花組大劇場公演「太王四神記」 続き。
昨日から、まとぶんが二幕で歌う「♪愛とは何か間違ってばかり…」「♪命賭けて愛した人は…」っていう(たぶん)歌のメロディがぐるぐる頭の中を回っています。
ああいうメロディライン、凄く好き。コード進行など、どこかで聞いたことがあるような気がしてならないのですが、心当たりのある方はいらっしゃいませんか…?
そして、なぜか「ファントム」のオープニングの音楽(「僕の叫びをきいてくれ」のリプライズ)もぐるぐる回ってる(^ ^;)。「太王四神記」って、なんか音楽の傾向が「ファントム」に似てませんか?……気のせいですかね(^ ^;ゞ
さて。
第二場 チュシンの星~王の誕生
チュシンの星が輝くのを見て、火天(ファチョン)会の大長老をやっていたプルキルは、「チュシンの王の誕生に呼応して輝くはずの神器を探せ」と会士たちに命じ、国中に振り向ける。
とにかく4つの神器を集めたものが勝ち、であるらしい。
この前の神話場面から、すでに火天会士の先頭に立っているサリャンがとっても怪しい(^ ^)。
玄武の神器はコムル村に。
護り手であるヒョンゴ(後のまっつ。子役は梅咲衣舞ちゃん)はまだ少年で、先代村長(悠真倫)の管理下にあり、旅をしながらも火天会の目からは無事隠し通したらしい。
“コムル村”の由来がよくわかりませんが、『火天会に先を越されないよう、ホンモノのチュシンの王のために4つの神器を集めとけ』とかいう言い伝えでもあったんですかね。
神話時代の熊族の末裔だとか、そういう感じなのでしょうか…(←てきとー)
梅咲衣舞ちゃんの子ヒョンゴが、めっちゃ当たり役でした。ちょっと寂しげな細面が、まっつの子供時代にぴったり(^ ^)。大人ヒョンゴと子ヒョンゴが隣(ちょっと離れてますけど)に並んで立っている場面があるんですが、この子がこうなるのね、すごく納得!!って感じでした。
声も可愛いし、無理して作った子供っぽさじゃない自然な“少年っぽさ”があって、とても良かったです♪
朱雀の神器は、東百済のサビ城に。
王の誕生に呼応した神器の輝きを隠し切れず、火天会によって火を放たれた城では、護り手であるキハ(後のあやねちゃん。子役は月野姫花ちゃん♪)はまだ幼く、その母である王妃(天宮菜生)はキハとその妹を逃がして自害。
キハ自身も結局は逃げきれず、抱いていた妹を床下に隠してそのまま火天(ファチョン)会に捕えられる。
ここの王妃様のはるちゃんがそれはそれは美しく、若さに似合わぬ威厳もあって、とても素敵でした。子供たちを見送って、厳しい貌で自害するときの思い切りの良さも好きです。今回は台詞無しだったような気がしますが、本役の近衛隊隊士もシャープで印象的だったし、やっぱ美人は得だなぁ~(*^ ^*)。
姫花ちゃん、スタイルが良すぎて(←頭が小さくて、頭身のバランスが大人っぽい)あまり幼な児には見えないのですが、舌っ足らずな喋り方が可愛くて良かったです。
タムドクとヨン・ホゲはこの日に産まれたわけで、当然キハの方が二人より歳上なんですけど、ここでせいぜい4つか5つの子供に見えないと本編に入ってからちょっとね…って感じになってしまうので、さらに可愛く幼くなってくれるとうれしいです。
それにしても本当に可愛いなぁ……。ピンクの衣装がすごい良く似合ってる。火天会に捕まって、プルキルの烙印を受けるために肩を剥かれるところが凄く萌えです(^ ^;;
火天会が去ったあと、床下に隠された赤児を見つけて抱き上げる子ヒョンゴ。
額の黒朱雀の烙印を見つけて怯える様子が可愛い。そして、「…あ、消えた♪」と嬉しそうに村長(悠真倫)に見せる仕草が、ちゃんと少年っぽいのは凄いなーと思います。不慣れな感じがよく出てる。役者だなあ…。
ちなみに、この赤児がスジニなんだから、スジニの方が何ヶ月かタムドクより歳上です。「これからも兄と妹のように…」は無いんじゃないのか?>小池さん
青龍の神器は、西百済のカンミ城に。
護り手であるチョロ(後のめおちゃん。子役は華耀きらりん♪♪)はまだ少年だが、神器を護ろうとした父によって、心臓の中に神器を隠される(神器は何をしても護り手を殺すことはないらしい)。
カンミ城主は、たぶんプログラムに「城主」としか書いてなかった王子(眉月凰)だと思うのですが…すみません、展開が速すぎて目が泳いでいたのでよくわかりませんでした(涙)。
きらりんは可愛い。本当に可愛い。目の大きな、野兎のように怯えきった美少年が、そっと胸元をあけて神器を受け入れるまでの逡巡が、それはそれはイロっぽくてクラクラしました。はい。萌え。
あの美少年が、長じてめおちゃんになるのか……それも萌え(←意味不明)
白虎の神器は、北方靺鞨(マッカツ)の鍛冶師の村に。
この場合、パソン(桜一花)は護り手ではないので、父親(紫峰七海)か兄(天真みちる)が護り手だったんでしょうか。展開が早すぎて、よく聞き取れなかったのですが。
とにかく、パソンの父は刀の柄から神器を外し、兄に渡して逃がす。鍛冶師なら、うった刀じゃなくて鍛えるための鎚にでも神器がついていそうな気もしますけどねぇ…。神剣なのでしょうかアレは。
兄は妹パソンを背負って逃げるが、すぐに追い詰められ、妹を薦に包んで隠し、自ら火天会に囚われる。(殺されるんでしょうか。それとも、ドラマでは後で出てきたりするのかな…?)
昨日も書きましたが、パソンが滅茶苦茶可愛いくて、見てるだけでドキドキします。はい。
本編に入って、大人パソン(同じく桜一花)の弟子としていつも一緒に居る嶺乃一真くんとは、どんなシチュエーションで出会って弟子になったのかしら、なーんてことが気になったりして。
火天会が去った後、パソンは父も兄も居なくなった村に戻って、鍛冶の修行をしていたと思っていいのかしら、とか…(T T)。
第三場 成長
少年タムドク(野々すみ花)と少年ホゲ(白華れみ)。
ヤン王(星原美沙緒)は皇子タムドクが“チュシンの星が輝く刻”に生まれた子供だということを隠し、「愚かでひ弱な皇子を演じる」ことを命じる。
タムドクに付き従うコ将軍(扇めぐむ)がめっちゃカッコイイです。髭萌え♪
一人で槍の稽古をするタムドクのところに、遊びに来たホゲ。
“チュシンの星が輝く刻に生まれた親王”として知られ、強く賢い有能な王となるべく鍛えられていたホゲは、タムドクに槍を教え、二人は友情を育む。
「君が王なら僕は将軍になる」
「君が王なら僕は……友達になる!」
「もうなってるよっ!」
……無邪気に笑いあう二人。
お約束の場面ではありますが、ラストまで一回観てから再度見ると、しみじみと泣けてきます。
すみ花ちゃんの透明で純粋な、いかにも花娘らしい朗らかな柔らかさと、れみちゃんの硬さ、いかにも元月娘らしい力強さや元気さの対比。さすが小池さん、子役の配役がどれも絶妙です(*^ ^*)。
これだけ子役が出てきていながら、ヒョンゴを筆頭に「なぜこの子が成長してこの人に…?」という疑問が沸くキャストが一人もいないのは快挙!すごいなー、どうやって決めたんでしょうか。この役割は。
子供たちの槍の稽古が一段落ついたところで、大人タムドクが登場。
近衛隊と騎馬隊の争いから、タムドクと騎馬隊長(祐澄しゅん)の立会いになり、そこにヨン・ホゲが登場して水を差す…という流れは、簡潔に人間関係を伝えられる巧い展開だな、と思いました。
近衛隊長は、この作品で卒業する望月理世ちゃん、今回本当に良い!です。ファンの方は男役姿が観たいでしょうけれども、私は今まで観た理世ちゃんの芝居の役の中ではこのカクダンが一番好きです!
そして、近衛隊の美女ぞろいっぷりに震えました。転向組のはるちゃん(天宮菜生)が特別大柄にも男っぽくも見えない、カッコイイ女たち。なのにちゃんと色っぽさもあるのは、さすが花娘ですね(*^ ^*)。
まだ他の3人はいまひとつ見分けられていないのですが、前髪を長めに脇に垂らしている美女に、軽く撃ち抜かれました。あれは誰なんだろう…。動きのしなやかさで目を惹いたのですが。
あんなに美女ぞろいで目の保養なのに、一幕だけな上に理世ちゃん以外は戦闘場面やダンス場面もあまり無いのがとっても残念。
そして、しゅん様(←めちゃくちゃ男前!!今回かなりしゅん様落ちしました)率いる騎馬隊は、輝良まさとくんが居るバージョンと居ないバージョンと両方観たので、ちょっと混乱してます(汗)。
とりあえず日高(大地)くんは鎧がよく似合ってました(^ ^)。
あ、日高くんと言えば、神話時代の黒朱雀が良かったです。抜群のスタイルとなめらかな腕の動きで、あえて日高くんにやらせた小池さんの気持ちがわかったような(^ ^)。
この後の、タムドクとホゲの仲良し場面は、まぁ本当にありがちな場面なんですけど(^ ^)。
ただ、子供時代は「君が王なら僕は将軍になる!」と暢気に歌っていたホゲが、その言葉を言わなかったことと、
タムドクが「君が王なら僕は平民になる。君と争ったり、疑ったり(疑われたり)したくないんだ」とかなり正直なことを言うのが印象的でした。
そんなタムドクに、「俺がお前を疑ったりするはずがない」と、やっぱりコイツ暢気だなと思わせる言葉を吐くホゲが可愛いです(*^ ^*)
血筋でいえば、玉座に近いのは、タムドク。
そして、タムドクは自分がチュシンの王であることを知っている。
ホゲは、「タムドクがチュシンの王なり」という神託を受けていることは知らないけれども、血筋で上位のタムドクが、実は自分と同じ刻(チュシンの星が輝いた時)に生まれたことを知っている。
だから彼は、能力(武芸や軍略)で自らが玉座の器であることを証明しなくてはならない。
タムドクは、そうやって幼い頃から玉座に向けて奮励努力してきたホゲを知っている。
奮励努力しなくてはならなかった友を、一番近くで見守ってきたのは自分なのだから。
だから彼は、自分よりも友の方が玉座にふさわしいと思っている。
玉座は民のためのものであり、であればこそ、その座に相応しい者が埋めるべきだ、と、無意識のうちにそう思っている。
そして多分、その無意識の認識こそ、彼がチュシンの王である証。
だからこそ、ホゲにはチュシンの玉座は埋められない。
彼は人の世の王なのであって、神籍に入って玉座を埋めるべき存在ではないから。
ホゲには、愛する女が黒朱雀と化して世界を焼いても、彼女を射落とすことはできないだろうから……
そして。
危ういバランスで均衡を保っていた二人の間に、傷がつくのは、もうすぐ。
タムドクがホゲ以外の「喪いたくない」存在に出会うのは、もうすぐ。
「喪いたくない」ものを知ったとき、タムドクは生まれてはじめて「望み」を抱く。
そして、いかなるものであれその「望み」を叶えるためには、大切なものを護るためには、権力を握らなくてはならないことに気づいてしまう。
チュシンの王が目覚めるのは、もうすぐ……
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昨日から、まとぶんが二幕で歌う「♪愛とは何か間違ってばかり…」「♪命賭けて愛した人は…」っていう(たぶん)歌のメロディがぐるぐる頭の中を回っています。
ああいうメロディライン、凄く好き。コード進行など、どこかで聞いたことがあるような気がしてならないのですが、心当たりのある方はいらっしゃいませんか…?
そして、なぜか「ファントム」のオープニングの音楽(「僕の叫びをきいてくれ」のリプライズ)もぐるぐる回ってる(^ ^;)。「太王四神記」って、なんか音楽の傾向が「ファントム」に似てませんか?……気のせいですかね(^ ^;ゞ
さて。
第二場 チュシンの星~王の誕生
チュシンの星が輝くのを見て、火天(ファチョン)会の大長老をやっていたプルキルは、「チュシンの王の誕生に呼応して輝くはずの神器を探せ」と会士たちに命じ、国中に振り向ける。
とにかく4つの神器を集めたものが勝ち、であるらしい。
この前の神話場面から、すでに火天会士の先頭に立っているサリャンがとっても怪しい(^ ^)。
玄武の神器はコムル村に。
護り手であるヒョンゴ(後のまっつ。子役は梅咲衣舞ちゃん)はまだ少年で、先代村長(悠真倫)の管理下にあり、旅をしながらも火天会の目からは無事隠し通したらしい。
“コムル村”の由来がよくわかりませんが、『火天会に先を越されないよう、ホンモノのチュシンの王のために4つの神器を集めとけ』とかいう言い伝えでもあったんですかね。
神話時代の熊族の末裔だとか、そういう感じなのでしょうか…(←てきとー)
梅咲衣舞ちゃんの子ヒョンゴが、めっちゃ当たり役でした。ちょっと寂しげな細面が、まっつの子供時代にぴったり(^ ^)。大人ヒョンゴと子ヒョンゴが隣(ちょっと離れてますけど)に並んで立っている場面があるんですが、この子がこうなるのね、すごく納得!!って感じでした。
声も可愛いし、無理して作った子供っぽさじゃない自然な“少年っぽさ”があって、とても良かったです♪
朱雀の神器は、東百済のサビ城に。
王の誕生に呼応した神器の輝きを隠し切れず、火天会によって火を放たれた城では、護り手であるキハ(後のあやねちゃん。子役は月野姫花ちゃん♪)はまだ幼く、その母である王妃(天宮菜生)はキハとその妹を逃がして自害。
キハ自身も結局は逃げきれず、抱いていた妹を床下に隠してそのまま火天(ファチョン)会に捕えられる。
ここの王妃様のはるちゃんがそれはそれは美しく、若さに似合わぬ威厳もあって、とても素敵でした。子供たちを見送って、厳しい貌で自害するときの思い切りの良さも好きです。今回は台詞無しだったような気がしますが、本役の近衛隊隊士もシャープで印象的だったし、やっぱ美人は得だなぁ~(*^ ^*)。
姫花ちゃん、スタイルが良すぎて(←頭が小さくて、頭身のバランスが大人っぽい)あまり幼な児には見えないのですが、舌っ足らずな喋り方が可愛くて良かったです。
タムドクとヨン・ホゲはこの日に産まれたわけで、当然キハの方が二人より歳上なんですけど、ここでせいぜい4つか5つの子供に見えないと本編に入ってからちょっとね…って感じになってしまうので、さらに可愛く幼くなってくれるとうれしいです。
それにしても本当に可愛いなぁ……。ピンクの衣装がすごい良く似合ってる。火天会に捕まって、プルキルの烙印を受けるために肩を剥かれるところが凄く萌えです(^ ^;;
火天会が去ったあと、床下に隠された赤児を見つけて抱き上げる子ヒョンゴ。
額の黒朱雀の烙印を見つけて怯える様子が可愛い。そして、「…あ、消えた♪」と嬉しそうに村長(悠真倫)に見せる仕草が、ちゃんと少年っぽいのは凄いなーと思います。不慣れな感じがよく出てる。役者だなあ…。
ちなみに、この赤児がスジニなんだから、スジニの方が何ヶ月かタムドクより歳上です。「これからも兄と妹のように…」は無いんじゃないのか?>小池さん
青龍の神器は、西百済のカンミ城に。
護り手であるチョロ(後のめおちゃん。子役は華耀きらりん♪♪)はまだ少年だが、神器を護ろうとした父によって、心臓の中に神器を隠される(神器は何をしても護り手を殺すことはないらしい)。
カンミ城主は、たぶんプログラムに「城主」としか書いてなかった王子(眉月凰)だと思うのですが…すみません、展開が速すぎて目が泳いでいたのでよくわかりませんでした(涙)。
きらりんは可愛い。本当に可愛い。目の大きな、野兎のように怯えきった美少年が、そっと胸元をあけて神器を受け入れるまでの逡巡が、それはそれはイロっぽくてクラクラしました。はい。萌え。
あの美少年が、長じてめおちゃんになるのか……それも萌え(←意味不明)
白虎の神器は、北方靺鞨(マッカツ)の鍛冶師の村に。
この場合、パソン(桜一花)は護り手ではないので、父親(紫峰七海)か兄(天真みちる)が護り手だったんでしょうか。展開が早すぎて、よく聞き取れなかったのですが。
とにかく、パソンの父は刀の柄から神器を外し、兄に渡して逃がす。鍛冶師なら、うった刀じゃなくて鍛えるための鎚にでも神器がついていそうな気もしますけどねぇ…。神剣なのでしょうかアレは。
兄は妹パソンを背負って逃げるが、すぐに追い詰められ、妹を薦に包んで隠し、自ら火天会に囚われる。(殺されるんでしょうか。それとも、ドラマでは後で出てきたりするのかな…?)
昨日も書きましたが、パソンが滅茶苦茶可愛いくて、見てるだけでドキドキします。はい。
本編に入って、大人パソン(同じく桜一花)の弟子としていつも一緒に居る嶺乃一真くんとは、どんなシチュエーションで出会って弟子になったのかしら、なーんてことが気になったりして。
火天会が去った後、パソンは父も兄も居なくなった村に戻って、鍛冶の修行をしていたと思っていいのかしら、とか…(T T)。
第三場 成長
少年タムドク(野々すみ花)と少年ホゲ(白華れみ)。
ヤン王(星原美沙緒)は皇子タムドクが“チュシンの星が輝く刻”に生まれた子供だということを隠し、「愚かでひ弱な皇子を演じる」ことを命じる。
タムドクに付き従うコ将軍(扇めぐむ)がめっちゃカッコイイです。髭萌え♪
一人で槍の稽古をするタムドクのところに、遊びに来たホゲ。
“チュシンの星が輝く刻に生まれた親王”として知られ、強く賢い有能な王となるべく鍛えられていたホゲは、タムドクに槍を教え、二人は友情を育む。
「君が王なら僕は将軍になる」
「君が王なら僕は……友達になる!」
「もうなってるよっ!」
……無邪気に笑いあう二人。
お約束の場面ではありますが、ラストまで一回観てから再度見ると、しみじみと泣けてきます。
すみ花ちゃんの透明で純粋な、いかにも花娘らしい朗らかな柔らかさと、れみちゃんの硬さ、いかにも元月娘らしい力強さや元気さの対比。さすが小池さん、子役の配役がどれも絶妙です(*^ ^*)。
これだけ子役が出てきていながら、ヒョンゴを筆頭に「なぜこの子が成長してこの人に…?」という疑問が沸くキャストが一人もいないのは快挙!すごいなー、どうやって決めたんでしょうか。この役割は。
子供たちの槍の稽古が一段落ついたところで、大人タムドクが登場。
近衛隊と騎馬隊の争いから、タムドクと騎馬隊長(祐澄しゅん)の立会いになり、そこにヨン・ホゲが登場して水を差す…という流れは、簡潔に人間関係を伝えられる巧い展開だな、と思いました。
近衛隊長は、この作品で卒業する望月理世ちゃん、今回本当に良い!です。ファンの方は男役姿が観たいでしょうけれども、私は今まで観た理世ちゃんの芝居の役の中ではこのカクダンが一番好きです!
そして、近衛隊の美女ぞろいっぷりに震えました。転向組のはるちゃん(天宮菜生)が特別大柄にも男っぽくも見えない、カッコイイ女たち。なのにちゃんと色っぽさもあるのは、さすが花娘ですね(*^ ^*)。
まだ他の3人はいまひとつ見分けられていないのですが、前髪を長めに脇に垂らしている美女に、軽く撃ち抜かれました。あれは誰なんだろう…。動きのしなやかさで目を惹いたのですが。
あんなに美女ぞろいで目の保養なのに、一幕だけな上に理世ちゃん以外は戦闘場面やダンス場面もあまり無いのがとっても残念。
そして、しゅん様(←めちゃくちゃ男前!!今回かなりしゅん様落ちしました)率いる騎馬隊は、輝良まさとくんが居るバージョンと居ないバージョンと両方観たので、ちょっと混乱してます(汗)。
とりあえず日高(大地)くんは鎧がよく似合ってました(^ ^)。
あ、日高くんと言えば、神話時代の黒朱雀が良かったです。抜群のスタイルとなめらかな腕の動きで、あえて日高くんにやらせた小池さんの気持ちがわかったような(^ ^)。
この後の、タムドクとホゲの仲良し場面は、まぁ本当にありがちな場面なんですけど(^ ^)。
ただ、子供時代は「君が王なら僕は将軍になる!」と暢気に歌っていたホゲが、その言葉を言わなかったことと、
タムドクが「君が王なら僕は平民になる。君と争ったり、疑ったり(疑われたり)したくないんだ」とかなり正直なことを言うのが印象的でした。
そんなタムドクに、「俺がお前を疑ったりするはずがない」と、やっぱりコイツ暢気だなと思わせる言葉を吐くホゲが可愛いです(*^ ^*)
血筋でいえば、玉座に近いのは、タムドク。
そして、タムドクは自分がチュシンの王であることを知っている。
ホゲは、「タムドクがチュシンの王なり」という神託を受けていることは知らないけれども、血筋で上位のタムドクが、実は自分と同じ刻(チュシンの星が輝いた時)に生まれたことを知っている。
だから彼は、能力(武芸や軍略)で自らが玉座の器であることを証明しなくてはならない。
タムドクは、そうやって幼い頃から玉座に向けて奮励努力してきたホゲを知っている。
奮励努力しなくてはならなかった友を、一番近くで見守ってきたのは自分なのだから。
だから彼は、自分よりも友の方が玉座にふさわしいと思っている。
玉座は民のためのものであり、であればこそ、その座に相応しい者が埋めるべきだ、と、無意識のうちにそう思っている。
そして多分、その無意識の認識こそ、彼がチュシンの王である証。
だからこそ、ホゲにはチュシンの玉座は埋められない。
彼は人の世の王なのであって、神籍に入って玉座を埋めるべき存在ではないから。
ホゲには、愛する女が黒朱雀と化して世界を焼いても、彼女を射落とすことはできないだろうから……
そして。
危ういバランスで均衡を保っていた二人の間に、傷がつくのは、もうすぐ。
タムドクがホゲ以外の「喪いたくない」存在に出会うのは、もうすぐ。
「喪いたくない」ものを知ったとき、タムドクは生まれてはじめて「望み」を抱く。
そして、いかなるものであれその「望み」を叶えるためには、大切なものを護るためには、権力を握らなくてはならないことに気づいてしまう。
チュシンの王が目覚めるのは、もうすぐ……
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コメント
ああ、土曜日にやっと大劇場花組公演を観ます、今からウキウキ♪
何を隠そう私は『太王四神記』ファンなのでーす。
NHKで放映中も時間までに必ず帰宅して、TVの前に座ってものすごく熱心にみて、
終わったらもう一度録画を見直して隅々までチェックする
(結構ご都合主義が多いドラマで辻褄が合わないことが・・・)
で、終わるのがもったいないような気がして実はラスト2話に限っては
観ないでまだ取ってあるというおばか加減です(笑)
ちなみにホゲさまとチョロが好きです。
で、そんな原作どっぷりな私なのに、キハが年上であること
スジニですら数ヶ月年上だろうこととか全然思い浮かびませんでした。
そういうところ、韓国ドラマ向きな私です(開き直り)
ねこさまの鋭い突っ込みに「あ、そうだよなぁ~」と今頃気づきました。
あと、>無意識の認識
これ、ほんとですよね。目からウロコです。
チュシンの王として選ばれしものは、すでに視点が違っているのですね。
ああ、あんなに努力することすらすでにチュシンの王で無い証拠だったとは・・・・
ホゲさま、かわいそう(涙)
ということで、子役も楽しみだし、しゅんさま、らいらいをはじめ下級生チェックもありで
忙しい日々となりそうです。
でも本命はバウ公演なので
その証として、12日はバウ1回をみて帰京いたしますわ(笑)
今夜からは、カラマーゾフ連続ですが、ねこさまのご予定はいかに?!
こんな私ですが、今年も宜しくお願いします。
今年もどうぞよろしくお願いいたしまーす!!
ムック本を読んだ限りでは、ドラマと小池潤色はかなり違うみたいですが、舞台もなかなか
小池さんががんばってくれてますので、ぜひまっさらな気持ちで楽しんでくださいねー(^ ^)
(←偉そう)
>ああ、あんなに努力することすらすでにチュシンの王で無い証拠だったとは・・・・
>ホゲさま、かわいそう(涙)
ホゲさんは、久しぶりに真っ直ぐで純粋な青年でした。あまりにも純粋すぎて、ポキっと折れたら元には戻れなかった、って感じ。ドSな壮ちゃんプルキル様には、透明な美しい心を折り砕いて黒く染めていく過程を、もっと愉しんでもらいたい気がします(*^ ^*)
逆に、タムドク様は見た目より屈折しているはずなんですよね。柳のようにしなやかで、曲がっても歪んでも、また元に戻る強靭さがステキないい男でした。まー、ちょっと裏がなさすぎて色気が足りないんですけどね……そのあたりは、どちらかと言うと小池さんの課題かな?
カラマーゾフは週末までおあずけです。週末にまとめて観る予定(笑)。
バウも楽しみですよね!!みなさん風邪ひかないでくださいね(祈)がんばれ~~っ!(はぁと)
銀ちゃんに続き、『太王四神記』の解説も楽しく読ませていただいております。
スカステで初日映像も流れ、人物相関図に写真も出て、益々楽しみ♪
東宝待ちなので、ねこさんのレポや、ニュースなどなどから、色々考えてはワクワクしております。
ふと、先日、このメンバーで、アーサー王伝説やってくれても素敵かも?なんて思ってしまいました。
今年も、こちらのblog楽しみに通わせて頂きます♪
アーサー王伝説、いいかも~~~♪いい男がいっぱい出てくるし、おもしろそうですね。
ちなみに「太王四神記」にもエクスかリバーみたいな場面があります(笑)。
アーサーはなんだか知らないけど(^ ^; 大活躍でしたよー!
スタイルよくてかっこいいです(はぁと)。かなり目立ってました。
らいらいは、見せ場はこれと言ってないですが、意外と出番があるし、色っぽくて
きれいなおじさまでした。美形は何しててもかっこいいですね(^ ^)。
これからもどうぞよろしくお願いいたしま~す! m(_ _)m。
感想をどこに書いていいのやら・・・
そしてバウは恐ろしいくらいに酷い脚本を
力のかぎりキムちゃんが何とかしてました。
力技に感動してます、で、ニワさんとかマユさんとかは
鼓笛隊でシンバル叩いてますが、そこにすらバランスで
入れなかったオヅキさんは1部の出番1分くらい、
2部は暴力ふるってなんとか7、8分頑張って舞台にいます。
児玉先生の良かったところ:話とはまったく関係がない所が殆ど
生チェロ演奏
生サックス演奏
(鼓笛も生ですが、魅力かどうかは微妙)
わんこの映像
舞台セットと主題歌
無かったことにしたいところ(笑)
出演者が全員危ない人っぽい所(粘着質のストーカーを思い出させる)
主演が良い人だけどバカみたいなところ、事故で記憶を失ったのかという位に
7年前のことを何も覚えていない(17歳なんて一番記憶が残る時期なのに)
暴力場面が長い(そして鼓笛の場面も長い)
主演がxxナノにもかかわらず後日談では、皆明るくて幸せになりそう
(鳴海のかなめちゃんが主演なら問題は無さそうな終わり方である)
生徒は単なる雪の精要因で、メイン以外は歌もなく芝居も大してない
これ、東京でやるのは少し恥ずかしい。
熱心な雪組ファンだけに見て欲しい。
それ以外の人がみたら批判されそうなので・・・
「おれはもう後戻りできないんだっ!」 のホゲ様
あまりに素敵で皆殺しも全然OKと思わされた。
しゅんさまの喉下に剣を突きつける狂気のホゲ様
もうどうしようかと思ったのでした。
た、太王四神記は、もう少しだけお待ちを(汗)。いろいろ書きたいものが溜まってまして(汗)。
そして、バウ!!
>そしてバウは恐ろしいくらいに酷い脚本を
>力のかぎりキムちゃんが何とかしてました。
なんだか、キムちゃんってこのパターン多くないですか(泣)。「ノンノンシュガー」は観てませんけど、なーんとなく……応援してますからがんばって!!
しかし、
>これ、東京でやるのは少し恥ずかしい。
>熱心な雪組ファンだけに見て欲しい。
結構深刻ですねぇ……(私は観ちゃいますけどいいですか?笑)
>「おれはもう後戻りできないんだっ!」 のホゲ様
>あまりに素敵で皆殺しも全然OKと思わされた。
>しゅんさまの喉下に剣を突きつける狂気のホゲ様
>もうどうしようかと思ったのでした。
あんなお約束のシーンを外すような祐飛さんじゃございませんのことよ(^ ^)。
っていうか、喉元に剣を突きつけられた一瞬、ふらっと視線が“食い入るように”泳ぐしゅんさまの方がヤバいです(ドキドキ)。