CLUB SEVEN【2】
2008年4月4日 ミュージカル・舞台語りたい舞台がたくさんあるので、急いで話を進めたいと思います。
品川プリンスの「Club Seven」1幕のつづき。
家族3態の次は「玉子のむちゃブリっ子!」コーナー。
ま、コントですな。玉野さんが可愛くおさげの女の子に扮して、メンバーに「予告ナシに無茶苦茶なネタをフる」という、メンバーにとっては(多分)地獄の時間。
それまでは毎日日替わりで3人ずつだったようですが、千秋楽だけは6人全員強制参加、でした。
…私は楽しか観ていないので、周囲のファンが「椅子が!!」とざわめいている意味がわからなかったのですが。どうやら「昼公演までは椅子を持ってくるスタッフは1人だったのに、2人も出てきたよ!!!(椅子が6つだから)」という驚きだったらしいです。
玉野さんってホント無茶するよなぁ……。
設定は、「CLUB SEVEN」応援団6人。
お題は、「CLUB SEVENの応援歌の振付をしてくれた皆さんです!」でした。
いやーもう、ステキだよみんな!
西村さんも凄かったし、
樹里&優里ペアの『揃わない振り付け(勿論、打ち合わせする時間なんぞあったはずがない)(←終わったあとで、玉子ちゃんに「ちょっと揃ってなかったみたい…」と突っ込まれた)』も凄かったし、
原&阿部ペアなんて、最後の決めポーズでいきなり事故ってたし!!(←阿部さんがポーズを決めた原くんを飛び越そうとして、思いっきり原くんの顔にダイビングした/涙。鼻血が出たかと思った)
でも。
なんといっても一番可愛かったのは、即興のフリが不満だったらしく、席に戻ってからもしばらく拗ねていた東山くんだったなぁ…。
ラストに、玉子ちゃんが「では、応援曲に合わせて踊っていただきましょう!」と言ったときの、皆の顔!
いやはや。
どんな曲がかかるかもわからないのに即興で踊らされて、それを曲に合わせてやれといわれて、それでもなんとなくそれらしくまとめてしまう6人のメンバー。
………凄すぎる(*^ ^*)。
っていうかさ、西村さんって本当に凄いですよね…。
あの無茶ブリにあっさり耐えた彼をみながら、しみじみ感動してしまいました。
ねこにとって、西村直人=マイ・ベスト・ジョリ(レ・ミゼラブル)、なんですよね。…レ・ミゼにはダンスがないので、こんなに踊れる人だっていうのもマリアート作品を観て初めて知ったし。芝居も出来るし、歌は勿論だし、
……コントも完璧(笑)、かぁ(*^ ^*)。
メンバーが引っ込んでから、玉子ちゃんがちょっと繋いで、次は、今回の作品で一番好きなシーン。
「人生は過ぎ行く」/「雪女」。
最初の「人生は過ぎ行く」は、東山くんと樹里ちゃんの夫婦の朝。っていうか、この二人さっきも夫婦だったなそういえば(汗)。
ベッドに半裸で眠る東山くん。
ガウン姿で一生懸命彼を起こす樹里ちゃん。
た・だ・し、歌は吹き替え。
甘い男声(多分美輪様ご本人)の、「好きよ、好きよ、好きよ…」と際限なく繰り返すシャンソンが流れ、それにあわせて樹里ちゃんが口パク。しかも、わざと低音を出しているっぽく、喉を膨らませて……あの顔芸がたまりませんっ!!
やっと起き上がって着替え始めた東山くんに取りすがり、「行かないで」と唄う樹里ちゃん。マジで笑えますから。っていうか東山くん、口元ぴくぴくしてるってば(^ ^;
出て行こうとする旦那(単に会社に行くだけ)をひきとめようと、やっと履きかけたズボンを無理やり降ろしちゃう樹里ちゃん。タイミングから何から、もう何もかも最高でした。
ラストに、「毎朝毎朝、この曲で起こすのやめてくれよ」「だって好きなんだもん」という、明るくのんきな若い妻とのやりとりが……めっちゃイケてる(爆)。さりげない関西弁のやり取りが自然で、なんだかほのぼのとした二人でした。
しっかし。
こういう場面があるから、CLUB SEVENの映像化は不可能なんだよなぁ………。
そうやって妻を振り切って(←大袈裟)会社へ向かう東山くんは、途中で嵐(吹雪)に遭遇。
他の男性陣も加わって、嵐に翻弄されるサラリーマンのダンスに。シンプルな振りだけど、凄くカッコよかった〜(*^ ^*)。
白いひらひらした衣装に身を包んだ優里ちゃん登場。
男性陣ひとりひとりに絡んで、翻弄して、誘って、
……そして、白い息を吹きかける。
会場内の温度がすこーしさがった気がしたくらい、冷たい笑顔。
次々に倒れ伏す背広姿の男たち。
優里ちゃんの、笑顔の残酷さがいい。うん。樹里ちゃんみたいな、幸せそうなふにゃっとした笑顔ではなくて、凜とした、あるいは“どSな”笑顔。
最高に素敵。
ラスト、吹雪にあおられてふらふらしている男たちを尻目に、ゆっくりした足取りで舞台端の階段を上っていく雪女。
セットの上で白い衣装を脱ぎ捨てると、
ブラウスに黒のタイトスカートの、シンプルなOL風美女が出現する。
黒縁の眼鏡をかけて書類挟みを持った彼女が、セットの上から舞台面を睥睨すると、
いつの間にか服装を整えたサラリーマンたちが、きちんと並んで彼女に敬礼する。
「はい、部長!」
と。
……あの部長の笑顔がまた、どSで素敵でした(壊)。
私は“星奈優里”を舐めていたのかもしれない、と、本当に心の底から思いました…。
だって、優里ちゃんって“薄倖が似合う”タイプだとばかり思っていたんだよー。あんなに“どS”が似合うタイプだなんて露ほども思ってなかった。
芝居している優里ちゃんは“薄倖”だけど、ショーの優里ちゃんは、踊っている優里ちゃんは、“どS”なんですね…。ステキすぎる(^ ^;ゞ。
次は「スケッチ 桃太郎」/「スーパーカリフラジリスティック云々」。
噺家の玉野さんに、可愛いおかっぱの息子が4人。
4人を寝かしつけようと四苦八苦する玉野さん。桃太郎の物語を一生懸命きかせようとするが、ぜんぜんおとなしくなりゃしない……
そして、話をしながらそのまま寝てしまうパパさん。
………可愛い。
子供たちも、説明のしようがないくらいクソガキで可愛くてたまりませんでした。観ていない人にはさっぱりわからないコメントで恐縮ですが、「ぎょうざ☆」は最高だった。
あのクソガキたちのネタは毎日同じだったのか、アドリブだったのか…。
そして。
パパが寝てしまった後は、4人の悪ガキの、布団を使ったタップ場面に。いやー、ここのタップが凄かった!今までだったら絶対、“タップキング”玉野さんは悪ガキに入って、噺家のパパは西村さんあたりだったろうに、今回は西村さんが悪ガキリーダーになって、東山くんと二人でひっぱりながらのグループタップ。
いやーカッコよかったし、楽しかった。観ているだけでわくわくしました。
次は、Dance Musical(タイトルは特にないらしい)。
これはある意味、王道のショー場面でした。
ちょっと「サザンクロス・レビュー」のブエノスアイレスの場面みたいな感じの、対立する2グループのタンゴでの闘い。
樹里ちゃんと優里ちゃん、玉野さんのショーシーンで始まって、
樹里ちゃんの恋人が西村さん、優里ちゃんの男が東山くん、
西村さんと東山くんは、お互いに対立するグループのリーダー同士。
最初は穏やかに樹里&西村、優里&東山のペアで華やかに踊っているのに、いつの間にか東山くんが樹里ちゃんに関心をもつ…。
よく練られた場面で、樹里ちゃんの歌も良かったし、タンゴの振りもカッコよかった!玉野さん、ストーリーのある振付本当に巧いよね。仕草のひとつひとつに意味があって、かっこよくて、しかもドラマティックに盛り上がる。
でも。
……樹里ちゃんと西村さん……だいぶ身長違うのね(T T)。ほのぼのと可愛い二人(ラストは悲劇だけど)だったけど、さすがに踊りにくそうでした。
樹里ちゃんも、女性パートのタンゴはまだまだ本業とは言えないしなー。東山&優里ペアがお見事だっただけに、同じ振付はちょっと苦しかったかも。
そうはいっても、さすがにダイナミックさでは圧勝でしたけどね(^ ^;。
1幕ラストは、男性5人で「風見鶏」。
ダンスは無しで、ワンフレーズづつの歌い継ぎでしたが、
レミゼ組三人、元四季一人。さすがに聞き応えありました。
また長くなっちゃったので、2幕はまた後日〜(←全然急いでないし)
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品川プリンスの「Club Seven」1幕のつづき。
家族3態の次は「玉子のむちゃブリっ子!」コーナー。
ま、コントですな。玉野さんが可愛くおさげの女の子に扮して、メンバーに「予告ナシに無茶苦茶なネタをフる」という、メンバーにとっては(多分)地獄の時間。
それまでは毎日日替わりで3人ずつだったようですが、千秋楽だけは6人全員強制参加、でした。
…私は楽しか観ていないので、周囲のファンが「椅子が!!」とざわめいている意味がわからなかったのですが。どうやら「昼公演までは椅子を持ってくるスタッフは1人だったのに、2人も出てきたよ!!!(椅子が6つだから)」という驚きだったらしいです。
玉野さんってホント無茶するよなぁ……。
設定は、「CLUB SEVEN」応援団6人。
お題は、「CLUB SEVENの応援歌の振付をしてくれた皆さんです!」でした。
いやーもう、ステキだよみんな!
西村さんも凄かったし、
樹里&優里ペアの『揃わない振り付け(勿論、打ち合わせする時間なんぞあったはずがない)(←終わったあとで、玉子ちゃんに「ちょっと揃ってなかったみたい…」と突っ込まれた)』も凄かったし、
原&阿部ペアなんて、最後の決めポーズでいきなり事故ってたし!!(←阿部さんがポーズを決めた原くんを飛び越そうとして、思いっきり原くんの顔にダイビングした/涙。鼻血が出たかと思った)
でも。
なんといっても一番可愛かったのは、即興のフリが不満だったらしく、席に戻ってからもしばらく拗ねていた東山くんだったなぁ…。
ラストに、玉子ちゃんが「では、応援曲に合わせて踊っていただきましょう!」と言ったときの、皆の顔!
いやはや。
どんな曲がかかるかもわからないのに即興で踊らされて、それを曲に合わせてやれといわれて、それでもなんとなくそれらしくまとめてしまう6人のメンバー。
………凄すぎる(*^ ^*)。
っていうかさ、西村さんって本当に凄いですよね…。
あの無茶ブリにあっさり耐えた彼をみながら、しみじみ感動してしまいました。
ねこにとって、西村直人=マイ・ベスト・ジョリ(レ・ミゼラブル)、なんですよね。…レ・ミゼにはダンスがないので、こんなに踊れる人だっていうのもマリアート作品を観て初めて知ったし。芝居も出来るし、歌は勿論だし、
……コントも完璧(笑)、かぁ(*^ ^*)。
メンバーが引っ込んでから、玉子ちゃんがちょっと繋いで、次は、今回の作品で一番好きなシーン。
「人生は過ぎ行く」/「雪女」。
最初の「人生は過ぎ行く」は、東山くんと樹里ちゃんの夫婦の朝。っていうか、この二人さっきも夫婦だったなそういえば(汗)。
ベッドに半裸で眠る東山くん。
ガウン姿で一生懸命彼を起こす樹里ちゃん。
た・だ・し、歌は吹き替え。
甘い男声(多分美輪様ご本人)の、「好きよ、好きよ、好きよ…」と際限なく繰り返すシャンソンが流れ、それにあわせて樹里ちゃんが口パク。しかも、わざと低音を出しているっぽく、喉を膨らませて……あの顔芸がたまりませんっ!!
やっと起き上がって着替え始めた東山くんに取りすがり、「行かないで」と唄う樹里ちゃん。マジで笑えますから。っていうか東山くん、口元ぴくぴくしてるってば(^ ^;
出て行こうとする旦那(単に会社に行くだけ)をひきとめようと、やっと履きかけたズボンを無理やり降ろしちゃう樹里ちゃん。タイミングから何から、もう何もかも最高でした。
ラストに、「毎朝毎朝、この曲で起こすのやめてくれよ」「だって好きなんだもん」という、明るくのんきな若い妻とのやりとりが……めっちゃイケてる(爆)。さりげない関西弁のやり取りが自然で、なんだかほのぼのとした二人でした。
しっかし。
こういう場面があるから、CLUB SEVENの映像化は不可能なんだよなぁ………。
そうやって妻を振り切って(←大袈裟)会社へ向かう東山くんは、途中で嵐(吹雪)に遭遇。
他の男性陣も加わって、嵐に翻弄されるサラリーマンのダンスに。シンプルな振りだけど、凄くカッコよかった〜(*^ ^*)。
白いひらひらした衣装に身を包んだ優里ちゃん登場。
男性陣ひとりひとりに絡んで、翻弄して、誘って、
……そして、白い息を吹きかける。
会場内の温度がすこーしさがった気がしたくらい、冷たい笑顔。
次々に倒れ伏す背広姿の男たち。
優里ちゃんの、笑顔の残酷さがいい。うん。樹里ちゃんみたいな、幸せそうなふにゃっとした笑顔ではなくて、凜とした、あるいは“どSな”笑顔。
最高に素敵。
ラスト、吹雪にあおられてふらふらしている男たちを尻目に、ゆっくりした足取りで舞台端の階段を上っていく雪女。
セットの上で白い衣装を脱ぎ捨てると、
ブラウスに黒のタイトスカートの、シンプルなOL風美女が出現する。
黒縁の眼鏡をかけて書類挟みを持った彼女が、セットの上から舞台面を睥睨すると、
いつの間にか服装を整えたサラリーマンたちが、きちんと並んで彼女に敬礼する。
「はい、部長!」
と。
……あの部長の笑顔がまた、どSで素敵でした(壊)。
私は“星奈優里”を舐めていたのかもしれない、と、本当に心の底から思いました…。
だって、優里ちゃんって“薄倖が似合う”タイプだとばかり思っていたんだよー。あんなに“どS”が似合うタイプだなんて露ほども思ってなかった。
芝居している優里ちゃんは“薄倖”だけど、ショーの優里ちゃんは、踊っている優里ちゃんは、“どS”なんですね…。ステキすぎる(^ ^;ゞ。
次は「スケッチ 桃太郎」/「スーパーカリフラジリスティック云々」。
噺家の玉野さんに、可愛いおかっぱの息子が4人。
4人を寝かしつけようと四苦八苦する玉野さん。桃太郎の物語を一生懸命きかせようとするが、ぜんぜんおとなしくなりゃしない……
そして、話をしながらそのまま寝てしまうパパさん。
………可愛い。
子供たちも、説明のしようがないくらいクソガキで可愛くてたまりませんでした。観ていない人にはさっぱりわからないコメントで恐縮ですが、「ぎょうざ☆」は最高だった。
あのクソガキたちのネタは毎日同じだったのか、アドリブだったのか…。
そして。
パパが寝てしまった後は、4人の悪ガキの、布団を使ったタップ場面に。いやー、ここのタップが凄かった!今までだったら絶対、“タップキング”玉野さんは悪ガキに入って、噺家のパパは西村さんあたりだったろうに、今回は西村さんが悪ガキリーダーになって、東山くんと二人でひっぱりながらのグループタップ。
いやーカッコよかったし、楽しかった。観ているだけでわくわくしました。
次は、Dance Musical(タイトルは特にないらしい)。
これはある意味、王道のショー場面でした。
ちょっと「サザンクロス・レビュー」のブエノスアイレスの場面みたいな感じの、対立する2グループのタンゴでの闘い。
樹里ちゃんと優里ちゃん、玉野さんのショーシーンで始まって、
樹里ちゃんの恋人が西村さん、優里ちゃんの男が東山くん、
西村さんと東山くんは、お互いに対立するグループのリーダー同士。
最初は穏やかに樹里&西村、優里&東山のペアで華やかに踊っているのに、いつの間にか東山くんが樹里ちゃんに関心をもつ…。
よく練られた場面で、樹里ちゃんの歌も良かったし、タンゴの振りもカッコよかった!玉野さん、ストーリーのある振付本当に巧いよね。仕草のひとつひとつに意味があって、かっこよくて、しかもドラマティックに盛り上がる。
でも。
……樹里ちゃんと西村さん……だいぶ身長違うのね(T T)。ほのぼのと可愛い二人(ラストは悲劇だけど)だったけど、さすがに踊りにくそうでした。
樹里ちゃんも、女性パートのタンゴはまだまだ本業とは言えないしなー。東山&優里ペアがお見事だっただけに、同じ振付はちょっと苦しかったかも。
そうはいっても、さすがにダイナミックさでは圧勝でしたけどね(^ ^;。
1幕ラストは、男性5人で「風見鶏」。
ダンスは無しで、ワンフレーズづつの歌い継ぎでしたが、
レミゼ組三人、元四季一人。さすがに聞き応えありました。
また長くなっちゃったので、2幕はまた後日〜(←全然急いでないし)
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