東京宝塚劇場花組新人公演「太王四神記」。

あれから、早いもので一週間が過ぎてしまいました。
あっという間の一週間だった………。先週の木曜が新公、金曜に次期宙組トップコンビ発表、月曜に「逆転裁判2」発表、木曜日に七帆くんの卒業が発表………衝撃的なニュースがてんこ盛りすぎて、新公の記憶がどんどん上書きされています。
あああ、早く吐き出さねば…。



スジニ(白華れみ/愛音羽麗)
元気いっぱいで可愛い美少年でした!鎧姿も、なんだか本公演の兵士(ヤン王葬儀の場での兵士があまりに自然でいつも見惚れてます)がそのまま動いているみたいで、良く似合ってました。動きもキビキビしてて強そうだし、「補欠二名参上!」という台詞の決まることといったら(*^ ^*)。

ただ、本来男役のみわっちの方がむしろ雰囲気が柔らかいような気が……したのは、声が硬いせいでしょうか。とんがってガツガツしてて、たくましい女だなあ、という印象。
…うーん、だいもんも真由ちゃんも小柄だから、れみちゃんがかなり大柄に見えた、ってのもあるのかもしれません。でも、男役にはまったく見えなかった。どう見ても娘役だった……。不思議なものですね。

花嫁衣裳を着せ掛けられて、とまどっているれみちゃんが可愛かったです。あそこは前後の場面との関係で本公演とは上下が逆になっていたので、ちょっと目が泳いでしまったのが残念。もっとしっかり観ればよかった…。ヒョンゴとヒョンミョンの反応とか、あんまり良く見てなかったんだよね(涙)。。。




カクダン(天宮菜生/望月理世)
シャープでキツくて、とても格好良い近衛隊長でした。
ヤクルトのトークショーで、「オスカルを意識してみた」みたいなことを言ってましたけど、ああ、言われてみればなるほどねー、と思わせるものがあったような気がします。

最後に神剣をタムドクに渡すところについても、「悔しいんです」と話しながら、涙をこらえていたはるちゃん。本当に入り込んでいたんだなあ…。私も、実は新公のあの場面で泣いたんですよね。上手側の席だったのでカクダンの表情は見えなくて、剣を受け取るだいもんタムドクの貌を観ていたんですけど、ものすごく辛そうな貌をしていて。だいもんのタムドクは、全体に感情過多なくらい激情を表に出していたんですが、あの場面の爆発の迫力は凄かったんですよ。
そりゃー神器も光ったり宙を飛んだりするよねえ、と納得の迫力でした。
たった一回の新公だったからこそ、あそこまで入り込めたんだろうなあ、と思いますが、はるちゃんの芝居も良かったんでしょうねぇ(*^ ^*)。

私は、はるちゃんって言うと「蒼いくちづけ」のノエルくんが真っ先に浮かぶので、ああいうキリっとした女丈夫が似合うとは思わなかったのですが、なかなかに激情的で高圧的な女王様っぷりが素敵でした。しかも、スタイルがよくて美しい。っていうか、あのカラダはマズいだろう!!禁欲的な軍服に包んで隠してしまうにはあまりにもったいない、隠し切れずに溢れてしまいそうな華やかな肢体。キレイだなあ………(照)。




パソン(華月由舞/桜一花)
私の中では、今回の新公の功労者の一人になってます(^ ^)。

いつの間にこんなに歌えるようになったのでしょうか!?私が初めて花組の新公を観た頃は、「…(黙)」って感じだったのに(汗)。
ポンファ通でのパソンのソロを楽々と歌いながら踊りまくり、華やかにポーズをきめる由舞ちゃん。一花の少女っぽいアリス系のパソンより声のトーンも低く、見た目もちょっと姐さんチックに作りこんで、とても綺麗でした。チュモンのルナちゃんとも凄くお似合いで、いい雰囲気(*^ ^*)。
年齢が、パソン>キハ>タムドク・ホゲだとはっきりわかるところが良かったです♪

声質がすごく独特なので、どうかなあと思っていた人ですが、ここ1年くらいで急激に伸びましたね!!歌も芝居も安定してくると、あの個性的な声が、逆に“他の人にない魅力”になるんだ、ということが嬉しい発見でした。

本当に美人だし、芝居も良いし、とにかく魅力的な人です。せっかく歌えるようになったんだから、最後に一回、新公ヒロインをやってみてほしいような気がするんですけどねぇ…。
花組は、一花、さあや、きらりと新公ヒロインをしていないけれども魅力的で大役を勤められる娘役さんがたくさんいらっしゃって、私はいつも幸せです♪(ここにさあやが入るのは私だけ?…すみません)




サリャン(嶺乃一真/華形ひかる)
本公演のチュモンで、あどけない笑顔が可愛くてきゅんきゅんしてしまう嶺乃くん。相変わらず何もできない(T T)人ですけれども、サリャンという、それなりに難役のはずの役をそれなりにこなしてしまうあたり、もしかしたら凄いひとなのかもしれない、と思いました。

声はずいぶん落ち着いてきましたね。トゥスンの時はけっこうすっぽ抜けていたけど(トゥスンはそれでも別段問題はなかった)、さすがにサリャンは抑えた声で喋れていて、良かったと思います。うん。
スタイルが良いだけで許されることってたくさんあるなあ、とも思いつつ(^ ^;ゞ




チョク・ファン(浦輝ひろと/祐澄しゅん)
やっぱりこの人は、渋い…。
新公イルスの輝良まさとくんと二人、大柄で渋くてかっこいい二枚目がホゲさまの両側に立っている構図が、めっちゃ萌でした。

本公演のしゅん様が、公演を重ねてどんどん可愛らしくなっていっているのに、新公の浦輝くんはひたすら渋くて格好良かったです。あれならコ将軍とも対等に渡り合えるだろうな、と。

声がとても素敵なひとので、台詞が少なかったのが残念!靺鞨の場面の迫力、凄かったです…。
ホゲが本公演ほど壊れていないので、チョク・ファンも反発するのではなくひたすら諫言しているんですけどね。いや、本公演のチョク・ファンがホゲ様の無道に反発しようとしていたのは大劇場の最初だけで、今はやってないんだってば(涙)。

ホゲとチョク・ファン、本公演では同世代っぽい感じなのに、新公はかなり年齢さがありそうな感じでした。チョク・ファンのホゲに対する感情も、“同世代の英雄”に対するものではなくて、“可愛い主人にひたすら尽くすじいや”みたいだったのが興味深かったですね。
チョク・ファンは最後まで真面目にホゲの身を案じながら心配そうについていくんですけど、立場的には本当に“コ将軍と対”になっている感じがしました。

88期が卒業したら、ああいう色っぽいオジサマ役はこれから浦輝くんがやってくれるのかしら(*^ ^*)。ちょっと期待…。




東宝で卒業する湖々マリアちゃんは、残念ながら今回は役もなく…(T T)ポンファ通りでも見つけられませんでした。何もコメントできなくて、ごめんなさいm(_ _)m。
続きはまた、近いうちに。


コメント

nophoto
hanihani
2009年3月13日18:46

本当に由舞ちゃん、歌がうまくなっていましたねぇ~
舞姫でも「あらっ!進歩が見える」と思っていたのですが、まだまだ頑張っていてくれて
何だか嬉しいです。

そして天宮さんが昨年のバウのきらり弟が本当にはまってたし
可愛かったし、歌がうまかったし、芝居もよかったしで
まさかこんな姉御な娘役さんになるとは思わなかったです、あの時は・・・
で、トークショーでみたら、ぶっちぎりに天然で可愛くてどうしようかと思った(笑)

これから花組では注目したい人です。

れみちゃんも花組に異動してきてから、キラキラ度が増したような気がしますが?!
カワイコちゃんを集めるとこんな良いことがあるのね☆
ホゲさまの子供時代、大好きです。

みつきねこ
2009年3月14日9:29

コメントありがとうございます!嬉しいです!!
いつもはにはにさまには感謝の思いでいっぱいです(^ ^)

由舞ちゃん、はるちゃん、れみちゃん、、、そうでなくても多士済々な花娘の中でも、89期の揃いようは凄いですよねー。れみちゃんは勿論ですけど、由舞ちゃん・はるちゃんもがんばってほしいなあ。
今年は年末ドラマシティが花だから、89期はあと一回しか新公無いんですよねぇ……(T T)。
他の組はみんな2回あるのになあ。由舞ちゃんかはるちゃんが最後の一回をGETするのか、れみちゃんがもう一度リベンジするのか、それとも天咲さんまで飛んでしまうのか……ドキドキします。

れみちゃんのキラキラ度は増してますね!そして、カッコよさも倍増しているような気もする(*^ ^*)。見た目と芸風に落差のある人なので、もっといろんな意味でハジケた役をやらせてあげたいです♪