“月組の”大空祐飛さん、へ。
2008年1月25日 宝塚(月) コメント (2)まだあと数分あるので、叫ばせてください。
「月組の大空祐飛さん、だいすきです!」
…うん、大丈夫。
私はきっと、愛するだろう。
“花組の”大空祐飛さんも、
祐飛さんのいない月組も、
「宝塚はひとつ」と、ナホちゃんが言ったから。
日本青年館公演「Holllywood Lover」が、本日千秋楽を迎えました。
客席はサヨナラ公演もかくや、という盛り上がりようでしたが、
舞台の上は終始落ち着いて、端正にすすんでいきました。
アドリブらしいアドリブはなかったかと…あ、園加ちゃんが打ち上げパーティーで何か(「飲み競べだ!まいったか!」だったのかな?あまりよく聞き取れず…)言っていましたが、そのくらいだったと思います。
っていうか、何かあったら教えてくださいまし。お願い。(私のテンションが高すぎて、記憶が飛んでいる可能性あり)
あ、あとは。
開幕アナウンスの「月組の大空祐飛です」で拍手が起きてましたね(涙)。
この作品、ストーリーは『ありがちなメロドラマ』ながらも、キャラクターがよく練られていて、キャスティングの成功もあって、とても素晴らしい舞台に仕上がっているのですが。
昨年12月15日にバウホールで初日を迎えて以来、猫は終始、この作品を「芝居」として考えるよう努力してきました。
“イタリア ネオレアリズモの新鋭”ステファーノ監督と、“全米の憧れ”ローズ・ラムーア、そして“負け知らずの大物プロデューサー”リチャード・ローガンの物語なのだ、と。
でも。
今日、
最後の公演、二度と観ることのできないカンパニーによる千秋楽を観ながら。
初めて私は、自分自身に「ステファーノ」と「大空祐飛」を重ねることを許してしまった、みたいです。
痛い物語だ、とずっと思っていましたが。
…こんなに怖い話だったのか、
そして、こんなにも哀しくて優しい物語だったのか、
そして、なによりも、
植田景子さんは、どこまで祐飛さんを見ていてくれたのか、と…
台詞の一言一言をいちいち深読みして、
いちいち反応して、
連想して、
…泣いて。
千秋楽にいたって、そんなことをしているなんて、
ばかみたい。
そう思いながら。
自分に突っ込みながら。
それでも、涙は止まらなくて。
全てわかりあえるなんて、あるわけがない。
だから、
信じる誰かに裏切られ、傷ついても、
「It’s All Right.」
ありのままの全てを、誤魔化さずに受け止めて。
そんな、限りない肯定の意思。
「愛すること」の難しさと
「愛されること」の痛み、
そして、喪ったものの大きさと、それに負けずに歩き続ける強い意思。
昨日までは、そういったところにテーマを見ていたのですが。
「It’s All Right.」
それがこの作品のテーマだったのかもしれない、と、
今日はじめて思ったのでした。(←遅い)
「怖がる必要なんて何もない。君は大勢のひとから愛されてる」
……怖がることは何もないんだ。
あの人は、大勢の人から愛されているのだから。
今までで一番、明るくてさわやかな「チャオ!」の声に、
溢れる涙をぬぐうこともできないほど消耗して。
だから、大丈夫。
たぶん、きっと、ぜったいに、
これからも、
なにがあっても、
「It’s All Right.」
と。
フィナーレのラストに登場する祐飛さん。
グレイのコートでゆっくり現れて、
スポットが当たる。
とまらない拍手。
“月組の”大空祐飛、に、
タフでポジティブで優しい、最高の男“ステファーノ・グランディ”に、
乾杯。
緞帳があがると、副組長の越乃リュウちゃんが前に出る。
最初のうちは、きちんと月組の副組長として責務を果たし、専科のお二人の紹介や、今後の月組の活動について報告していたのに、
祐飛さんの組替を報告して、この公演での祐飛さんの様子や下級生との交流を話すうちに涙ぐんでしまって…。
挨拶につまった仲良しの下級生が、なんとか立て直そうと必死で
「続けます」と言うのに対して、「がんばって」と声をかける祐飛さん。
……それって、祐飛さん的には元気づけてるつもりかもしれませんけど、傍目には突っ込んでるようにしか見えませんが……?
挨拶の途中からぐてぐてになってしまったナホちゃんが、
なんとか必死にまとめようと口走った一言。
「宝塚はひとつです!」
後ろで爆笑している(あひちゃんとあいちゃんを巻きこんで、体を“く”の字に曲げて大笑いしていた)祐飛さんは、CSに流れちゃうんでしょうか……。
っていうか。
ファンが泣き笑いで倒れているのを見ながら、
帽子で顔を隠してまで笑い続けるのはやめてください。
どうして挨拶で腹筋鍛えなくちゃいけないんですか……。
(帽子の陰で泣いてたのは見なかったことにしてあげます)
「お待たせしました。皆が大好きなステファーノ・グランディ、“月組の”大空祐飛が、皆様にご挨拶いたします」
というナホちゃんの合図で、
「ゆうひさ〜ん(はぁと)」
と、下級生が全員、声を揃えて呼びかける。
ありがとう。
可愛い可愛い月組っ子たち。
愛してくれてありがとう。
私も愛しているよ。
いつまでも、ずっと。
爆笑していた祐飛さんは、その笑いを片頬に残したまま前へ。
「千秋楽の挨拶で、こんなに笑ったのは初めてです」
と、最後にハリセンをかましてから
「越乃副組長をこれからもよろしくお願いします」
と、本当に愛おしそうに笑い含みで言ったのが、また号泣ポイントでした。
挨拶自体はごくまともに、ありがちなご挨拶を。
っていうか、この作品、挨拶で言うようなことを台詞としてプレミアパーティーで言ってしまうので、やりにくかったかもしれませんが(苦笑)。
そういえば、笑いに紛れて名乗らなかったな、と、
そう思ったのは、2回目のカーテンコールの幕が上がったとき。
「これからも月組を、そして花組の大空祐飛を、よろしくお願いいたします」
と、そう言って、笑った。
とまらない拍手。
何度目かのカーテンコールで、幕が開いたとき。
月組の仲間たちの真ん中で、
満面の笑顔を浮かべて、
「最後にもう一回だけ言わせてください!」と前置きをして。
『月組の大空祐飛です』
と。
そこまで取っておいたのか、
本当は言わないでいるつもりだったのか、
そのへんはわかりませんが。
泣きすぎて頭が痛い猫は、最終兵器を発動されて死ぬかと思いました……。
もう二度と、この作品を見ることはできない。
もう二度と、このカンパニーが揃うことはない。
それでも。
「生きていくしかない」のだから。
そう。ナホちゃんの言うとおり、
「宝塚はひとつ」だから。
まずは、3月のディナーショーに向けて、準備等々大変そうですけれども。
…バウでも観て、また新しい世界を楽しんでください。
祐飛さんは、“祐飛さんの個性で輝いて”くれればいい。
私は、ずっと見凝めていくつもりだから…。
.
「月組の大空祐飛さん、だいすきです!」
…うん、大丈夫。
私はきっと、愛するだろう。
“花組の”大空祐飛さんも、
祐飛さんのいない月組も、
「宝塚はひとつ」と、ナホちゃんが言ったから。
日本青年館公演「Holllywood Lover」が、本日千秋楽を迎えました。
客席はサヨナラ公演もかくや、という盛り上がりようでしたが、
舞台の上は終始落ち着いて、端正にすすんでいきました。
アドリブらしいアドリブはなかったかと…あ、園加ちゃんが打ち上げパーティーで何か(「飲み競べだ!まいったか!」だったのかな?あまりよく聞き取れず…)言っていましたが、そのくらいだったと思います。
っていうか、何かあったら教えてくださいまし。お願い。(私のテンションが高すぎて、記憶が飛んでいる可能性あり)
あ、あとは。
開幕アナウンスの「月組の大空祐飛です」で拍手が起きてましたね(涙)。
この作品、ストーリーは『ありがちなメロドラマ』ながらも、キャラクターがよく練られていて、キャスティングの成功もあって、とても素晴らしい舞台に仕上がっているのですが。
昨年12月15日にバウホールで初日を迎えて以来、猫は終始、この作品を「芝居」として考えるよう努力してきました。
“イタリア ネオレアリズモの新鋭”ステファーノ監督と、“全米の憧れ”ローズ・ラムーア、そして“負け知らずの大物プロデューサー”リチャード・ローガンの物語なのだ、と。
でも。
今日、
最後の公演、二度と観ることのできないカンパニーによる千秋楽を観ながら。
初めて私は、自分自身に「ステファーノ」と「大空祐飛」を重ねることを許してしまった、みたいです。
痛い物語だ、とずっと思っていましたが。
…こんなに怖い話だったのか、
そして、こんなにも哀しくて優しい物語だったのか、
そして、なによりも、
植田景子さんは、どこまで祐飛さんを見ていてくれたのか、と…
台詞の一言一言をいちいち深読みして、
いちいち反応して、
連想して、
…泣いて。
千秋楽にいたって、そんなことをしているなんて、
ばかみたい。
そう思いながら。
自分に突っ込みながら。
それでも、涙は止まらなくて。
全てわかりあえるなんて、あるわけがない。
だから、
信じる誰かに裏切られ、傷ついても、
「It’s All Right.」
ありのままの全てを、誤魔化さずに受け止めて。
そんな、限りない肯定の意思。
「愛すること」の難しさと
「愛されること」の痛み、
そして、喪ったものの大きさと、それに負けずに歩き続ける強い意思。
昨日までは、そういったところにテーマを見ていたのですが。
「It’s All Right.」
それがこの作品のテーマだったのかもしれない、と、
今日はじめて思ったのでした。(←遅い)
「怖がる必要なんて何もない。君は大勢のひとから愛されてる」
……怖がることは何もないんだ。
あの人は、大勢の人から愛されているのだから。
今までで一番、明るくてさわやかな「チャオ!」の声に、
溢れる涙をぬぐうこともできないほど消耗して。
だから、大丈夫。
たぶん、きっと、ぜったいに、
これからも、
なにがあっても、
「It’s All Right.」
と。
フィナーレのラストに登場する祐飛さん。
グレイのコートでゆっくり現れて、
スポットが当たる。
とまらない拍手。
“月組の”大空祐飛、に、
タフでポジティブで優しい、最高の男“ステファーノ・グランディ”に、
乾杯。
緞帳があがると、副組長の越乃リュウちゃんが前に出る。
最初のうちは、きちんと月組の副組長として責務を果たし、専科のお二人の紹介や、今後の月組の活動について報告していたのに、
祐飛さんの組替を報告して、この公演での祐飛さんの様子や下級生との交流を話すうちに涙ぐんでしまって…。
挨拶につまった仲良しの下級生が、なんとか立て直そうと必死で
「続けます」と言うのに対して、「がんばって」と声をかける祐飛さん。
……それって、祐飛さん的には元気づけてるつもりかもしれませんけど、傍目には突っ込んでるようにしか見えませんが……?
挨拶の途中からぐてぐてになってしまったナホちゃんが、
なんとか必死にまとめようと口走った一言。
「宝塚はひとつです!」
後ろで爆笑している(あひちゃんとあいちゃんを巻きこんで、体を“く”の字に曲げて大笑いしていた)祐飛さんは、CSに流れちゃうんでしょうか……。
っていうか。
ファンが泣き笑いで倒れているのを見ながら、
帽子で顔を隠してまで笑い続けるのはやめてください。
どうして挨拶で腹筋鍛えなくちゃいけないんですか……。
(帽子の陰で泣いてたのは見なかったことにしてあげます)
「お待たせしました。皆が大好きなステファーノ・グランディ、“月組の”大空祐飛が、皆様にご挨拶いたします」
というナホちゃんの合図で、
「ゆうひさ〜ん(はぁと)」
と、下級生が全員、声を揃えて呼びかける。
ありがとう。
可愛い可愛い月組っ子たち。
愛してくれてありがとう。
私も愛しているよ。
いつまでも、ずっと。
爆笑していた祐飛さんは、その笑いを片頬に残したまま前へ。
「千秋楽の挨拶で、こんなに笑ったのは初めてです」
と、最後にハリセンをかましてから
「越乃副組長をこれからもよろしくお願いします」
と、本当に愛おしそうに笑い含みで言ったのが、また号泣ポイントでした。
挨拶自体はごくまともに、ありがちなご挨拶を。
っていうか、この作品、挨拶で言うようなことを台詞としてプレミアパーティーで言ってしまうので、やりにくかったかもしれませんが(苦笑)。
そういえば、笑いに紛れて名乗らなかったな、と、
そう思ったのは、2回目のカーテンコールの幕が上がったとき。
「これからも月組を、そして花組の大空祐飛を、よろしくお願いいたします」
と、そう言って、笑った。
とまらない拍手。
何度目かのカーテンコールで、幕が開いたとき。
月組の仲間たちの真ん中で、
満面の笑顔を浮かべて、
「最後にもう一回だけ言わせてください!」と前置きをして。
『月組の大空祐飛です』
と。
そこまで取っておいたのか、
本当は言わないでいるつもりだったのか、
そのへんはわかりませんが。
泣きすぎて頭が痛い猫は、最終兵器を発動されて死ぬかと思いました……。
もう二度と、この作品を見ることはできない。
もう二度と、このカンパニーが揃うことはない。
それでも。
「生きていくしかない」のだから。
そう。ナホちゃんの言うとおり、
「宝塚はひとつ」だから。
まずは、3月のディナーショーに向けて、準備等々大変そうですけれども。
…バウでも観て、また新しい世界を楽しんでください。
祐飛さんは、“祐飛さんの個性で輝いて”くれればいい。
私は、ずっと見凝めていくつもりだから…。
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コメント
コメントありがとうございます!!そうですよね、大空祐飛は大空祐飛ですよね!!
私も応援しつづけますっ!★