ハリウッドに生きたひとたち
2007年12月19日 宝塚(月)宝塚月組バウホール公演「Hollywood Lover」。
今日は、「実在の人物にモデルがいる」と思われる役について♪
すずな(憧花ゆりの)が演じるヘッダ・ホッパーは、この作品の語り部、進行役のような存在でした。
実在する彼女は19世紀末の生まれ。この作品の舞台となる1940年代“後半”(←これって、発表当初は“1940年代末”でしたよね?)には60近い年齢になっているはずなのですが…
ま、タカラヅカだからね(^ ^;ゞ
景子さんオリジナルのキャラクターと思った方がいいのかな?
すずなの役創りは、割と年齢不詳な感じ。
20代の若い娘にも見えるし、30代半ばくらいにも見える。
ただ、「8年前」のステファーノとローズのゴシップを良く知らないことになっていたようなので、どちらかと言えば“若い娘”設定だったような気がします。
……それこそ、末子姐なりルミ姐なりがいてくれたなら(涙)見事にやってのけてくれそうな、癖のある、だけどやりすぎてはいけない(←これが一番難しい)難役なのですが。
すずなの、あの特徴的な声が活かされていて、面白い役になっていたと思います。まだまだ経験不足で苦戦していましたが、来週観るのが楽しみな役であり、役者でもありますね。
まだまだ一本調子の一杯一杯だったので、もう少し舞台全体を見渡せるようになって、メリハリがつけられるようになったら鬼に金棒だと思います。がんばれ、すずな。
まゆみ(五峰亜季)さんのシーラ・グレアム。
現実のシーラは、この頃には30代後半だったはずなのですが(フィッツジェラルドが1940年に44歳で亡くなった時、13歳年下の彼女は31歳だったはず…違ってたら教えてください!)
「The Last Party」の時も上手いなーと思いましたが、今回も実に素晴らしかった!まゆみさんって決してお芝居が上手な人ではないのですが(←失礼)、シーラは本当にぴったりですよねっ♪
ちょっと台詞の語尾が気になったり、しゃべり方が一本調子だったり、いくつか気になるところもあるのですが、シーラに関しては本当に役の本質を掴んでいらっしゃるなぁと感心してしまいます。
…登場シーンからイキナリ「The Last Party」と同じ衣装だったのには、ちょっとぶっ飛びましたけどね(笑)
1940年代“後半”からみたら、『8年前』にはスコットは生きていた筈ですものね。もしかしたら、スコットとステファーノは出会っていたのかもしれません(爆)
シーラは、基本的にステファーノとしか絡まない役。
ヘッダとちょっと睨み合うくらいで、ほとんど誰とも関わりません。スコット・フィッツジェラルドという片羽を喪ってからの10年弱を、あまり世間と関わらずに生きてきたことを想像させます。
“世間”からは尊重されつつも何となく遠ざけられて、
自分自身もなんとなく遠ざかって。
それでも。
それでもまだ、巨大な壁に逆らってでも、若い(←自分よりは!)二人の愛を応援する気概は持っている。
身の危険を顧みず、というか、すでに喪うモノ(リチャードによって奪われるモノ)など何もないわ、という確信があるんでしょうね、彼女には。
実際、リチャードはシーラには何もできないわけで、その確信は正しかったわけですが………。
「The Last Party」のシーラも大好きでしたが、
「Hollywood Lover」のシーラは、それにも増して魅力的で、素敵でした。そして、ああいう“イイ女”に可愛がられ、守られるステファーノは、本当に“理想の男”なんだな、と、あらためて思ったのでした。
実在の人物シリーズ、最後はロジャー・ウィリアム・コーマン。
(桐生)園加ちゃんの演じた、ビリー・コーマンです。
1926年生まれだから、このとき20歳前後…なんですが、作中では
ステファーノと同年代(←30歳前後?)に描かれています。
8年前、ステファーノ無名時代に一緒にやっていた仲間。
共に夢を語り、作品を創り、そして、
本当のローズを知っている男。
今回の園加は、大当たりでした!
だいぶ声のトーンが落ち着いてきましたよね?「ダル・レークの恋」で聞かせてくれたヤクザな声(←色っぽくて大好きだった)でこそありませんが、話の内容によって声の使い分けもだいぶできるようになって、ひときわたくましくなったような気がします。
本編にはショーシーンがほとんどなかったので、オープニングとフィナーレのダンスナンバーでの、園加ちゃんの嬉しそうな伸び伸びっぷりが微笑ましくて、印象的でした♪♪可愛いぞ、園加〜♪
キャラクター設定自体の「本能のままに行動する」ところとかも、実にぴったりの宛書でしたね♪あー(花瀬みずか)ちゃんとの(あーちゃんへの?)ラブラブっぷりが微笑ましくて、可愛らしくて、照れちゃいました(^ ^;。
うーん可愛い(^ ^)。
あーちゃんの手の中で、ころころと頃がされている園加は、ホント可愛いですっ♪♪何かコトが起こっても、何も解決できないところも含めて、可愛くてしょうがないです(*^ ^*)。
ビリーの妻・マギーの複雑さ、については、まだ私の中でも結論がでていないので。
いずれ、機会があったら書かせていただきたいと思っています…。
そんなところで、「実在の人物らしい人」シリーズ 第一回終了♪♪
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今日は、「実在の人物にモデルがいる」と思われる役について♪
すずな(憧花ゆりの)が演じるヘッダ・ホッパーは、この作品の語り部、進行役のような存在でした。
実在する彼女は19世紀末の生まれ。この作品の舞台となる1940年代“後半”(←これって、発表当初は“1940年代末”でしたよね?)には60近い年齢になっているはずなのですが…
ま、タカラヅカだからね(^ ^;ゞ
景子さんオリジナルのキャラクターと思った方がいいのかな?
すずなの役創りは、割と年齢不詳な感じ。
20代の若い娘にも見えるし、30代半ばくらいにも見える。
ただ、「8年前」のステファーノとローズのゴシップを良く知らないことになっていたようなので、どちらかと言えば“若い娘”設定だったような気がします。
……それこそ、末子姐なりルミ姐なりがいてくれたなら(涙)見事にやってのけてくれそうな、癖のある、だけどやりすぎてはいけない(←これが一番難しい)難役なのですが。
すずなの、あの特徴的な声が活かされていて、面白い役になっていたと思います。まだまだ経験不足で苦戦していましたが、来週観るのが楽しみな役であり、役者でもありますね。
まだまだ一本調子の一杯一杯だったので、もう少し舞台全体を見渡せるようになって、メリハリがつけられるようになったら鬼に金棒だと思います。がんばれ、すずな。
まゆみ(五峰亜季)さんのシーラ・グレアム。
現実のシーラは、この頃には30代後半だったはずなのですが(フィッツジェラルドが1940年に44歳で亡くなった時、13歳年下の彼女は31歳だったはず…違ってたら教えてください!)
「The Last Party」の時も上手いなーと思いましたが、今回も実に素晴らしかった!まゆみさんって決してお芝居が上手な人ではないのですが(←失礼)、シーラは本当にぴったりですよねっ♪
ちょっと台詞の語尾が気になったり、しゃべり方が一本調子だったり、いくつか気になるところもあるのですが、シーラに関しては本当に役の本質を掴んでいらっしゃるなぁと感心してしまいます。
…登場シーンからイキナリ「The Last Party」と同じ衣装だったのには、ちょっとぶっ飛びましたけどね(笑)
1940年代“後半”からみたら、『8年前』にはスコットは生きていた筈ですものね。もしかしたら、スコットとステファーノは出会っていたのかもしれません(爆)
シーラは、基本的にステファーノとしか絡まない役。
ヘッダとちょっと睨み合うくらいで、ほとんど誰とも関わりません。スコット・フィッツジェラルドという片羽を喪ってからの10年弱を、あまり世間と関わらずに生きてきたことを想像させます。
“世間”からは尊重されつつも何となく遠ざけられて、
自分自身もなんとなく遠ざかって。
それでも。
それでもまだ、巨大な壁に逆らってでも、若い(←自分よりは!)二人の愛を応援する気概は持っている。
身の危険を顧みず、というか、すでに喪うモノ(リチャードによって奪われるモノ)など何もないわ、という確信があるんでしょうね、彼女には。
実際、リチャードはシーラには何もできないわけで、その確信は正しかったわけですが………。
「The Last Party」のシーラも大好きでしたが、
「Hollywood Lover」のシーラは、それにも増して魅力的で、素敵でした。そして、ああいう“イイ女”に可愛がられ、守られるステファーノは、本当に“理想の男”なんだな、と、あらためて思ったのでした。
実在の人物シリーズ、最後はロジャー・ウィリアム・コーマン。
(桐生)園加ちゃんの演じた、ビリー・コーマンです。
1926年生まれだから、このとき20歳前後…なんですが、作中では
ステファーノと同年代(←30歳前後?)に描かれています。
8年前、ステファーノ無名時代に一緒にやっていた仲間。
共に夢を語り、作品を創り、そして、
本当のローズを知っている男。
今回の園加は、大当たりでした!
だいぶ声のトーンが落ち着いてきましたよね?「ダル・レークの恋」で聞かせてくれたヤクザな声(←色っぽくて大好きだった)でこそありませんが、話の内容によって声の使い分けもだいぶできるようになって、ひときわたくましくなったような気がします。
本編にはショーシーンがほとんどなかったので、オープニングとフィナーレのダンスナンバーでの、園加ちゃんの嬉しそうな伸び伸びっぷりが微笑ましくて、印象的でした♪♪可愛いぞ、園加〜♪
キャラクター設定自体の「本能のままに行動する」ところとかも、実にぴったりの宛書でしたね♪あー(花瀬みずか)ちゃんとの(あーちゃんへの?)ラブラブっぷりが微笑ましくて、可愛らしくて、照れちゃいました(^ ^;。
うーん可愛い(^ ^)。
あーちゃんの手の中で、ころころと頃がされている園加は、ホント可愛いですっ♪♪何かコトが起こっても、何も解決できないところも含めて、可愛くてしょうがないです(*^ ^*)。
ビリーの妻・マギーの複雑さ、については、まだ私の中でも結論がでていないので。
いずれ、機会があったら書かせていただきたいと思っています…。
そんなところで、「実在の人物らしい人」シリーズ 第一回終了♪♪
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