天王洲の銀河劇場にて、ブロードウェイミュージカルショー「SHOW TUNE」を観劇してまいりました。



『「It’s TODAY」に始まり「It’s TODAY」に終わる「SHOWTUNE」』と、演出の三木章雄さんは書かれていらしゃいますが。その、実際のナンバー構成だけではなくて、たしかに「今、このときがすべて。祝おう今こそ!」というテーマが明確に伝わってくるショーでした。

ポジティヴで、真っ直ぐで、ちょっとくらいコケても気がつかないくらい必死で前を向いて歩き続ける人たち。悩みがないわけじゃない、悩みなんて誰にだってある、でも、そんなものに挫けてみたって誰もフォローなんてしてくれない。自分の道は自分で切り開くの、だって私は私(I am What I am)なんだから!

そんな、ハーマンの数々の作品を貫く黄金のワンパターン。



私が彼の作品で観たことがあるのは「ラ・カージュ・オ・フォール」と「ハロー・ドーリー」。あとは、「Mame」と「Mack&Mabel」は一部の音楽を聴いたことがあるくらいですが、やっぱり「ラ・カージュ・オ・フォール」の音楽が物凄く好きなので、チラシを見ては、観たいなーどうしようかなーと悩んでいた作品でした。

……なぜ悩んでいたかといえば。正直に書いてしまいますけれども、私がマリコ(麻路さき)さんの声がすごく苦手だったから、でした…(T T)。巧い下手以前に、声そのものがどうにも受け付けなかったんですよね…
でも、今回、某所でウタコ(剣幸)さんの「I am What I am」が聴けるらしいと読んで、慌ててチケットをGETしたのでした。



……良かったよーーーーー、観に行って本当によかった~~っ!!


マリコさんの声も、全然気になりませんでした。あの、どこかから声が漏れ出ているみたいだった不可思議な響きが、ずいぶん集束してきれいに響くようになって、聴きやすかったです。同期の千秋慎さんの特訓の成果?(笑)
っていうか、噂には聞いてましたがマリコさんのピアノは本当にスゴイ!!まぁ、ラストの弾き語りはだいぶ(歌が)コケてましたけど(^ ^)、でも、あんなに自在に歌手を歌わせられるピアノが弾けるなんて、本当にすごい!!真実プロ級の腕をお持ちなんだなあと感心しました。
そして、9人の役者の中で唯一の男役というべき格好よさ。存在感は圧倒的でした。
ああ、この人はやっぱり、永遠の「タカラヅカトップスター」なんだろうな、と。







観る前は、ハーマンの音楽を使っての小人数でのショー形式、ということしかわからなかったので、なんとなくシャンソン歌手のジャック・ブレルをテーマにした「ジャック・ブレルは今日も巴里に生きて歌っている」みたいな形式の作品かなーと想像していたのですが、
…まぁ、当たらずといえども遠からず、という感じでしょうか。
「シャンソン」は一曲の中にドラマがあるせいか、基本的に一曲一場面で全体を構成していましたが、今回の曲は「ミュージカル作品の中の一曲」なので、何曲かセットでドラマを構成し、それをつないでいく…というところは違っていましたね。っていうか、こう書くと普通の“ショー”と何が違うのかわかりませんが(^ ^;ゞ

たった2時間でハーマン作品を何本も観たような気がするのに、音楽的にはいろんな作品のナンバーを入り混ぜて使っていて、全然違和感も唐突感もないのがすごい。
ブロードウェイ版を構成したPAUL GILGERという人がどんな経歴の人なのか、プログラムにも何も書いていないので判りませんが、センスのあるショー作家なんだろうなあと思います。機会があれば、彼の他の作品も観てみたいです。



あと、私的にとっても嬉しかったのは、「Mack&Mabel」の音楽を生で聴けたこと♪
ヅカファン的にわかりやすく説明するなら、月組の霧矢大夢さんが主演したバウ公演「SLAPSTICK」の主人公である映画監督マック・セネットと彼が愛した女優メイベルの恋をテーマにしたミュージカル…なんですけど、私も古いミュージカルソングを集めたCDに入っていた数曲を聴いたことがあるだけなので、すごく新鮮でした。良かったよーっ♪







ブロードウェイ版では男女7名(PIANOMAN+たぶん男3名女3名?)での上演だったそうですが、今回は宝塚OGのみ9名(うち元男役5名、元娘/女役4名)での上演。

でも。
率直な感想としては。
女優一人(剣)+男役一人(麻路)をメインに、娘役が一人(風花)華を添えて、あとはコーラス(出雲、初風、楓、芽映、大真、雪菜)という印象でした。


あまりにも女優・剣と男役のPIANOMAN・麻路の印象が強くて、他の印象が弱かった、かも。
特に男役の3人が弱かったのがとっても残念!


楓(沙樹)さんは、スタイルが女として抜群に良くて素敵なダンサーさんですけれども、逆にそのせいで補正無しでは全く男役には見えないタイプ。仕方がない面もあるかとは思いますが、でも、今回の作品は全場面男役なんだから、もう少し気合を入れて補正して、その気になって出てほしかったです。歌もダンスも、悪くはないけど男役としては中途半端な感じがつきまとって、すごく残念な感じでした(ごめんなさい)。

ガイチ(初風緑)さんに関しては、ソロで歌った二曲が男役じゃなかった(「Nelson」はピエロ系、「I’ll Be Here Tomorrow」は女性)のが残念だったなー。「SONG ON THE SAND」の前半は、ガイチさんの声で聴きたかったよー(T T)。
相変わらずの伸びやかな歌声は魅力的なんですが、キャラクター的にも声質的にも、男役をやるより女優の方が似合うのかも、とは思いました。今回の公演も、いっそタキさんポジションに入った方が魅力が出たんじゃないかなー、と。

(大真)みらんちゃんは、3人の中では一番「男役」してましたね。まだ卒業してからの時間が短いから?女優としての舞台をそんなに経験していないから?わかりませんけれども、長い髪もあまり気にならなかったくらい、ちゃんと「男役」でした。声も良かったし。ちょっと丸くなってたのが惜しかった(^ ^;


彼らの中途半端さが三木さんの狙いだというのなら、少し考え直してほしいなーと思いますね。
私が観たいのはちゃんとした「タカラヅカ」であり、ちゃんとした「ブロードウェイミュージカル」なんですよ…(T T)。中途半端なモノはいらないんですよ。せっかくいい人たちを集めているのに…。





元娘(女)役さんたちは、概ね健闘されていたと思います。
「娘役」っていうのは「女優」とは全く違う技術を必要とされるモノなんですが、さすがに「男役」よりはハードル低いんだなあと思いました。皆自然な佇まいで、衣装も良く似合って美しかったです。
芽映はるかちゃんの可憐な娘役っぷりに目元も口元も緩みまくり、
雪菜つぐみちゃんの、相変わらずの「月娘」らしい気風のよさに惚れ惚れとし、
……この二人と大真みらんちゃん、みーんな同じ84期なんだなーと思うと、なんだかびっくりしてしまいます(^ ^;


風花舞嬢は、本当に歌が安定しましたね。
もっともっと踊ってほしかったのは本音ですが、歌ももう手に汗握るコトもなく、安心して聴いていられます。ただ、まぁ、やはり「歌姫」ではないし、ある意味「娘役の鑑」みたいなひとなので、どんな歌も「娘役」として歌ってしまってドラマを消してしまうのは、弱みなのかもしれませんね。
「Shalom」だけは、もう少しドラマティックに歌える人で聴いてみたかったような気も。
でも、「SONG ON THE SAND」はしっとりと温かみがあってすごく良かったです。「I am What I am」の歌いだしも透明感があってすごく良かったし。ああ、こういう表現の仕方もあるのか!とすごく吃驚したのが印象的。
…こうやって書いてみて気づく。ドラマの表現にはご本人の作品に対する思い入れが出るのかもしれませんね(風花さんの退団後初出演が「ラ・カージュ・オ・フォール」)。


そんな中、「歌姫」タキ(出雲綾)さんが苦戦していたのがとても残念。タキさんは胸声になる低音部もすごくよく響く人なのに、最近流行っている風邪(突然喉に来るタイプ)にヤられちゃったんでしょうか(T T)。高音部の頭声は綺麗に響いていたので良かったのですが、後半になるにつれて出る音域が狭くなっていく(ちょっとでも響きが下がるとゴロゴロする)のでヒヤヒヤしました。
なんとかかろうじて千秋楽の幕を降ろせて、ご本人もほっとしましたんじゃないでしょうか…。
またすぐ関西公演が始まるので、がんばって治してください!




で。

ただひとりの「女優」、剣幸。


この人の素晴らしさは、一曲がちゃんとお芝居になるところだと思います。
歌いだす前の姿勢、シルエットの肩のラインだけで「挫折」を表現してみせる。で、歌いだしてから少しづつ立ち直っていく様を描いて、ラストのワンフレーズで晴れ晴れと前を向き、「大丈夫、がんばれる!」と高らかに謳いあげる…
ジェリー・ハーマンというクリエーターの創る世界に、ウタコさんの存在感がぴったりとハマっていたと思います。
舞台演出どおり、鏡に向かって化粧しながら歌う「もっとマスカラを!」も素晴らしかったし、
ピアノの脇にふとたたずんでマリコさんの愛を享ける「I Won’t Send Roses」も素晴らしかった。
そして、「If He Walked Into My Life」の絶唱…


ウタコさんが歌うたびに涙が溢れて、とまりませんでした。


そうかと思えば、
男装場面は粋に格好良く(髪をタイトにまとめてくれていたらもっと格好良かっただろうに…)
二幕のメイベルはキュートで可愛く、

そして、なんたって最高だったのは、マリコさんのメイムと思いっきりやりあうドーリー!!



ウタコさんという女優は大好きでしたし、それなりに、条件があえばなるべく観にいっていたつもりでしたが、今回は本当に目から鱗が落ちた気分でした。
ウタコさんの歌に、こんなに力があるなんて知らなかった。芝居の人だとばかり思っていたのに、年齢を感じさせない力強い声と、自信に裏打ちされた圧倒的な表現力。芝居の人だからこそたどり着いた、完璧な解釈と高い技術の交錯するポジション。


……ただ一つ残念だったのは、「I am What I am」を歌ってくれなかったこと(あ、いえ、もちろん歌ってます。ワンフレーズはソロで、後は全員で。しかも、そのワンフレーズのソロで泣きました私)(…でも、ソロで全曲歌ってくれると思ったんだよ……)。
見事に騙されました。……いや、騙してくれてありがとう、って感じではありますが(^ ^)。


ああ、でも、本当~にウタコさんの「I am What I am」が聴きたい………。ディナーショーか何かで歌ってくれるんなら、絶対に行くぞ!
あの歌は本当にドラマティックな大曲なので、今回みたいにみんなの歌い継ぎコーラスにするのは勿体ないんですよー!せっかくあれを一人で歌いきれる女優が出演しているのに、もったいない~(涙)。
二幕の「砂の上のラヴ・ソング」も歌い継ぎだったし、なんか「ラ・カージュ・オ・フォール」はかなり無駄遣いされてしまったような気がします。
…ま、日生に市村ザザファイナルを観にいけ、って感じですかね……(苦笑)。





日本では「ジェリー・ハーマン」があまりメジャーとは言い難いので、ちょっとチケットの売れ行き的には苦戦しているみたいでしたけれども、ショーの構成はとても良かったと思います。
とにかく、ハーマンの「明日はHAPPY!」というメッセージが全編に溢れていて、幸せな気持ちで家に帰りました。本当に楽しかったです~!(^ ^)西宮での公演はまだこれからなので、ぜひぜひ皆様、足を運んであげてくださーい(はぁと)。






コメント

nophoto
はにはに
2008年11月25日16:52

私も昨日観ていました。

まりこさんのピアノ、すごいですね!
そして、ちゃんと男役で、男役の女装なまりこさんにニコニコしました。
現役時代には「えーっ!」と歌に文句を言っていたのですが
退団してからは、まりこさんのこと、ファンになってしまいましたよ(笑)
エリザベートOG公演のときの、ずんことまりこさんの、その舞台に対する態度の違いに
(「ずんちゃんのそこが可愛い~♪」というファンの方のお気持ちも理解したうえで)
まりこさん、ダイエットして臨んだことも含めてファンへの全力投球の態度が素敵だなぁと思ったんですよね。

ところでたきちゃん、やっぱり不調だったんですね
それでもたきちゃんは立派だったと思います。やっぱりお金の取れる人だと思いました。
ガイチさんはアルトな歌がよかったと。ブログを読むと高い女性の声が大変だったとあるし
私は髪も短くしてつんつんって立った形とかにして男役ででてくれてよかったかと。
(そのほうが身長も稼げるし)
みらんちゃんも歌もダンスもよくて、いまこのまま星にいたら、涼さんの下で柚希さんの上で
よい仕事してくれたのになぁと劇団の先見の明の無さを思いましたよ。
(しみこ・・・ 本当にもっと頑張ってくれ)
彼女も顔が丸いから髪を切ったほうがかっこいいのになぁと思ってみていました。
男役さんはやめると長くしたがりますが、
そろそろまた髪を短くしても良さそうな人、結構いますよね(笑)

芽映はるかちゃんは本当に可愛いし、活躍していましたよね。
彼女はダンスも歌もうまくて、退団するときにはがっかりでした。
在団中の新公はいつもたきちゃんの役が基本でしたが、よい娘役さんだなぁと
思っていたので、今回もしっかり活躍してくれていて嬉しかったです。
みらんちゃんもえりちゃんも若いんですよね・・・


で、うたこさん・・・
男になったら素敵な男だし、女の人だとちゃんと過去のある物語を感じさせる女優さんだし
うたこさん、素敵すぎる♪
臨海線に向かって歩いてたらうたこさんの出待ちしているファンの方たちがいて
その中にしっかり知り合いの方が!
「ここにいたら、すぐにうたこさんがくるよ」といわれて、一人だったら絶対に待ってて
素敵でしたとか言いたかったです。

全体的には、面白いショーに仕上がっていて楽しかったです♪
1万円じゃなくて、もう少し値段設定を安くしたらきっともっと沢山人が入ったのになぁと
少し悔しい思いがしました。

nophoto
夜野
2008年11月25日22:08

私ですよね、私ですよね、大変申し訳ございません!!!
いったいどうしてこんなことになってしまったのか…みつきねこさまのブログを読んで、ウタコさんがマスカラ使ってる画像がくっきりと蘇ってまいりました…
すみません、すみません!!
完全に脳内で別のショーが上演されておりました。
これまで「ラ・カージュ・オ・フォール」というミュージカルを観劇したことがなく、「I Am…」の曲を単独で知っていたために、勝手に脳が知っている曲で映像を補完し、再生してしまったものと思われます。
プログラムを買ったのに、確認しないで書いてしまいました…
やっぱり、メモは必要ですね(しみじみ)

これはきっとみつきねこさまをおびき出すための、ミュージカルの神様の思し召しです。インシャラーだと思ってお許しくださいませ!!!
ところで、私が観劇した時は、たきちゃん、素晴らしかったですよー。あの後、声つぶしちゃったんでしょうかねぇ。
逆にまりこさんのピアノは、まあ、普通…っていう感じでした(笑)そこは進化していかれたのでしょうね。

みつきねこ
2008年11月25日23:49

はにはにさま☆

私も、ちょっとマリコさんファンになったかもしれません(*^ ^*)
おおらかな包容力のあるダンスは素敵だなあと思っていたんですが、とにかく声が駄目だったんで…。でも、声って変わるものなんですね。今のマリコさんの声は、結構好きかもです♪(嬉)

>ところでたきちゃん、やっぱり不調だったんですね

たぶん。高音部は問題なかったので喉自体は大丈夫そうだったし、普通の風邪なんじゃないかなーと思いました。ご自身の状態をしっかり把握して、歌える音域はきちんとコントロールされていたのは流石だなーと思いますし、多少調子が悪くてもちゃんと泣かせてくれる表現力も、さすが「歌姫」。でも、やっぱり全力投球の歌を聴きたかったなーと思うので残念です。
ちょっとしかお休み無いですけど、とりあえず西宮公演までに完治されることを祈っています。

>私は髪も短くしてつんつんって立った形とかにして男役ででてくれてよかったかと。
たしかにー。リフの時の髪型好きだったなあ…(←古すぎ)

>男役さんはやめると長くしたがりますが、

確かに。よくそういう歌を歌ってますよね。スカートはいて、髪を伸ばして、って(笑)

>男になったら素敵な男だし、女の人だとちゃんと過去のある物語を感じさせる女優さんだし

本当に仰るとおり!!ホント素敵でした。ファンクラブの案内貰ってきちゃいましたよ(^ ^)

>「ここにいたら、すぐにうたこさんがくるよ」といわれて、一人だったら絶対に待ってて素敵でしたとか言いたかったです。

え"-----っ!!出待ちしたいなーと思ってうろうろしたのに、全然わからなかった(T T)。しょぼーーん。

>1万円じゃなくて、もう少し値段設定を安くしたらきっともっと沢山人が入ったのになぁと
少し悔しい思いがしました。

……たしかに。銀河劇場って、アートスフィア時代から価格設定が高くて席が埋まらないことが多いですよね。いい作品なのにもったいないなあ、と思った公演って天王洲が多い印象。
施設使用料が高いんでしょうけれどもねぇ……(T T)

みつきねこ
2008年11月25日23:58

夜野さま☆
ありがとうございましたー!夜野さまのおかげで、素敵な一日になりました(はぁと)
いやマジですよ(ちゃんと書いてるでしょ?)。

タキさんの全力投球が聴けた夜野様が羨ましいです。ってゆーか、迷ってないでさっさとチケット取ればよかったんですよねー私ったら(泣)。

マリコさんのピアノは、私はそもそも現役時代のマリコさんのピアノを知らないので、実際に弾いてるってだけで「すげー!」って感じだったのもあるんですけど(汗)。
ま、正直、素人に弾き語りさせるのはちょっとどうかと思いましたし、ピアノだけにお金が払えるとは思いませんけど、ちゃんと歌手を歌わせてあげられる伴奏ってプロじゃないと難しいじゃないですか。そういう意味でスゴイなーと思いました。相手をきちんと見てあげられる人なんだろうな、って。
……やっぱりファンになってるような気がする……(^ ^;ゞ

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夜野
2008年11月26日0:24

素敵な一日になってよかったです。
私の脳内にいらっしゃれば、いつでもウタコさんの「I Am…」が聴けるんですけどね(泣)ついでに、マリコさんの「Believe in Myself」も聴けますよ~(意味不明)
現役時代からマリコさんは、すごかったです。稽古場ピアノをやれるだけの実力はあると思います。現役時代、退団者の稽古場最終日のイベントでは、必ずマリコさんがその人の出演作品のピアノメドレーをBGM演奏していたそうなので。(ご本人によれば、音大行ってピアノ教師になりたかった…っていうレベルだそうで)
今回のピアノも東京でお稽古が始まって、全員のキーが固まってから本格的に弾き始めたそうですし。だいたい、ほとんどの和音がドから上のミまである時点で、普通の女性にはちゃんと鍵盤をおさえることすら難しいのに…。
みつきねこさまが、ウタコさん、マリコさんのファンになってくださり、なんだか、間違えた甲斐があったとか思う夜野なのでした。ありがとうございました!

みつきねこ
2008年11月27日1:13

>私の脳内にいらっしゃれば、いつでもウタコさんの「I Am…」が聴けるんですけどね(泣)

夜野さまの脳内に行きたい…。きっといろんなステキなものが飛び交っているに違いない…。
でも、

>ついでに、マリコさんの「Believe in Myself」も聴けますよ~(意味不明)

……そっちは遠慮しときます(^ ^;

>現役時代、退団者の稽古場最終日のイベントでは、必ずマリコさんがその人の出演作品のピアノメドレーをBGM演奏していたそうなので。

おお~、凄いですねぇ!音大と宝塚音楽学校を秤にかけて、後者を選んでくださったんですね、マリコさんは。…タカラヅカにとっては、幸運なことだったのでしょうね♪

nophoto
baron
2008年11月27日20:24

初めまして。
現役時代ウタコさんにどっぷりはまっていた旧ヅカファン(笑)ですが、みつきねこさんの文章が嬉しくて(読んでいて「そうそう!」と頷きっぱなしでした)思わず出て来てしまいました。
現役時代からウタコさんの歌(特に芝居中の)が好きで、今年6月のコンサートではさらに磨きがかかっていたので(現役時代の「夜霧のモンパルナス」は絶品でした)芝居心がある人はどんどん上手くなるんだなあと思い、このショーもとても楽しみにしていたのですが、想像以上に素晴らしくてあらためて惚れ直した(笑)ところです。ちゃんと1曲で1本の作品を観たような気持にさせてくれる人ってなかなかいないので貴重な人材ですよね。「If He walked into my life」を聴きながら彼女の「メイム」が観てみたいと思いました。そしてもちろん「I am what I am」も!

マリコさんのピアノ、さすがでしたね!宝塚時代の雰囲気をいい形で残していて華やかさもあり、OGたちによく合わせていたと思います。皆歌いやすかったんじゃないかなと思いました。

タキさん、残念でしたね。私が最初に見た時は(3回も行ってしまいました 笑)とてもきれいに歌っていたので・・明日の関西公演では回復しているといいですね。

そして横レスなのですが・・
はにはにさんが書かれている出待ちをしていた知り合いというのは多分私ではないかと・・(笑)
はにはにさんやみつきねこさんにも是非出待ちしていただきたかったです~ウタコさん、変わらず細くてキレイでしたよ♪

初めてなのに長々とスミマセンでした。
またお邪魔させてくださいね。

みつきねこ
2008年11月28日1:46

baronさま、はじめまして!コメントいただけてとても嬉しいです。
ウタコさん、本当にステキでしたね!この方の現役時代を知らないことが残念でなりません。「Me & My GIRL」初演、観たかったなぁ………。

「メイム」もよさげですよねー!ドーリーもいいだろうなあ。「アプローズ」のマーゴも観てみたいし、「ジプシー」も絶対いける!!観たい作品がたくさんありすぎて目移りしてしまいますが(^ ^)、いい感じで年齢を重ねてこられて、「女優」としても今これからが本番な人なんじゃないか、と思っちゃいました(*^ ^*)。
そして私は、ウタコさんの本気のシャンソンを聴いてみたい…。単独のコンサートでもいいんですけど、もし再演されたなら「ジャック・ブレル…」に出てみてほしいです。あれはやっぱり、「人生」が歌える人に出てほしい作品なので。


……私も出待ちしたかったです(; ;)。次回は是非誘ってください!(←いつ)