ミーマイの歩き方【3】
2008年6月7日 宝塚(月) コメント (2)昨日もちゃんと書いていたんですが、途中で眠くなって、寝ぼけて全部消してしまったらしい………
かなしい。
というわけで、東京宝塚劇場 月組「ME AND MY GIRL」新人公演第一幕第二場、「調理場」から。
えーっと。
お芝居としてはそんなに深い意味のある場面ではないのですが、カットされなくて良かったです。心から。
本当に本当にみんな可愛い(はぁと)
でも、さすがに判らない子が多いですね…(研1さんが全くわからない)。「マジシャンの憂鬱」の新公が、私的には最高だったかも……記憶量が(笑)。
とりあえず、場面の最初にいきなり召使役の(光月)るうちゃんが目に入って、かなり持っていかれました(^ ^)。かっこいいー♪
宇月(颯)くんはどのへんにいたっけな。上手だっけ?(記憶曖昧)るうちゃんも宇月くんも有瀬(そう)くんも鳳月杏ちゃんもみんなすごく“困った”顔で歌っているのに、どうして篁くんだけは満面の笑顔で歌っているの……?(困)(でも何か愛おしい)
娘役さんでは、上手端で歌っていた都月みあちゃんが可愛くて可愛くて(笑)。相変わらずのきょとんとした目が可愛いです。
#みあちゃん=「Hollywood Lover」のメガネっ娘♪
同じく「Hollywood Lover」組で愛人やってた夏鳳しおりちゃんは、チーフメイド(音姫すなお)。巧かった!!「Holly〜」ではちょっと癖のある演技でしたが、こういう“普通”の役も似合いますね。良い声でした。
靴磨き(貴千碧)の輝城みつるくんは、けっこうイケメン。声は聴けなかったけど、今後が楽しみです。
最初の場面ではちょっとまだ探り合っている感じだったビルとヘザーセットの関係が、ずいぶん滑らかになってきたなーと思いました。何か嬉しい。
あちょうさん(華央あみり)のヘザーセットは、すごく優しくて包容力があって…でも、最初はその包容力をビルに対しては発揮しないんですね。
あくまでも、その時点でのビルは“闖入者”なのです。
本役の越乃さんは、割と早い場面でビルを受け入れたと思うんですが(違ってたらすみません)、新公のヘザーセットは、この場面ではまだ全然“馴れて”ない。
…ビルの「俺はサンドイッチのハムだ」という発言に、どんな顔をしていたのか見落としてしまったのが非常に残念です。ここで気づく設定なのかなあ…?(忙しかったんだよ〜っ!私の目は二個しかないんだもん/涙)
ここに限らないのですが。
齋藤さんの、「ミーマイを芝居として演出しよう!」という気持ちが随所にあらわれていて、本当に面白かったんですよね。
やっていることは同じなんですが…。それが顕著に出ているのは、一番出番の多いビルとサリーなんですけど、その次がこのヘザーセットや召使たち、つまり、「ヘアフォード家の下位階級の人々」の心の動きが結構はっきり描かれていたことだと思うんです。
舞台上のただの飾りじゃなくて、ヘアフォード家がビルを“家族として”受け入れていく過程と、ビルが少しづつ心を開いて、ヘアフォード家を“我が家として”認めていく過程。その二つがそれぞれにゆっくりと描き出されて…その二つが交差したところに、ラストのマリアの「あなたは真実の、ヘアフォード家の人間ですよ」がある。その、静かな感動。
召使たちが「ビルは素敵な旦那さま♪」と歌い踊る場面はないんですけど(←当たり前)、ちょっとお茶を出したり、何かを渡したりするときの仕草とかが、少しづつ愉しげになっていくことで、邸の中の雰囲気の変化を感じさせるのがすごいな、と。
……齋藤さんって、そんな繊細な演出をする人なんでしたっけ?萌えのない場面を丁寧に演出する齋藤さんなんて、知らないよ…?
そして。
お互いがお互いを認め合い、一つになっていく道程で、はじき出され、浮き上がっていく『サリー』の存在…、という話は、また後で。
次の場は、応接間。
ジャッキーの見せ場です♪♪
蘭ちゃん、はじけててすごく可愛かった!
本公演は(城咲)あいちゃんのジャッキーしか観てないんですが…あれも可愛いっ!と個人的に大興奮だったんですけど、蘭ちゃんの可愛らしさはまた格別でした。
歌はまだまだでしたけど(娘役の音域じゃないんですよねー、あの曲は。あいちゃん凄い!)、コケティッシュな魅力はよく出ていたと思います。
脚も長くて真っ直ぐでキレイだし、胸元もよく作りこんで、いや、ちゃんと谷間があって思わず覗き込んでしまうビルの気持ちがよくわかる(^ ^)。
対するビルは、“女の色香”にくらっとくる少年、の風情があってとてもフレッシュな感じでした。いやらしさがなくて。蘭ちゃんも年上感がないので、ほんとに可愛い場面でしたねぇ(*^ ^*)。
サリーが出てきてからも、気の強い幼馴染と、ちょっといじわるだけど可愛いところもあるお嬢さんがクラスのリーダー格の少年をめぐって口喧嘩してる(年齢は小5くらい?)、って感じで(爆)、とにかく可愛い。
いや、もちろんそんな場面じゃないんですけど(笑)、ガウンだし脚出してるしパンツ丸見えだし(*^ ^*)…
ま、大きく間違ってるけど、でも可愛かったからOK、ってことで(^ ^)。
…齋藤さんなら、テニスプレーヤーの乱入はジャッキーのナンバーが完全に終わってからにしてくれるかな〜、と思っていたのですが。
残念ながら、私が蘭ちゃんの脚に食いついている間に始まってしまいました…(涙)くすん。齋藤さんなら私の萌えをわかってくれると思ったのに(←何がだ)
音楽が変わって、慌ててオペラグラスをあげたら、ちょうどきっしー(彩央寿音)の笑顔が目に入って、ちょっと幸せな気分に(^^)。ジャスパー卿以外での出番はここだけだったのかな?それにしても本当にスタイルの良い人だなあ〜!!頭がちっちゃくて、首が長くて、肩に厚みがあって、腰が細くて高い。素晴らしい!!
この場面は、本公演ももう誰を観ていいのやら迷いまくりで誰にも集中できないんですが、今回は男役はきっしー、娘役は(咲希)あかねちゃんに集中してしまいました。他の子もみんな可愛かったし観たかったよ…(T T)。ああもう一回観たい…。
この後につづく、マリア公爵夫人によるパーティーのホスト講座……の前の、ジョン卿とのやり取りも笑わせていただきました。しかし、紅茶に酒を入れるジョン卿をチェックするの忘れたなぁ(T T)。本公演では、きりやんのさりげなーい仕草に見惚れていたのに。
パーティーのホスト講座は、さすがにタキさんの流れるような流暢さにはおよびませんでしたが、(彩星)りおんくんも声がよく通って表現力の幅が広いのと、さすがダンサー(顔サー?)で身のこなしがキレイなので、大きな舞台端から端までいっぱいに使って、ちゃんと埋めてましたね。若いのにすごいなあ。
受けるみりおくんも、芸が細かいというかなんと言うか(汗)、非常に丁寧に芝居して、ちゃんと笑いをとっていたのが印象的。最初にヘアフォード家の玄関を入ってきたころは“ちょっと硬いかなー?”と思ったのですが、このあたりでずいぶん和らいだ印象でした。
いやー、良いコンビだわ、この二人。……89期の人材豊富さは、ある意味頭が痛いくらい(^ ^;ゞなんですが、90期もなかなかなものですね♪
月組ファンとしては幸せの限りです♪
パブから先は、また後日。
っていうか、いつ終わるんだホントに…。誰か読んでくださっている方はいらっしゃるんだろうか…。
.
かなしい。
というわけで、東京宝塚劇場 月組「ME AND MY GIRL」新人公演第一幕第二場、「調理場」から。
えーっと。
お芝居としてはそんなに深い意味のある場面ではないのですが、カットされなくて良かったです。心から。
本当に本当にみんな可愛い(はぁと)
でも、さすがに判らない子が多いですね…(研1さんが全くわからない)。「マジシャンの憂鬱」の新公が、私的には最高だったかも……記憶量が(笑)。
とりあえず、場面の最初にいきなり召使役の(光月)るうちゃんが目に入って、かなり持っていかれました(^ ^)。かっこいいー♪
宇月(颯)くんはどのへんにいたっけな。上手だっけ?(記憶曖昧)るうちゃんも宇月くんも有瀬(そう)くんも鳳月杏ちゃんもみんなすごく“困った”顔で歌っているのに、どうして篁くんだけは満面の笑顔で歌っているの……?(困)(でも何か愛おしい)
娘役さんでは、上手端で歌っていた都月みあちゃんが可愛くて可愛くて(笑)。相変わらずのきょとんとした目が可愛いです。
#みあちゃん=「Hollywood Lover」のメガネっ娘♪
同じく「Hollywood Lover」組で愛人やってた夏鳳しおりちゃんは、チーフメイド(音姫すなお)。巧かった!!「Holly〜」ではちょっと癖のある演技でしたが、こういう“普通”の役も似合いますね。良い声でした。
靴磨き(貴千碧)の輝城みつるくんは、けっこうイケメン。声は聴けなかったけど、今後が楽しみです。
最初の場面ではちょっとまだ探り合っている感じだったビルとヘザーセットの関係が、ずいぶん滑らかになってきたなーと思いました。何か嬉しい。
あちょうさん(華央あみり)のヘザーセットは、すごく優しくて包容力があって…でも、最初はその包容力をビルに対しては発揮しないんですね。
あくまでも、その時点でのビルは“闖入者”なのです。
本役の越乃さんは、割と早い場面でビルを受け入れたと思うんですが(違ってたらすみません)、新公のヘザーセットは、この場面ではまだ全然“馴れて”ない。
…ビルの「俺はサンドイッチのハムだ」という発言に、どんな顔をしていたのか見落としてしまったのが非常に残念です。ここで気づく設定なのかなあ…?(忙しかったんだよ〜っ!私の目は二個しかないんだもん/涙)
ここに限らないのですが。
齋藤さんの、「ミーマイを芝居として演出しよう!」という気持ちが随所にあらわれていて、本当に面白かったんですよね。
やっていることは同じなんですが…。それが顕著に出ているのは、一番出番の多いビルとサリーなんですけど、その次がこのヘザーセットや召使たち、つまり、「ヘアフォード家の下位階級の人々」の心の動きが結構はっきり描かれていたことだと思うんです。
舞台上のただの飾りじゃなくて、ヘアフォード家がビルを“家族として”受け入れていく過程と、ビルが少しづつ心を開いて、ヘアフォード家を“我が家として”認めていく過程。その二つがそれぞれにゆっくりと描き出されて…その二つが交差したところに、ラストのマリアの「あなたは真実の、ヘアフォード家の人間ですよ」がある。その、静かな感動。
召使たちが「ビルは素敵な旦那さま♪」と歌い踊る場面はないんですけど(←当たり前)、ちょっとお茶を出したり、何かを渡したりするときの仕草とかが、少しづつ愉しげになっていくことで、邸の中の雰囲気の変化を感じさせるのがすごいな、と。
……齋藤さんって、そんな繊細な演出をする人なんでしたっけ?萌えのない場面を丁寧に演出する齋藤さんなんて、知らないよ…?
そして。
お互いがお互いを認め合い、一つになっていく道程で、はじき出され、浮き上がっていく『サリー』の存在…、という話は、また後で。
次の場は、応接間。
ジャッキーの見せ場です♪♪
蘭ちゃん、はじけててすごく可愛かった!
本公演は(城咲)あいちゃんのジャッキーしか観てないんですが…あれも可愛いっ!と個人的に大興奮だったんですけど、蘭ちゃんの可愛らしさはまた格別でした。
歌はまだまだでしたけど(娘役の音域じゃないんですよねー、あの曲は。あいちゃん凄い!)、コケティッシュな魅力はよく出ていたと思います。
脚も長くて真っ直ぐでキレイだし、胸元もよく作りこんで、いや、ちゃんと谷間があって思わず覗き込んでしまうビルの気持ちがよくわかる(^ ^)。
対するビルは、“女の色香”にくらっとくる少年、の風情があってとてもフレッシュな感じでした。いやらしさがなくて。蘭ちゃんも年上感がないので、ほんとに可愛い場面でしたねぇ(*^ ^*)。
サリーが出てきてからも、気の強い幼馴染と、ちょっといじわるだけど可愛いところもあるお嬢さんがクラスのリーダー格の少年をめぐって口喧嘩してる(年齢は小5くらい?)、って感じで(爆)、とにかく可愛い。
いや、もちろんそんな場面じゃないんですけど(笑)、ガウンだし脚出してるしパンツ丸見えだし(*^ ^*)…
ま、大きく間違ってるけど、でも可愛かったからOK、ってことで(^ ^)。
…齋藤さんなら、テニスプレーヤーの乱入はジャッキーのナンバーが完全に終わってからにしてくれるかな〜、と思っていたのですが。
残念ながら、私が蘭ちゃんの脚に食いついている間に始まってしまいました…(涙)くすん。齋藤さんなら私の萌えをわかってくれると思ったのに(←何がだ)
音楽が変わって、慌ててオペラグラスをあげたら、ちょうどきっしー(彩央寿音)の笑顔が目に入って、ちょっと幸せな気分に(^^)。ジャスパー卿以外での出番はここだけだったのかな?それにしても本当にスタイルの良い人だなあ〜!!頭がちっちゃくて、首が長くて、肩に厚みがあって、腰が細くて高い。素晴らしい!!
この場面は、本公演ももう誰を観ていいのやら迷いまくりで誰にも集中できないんですが、今回は男役はきっしー、娘役は(咲希)あかねちゃんに集中してしまいました。他の子もみんな可愛かったし観たかったよ…(T T)。ああもう一回観たい…。
この後につづく、マリア公爵夫人によるパーティーのホスト講座……の前の、ジョン卿とのやり取りも笑わせていただきました。しかし、紅茶に酒を入れるジョン卿をチェックするの忘れたなぁ(T T)。本公演では、きりやんのさりげなーい仕草に見惚れていたのに。
パーティーのホスト講座は、さすがにタキさんの流れるような流暢さにはおよびませんでしたが、(彩星)りおんくんも声がよく通って表現力の幅が広いのと、さすがダンサー(顔サー?)で身のこなしがキレイなので、大きな舞台端から端までいっぱいに使って、ちゃんと埋めてましたね。若いのにすごいなあ。
受けるみりおくんも、芸が細かいというかなんと言うか(汗)、非常に丁寧に芝居して、ちゃんと笑いをとっていたのが印象的。最初にヘアフォード家の玄関を入ってきたころは“ちょっと硬いかなー?”と思ったのですが、このあたりでずいぶん和らいだ印象でした。
いやー、良いコンビだわ、この二人。……89期の人材豊富さは、ある意味頭が痛いくらい(^ ^;ゞなんですが、90期もなかなかなものですね♪
月組ファンとしては幸せの限りです♪
パブから先は、また後日。
っていうか、いつ終わるんだホントに…。誰か読んでくださっている方はいらっしゃるんだろうか…。
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コメント
今回の新公、行けなかったので、こちらの詳細報告、本っ当〜、に楽しみに読ませていただいております。
ドアボーイズ、本公演もイケメンズですが、新公もイケメンズだったんですねー。
越乃さんはNOW ONでだったと思うのですが、
『ご主人様が現れるのをずっと待っていたから、最初からビルの登場を喜んでいて、サリーも大切なご主人様の大事な人だから、と最初から思っている』と言っていたような気がします。
(個人的には、最初から歓迎していたら、厨房の場面の歌の意味は?と突っ込みたいのですが・・・)
斎藤先生は、より多くの生徒さんに見せ場を、というお気持ちがとても強いような気がします。脚本で無理でも、立ち居地が良かったりとか。(児玉先生も、ご自分の脚本・演出の公演では、そういう配慮、というか工夫をされるんですけどね・・・)
エル・アルコンは、斎藤先生は原作にも思い入れが大きいみたいですから、あれでも彼的には削りに削って努力した跡では?と思います。(削る、という選択肢は、なかったかも知れませんけど)
続き(&他の記事も♪)、楽しみにしています。
越乃さん、そんなこと仰ってましたっけ?(^ ^;ゞ CS録画したんですけど、ちゃんと見てなくて…(東京の、カワイコちゃんズに囲まれた麻子さんは見たんですけど/笑)。
まぁ、厨房の歌は「ご主人様が現れたのは嬉しいけど、あれで大丈夫なのか…?」っていう歌なので、そういう解釈も全然ありなんでしょうね。初演はどういう解釈だったのかなあ?
齋藤さんの「より多くの生徒に見せ場を」っていう意識は、今回もすごく感じました。「血と砂」のときも、「全員に台詞と見せ場を」って仰ってたし、一環してそういう意識で作品作りをなさっていると思うんですよね。それは、新人を担当する演出家としてすごく大事なところだし、私も大好きです。
ただ、“役者を育てる”にはそれだけじゃなくて、将来を見通して引き上げてあげることも必要で。齋藤さんだけじゃなくて、今の若手演出家に足りないのは、そういう能力なんじゃないかと思うんですよね…。
エル・アルコン…配役表に“全員”が出てきたときに、諦めましたけどね…ええ、あれだけの役があるってことは、単行本3巻の内容を全部やるってことで、そりゃー時間も足りないでしょうよ。
もう一度、一本モノに作り直してリベンジしてほしいような気もしますが…(^ ^;
しばらくはネタもたくさんあるので、あれこれ書くと思います♪またいらしてくださいね♪