スカーレット・ピンパーネル
2008年9月7日 宝塚(星) コメント (2)星組東宝劇場公演「スカーレット・ピンパーネル」を観てまいりました。
大劇場で観てから、ちょうど2ヶ月。
おおお〜!!進化してる!!
トップお二人は、歌も芝居も2ヶ月前からとても良かったですし、今回もさすがだったのですけれども、ショーヴランの(柚希)礼音くんの成長ぶりに感動しました。
パーシーよりもショーヴランの方が音域も広いし、印象に残る名曲を歌うので、ちょっとドキドキしていたのですが(笑)、今回はとってもカッコよかったです♪
ただ、どうしてもトウコさんのパーシーに比べると演技が若いので、小物感があるのは仕方ないのかなー。
ショーヴランはただの悪役ではなく、彼なりの正義(=革命)を背負った「対立者」なので、もっと対等にやりあってほしかったんですよね。
まぁ、小池さんがずいぶんいじって、マルグリットへの恋心を中心に表現するように演出していたので、「間男だから小物感があって当然だよね」、みたいな説得力がありましたけど。
……そのぶん、マルグリットの偉大さ、というか、「革命の闘士だった」過去が暈されてしまって、すごく普通の、夫への恋心に惑うばかりのキャラクターになっていたのが残念ではありますが……。あすかちゃんのことだから、下手すると“パーシーよりカッコイイ闘士っぷり”を披露してくれちゃったりして、と無駄な心配をしていたんだけどな(^ ^)。
「スカーレット・ピンパーネル」を宝塚が上演する、と聞いたときに、一番懸念したのは「ベルサイユのばら」的革命礼賛とはまったく対極にある、そのテーマの見え方でした。
もともとが、暴走を始めた“革新派”に対する保守派の抵抗運動なのですから、“革新派=市民派”をすべて正義とする「ベルサイユのばら」とは全くちがう世界観なので……
うまく嵌るかなあ、と心配したんですよね。
まぁ、以前に柴田さんが「紅はこべ」をやってると聞いて、ああ、作品のテーマそのものは問題ないんだな、と安心はしたのですが。
「革命」といっても、1789年の革命は、実際には「ベルサイユのばら」で描かれた労働者革命とはほどとおく、いわゆる「ブルジョア革命」、裕福な市民階級が権力を握った革命でした。
「自由・平等・博愛」を旗印に掲げていながら、その足元には大きな闇があった。本当の貧しいパリ市民、「ベルサイユのばら」で描かれた衛兵隊の家族たちみたいな階級の人々は、「貴族」という敵を駆逐したことによって、いわゆる“ブルジョア”、経営者階級という敵を眼前に見出す。
労働者階級からの突き上げと、
貴族階級の抵抗、
両方にはさまれた「ブルジョア」たちの懊悩と分裂、そして、他国からの干渉。
人民革命を成し遂げたフランスは、その後長い間、ヨーロッパの台風の目でありつづけます。
繰り返される干渉戦争。富裕層を中心としたジロンド派の行き詰まり。下層階級を味方につけたジャコバン派(ロベスピエール)の独裁。
彼らが恐怖政治の罠に陥り、国民から乖離していくのは、他国からの攻撃に対抗するための軍隊を維持するため。
決して、自分たちの身を守るためではなかったはずなのに、
でも、結果として自分たちの身も、革命の理念も、守ることは出来なかった。
なにもかも、うまくいかない。
誰が悪い?
誰が自分たちを批判している?
我々が正義なのに。
正義だった、のに…。
バスティーユからわずか10年で、ナポレオンによる帝政が始まり、王政復古があり、そしてまた……紆余曲折、100年ちかくにわたってパリは荒れに荒れ続ける。
それでも、その時々の権力者が、パリ万博で「国威発揚」をしてのけるところが、“豊かな農業国”たるフランスの底力だと思うのですが。
革命は、そのものが美しいものではない。
「よりよい生活」を夢見る心が、
その「理想」を手に入れるためにはどうしたらいいのか、を真剣に考える心が美しいのだ、と。
「闘争」は、それ自体が目的となったときに、うちに抱える滅びが表に出てしまう。
たとえ「理想」を手に入れるためであっても、闘争の「是非」を検討する余裕がなくなったときには、それはただの「暴力」になるのです。
「暴力」、あるいは「暴虐」に。
革命の正義を背負いながら、暴走を始めた中枢部への疑問を抱きはじめるショーヴランと、貴族側・王族側に立って革命を批判する“異国の”貴族たち。
革命政府を食い荒らし、理想を捨てて現実と闘うことを求める外国勢力。干渉戦争。
最初には理想があった。
現実とぶつかった時には、太陽に出会った淡雪のように儚く消えてしまう“理想”、が。
“現実”と闘う力をもたない“思想”が。
その“夢”に、人生を賭けようとしたマルグリットの挫折。
そして、ショーヴランの抵抗。
革命に失敗しても、それでも理想を捨てなかった「マリポーサの花」を観てしまうと、マルグリットの選択があまりに安易に見え、彼女を絶対視しているショーヴランがあまりにも憐れに見えてしまうのですけれども。
…でも、マルグリットの真っ直ぐな想いの強さが素晴らしいから。
その強い想いをしっかりと受け止めることのできるトウコさんのパーシーが素晴らしいから。
礼音くん、がんばれ!と、心の中で応援しつつ(^ ^)。
私はこの作品、音楽が大好きなだけで、オリジナル版を観たことはないので、あまり偉そうなことは言えないのですが。
…小池修一郎は、やっぱり潤色の天才なんだな、としみじみ思いました…。
うん。
素晴らしいよ、あの改変ぶり。
「エリザベート」のオリジナル版を観たときにも思いましたけれども。
一つの確立された「作品世界」を壊すことなく、そのままキレイに「宝塚」の世界観の中に植え替える。
根っこの深いところまでしっかり掘り取って、旧い土を洗い流して植え替え、新しい水と肥料をたっぷりと与える。
これって奇跡的なことなんですよね…。
たとえば。
「花咲く港」から「パリの空のよりも高く」への改変は、完全に接ぎ木でした。「花咲く港」の根っこはそのままにして、表に出た枝を一本きりとり、「華やかな宝塚歌劇」という母木に接いでみた、ただそれだけ。
「花咲く港」の根っこ=地理的に隔絶された絶海の孤島を舞台に、その小さな島の中を“全世界”とするひとびとと、外から訪れた異界の「まれびと」との交流ーこの作品を貫くべきテーマが、「華やかな宝塚歌劇」らしく“世界の都・パリ”に舞台を移された瞬間に消えてしまった。
根を切られた作品は、新しいテーマを生み出すことはできません。だから、世界観に合わない旧いテーマをひきずって、ワケが判らなくなってしまった…。
「スカーレット・ピンパーネル」は、「ひとかけらの勇気」という名曲をキーに、まったく違うものがたりとして完璧に生まれ変わっていました。
それはあたかも、「愛と死の輪舞」という名曲をキーに、まったく違うテーマで生まれ変わっていた“宝塚版”「エリザベート」のように。
小池修一郎は、潤色の天才だ、と思う。
あのワイルドホーンに、「ひとかけらの勇気」を書かせたプレゼン能力も、本当に素晴らしい。
礼音くんが、わずか二ヶ月であれだけの成長(ショーヴランとしてはまだまだだけど、2ヶ月前を思えば……笑)を見せたのも、小池さんの指導力のたまものだと思うし、
ルイ・シャルル役の水瀬千秋ちゃんの、透明な存在感とやわらかな歌声を大抜擢した目の高さも素晴らしい。
しいちゃん(立樹遥)、すずみん(涼紫央)を中心とした「スカーレット・ピンパーネル団」が最高に素敵です。
私の大好きな、「主役の親友」デュハースト役のしいちゃんがホントに素敵(はあと)。「貴公子」フォークスのすずみんがまた最高に素敵っっ(*^ ^*)。
あかし(彩海早矢)、ともみん(夢乃聖夏)、(麻尋)しゅんくん、ベニー(紅ゆずる)、壱城あずささん。7人とも、良いメンバーですよねー!女装も似合うし(笑)。
ベニーの“ベン”が可愛くてしょうがないです。新公のパーシーも評判いいけど、ベンも目立つ役なので人気出そうだなあ。
…すみっこで小芝居しているベニーがすきだったのに、知らないうちに凄いスターになっていて、ついつい驚いてしまいます…(^ ^;。
そして、全員にちゃんと恋人が居るのが嬉しい!!あの辺の若手スターさんたちは、みんな“通し役で決まった恋人がいる”ってだけで幸せの極みですよねぇ(^ ^)。そして、娘役好きとしては、近年、あれだけの娘役さんに役と出番がある作品が少ないので(「ME & MY GIRL」はそもそも役がない作品だし、オリジナルの「愛と死のアラビア」「マリポーサの花」の娘役の役の少なさは異常だったし…)、なんだかすごーく幸せだったのでした♪♪
みんなみんな可愛いよーーーー!お似合いだよーーーーっ!!
あすかちゃんを筆頭に、星組さんの娘役さんたちがみんな本当に輝いていたのがとても素敵でした。
……ああ、可愛い可愛い花組の娘役さんたちにも、あれくらいたくさん役のある作品をやらせてあげたーーいっ!!
(大王四神記に期待!…って、つまり小池さんに期待ってことね汗)
ひとつだけ残念だったことは。
……あーあ、水輝くん、早く上級生にならないかなあ……
私はあなたの声が聴きたいんだよ(泣)、と呟いてみる。
彼女は上級生になればなるほど輝くタイプだと思うので、末永く活躍してほしいです。ね、お願いよっ!(真剣)
東宝劇場で上演中の「スカーレット・ピンパーネル」。
お隣の日生劇場で上演中の「グレート・ギャツビー」。
どちらも評判は上々のようで、小池さんの“わが世の春”ですねぇ(笑)。
遠からず、東宝での上演(もちろん帝国劇場で!)が実現しそうな「スカーレット・ピンパーネル」。
…お願いだから、「ひとかけらの勇気」は封印してくださいねっ!
できれば小池さん以外の人が演出したほうがいいと思うのですが…宮本亜門は「ルドルフ」で“ゴシックロマン”が似合わないことを証明してしまったしな(- -;ゞ。
あそこまで見事に潤色してしまうと、「愛と死の輪舞」を残したまま、演出を一部だけオリジナルに戻そうとした“東宝版”「エリザベート」が、世界観のずれが大きすぎて作品としては失敗(←公演としては成功しているから別に良いんでしょうけれども)だったのと同じ轍を踏みそうなんだよな………
まぁ、まだ発表されてもいない演目のことを心配しても仕方がないので(^ ^)、
今は、“宝塚版”「スカーレット・ピンパーネル」を、
心の底から楽しみたいです(はぁと)。
……チケットも時間も無くて、何回も見られないのが残念ですぅ(T T)。
.
大劇場で観てから、ちょうど2ヶ月。
おおお〜!!進化してる!!
トップお二人は、歌も芝居も2ヶ月前からとても良かったですし、今回もさすがだったのですけれども、ショーヴランの(柚希)礼音くんの成長ぶりに感動しました。
パーシーよりもショーヴランの方が音域も広いし、印象に残る名曲を歌うので、ちょっとドキドキしていたのですが(笑)、今回はとってもカッコよかったです♪
ただ、どうしてもトウコさんのパーシーに比べると演技が若いので、小物感があるのは仕方ないのかなー。
ショーヴランはただの悪役ではなく、彼なりの正義(=革命)を背負った「対立者」なので、もっと対等にやりあってほしかったんですよね。
まぁ、小池さんがずいぶんいじって、マルグリットへの恋心を中心に表現するように演出していたので、「間男だから小物感があって当然だよね」、みたいな説得力がありましたけど。
……そのぶん、マルグリットの偉大さ、というか、「革命の闘士だった」過去が暈されてしまって、すごく普通の、夫への恋心に惑うばかりのキャラクターになっていたのが残念ではありますが……。あすかちゃんのことだから、下手すると“パーシーよりカッコイイ闘士っぷり”を披露してくれちゃったりして、と無駄な心配をしていたんだけどな(^ ^)。
「スカーレット・ピンパーネル」を宝塚が上演する、と聞いたときに、一番懸念したのは「ベルサイユのばら」的革命礼賛とはまったく対極にある、そのテーマの見え方でした。
もともとが、暴走を始めた“革新派”に対する保守派の抵抗運動なのですから、“革新派=市民派”をすべて正義とする「ベルサイユのばら」とは全くちがう世界観なので……
うまく嵌るかなあ、と心配したんですよね。
まぁ、以前に柴田さんが「紅はこべ」をやってると聞いて、ああ、作品のテーマそのものは問題ないんだな、と安心はしたのですが。
「革命」といっても、1789年の革命は、実際には「ベルサイユのばら」で描かれた労働者革命とはほどとおく、いわゆる「ブルジョア革命」、裕福な市民階級が権力を握った革命でした。
「自由・平等・博愛」を旗印に掲げていながら、その足元には大きな闇があった。本当の貧しいパリ市民、「ベルサイユのばら」で描かれた衛兵隊の家族たちみたいな階級の人々は、「貴族」という敵を駆逐したことによって、いわゆる“ブルジョア”、経営者階級という敵を眼前に見出す。
労働者階級からの突き上げと、
貴族階級の抵抗、
両方にはさまれた「ブルジョア」たちの懊悩と分裂、そして、他国からの干渉。
人民革命を成し遂げたフランスは、その後長い間、ヨーロッパの台風の目でありつづけます。
繰り返される干渉戦争。富裕層を中心としたジロンド派の行き詰まり。下層階級を味方につけたジャコバン派(ロベスピエール)の独裁。
彼らが恐怖政治の罠に陥り、国民から乖離していくのは、他国からの攻撃に対抗するための軍隊を維持するため。
決して、自分たちの身を守るためではなかったはずなのに、
でも、結果として自分たちの身も、革命の理念も、守ることは出来なかった。
なにもかも、うまくいかない。
誰が悪い?
誰が自分たちを批判している?
我々が正義なのに。
正義だった、のに…。
バスティーユからわずか10年で、ナポレオンによる帝政が始まり、王政復古があり、そしてまた……紆余曲折、100年ちかくにわたってパリは荒れに荒れ続ける。
それでも、その時々の権力者が、パリ万博で「国威発揚」をしてのけるところが、“豊かな農業国”たるフランスの底力だと思うのですが。
革命は、そのものが美しいものではない。
「よりよい生活」を夢見る心が、
その「理想」を手に入れるためにはどうしたらいいのか、を真剣に考える心が美しいのだ、と。
「闘争」は、それ自体が目的となったときに、うちに抱える滅びが表に出てしまう。
たとえ「理想」を手に入れるためであっても、闘争の「是非」を検討する余裕がなくなったときには、それはただの「暴力」になるのです。
「暴力」、あるいは「暴虐」に。
革命の正義を背負いながら、暴走を始めた中枢部への疑問を抱きはじめるショーヴランと、貴族側・王族側に立って革命を批判する“異国の”貴族たち。
革命政府を食い荒らし、理想を捨てて現実と闘うことを求める外国勢力。干渉戦争。
最初には理想があった。
現実とぶつかった時には、太陽に出会った淡雪のように儚く消えてしまう“理想”、が。
“現実”と闘う力をもたない“思想”が。
その“夢”に、人生を賭けようとしたマルグリットの挫折。
そして、ショーヴランの抵抗。
革命に失敗しても、それでも理想を捨てなかった「マリポーサの花」を観てしまうと、マルグリットの選択があまりに安易に見え、彼女を絶対視しているショーヴランがあまりにも憐れに見えてしまうのですけれども。
…でも、マルグリットの真っ直ぐな想いの強さが素晴らしいから。
その強い想いをしっかりと受け止めることのできるトウコさんのパーシーが素晴らしいから。
礼音くん、がんばれ!と、心の中で応援しつつ(^ ^)。
私はこの作品、音楽が大好きなだけで、オリジナル版を観たことはないので、あまり偉そうなことは言えないのですが。
…小池修一郎は、やっぱり潤色の天才なんだな、としみじみ思いました…。
うん。
素晴らしいよ、あの改変ぶり。
「エリザベート」のオリジナル版を観たときにも思いましたけれども。
一つの確立された「作品世界」を壊すことなく、そのままキレイに「宝塚」の世界観の中に植え替える。
根っこの深いところまでしっかり掘り取って、旧い土を洗い流して植え替え、新しい水と肥料をたっぷりと与える。
これって奇跡的なことなんですよね…。
たとえば。
「花咲く港」から「パリの空のよりも高く」への改変は、完全に接ぎ木でした。「花咲く港」の根っこはそのままにして、表に出た枝を一本きりとり、「華やかな宝塚歌劇」という母木に接いでみた、ただそれだけ。
「花咲く港」の根っこ=地理的に隔絶された絶海の孤島を舞台に、その小さな島の中を“全世界”とするひとびとと、外から訪れた異界の「まれびと」との交流ーこの作品を貫くべきテーマが、「華やかな宝塚歌劇」らしく“世界の都・パリ”に舞台を移された瞬間に消えてしまった。
根を切られた作品は、新しいテーマを生み出すことはできません。だから、世界観に合わない旧いテーマをひきずって、ワケが判らなくなってしまった…。
「スカーレット・ピンパーネル」は、「ひとかけらの勇気」という名曲をキーに、まったく違うものがたりとして完璧に生まれ変わっていました。
それはあたかも、「愛と死の輪舞」という名曲をキーに、まったく違うテーマで生まれ変わっていた“宝塚版”「エリザベート」のように。
小池修一郎は、潤色の天才だ、と思う。
あのワイルドホーンに、「ひとかけらの勇気」を書かせたプレゼン能力も、本当に素晴らしい。
礼音くんが、わずか二ヶ月であれだけの成長(ショーヴランとしてはまだまだだけど、2ヶ月前を思えば……笑)を見せたのも、小池さんの指導力のたまものだと思うし、
ルイ・シャルル役の水瀬千秋ちゃんの、透明な存在感とやわらかな歌声を大抜擢した目の高さも素晴らしい。
しいちゃん(立樹遥)、すずみん(涼紫央)を中心とした「スカーレット・ピンパーネル団」が最高に素敵です。
私の大好きな、「主役の親友」デュハースト役のしいちゃんがホントに素敵(はあと)。「貴公子」フォークスのすずみんがまた最高に素敵っっ(*^ ^*)。
あかし(彩海早矢)、ともみん(夢乃聖夏)、(麻尋)しゅんくん、ベニー(紅ゆずる)、壱城あずささん。7人とも、良いメンバーですよねー!女装も似合うし(笑)。
ベニーの“ベン”が可愛くてしょうがないです。新公のパーシーも評判いいけど、ベンも目立つ役なので人気出そうだなあ。
…すみっこで小芝居しているベニーがすきだったのに、知らないうちに凄いスターになっていて、ついつい驚いてしまいます…(^ ^;。
そして、全員にちゃんと恋人が居るのが嬉しい!!あの辺の若手スターさんたちは、みんな“通し役で決まった恋人がいる”ってだけで幸せの極みですよねぇ(^ ^)。そして、娘役好きとしては、近年、あれだけの娘役さんに役と出番がある作品が少ないので(「ME & MY GIRL」はそもそも役がない作品だし、オリジナルの「愛と死のアラビア」「マリポーサの花」の娘役の役の少なさは異常だったし…)、なんだかすごーく幸せだったのでした♪♪
みんなみんな可愛いよーーーー!お似合いだよーーーーっ!!
あすかちゃんを筆頭に、星組さんの娘役さんたちがみんな本当に輝いていたのがとても素敵でした。
……ああ、可愛い可愛い花組の娘役さんたちにも、あれくらいたくさん役のある作品をやらせてあげたーーいっ!!
(大王四神記に期待!…って、つまり小池さんに期待ってことね汗)
ひとつだけ残念だったことは。
……あーあ、水輝くん、早く上級生にならないかなあ……
私はあなたの声が聴きたいんだよ(泣)、と呟いてみる。
彼女は上級生になればなるほど輝くタイプだと思うので、末永く活躍してほしいです。ね、お願いよっ!(真剣)
東宝劇場で上演中の「スカーレット・ピンパーネル」。
お隣の日生劇場で上演中の「グレート・ギャツビー」。
どちらも評判は上々のようで、小池さんの“わが世の春”ですねぇ(笑)。
遠からず、東宝での上演(もちろん帝国劇場で!)が実現しそうな「スカーレット・ピンパーネル」。
…お願いだから、「ひとかけらの勇気」は封印してくださいねっ!
できれば小池さん以外の人が演出したほうがいいと思うのですが…宮本亜門は「ルドルフ」で“ゴシックロマン”が似合わないことを証明してしまったしな(- -;ゞ。
あそこまで見事に潤色してしまうと、「愛と死の輪舞」を残したまま、演出を一部だけオリジナルに戻そうとした“東宝版”「エリザベート」が、世界観のずれが大きすぎて作品としては失敗(←公演としては成功しているから別に良いんでしょうけれども)だったのと同じ轍を踏みそうなんだよな………
まぁ、まだ発表されてもいない演目のことを心配しても仕方がないので(^ ^)、
今は、“宝塚版”「スカーレット・ピンパーネル」を、
心の底から楽しみたいです(はぁと)。
……チケットも時間も無くて、何回も見られないのが残念ですぅ(T T)。
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コメント
家庭放棄して、何やってんだか(雪組が来たらどうなっちゃうんだろう・ワタシ・・)
スカピンはトウコさんの求心力がすごくて、凄いなぁ
あすかちゃんもすばらしいし、そしてそして、噂通りのちえちゃんの存在感。 こんなにすごかったんだレオン君、歌うまくなって・・・ 出の姿もかっこよくて、思わず惚れちゃいそうですよ。 ゆずるくんもあっという間の貫録ぶりにびっくりしたりして・・・
ギャツビーは、リュウ様に会いたくて通いました。
だって久々のエロかっこいいリュウ様(はぁと)
だってセンターで踊ってるんだもの(きゃぁ)
渋く佇むリュウ様も好きだけど、おひげが色っぽいんだもの(ダメだ・・壊れてるこの人(汗))
スカーレットピンパーネルも、ギャツビーも、チケット無いのに、よくそんなに!すごーい!
雪組さんが来る前に力尽きないでくださいね☆
トウコさんの求心力、凄いですよねー!そして、あすかちゃんのブックマークが売り切れるのも当然か…と思う素晴らしさ。
礼音くんは、ホントに成長っぷりが凄いです。ブエノスアイレスを経て、次の藤井さんのショーがものすごく楽しみ♪
ギャツビーは、来週初見なのでまだまだ先なのですが…、ナホちゃんエロかっこいいんですね(壊)…ひげなんですよね(完壊)。ああ、平日観にいけたらなあ………。