あなたにあえてよかった
2008年11月17日 宝塚(雪) コメント (2)だいぶ遅くなってしまいましたが。
柊巴さん、山科愛さん、
ご卒業おめでとうございます。
2008年11月16日、
前日の祈りも虚しく、朝から随分な雨の中の入りでしたけれども(涙)、
らぎちゃんもシナちゃんも、最高の笑顔で入っていかれました。
幸せな涙雨ってあるんだなあ、と。
らぎちゃんの白いパーカーの背中には、象さんのアップリケ。
シナちゃんの背中には、キリンさんのアップリケ。
ゆり香紫保さんのお手製だということは、ネットで知りました。
可愛かったーーーー!!
あの後姿を写真に撮られた方、ぜひぜひ猫にご連絡くださいませm(_ _)m。
公演は、11時公演も千秋楽の15時半公演も、なんというか、端正な出来でした。
千秋楽のアドリブは、ショーの幕開きの未沙さんの呼び込みと、お芝居のカフェの場面でのエスコバルとアリシアの会話くらいかな?カフェの方は、特に千秋楽だから云々ということはないのですが……。
基本的に荻田さんも正塚さんも作品の完成度を追求するタイプで、あまりアドリブを好まれないみたいですよね。出演者のトークでそういう話が出ることも多いし。
ねこは、普段の公演では基本的にアドリブ無しでいいと思っているのですが、千秋楽などのイベント日は、何かあってもいいのになーと思うタイプなので、ちょっと寂しかったです。
でも、たしかに入れる場所がないんですけどねー…。
ご挨拶は。
…もうスカイステージにも流れてしまいましたが、らぎちゃんのご挨拶は、あり得ないほどぐだぐだでした(苦笑)。
詰まりまくりで、絶対その場で考えてる!ってバレバレな感じ。
いちファンとして“手に汗を握った”というか、飛鳥組長のコメントを聞きながら流れ始めていた涙が、ぴったりと止まってしまったというか。
ハマコさん!!どうして今回は「お願いだから考えて」って言ってくれなかったのっ!!と
…逆恨みしてみたりして。
でも。
ポツポツと、詰まりながら、言い直しながら、言葉を繰り返して訳がわからなくなりながらも、
それでも。
らぎちゃんは誠意のある人なんだな、と思いました。
適当な言葉で誤魔化すことができないひと。
だから事前に考えておけよっ!!と全員が突っ込んでも、
たぶんご自身も突っ込んでいらっしゃたのでしょうけれども、
それでも、譲れなかったんだな、と。
「階段を降りて、そのときの気持ちを真っ直ぐに伝えたい」と、
そんな無茶なことを思ってしまったら、そのとおりにしかやれない。
あらかじめ考えてきたことは、彼女にとって嘘なんだろう。
その瞬間に、ちゃんと言葉を見つけられる自分じゃないことは百も承知で、
それでも、その瞬間の気持ちを見つけたかった。
だから。
……いいよ、わかったよ、と。
らぎちゃんの挨拶が終わって、ホッと(ファンが)留めていた息を吐いた瞬間に。
上手下手に並んでいた雪組生たちが、みんな一斉に腕をあげて涙をぬぐっていたのが印象的でした。
巧い挨拶なんて、いらないんだな。
詰まりながらでも、言葉が足らなくても、
らぎちゃんが「感謝の気持ちでいっぱい」で、「今がとても幸せ」だってことは伝わったから。
そして、たぶん、それだけでいいんだ、と。
それが正解なのだろう、と。
泣かないだろうと思っていたらぎちゃんが、ぽろぽろ涙を流していたのがすごく意外でした。
絶対、満面の笑みを崩すことなく、幸せいっぱいの貌で卒業していくのだろうと思っていたのに。
でも、声に涙をまぜることなく、(詰まり詰まりながらも)最後まできちんと語りきったらぎちゃんは、偉かったと思います。
……本当に本当に、よくがんばりました(はぁと)。
シナちゃんは、さすがに言葉もしっかり明瞭で、とても素敵な文句なしのご挨拶でした。
らぎちゃんの挨拶では手に汗握って泣けなかったぶん、シナちゃんの挨拶で存分に泣かせていただきました。
水くんの、暖かな真情のこもった言葉。
大劇場に引き続き、今回も鼻をぐすぐす言わせながら挨拶するトップスターは、
「本当に痛手なんだよ君たち!」と発破をかけてくださって。
何回目のカーテンコールだったか。
シナちゃんの髪に載った紙ふぶきを水さんが取ってあげたとき、
それまではかろうじて笑顔を保っていたシナちゃんが、みるみる顔をしかめて泣き顔になってしまったのが、メチャメチャ可愛かったです。
ああ、人ってこういう貌をして泣くんだな、と思ったのです。
そして、それを見て大笑いしているらぎちゃんも、めっちゃ可愛かった(笑)。
85期の残される6人も、目元をぬぐいながら笑顔で見守っていて。
むしろ、組長さんとか副組長とか、上級生の涙が目立ったような気がします。
愛されてるなあ、二人とも。
愛されてるなあ、85期。
しみじみとそんなことを思いながら。
出のらぎちゃんは、これがまたあり得ないほど綺麗で輝いてました。
うつくしいひとだった。
もうちょっと小柄で、肩が細かったなら。
もしらぎちゃんが娘役だったら、どんなにか可愛らしく魅力的な美女になっていただろうか、と、
そんなあり得ないことを惜しみながら。
彼女のこれからに何が待っているのか、全く知らないのですけれども、
それでも。
あなたの、これからの永い人生に、幸せが溢れていることを祈りつつ、
信じつつ、
あなたに会えた幸福をしみじみと噛み締めながら、わたしはたぶん、宝塚ファンを続けていくのでしょうねぇ…(*^ ^*)
.
柊巴さん、山科愛さん、
ご卒業おめでとうございます。
2008年11月16日、
前日の祈りも虚しく、朝から随分な雨の中の入りでしたけれども(涙)、
らぎちゃんもシナちゃんも、最高の笑顔で入っていかれました。
幸せな涙雨ってあるんだなあ、と。
らぎちゃんの白いパーカーの背中には、象さんのアップリケ。
シナちゃんの背中には、キリンさんのアップリケ。
ゆり香紫保さんのお手製だということは、ネットで知りました。
可愛かったーーーー!!
あの後姿を写真に撮られた方、ぜひぜひ猫にご連絡くださいませm(_ _)m。
公演は、11時公演も千秋楽の15時半公演も、なんというか、端正な出来でした。
千秋楽のアドリブは、ショーの幕開きの未沙さんの呼び込みと、お芝居のカフェの場面でのエスコバルとアリシアの会話くらいかな?カフェの方は、特に千秋楽だから云々ということはないのですが……。
基本的に荻田さんも正塚さんも作品の完成度を追求するタイプで、あまりアドリブを好まれないみたいですよね。出演者のトークでそういう話が出ることも多いし。
ねこは、普段の公演では基本的にアドリブ無しでいいと思っているのですが、千秋楽などのイベント日は、何かあってもいいのになーと思うタイプなので、ちょっと寂しかったです。
でも、たしかに入れる場所がないんですけどねー…。
ご挨拶は。
…もうスカイステージにも流れてしまいましたが、らぎちゃんのご挨拶は、あり得ないほどぐだぐだでした(苦笑)。
詰まりまくりで、絶対その場で考えてる!ってバレバレな感じ。
いちファンとして“手に汗を握った”というか、飛鳥組長のコメントを聞きながら流れ始めていた涙が、ぴったりと止まってしまったというか。
ハマコさん!!どうして今回は「お願いだから考えて」って言ってくれなかったのっ!!と
…逆恨みしてみたりして。
でも。
ポツポツと、詰まりながら、言い直しながら、言葉を繰り返して訳がわからなくなりながらも、
それでも。
らぎちゃんは誠意のある人なんだな、と思いました。
適当な言葉で誤魔化すことができないひと。
だから事前に考えておけよっ!!と全員が突っ込んでも、
たぶんご自身も突っ込んでいらっしゃたのでしょうけれども、
それでも、譲れなかったんだな、と。
「階段を降りて、そのときの気持ちを真っ直ぐに伝えたい」と、
そんな無茶なことを思ってしまったら、そのとおりにしかやれない。
あらかじめ考えてきたことは、彼女にとって嘘なんだろう。
その瞬間に、ちゃんと言葉を見つけられる自分じゃないことは百も承知で、
それでも、その瞬間の気持ちを見つけたかった。
だから。
……いいよ、わかったよ、と。
らぎちゃんの挨拶が終わって、ホッと(ファンが)留めていた息を吐いた瞬間に。
上手下手に並んでいた雪組生たちが、みんな一斉に腕をあげて涙をぬぐっていたのが印象的でした。
巧い挨拶なんて、いらないんだな。
詰まりながらでも、言葉が足らなくても、
らぎちゃんが「感謝の気持ちでいっぱい」で、「今がとても幸せ」だってことは伝わったから。
そして、たぶん、それだけでいいんだ、と。
それが正解なのだろう、と。
泣かないだろうと思っていたらぎちゃんが、ぽろぽろ涙を流していたのがすごく意外でした。
絶対、満面の笑みを崩すことなく、幸せいっぱいの貌で卒業していくのだろうと思っていたのに。
でも、声に涙をまぜることなく、(詰まり詰まりながらも)最後まできちんと語りきったらぎちゃんは、偉かったと思います。
……本当に本当に、よくがんばりました(はぁと)。
シナちゃんは、さすがに言葉もしっかり明瞭で、とても素敵な文句なしのご挨拶でした。
らぎちゃんの挨拶では手に汗握って泣けなかったぶん、シナちゃんの挨拶で存分に泣かせていただきました。
水くんの、暖かな真情のこもった言葉。
大劇場に引き続き、今回も鼻をぐすぐす言わせながら挨拶するトップスターは、
「本当に痛手なんだよ君たち!」と発破をかけてくださって。
何回目のカーテンコールだったか。
シナちゃんの髪に載った紙ふぶきを水さんが取ってあげたとき、
それまではかろうじて笑顔を保っていたシナちゃんが、みるみる顔をしかめて泣き顔になってしまったのが、メチャメチャ可愛かったです。
ああ、人ってこういう貌をして泣くんだな、と思ったのです。
そして、それを見て大笑いしているらぎちゃんも、めっちゃ可愛かった(笑)。
85期の残される6人も、目元をぬぐいながら笑顔で見守っていて。
むしろ、組長さんとか副組長とか、上級生の涙が目立ったような気がします。
愛されてるなあ、二人とも。
愛されてるなあ、85期。
しみじみとそんなことを思いながら。
出のらぎちゃんは、これがまたあり得ないほど綺麗で輝いてました。
うつくしいひとだった。
もうちょっと小柄で、肩が細かったなら。
もしらぎちゃんが娘役だったら、どんなにか可愛らしく魅力的な美女になっていただろうか、と、
そんなあり得ないことを惜しみながら。
彼女のこれからに何が待っているのか、全く知らないのですけれども、
それでも。
あなたの、これからの永い人生に、幸せが溢れていることを祈りつつ、
信じつつ、
あなたに会えた幸福をしみじみと噛み締めながら、わたしはたぶん、宝塚ファンを続けていくのでしょうねぇ…(*^ ^*)
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コメント
改めてCSニュースでご挨拶を聞いて、また泣きました。
二人の未来が幸せでありますように。
赤い羽根を背負った体育会系生徒会長の、愛に溢れたご挨拶を聞いて、ますますこの人が好きになりました。
ありえない回数を通った公演でした。
今、この舞台を見ることができたことを感謝しています。宝塚が好きでよかった。
はぁ、おわっちゃった・・・
卒業生お二方、見送ってくださったんですね。
同じ空の下に居たんだなーと思うと、なんだか嬉しいです☆
>ありえない回数を通った公演でした。
私もそうです。
らぎちゃんの卒業とは無関係に、ただただ作品が見たくて通った日々でした。
いい作品をありがとう!>雪組の皆様♪