東京星組新人公演をご覧になられたみなさま!
観にいけなかった猫に愛の手を。レポートお待ちしています。
ベニーとか、麻尋くんとか、水輝くんとか、まりもちゃんとか、ねねちゃんとか、キトリちゃんとか、大輝くんとか、真風くんとか、水瀬さんとか……他にもいっぱい。
演出の違いとか、芝居の違いとか、あれとか、これとか(なんだよ)、どんな些細なことでもいいので、なんでも。
あああ、観たかったよ〜〜〜っ(T T)。
もとい。
雪組公演「ソロモンの指輪」。
…私は、どうしても「ソロモンの指輪」と言われると、ミステリアスな伝説の王ソロモンよりも、動物行動学者ローレンツによる有名な本を思い出してしまうので、最初はどうしても戸惑いがあったのですが(^ ^;
(全然関係ありませんが、ローレンツの本はとってもお勧めです!語り口はエッセイみたいな感じで読みやすいのに、生き物の本能について結構深いところまで語っていて、目から鱗がたくさん落ちること保障します)(もう20年以上前の本なので、学説としては否定されたものもまじってますが…)
オープニング。
紗幕があがると、“黒い太陽”がある。
フレアのかさに照らし出されて、黒々と輝く“闇”の太陽。
花道の上手に登場するトップスター。
指輪の精「ガスパール」。
ぽ、と、フレアの左上に灯る、ライト。
あぅ、苦しい……(^ ^;;;。皆既日食の後のダイヤモンドリングを表現しているのはわかるけど、なまじ“黒い太陽”の時のフレアの表現が絶妙なだけに、ただライトが灯るだけのダイヤモンドが、苦しいです。
うーん、ここは東宝までにもう一工夫お願いしたい!
(他の人のショーならどうでもいいのに、何故荻田さんのショーだと思うと要求水準が高くなってしまうんでしょうか…)
指輪の精は、銀橋へ歩きながら、テーマを謳いはじめる。
「空に輝く あれは幻の太陽…」
ガスパールの歩みと共に、黒い太陽のフレアが輝きを増す。
「誓いの言葉刻む指輪の代わりに、心を縛る魔法をかけて…」
荻田作品のお約束・極楽鳥Aのコマ(沙央くらま)・(大湖)せしる。
二人とも見事な美脚で、美形で、いろっぽかった〜!(はぁと)。
上手花道で、自分の運命を唄うソロモン王(奏乃はると)。
そして、
上手花道に“宝石売り”(未沙のえる)と“看板娘”(早花まこ、千風カレン)たちが登場。
「ご覧あれ 世界最高の とっておきの品」
下手からは、“鑑定士”(未来優希)と“その弟子”(冴輝ちはや)が登場。宝石商とバトりはじめる。
「なんだあの指輪 全部ニセモノだ!」
…ハマコさんが歌が素晴らしいのは常識で、今更特筆するようなことでもないのですが。
今回、きゃびぃとカレンちゃんの歌の見事さに痺れました。
特にきゃびぃの個性的な声にはちょっと興奮したなあ。
良くも悪くも娘役らしくない、個性的なキャラクターにぴったりの、怪しげな妖しげな、危険な薫りのする声。
「悪魔の仕業 謎めいた罠 魔法のアイテム♪」
そして、彼らの後ろを上から下へと通り抜けていく、“青年”(彩那音)と“ルンペン”(柊巴)たち。
通りすがり、すれ違う、“青年”と“ミストレス”。
“青年”の存在に、気づいてさえいないかのような“ミストレス”
“青年”の瞳は“ミストレス”に吸い寄せられて、離れないのに。
そんな“青年”に見惚れて、着替えることも忘れているらしい“ルンペン”の狂おしい瞳。
2年前の「タランテラ」では極楽鳥だったテル(凰稀かなめ)くんとキタロウ(緒月遠麻)は、今回はとなみ(白羽ゆり)ちゃんを前後から守る「紳士」Aに扮し、黒い衣装を見事に着こなして。
後ろの本舞台では、左右から沸いてでた、様々なひとびとが、それぞれの人生を語っている。
商品だとか探検家だとかスリだとか、
さまざまな役名、
さまざまな衣装。
混沌とした世界の中で、
日食は終わり、
喰われた太陽が天に戻って、
幕があがる。
世界の幕が、開け放たれる。
私が“ガスパール”と聞いて最初に思い出したのは(、「リサとガスパール」の可愛らしい絵柄ではなく)、
ラヴェルの名曲「夜のガスパール」と、その元になった詩でした。
というか、そのタイトルの由来となった、『愛も幸福も快楽も富も、すべてを犠牲にすることを求める“芸術”』という悪夢の化身、
逃れられない夜のガスパール。
明けの星が輝いたことからメシアの誕生を予見し、救い主を祝福に向かう“昼の”ガスパール、
闇の太陽が輝くときに“芸術家”を見つけ、その虚しい努力を、手の届かないモノを手が届かないが故に求めずにはいられない憐れな習性を祝福し、
どんなに手を伸ばしてみても、指先一つ分届かないところで輝きつづける“夜の”ガスパール。
水くんのガスパールが、闇の祝福を謳いあげる。
そして指輪は語り始める。
自らの中に封じてきた、果てしない物語を。
世界の涯に来てみれば、ふりだしへ戻る輪の中で。
いくつもの「聖戦」を経て、血塗られたイスラエルの王座に座る、“イスラエルの”王。
ソロモンの指輪が見た、夢
ユミコちゃんのバルタザール、っていう名前を聞く度に、ついつい連想してしまうのが「バスチアン・バルタザール・ブックス」(「果てしない物語」byエンデ)。
全然関係ないことはよーーーーく判っているんですけどねぇ(^ ^;
……というか。
ガスパール、バルタザール、メルキオール、ってさ。
オタクとしては、役名が発表されたときから気になっているのですが。
今更エヴァンゲリオンだなんていわないよね…?>荻田さん
(エヴァのアレも三博士からきているんだから、同じ元ネタを使っているだけで直接は関係ない、ですよね…?)
「凍てついた明日」Bチームジェレミーの真那春人くんは、いきなりショーのオープニングで銀橋渡ってました!びっくり!!(鉱夫役)
しかも、芝居でちゃんと役がついてて、二度吃驚。
…そして何より、予習していなかったのにちゃんとわかった自分に、驚愕…。
よっぽど気に入ったんだなあ(汗)。
ロケットは下手よりの、娘役さんとの境目あたりで足をあげていましたよね?おとめには169cmって書いてあったのに、思いのほか小さい。しかも、頭が小さくて腰が高い(!)
多分あの子だと思うんですけど、あんなにスタイル良かったっけ……?(いや、ダルマを見るのは全くの初めてだから)
ただ。とっっっても個人的に、ロケットの笑顔がみっちゃん(北翔海莉)に似ていたのが衝撃的(←どーゆー意味だ)でした。できれば、あまり歯を出して笑うのは避けてほしいかも……(^ ^;;;。
お芝居のミゲルくんは、結構苦悩の表情を拝めて幸せです♪
私は、割と“笑顔が大好き”なひと(壮ちゃん、しいちゃん)と、“あまり笑わない役が大好き”なひと(園加、みっちゃん、水くん、…まさおもどっちかというとこちら)がパッキリと分かれているのですが、
真那くんは、後者なんだなぁ……と気づいてみたりしました(^ ^;ゞ
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観にいけなかった猫に愛の手を。レポートお待ちしています。
ベニーとか、麻尋くんとか、水輝くんとか、まりもちゃんとか、ねねちゃんとか、キトリちゃんとか、大輝くんとか、真風くんとか、水瀬さんとか……他にもいっぱい。
演出の違いとか、芝居の違いとか、あれとか、これとか(なんだよ)、どんな些細なことでもいいので、なんでも。
あああ、観たかったよ〜〜〜っ(T T)。
もとい。
雪組公演「ソロモンの指輪」。
…私は、どうしても「ソロモンの指輪」と言われると、ミステリアスな伝説の王ソロモンよりも、動物行動学者ローレンツによる有名な本を思い出してしまうので、最初はどうしても戸惑いがあったのですが(^ ^;
(全然関係ありませんが、ローレンツの本はとってもお勧めです!語り口はエッセイみたいな感じで読みやすいのに、生き物の本能について結構深いところまで語っていて、目から鱗がたくさん落ちること保障します)(もう20年以上前の本なので、学説としては否定されたものもまじってますが…)
オープニング。
紗幕があがると、“黒い太陽”がある。
フレアのかさに照らし出されて、黒々と輝く“闇”の太陽。
花道の上手に登場するトップスター。
指輪の精「ガスパール」。
ぽ、と、フレアの左上に灯る、ライト。
あぅ、苦しい……(^ ^;;;。皆既日食の後のダイヤモンドリングを表現しているのはわかるけど、なまじ“黒い太陽”の時のフレアの表現が絶妙なだけに、ただライトが灯るだけのダイヤモンドが、苦しいです。
うーん、ここは東宝までにもう一工夫お願いしたい!
(他の人のショーならどうでもいいのに、何故荻田さんのショーだと思うと要求水準が高くなってしまうんでしょうか…)
指輪の精は、銀橋へ歩きながら、テーマを謳いはじめる。
「空に輝く あれは幻の太陽…」
ガスパールの歩みと共に、黒い太陽のフレアが輝きを増す。
「誓いの言葉刻む指輪の代わりに、心を縛る魔法をかけて…」
荻田作品のお約束・極楽鳥Aのコマ(沙央くらま)・(大湖)せしる。
二人とも見事な美脚で、美形で、いろっぽかった〜!(はぁと)。
上手花道で、自分の運命を唄うソロモン王(奏乃はると)。
そして、
上手花道に“宝石売り”(未沙のえる)と“看板娘”(早花まこ、千風カレン)たちが登場。
「ご覧あれ 世界最高の とっておきの品」
下手からは、“鑑定士”(未来優希)と“その弟子”(冴輝ちはや)が登場。宝石商とバトりはじめる。
「なんだあの指輪 全部ニセモノだ!」
…ハマコさんが歌が素晴らしいのは常識で、今更特筆するようなことでもないのですが。
今回、きゃびぃとカレンちゃんの歌の見事さに痺れました。
特にきゃびぃの個性的な声にはちょっと興奮したなあ。
良くも悪くも娘役らしくない、個性的なキャラクターにぴったりの、怪しげな妖しげな、危険な薫りのする声。
「悪魔の仕業 謎めいた罠 魔法のアイテム♪」
そして、彼らの後ろを上から下へと通り抜けていく、“青年”(彩那音)と“ルンペン”(柊巴)たち。
通りすがり、すれ違う、“青年”と“ミストレス”。
“青年”の存在に、気づいてさえいないかのような“ミストレス”
“青年”の瞳は“ミストレス”に吸い寄せられて、離れないのに。
そんな“青年”に見惚れて、着替えることも忘れているらしい“ルンペン”の狂おしい瞳。
2年前の「タランテラ」では極楽鳥だったテル(凰稀かなめ)くんとキタロウ(緒月遠麻)は、今回はとなみ(白羽ゆり)ちゃんを前後から守る「紳士」Aに扮し、黒い衣装を見事に着こなして。
後ろの本舞台では、左右から沸いてでた、様々なひとびとが、それぞれの人生を語っている。
商品だとか探検家だとかスリだとか、
さまざまな役名、
さまざまな衣装。
混沌とした世界の中で、
日食は終わり、
喰われた太陽が天に戻って、
幕があがる。
世界の幕が、開け放たれる。
私が“ガスパール”と聞いて最初に思い出したのは(、「リサとガスパール」の可愛らしい絵柄ではなく)、
ラヴェルの名曲「夜のガスパール」と、その元になった詩でした。
というか、そのタイトルの由来となった、『愛も幸福も快楽も富も、すべてを犠牲にすることを求める“芸術”』という悪夢の化身、
逃れられない夜のガスパール。
明けの星が輝いたことからメシアの誕生を予見し、救い主を祝福に向かう“昼の”ガスパール、
闇の太陽が輝くときに“芸術家”を見つけ、その虚しい努力を、手の届かないモノを手が届かないが故に求めずにはいられない憐れな習性を祝福し、
どんなに手を伸ばしてみても、指先一つ分届かないところで輝きつづける“夜の”ガスパール。
水くんのガスパールが、闇の祝福を謳いあげる。
そして指輪は語り始める。
自らの中に封じてきた、果てしない物語を。
世界の涯に来てみれば、ふりだしへ戻る輪の中で。
いくつもの「聖戦」を経て、血塗られたイスラエルの王座に座る、“イスラエルの”王。
ソロモンの指輪が見た、夢
ユミコちゃんのバルタザール、っていう名前を聞く度に、ついつい連想してしまうのが「バスチアン・バルタザール・ブックス」(「果てしない物語」byエンデ)。
全然関係ないことはよーーーーく判っているんですけどねぇ(^ ^;
……というか。
ガスパール、バルタザール、メルキオール、ってさ。
オタクとしては、役名が発表されたときから気になっているのですが。
今更エヴァンゲリオンだなんていわないよね…?>荻田さん
(エヴァのアレも三博士からきているんだから、同じ元ネタを使っているだけで直接は関係ない、ですよね…?)
「凍てついた明日」Bチームジェレミーの真那春人くんは、いきなりショーのオープニングで銀橋渡ってました!びっくり!!(鉱夫役)
しかも、芝居でちゃんと役がついてて、二度吃驚。
…そして何より、予習していなかったのにちゃんとわかった自分に、驚愕…。
よっぽど気に入ったんだなあ(汗)。
ロケットは下手よりの、娘役さんとの境目あたりで足をあげていましたよね?おとめには169cmって書いてあったのに、思いのほか小さい。しかも、頭が小さくて腰が高い(!)
多分あの子だと思うんですけど、あんなにスタイル良かったっけ……?(いや、ダルマを見るのは全くの初めてだから)
ただ。とっっっても個人的に、ロケットの笑顔がみっちゃん(北翔海莉)に似ていたのが衝撃的(←どーゆー意味だ)でした。できれば、あまり歯を出して笑うのは避けてほしいかも……(^ ^;;;。
お芝居のミゲルくんは、結構苦悩の表情を拝めて幸せです♪
私は、割と“笑顔が大好き”なひと(壮ちゃん、しいちゃん)と、“あまり笑わない役が大好き”なひと(園加、みっちゃん、水くん、…まさおもどっちかというとこちら)がパッキリと分かれているのですが、
真那くんは、後者なんだなぁ……と気づいてみたりしました(^ ^;ゞ
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コメント
『ソロモン』への考察、楽しく読ませていただいています。
荻田氏のことですから、彼的には、色々なイメージを絡ませているんでしょうね。
私は、ワグナーのリングが好きなのですが、3人の指輪の精に、ラインの3人の乙女を連想しました。(単に”指輪”と”3人”だけが、共通点なのですが・・・)
雪は東宝待ちですが、楽しみです。
星組、新公、ラッキーにも観劇してまいりました。
ただ、本公演が未見なのです。
ねこさんほど生徒さんはわからないし、勿論本公演との違いもカットされた部分もわかりませんが、そんなので宜しければ、覗いてみてください。(宣伝しに来たみたいでごめんなさい)
http://brilliant-sunrise.cocolog-nifty.com/blog/
2回目も・・・ 次は違う人が見れるだろうか・・・・・・
ショーもお芝居も大好き。
レポートありがとうございます〜♪♪
また本公演ご覧になったら書いてくださいねっ☆
それにしても、じゅんな………(涙)。
ああ、また星組に大野さんが回ってこないかなあ。
>3人の指輪の精に、ラインの3人の乙女を連想しました。(単に”指輪”と”3人”だけが、共通点なのですが・・・)
うーん、今回の指輪の精は「乙女」ではないのですが、でも「隔り世」へいざなう存在ではあるので、共通点はあるかもです。
っていうか、荻田作品って結局自分の観たいように観るしかないんですよね(苦笑)。良くも悪くも、正確な“彼の”意図なんて誰にもわからないんですもの。
わからない、ということを楽しまないと、観ていられない世界なんだろうなぁ、と思います。
東宝までにはまた変化していそうなので、楽しみにお待ちくださいね♪
笑っちゃいましたよー(^ ^)。うーん、あの笑顔がいきなりオペラグラスに溢れたら、一瞬どうしたらいいのかわからないですよねっ!
っていうか、それはすでにファンなのでは?(笑)<2回目も…
諦めて真那くんを注目した方が、精神衛生上は良いかもしれませんよ♪
私も、2回目3回目とついつい鉱夫を見てしまって、気がついたらルンペンが服を脱いでたんですけど(滝汗)、なにか?