最終的に“忘れられない思い出の公演”になったこの作品。小池さんと新公演出の生田さんに深く感謝しつつ、星組さんでの続演も楽しみにしております。
千秋楽公演は、特にアドリブも無く、端正な出来……というのかな。
とにかくテンションが高くて、パワーのある舞台でした。
ポンファ通りとか武道大会で何かアドリブが入るかな?と思ったのですが、特に無かったと思います。…どちらも常に目が泳いでいるので、何かあっても気づかなかった可能性もありますが。
ただ、湖々マリアちゃんの立ち位置は、いつもよりちょっと前にしてもらっていたような気がしたのですが、どうだったのでしょうか。すみません、普段の位置を正確に覚えているわけではないので確信は無いのですが、なんとなく、いつもより目立っていたような。
…あれも『卒業生オーラ』というものなのでしょうか?
フィナーレは、まず望月理世ちゃんが青龍(Club-MIX)で紫の花(羽?)飾りを左胸につけていて(T T)、ひたすらに明るくパワフルな満開の笑顔と共に『卒業生オーラ』を出しまくり。マリアちゃんは何色だったっけ…?(ごめんなさい)。可愛い笑顔だったのは覚えている(というか、しっかり観た!)んですけど。
真飛さんは、銀橋を渡りながらの合いの手に卒業生の名前を呼び、「おめでとう!」とか「千秋楽!」とか「ありがとう!」とか「花組!」とか、そういう言葉を挟んでくださいました。
…優しいトップさんだなあ(T T)。
あと、男役が皆ハケて4人(めお、みつる、理世、まぁ)だけ残って踊るところ、下手側でめおちゃんが理世をリフトしてあげてました。あんな振り、いつもは無いですよぇ…?ゞ
そして、4人がワンフレーズづつピンスポを貰ってソロで踊るところも、理世ちゃんに特大の拍手が贈られました。笑顔、輝いてたなあ……。
玄武ファイターズの理世ちゃんの飾りは、深い真紅。シャープな美貌によく似合って素敵。割と背の高い、羽飾りみたいな形のを、ちょっと高めにつけて肩の上まで出るようにしていたので、玄武ファイターズの激しい振りで動くたびにゆらゆら揺れてすごくキレイでした。
作った人のセンスが良いんだろうな(*^ ^*)。
パレードは、マリアちゃんが天地神堂の白と金の衣装に赤い花。華やかで美しく、マリアちゃんの可愛い笑顔を引き立ててました。
理世は、カクダンの甲冑姿に、髪をまとめたところと胸に純白のたっぷりとした花飾り。すっきりとモノトーンにまとめて、男装の少女の禁欲的な美しさを出していました。
二人とも可愛かった……。
階段降りの花は、マリアちゃんがオレンジ系。ふんわりと可愛らしいご挨拶。
理世ちゃんは、髪型も眉も男役に戻って、花はすっきりと白一色。口調もしっかりして、内容もしっかりまとまったご挨拶。
お二人のキャラクターが出た、良い挨拶でした!
マリアちゃんが89期。同期の花はだいもんが一人で渡しに行きましたが、皆うるうると見守ってましたね。
下手側のはるちゃんがぼろぼろ泣いていたのが印象的。
理世ちゃんには、ふみかとじゅりあが二人揃って。そうかー、もう二人しかいないんだ。淋しいなあ。
涙を拭っている人も多くて、みつるくんもだいぶ泣いてたような気がします。しゅん様とか。学年も近いし、仲良しだったんでしょうか。
新しい扉を開くお二人の、前途に幸いがたくさん待っていることを祈っています。
宝塚全体でも、新年をはさんで人事関係の大きな発表が相次いだ数ヶ月でした。
大空祐飛さんと野々すみ花ちゃんの宙組次期トップコンビ内定のニュースが流れてから、3週間とちょっと。その都度都度に、いろんな想いを抱いて公演を観てまいりましたが。
千秋楽の挨拶で、組長さんからの祐飛さん&すみ花ちゃんの二人に向けていただいた暖かい餞の言葉に、涙がこぼれてしかたありませんでした。
お二人の挨拶も良かったです。並んで出てきても、まだ「コンビ」には見えないお二人ですが、これから少しづつ、お互い寄り添って、前に進んでいってほしい、と、心から祈ってやみません。
たった一年しかいられなかった花組。たくさんの新しい出会いがあった花組。
幸せな思い出がたくさんありすぎて、しまいこみきれそうにない、花組時代。
ディナーショー「SORA」、「愛と死のアラビア/RED HOT SEA」、「銀ちゃんの恋」、「太王四神記」、そして次は、「哀しみのコルドバ/RED HOT SEA2」。……考えてみれば、すべての作品でご一緒させていただくのはきらりん(華耀きらり)ただ一人なんですね(*^ ^*)。きらりん大好きなので、なんだか嬉しい☆
なんだかんだ言いつつ、作品にも仲間たちにも恵まれて、ファンとして観ていても幸せそうな一年間でした。本当にありがとうございました…は、また実際に組替えする6月に、あらためて書かせていただきますね☆
あと二ヶ月半。時が過ぎた後で、「ああ、大空がいたことは花組にとっても良かったんだね」と言っていただけるようなナニカを置いていくことが、できたらいいなあ、と思っています。
そして。
「花組に配属されて、以来ずっと慈しんで育ててきた野々すみ花」という組長さんの言葉に、おもわず頭を下げた祐飛ファンは多かったんじゃないかと思います。
すみません、すみません、掌中の珠を奪っていくプルキルのような大空さんを、どうぞお許しくださいまし!大事にしますからっっっ!!(誓)
いずれにしても。
あと2ヵ月半、どうぞよろしくお願い申し上げますm(_ _)m。
第2幕11場 阿佛蘭寺
いきなり上手袖から登場して踊りだす瞳ゆゆちゃんがめっちゃ可愛い!つづいてぱらぱらと出てくる巫女さんたちが、皆、普通に可愛いくってドキドキします。
産婆たち(初姫さあや、愛純もえり、芽吹幸奈)もがんばってます!…しかーし。……あんな美人を三人も揃える必要が、どこにあったと言うんだろう(^ ^;ゞ
そうでなくても、火天会の巫女役の瞳ゆゆちゃんとか花蝶しほちゃんあたりが、産婆のさあやを取り囲んで守っているのを見ると、つい ポンファ通りのトラジの店は、情報を集めるために火天会が管理していた店(従業員は全員、火天会士)みたいだなー……とか思ってしまうのに(^ ^;ゞ
ヨン・ホゲの死を見届けたタムドクは、キハと子供を取り戻すために、、チーム勢ぞろいで阿佛蘭寺へ向かう。
阿佛蘭寺では、おりしもキハの出産直前。火を焚いた産屋の中で、キハが苦しんでいる。
生まれた子供と引き換えに、神器をプルキルに渡そうとするタムドク。
それを留めようとするキハ。
神話では、子供をカジン(キハ)に奪われた神の子ファヌン(タムドク)が
「神器を渡せば、世界が終わってしまう!」
と、神器をカジンに渡そうとするセオ(スジニ)を留めようとし、
「子供の命より、ひとの命が大切なのっ!?」
「それがわたしたちの運命なのだ」
という押し問答をしている間に子供を殺されてしまい、激昂したセオが黒朱雀になってしまうのですが。
現世では、そもそも愛し合って子供が出来るのはタムドクとキハ。子供を奪われ、黒朱雀になろうとしているキハが、それでも神器と引き換えに子供を取り戻そうとするタムドクに叫ぶ
「その男を信じては駄目!神器を渡せば、世界が終わってしまう!!」
立場、完全に逆転しているんですね。
神話で、“神の子”の立場で愛する女より世界を優先しようとして、結局女に世界を滅ぼされそうになり、自らの手で射抜く羽目に陥ったファヌンが、
現世では、“人間”の立場で世界より愛する女を優先しようとして、逆に女に窘められている。
子供のために黒朱雀にならんとしている、女に。
プルキルは、炎の中で人形のように踊るキハに
「カジン様、火の力を我に!」
と叫ぶ。そのあたりを考えると、彼の目的は、神話時代の「火の力」を取り戻すことが目的だった……のでしょうか。
いや、なぜ「火の力」が必要だったのか、が問題なのか。プルキルを語る上では。
…というわけで、プルキルの“目的”はやっぱり意味不明なままではあるのですが。
まあ、小池作品によく登場する、「世界征服」したがりな悪役、ということで割り切ることにして。
この一公演、あるいはこの一役で、役者として高いステップを一つ登った感のある壮ちゃん。
いやー、本当に凄いなあ、と思いました。
私の中で、美人でスタイルよくて歌も台詞もがんばっているのに、どうしても「悪役」に向かない人、っていうカテゴリーの一人(他に、星組のしいちゃんとか…)だったはずの壮ちゃんが、いつの間にこんなに悪役がぴったり似合うステキな役者になっていたのでしょうか。
いかにも小池さんらしく、とても劇画チックで、作りこみすればするほど演じやすくなる役ではありましたが、しっかり存在感があって、含み笑いの良く似合う、かっこいい「悪役」っぷりが素晴らしかったと思います。声も随分低くなりましたよねっ(^ ^)。
壮ちゃん自身はさぞ苦しまれたでしょうけれども、大劇場の中盤くらいから本当に良くなって、心底楽しそうでした。役の幅も拡がって、役者として素晴らしい財産になったと思います(*^ ^*)。
お稽古もいれて約4ヶ月間の髭役、本当にお疲れさまでした!!
久々の二枚目!「オグリ」楽しみにしています♪
迷っているタムドクに、プルキルは火天会士を向かわせる。
プログラムを見て、仰天したこと。
このときタムドクに襲い掛かる火天会士に、ついさっきまでホゲの死に号泣していたイルス(日向燦)とチョク・ファン(祐澄しゅん)がいるっっっ!?
一番最初の、サビ城落城の場面で、子キハ(月野姫花)を押さえつけているのがしゅん様だとか、その隣に立っているのがマメちゃんだとか言うのはわかるんですけど、この場面は、明るいところで止まってくれる場面がないので、何度観てもよくわからない(涙)。
お願いだから小池さん。火天会士の覆面と、武道大会黒軍の面帽は、お願いですから星組では取っちゃってあげてくださーいっ!!……(泣)。
わかんないよーーーーっ(絶叫)
それにしても。
巫女さんたちのダンスがちょっとあるとはいえ、物凄い早替わりですよね…?上に赤い上衣を羽織るだけにしても、かなり厳しい。そこまでして二人を出す意味があるのか?と思うのですが。
あらためて殺陣を視て、なんとなく納得しました。やっぱり、殺陣は経験なんですね。タムドクにかっこよく斬られる役は、下級生や娘役さんには難しかったのでしょう。……あまり確信はないのですが、たぶんこの二人なんだろうなー、と思う人が、とっても格好よく斬られてくれていたので(*^ ^*)。
なるほど……。大変なんだなあ、殺陣って、と。(しみじみ)
そうしてタムドクは、ファヌンが女から世界を護るために呼び寄せた四神を、天に帰すことを誓う。
パワーアイテムを棄て、身一つで炎の中に飛び込んでいくタムドク。
見守る仲間たち。
仲間たちがいるから、タムドクは全ての責任を放り投げて、女のために世界を棄てることができる。
彼らがいるから、後のことはなんとかなるだろう、と。
そして。
女のために世界を棄てることが、最終的には世界を女から護ることになった。
“神の子”が世界よりも愛した“ひと”の存在が、“世界”よりも“ひと”を択んだ真実が、全てを解決する。火は収まり、救われた子供は心優しい妹が守り育てることになる。
この上もなくご都合主義で、この上もなくありがちな、この上ないハッピー・エンディング。
第2幕12場 天空
クレーン登場。
私は雪組さんの「ベルサイユのばら」を見なかったので、初クレーンでした(@ @)。
……コメントは、控えさせていただきます……。
あ、でも、やっぱり2階1列センターで観たときは、周りの初めてご覧になったらしい方たちがすごく喜んでいたので、あれはあれで良いのかもね、と思うようになりました。
でも、10年に一回でいいよ、ああいうのが出てくるのは…(溜息)
クレーンが前に出てくるときに、邪魔になるセットを毎回慌てて片付けているシウ部族のメンバーが、なんとなく可愛かったです☆
タムドク(高談徳)は、その後パワーアイテムに頼ることなく、気心の知れたチームメンバーの情報収集力と、ホゲが鍛え上げた高句麗軍の破壊力によって積極的な対外政策を行い、周辺諸国を次々に平定して広い国土と安定した時代を築き上げ、「広開土王(好太王)」との諡号をおくられる。
そんなマメ知識を思い出しつつ。
調べてみたら、彼は374年生誕、先王の死とともに391年(392年説もあり)に王位を継承してました。……17歳(18歳)かよっ!?若いなあ(@ @)。
まあ、なんだかんだ書いてきましたけれども。
小池さんってやっぱり天才なんだなあ、
凡人にはよくわからない展開が多いところも含めて、
……と、心の底から実感した作品でした。
星組版は、また違う雰囲気になりそうですね☆
配役も変わるのかと想像していたのですが、キハがヒロインなのは同じなようなので、骨子は同じになるのかなあ?
とにかく、楽しみにしています!!
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コメント
読むだけはしてたんですが、なかなかコメントできなくてごめんなさい・・・。
いつも、さあやちゃんへの愛にあふれた観劇感想をさあやちゃんファンとしては
うれしく読ませて頂いてました。
さあやちゃん、公演中は夫役の星原さんにもかわいがって頂き、楽しく
過ごしていたようです。
トラジは、小池先生から娘役であることを忘れるくらいの気持ちで
ハジけてやるようにと指示されてたそうですよ。
みつきねこさん、祐飛さんが宙組生になっても花組観劇の時にはさあやちゃんを
探してあげて下さいね。
私も祐飛さんとすみ花ちゃん率いる宙組を楽しみにしています。
楽しかったなぁ~♪
昨夜寝るときに、星組の集合いつかな、配役知りたいなと考えて
まだその前に瞳子ちゃんのさよなら公演があることを思い出しました。いかんいかん。
実は今回、星組東京公演のチケットを全然持ってないのです。
皆が沢山抑えていそうだから、ぎりぎりになったら出てくるのかなぁと予測して敢えて高価なチケを
買わなかったのですが、なんだかカード貸切もどうも外れたみたいで(へらへら)。
そんなに張り切ってチケットゲットを考えてないので、落ちてたら宜しくお願いします。
>下手側でめおちゃんが理世をリフトしてあげてました
ここは昨日だけのスペシャルです☆
なんか二人でちゃんとした振りみたいにリフトしてましたよね。
二人で笑いあっていて可愛かったですね。
ところで、ハッチさんは昨日も噛み噛みのご挨拶で毎度の事ながらもう少し練習してから
読んだらいいのにとか思いますが、もうあれはあれで花組名物ってことでいいのかなぁ?
で、祐飛さんの異動のご挨拶は完璧でしたね。
普通に話す声が意外に低くて(私の予測よりも)なぜか一人でニヤニヤしてしまいました。
すみ花ちゃんもしっかりご挨拶していましたよね。宙組で可愛がられて欲しいなぁと心から願っています。いや、絶対大丈夫だろう、うん。
りせちゃんのご挨拶も内容もさることながら、声も口跡もよくて・・・
ファントム新公を思い出し心の中でお別れをいいました。
さて、
>彼の目的は、神話時代の「火の力」を取り戻すことが目的だった……のでしょうか。
そうだったと思います。昔は虎族が火の力で世界をわが手にしていたんですよね、確か。
でも余りに態度が悪かったので、熊族が立ち上がったのがきっかけじゃなかったっけ?ファヌンさまが登場した原因というのも。
だからプルキルは昔みたいに、世界をわが手に取り戻したいというのが夢だったのでは?
ねこさまあて私信:(コメントって全部私信か?!)
脈絡が無いのですが思い出したので忘れないうちにここに書いておきます!
セームは「チュシンの王がお腹を蹴っている」と言っていますよね、あの場面の前にじゅりあちゃんが「本当はチュシンの王の肩がお腹にぶつかってるわ」っていうのが正しいと思うから台詞直してもらおうかなぁと袖で話してたそうです、ふふふ
確かに・・・
そういえば、「太王四神記」的には「次回星組=太王四神記」で間違っていないんですけど、
普通「次回星組」って言ったら今週末から東宝が始まる公演ですよね(汗)。
他意はないのですが、お気に障ったかたがいらっしゃいましたら申し訳ありませんm(_ _)m。
ホントの「次回星組公演」は、チケットが取れないのでつい忘れがちです(←葡萄の房に手が届かなかった狐みたいなもん)。ああ、チケットのかみさま、降りてこーい(祈)。
…というわけで、私こそ「落ちてたらよろしく」です!
めおちゃんの理世ちゃんリフト、やっぱりスペシャルだったんですね。
お二人とも、素晴らしい笑顔で輝いてました。めおちゃん、細いのにリフトはキレイですよね~。いつも綺麗にのっけてるなー、と思っています☆
そういえば、本文には書き忘れましたがソロでちょこっと踊るところで理世ちゃんに拍手が入りましたね。ああいう拍手が自然に沸くところが、宝塚の温かさだなあ、と思います。
#このあたり、本文を少し修正させていただきました(こっそり)。
ハッチさんのカミカミっぷりは、最近だんだん芸術のような気がしてきました。
長年月組で、ゆらさんだの絵理ちゃんだのタキさんだののご挨拶を聞きなれていたので、初めての時はびっくりしましたが…(笑/アレに比べたら、ナホちゃんも滑らかなもの!)
でも、ハッチさんのお人柄の温かみが消えるわけではないので、ちょっと突っ込んだり回数を数えたりしつつも嬉しく聞いていました。
祐飛さんのご挨拶は、無駄に完璧でしたね(笑)。珍しく台詞を噛んだり声がひっくり返ったりしていたので、どうしたんだろう、疲れてるのかなーと思っていたんですが、なんのことはない、挨拶があるんで緊張していたのか?(笑)。あのひっくり帰った「ヨン家のホゲだ!」がCS放送されるかと思うと、ちょっと楽しみです☆
すみ花ちゃんも、ナウオンとかでの妖精のような天然っぷりを考えると見違えるようにしっかりとしたご挨拶で、びっくりしました。あああ、本当にかーわーいーいー!!絶対大事にします~~っ!!
>昔は虎族が火の力で世界をわが手にしていたんですよね、確か。
ですよね。カジンが生来持っていたパワーを、プルキルがコントロールして他民族を征服してた、みたいな感じなんでしょうか。
「カジンさま!火の力を我に!」と叫んで寄っていくんだけど、逆に滅ぼされてしまうのは、キハがまだ人の心を残していたから、なのでしょうか。あのラストはずいぶんあいまいだと思うんですが、ドラマのラストもちょっとわかりにくかったですねぇ…(涙/千秋楽だけは、録画して見ちゃいました!話が全然違うので、あまりよく判らなかった/泣)
そして、私信というか大事な情報、ありがとうございました!!
じゅりあが「チュシンの王の肩がお腹にぶつかってるわ」って言ってくれたなら、一生貴女についていくわ、と決意しただろう自分。…千秋楽でやってくれれば(←おい)
お久しぶりです~♪コメントありがとうございますm(_ _)m。
さあやちゃんについては、普段はもっと暑苦しいほど語っているんですよ、私(笑)。
今回の三役も、本当に本当に、どの役もよかったですよね。あああ、本当に役者だわぁ(*^ ^*)
>さあやちゃん、公演中は夫役の星原さんにもかわいがって頂き、楽しく過ごしていたようです。
星原さんとの並び、良かったですよね。あんなに可愛いのに、年齢不詳なのがさあやちゃんの凄いところ。星原さんと並んでも、92期の真瀬くんとかとくっついていても、誰と並んでも違和感がないって、凄いですよねっ(*^ ^*)。
>トラジは、小池先生から娘役であることを忘れるくらいの気持ちでハジけてやるようにと指示されてたそうですよ。
なるほどー。はじけてましたもんねぇ。
でも、「娘役」の枠は良い意味でえ超えていなかったので、さすがだなあと思いました。
いやぁん、本当に大好き!
>みつきねこさん、祐飛さんが宙組生になっても花組観劇の時にはさあやちゃんを
>探してあげて下さいね。
もちろんですともっ!!(^ ^)
>私も祐飛さんとすみ花ちゃん率いる宙組を楽しみにしています。
わぁい、嬉しいです!これからも、どうぞよろしくお願いいたしま~す☆