今日はちょっと趣向を変えて(←変わってないか?)、年明けのバウホール作品「ホフマン物語」について。

とは言っても、私はもちろん菅沼さんの「ホフマン物語」は観たことがないのですが、ずーーーーっと遠い昔に観たオッフェンバックのオペラを思い出してみました。
…全く違うモノを探して部屋の掃除をしていたら、ふるーいプログラムが出てきたので(^ ^)。


いよいよこれも、来週24日が発売なんですね。
青葉みちるちゃんを見送るかどうか、決心するタイムリミットも近づいてきているなあ…。




さて。
私の手元のプログラムでは、一人の歌手が演じる役はこんな割り振りです。(○は、すぐ上の●と同じ人が演じる)



TN●ホフマン(詩人)
  1幕 2幕 3幕 4幕 5幕

MS●ミューズ(詩の女神)
  1幕          5幕
 ○ニクラウス(ホフマンの友人)
  1幕 2幕 3幕 4幕 5幕

BR●リンドルフ(ニュールンベルグの顧問官)
  1幕          5幕
 ○コッペリウス(スパランツァーニの敵)
     2幕
 ○ミラクル博士(医者)
        3幕
 ○ダッペルトゥット(魔術師)
           4幕

MS●アントニアの母の声
        3幕
 ○ステッラ(歌手)※台詞のみ
  1幕          5幕

SP●オランピア(自動人形)
     2幕

SP●アントニア(歌手)
       3幕

SP●ジュリエッタ(高級娼婦)
          4幕

BR●スパランツァーニ(発明家)
     2幕

BS●クレスペル(アントニアの父親)
        3幕

BR●シュレーミル(ジュリエッタの情夫)
           4幕

TN●アンドレス(ステッラの召使)
  1幕          5幕
 ○コシュニーユ(スパランツァーニの召使)
     2幕
 ○フランツ(クレスペルの召使)
        3幕
 ○ピティキナッチョ(ジュリエッタの下男)
           4幕

BS●ルーテル(酒場のおやじ)
  1幕          5幕

TN●ナタナエル(学生)
  1幕          5幕

BS●ヘルマン(学生)
  1幕          5幕


今発表になっているバウ公演のキャストをこれと見比べると…

・2幕(オランピア)と3幕(アントニア)が逆っぽい?

・みりおくんの時は、ミューズとニクラウスを違う人が演じることになる。(ミューズがニクラウスに姿を変える場面は結構印象的だったんですが、あそこは無いのかな?)

・「悪魔」という役があって、リンドルフに姿を変える場面があるらしい。(オペラでは、明示的には出てこない。リンドルフたち一連の敵役が悪魔なんだな、ということは判るけど)

・ステッラ役者が載っていない(役はあるらしいが。ちなみに、もりえちゃんの後半は美鳳あやちゃんが演じるらしい。他の時は誰がやるんだろう……)

・ルーテル/クレスペル/スパランツァーニ/ピティキナッチョを未沙さんが演じる。

・オペラでは、召使い・下男系は全幕一人の人が演じていてすごく面白かったけど、今回は3幕までで、4幕は別の人を演じる。

・もりえちゃんの時は、召使い3役は女性になっている。(みちるちゃん/涙)


オペラのプログラムに出ていない役については…
・テオドール・ウィルヘルム・エリオットは学生の役で、最初と最後のルーテル酒場に出るような気がする。
・グレッチェン・ファウスタ・レオノーレはルーテル酒場の女給か、ジュリエッタの娼婦仲間か?


元になったオペラはオッフェンバックの最後の作品で、未完成のまま作曲家が亡くなってしまったためか、いろいろな版があるらしいです。順序もいろいろだし、ミューズがいる版・いない版。4幕構成の版もあるみたいですね。



みりおくんがホフマンの時は、もりえちゃんが悪魔でニクラウスが宇月くん、ミューズはみっぽーちゃん。
なんとなく………サイズで撰んだのか!?>谷さんってゆー気がしないでもないですが(^ ^;ゞ、それにしても宇月くんは大抜擢ですね!あんまり踊る役ではなさそうなのが残念ですが、彼女は芝居も凄く良いので、せっかくの大役、ものにしていただきたいです(*^ ^*)。
その辺りに小柄な人が揃うので、悪魔のもりえちゃんの長身が映えるだろうなあ〜♪3役それぞれ癖があって難しい役ですが、今回コルネールさんを3ヶ月やり通して、ものすごく大きなものを得たと思うので。ぜひこの機会に、「役者・青樹泉」を見せつけていただきたいです。
それにしても。本来はセットの筈のミューズとニクラウス…みっぽーと宇月くん、って、お二人ともハイレベルなダンサーかつ芝居巧者、っていう似た者同士の組み合わせですね(笑)。どんな演出になるのか楽しみだなあ♪二人で踊ってくれたらいいんだけど(←みりお一人になったらどうすんねん)

3人のヒロインは、羽咲まなアントニア/夢咲ねねオランピア/青葉みちるジュリエッタ→みちるアントニア/みっぽーオランピア/ねねジュリエッタ。
……どっちのバージョンもすごい魅力的だ…。みちるちゃんとねねちゃんはそもそものお目当てだし、まなちゃんのアントニアなんて当に「歌姫」だろうし、みっぽーのオランピア…(涎)。な、何故?何故ヒロインだけこんなに細かく役替わりするんですかーーーーっ!!
……全部観られる幸運な方が羨ましい…(諦)。


もりえちゃんがホフマンの時は、みりおくんがミューズ/ニクラウスでマギー(星条海斗)が悪魔。
黒天使のマギーの迫力が忘れられない私には、悪魔ってすごい楽しみ!どんなになるのかなー。もりえちゃんと二人並んだら、スタイル抜群同士、すごい迫力でしょうねぇ(笑)。
みりおくんのミューズは……チラシ見てこれも絶句しちゃいましたが(笑)、動いてもキレイだろうなあ(笑)本来メゾソプラノのズボン役なので、みりおくんには本当にぴったりな役ですよね♪

ヒロインは、ねねアントニア/花陽みらオランピア/みっぽージュリエッタ→3役ともねねちゃん。

…み、み、みっぽージュリエッターーーーーーーーっ(壊)。
花陽みらちゃんは本当に大抜擢ですねぇ。オランピアってことはダンサーなのかな…?本公演では見つけられませんでしたが、ご活躍を楽しみにしています。

CSで全バージョン流れることを心の底から祈りつつ。



月組屈指のバレエダンサー・麗百愛ちゃんはオランピアに入るかな〜?と思っていましたが、「影法師S」をまぐ(流輝一斗)ちゃんとコンビで。
たぶん、4幕(ジュリエッタ)に影を奪う魔術師ダッペルトゥットというのが出てくるので、ここで奪われるホフマンの影法師のイメージ、みたいな感じなんじゃないかなーと思うのですが。「オクラホマ!」のまぐちゃんみたいな感じ?
それとも、全幕を通して悪魔の象徴的に後ろで踊ってるとか、そんな感じの役なのかな…?いや、まぐちゃんのテオドール、もえちゃんのレオノーレが、私の推測通りルーテル酒場の場面で出るキャラだとすると、全幕じゃなくて2〜4幕ですね。たとえば、幕を降ろしてセット転換している間をダンスでつないでくれる、とか(*^ ^*)。



最後に。
バウ作品として上演するにあたっての問題は、1幕2幕をどこでわけるかなのですが…。
私が観たオペラは、ルーテル酒場〜オランピア〜アントーニアまでが連続で、少し休憩。で、ジュリエッタ〜再びルーテル酒場、が2幕でした。

でも、菅沼さんの脚本が、もし本当にアントーニアが先だとしたら。
せっかく「悪魔」も出しているので、ルーテル酒場(の外?)でのミューズと悪魔の争いをしっかり描いて、アントーニアまでを1幕、オランピア〜ジュリエッタ〜エピローグで2幕、という可能性はあるかな。

そうすると、3人の中でもアントーニアとジュリエッタが役として大きい感じになりますかねぇ…
ううううう、みちるちゃんを見送るにしても、ジュリエッタとアントニア、両方観たいし(涙)、ラストの3役はもっと観たいし(泣)、……っていうか、本当に行くのか私………?




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