若きマジシャンの悩み
2007年10月16日 宝塚(月) コメント (2)月組新人公演「マジシャンの憂鬱」を観て参りました。
演出は本公演と変わらず、正塚晴彦さん。
しかし。演出は同じでも、役者が違うだけでこうも違う印象を残すものなんですね!
まずはそれに、驚きました(笑)
まずは。
まさお(龍真咲)くんのシャンドールがすごく良かったです♪
麻子さんより、だいぶヤンチャで、考えなしで(^ ^)、でも素直で可愛いタイプ。
父親との確執は多少あったにせよ、基本的には愛されて育った少年っぽさ。ラーズロやジグモンドとの関係も、むしろ庇護されているのはシャンドール側なんじゃないかと思うくらいで。
まさおくんの、一見すると小狡くみえて、実は底が浅くてバレバレなところ、自信家で楽天的で、でもすごく真面目で小心なところ…
その、なんというか絶妙なバランスの悪さが、“シャンドール”という難役にはドンピシャだったんじゃないかと思います。
もともと技術点はかなり高い人なので、「演じる」ことの面白さに気付いてくれさえすれば、ものすごく伸びると思うんですよ。…そう思い続けて、はや数年(涙)、やっとココまで来たか、と感慨深いです。
器用に見えて、実はそうでもないタイプに見えるので、しばらくはできる役できない役、ムラもあるかと思いますが。
月組ファンとして、まさおくんが新公を卒業する前にこの役に出会えたことを素直に喜んでいます。
正塚さん、月の若駒を育ててくださり、本当にありがとうございましたm(__)m。
(夢咲)ねねちゃんのヴェロニカ。
私は彼女のファンなので、どうしても贔屓目になってしまうのですが(汗)、
…可愛かった〜〜!(はぁと)
彼女みたいなタイプは、正塚さん好みなんでしょうね。本公演の役もぴったりだし♪
可愛くて、必死で、一途で、
身体は大きいけど、まさおくんのやさしい包容力の中にすっぽり入ってしまえる柔らかさが彼女の魅力なのだと(勝手に)思っています。
それにしても!!
観劇しながら、「も、も、もしかして、ヴェロニカって…ねねの宛書きなんじゃないの…??」とホンキで思ってしまいそうになったくらい、本っ当〜!に似合ってましたねっ☆(笑)。
そして、みりお(明日海りお)くんの殿下。
個人的に、この公演のMVPをあげたいと思います(^ ^)。
シャンドールと、対等、というよりは、ちょっと弟分っぽい雰囲気がありましたが、皇太子らしい品の良さと落ち着きだけでなく、浮世離れした存在感があったことがとても良かったです。
王族として、支配者の一族として人を見抜く目を持つ、その「特別であることの孤独」、そして同類と思ったシャンドールへの真っ直ぐな信頼と憧憬…、
彼の信頼がシャンドールを変え、物語を動かす原動力なのですから。
そこがしっかり表現できていたことが、今回の新人公演の成功のモトではないかと思います。
あと印象に残ったのは、居候ズの(光月)るうちゃんと流輝一斗くんの二人♪
とくにるうちゃんは、途中マイクが入らないトラブルがあったのに、しっかり発声してキチッと舞台マイクに入れていたし、落ち着いて芝居を締めていました。とにかく声が素晴らしかった!
まぐちゃんも特異なキャラクターを自分なりに消化して役づくりしていましたね。キャラクターとしてしっかり確立させてすごく面白くなった上で、エヴァに対する態度とか、人間関係の部分が凄く自然になっていて、全体のバランスも凄く良かったと思います。
立ち姿もずいぶん男役らしくキレイになって、次の「ホフマン物語」が楽しみです〜!!
総じて、ひとりひとりが自分なりに役に向き合い、キチンと役づくりしたんだろうなあ、と思えた新公でした。
やっぱり新公は良いなあ☆幸せだわ☆
…今日は携帯なので、とりあえずはこのあたりで。(唐突にすみません)
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演出は本公演と変わらず、正塚晴彦さん。
しかし。演出は同じでも、役者が違うだけでこうも違う印象を残すものなんですね!
まずはそれに、驚きました(笑)
まずは。
まさお(龍真咲)くんのシャンドールがすごく良かったです♪
麻子さんより、だいぶヤンチャで、考えなしで(^ ^)、でも素直で可愛いタイプ。
父親との確執は多少あったにせよ、基本的には愛されて育った少年っぽさ。ラーズロやジグモンドとの関係も、むしろ庇護されているのはシャンドール側なんじゃないかと思うくらいで。
まさおくんの、一見すると小狡くみえて、実は底が浅くてバレバレなところ、自信家で楽天的で、でもすごく真面目で小心なところ…
その、なんというか絶妙なバランスの悪さが、“シャンドール”という難役にはドンピシャだったんじゃないかと思います。
もともと技術点はかなり高い人なので、「演じる」ことの面白さに気付いてくれさえすれば、ものすごく伸びると思うんですよ。…そう思い続けて、はや数年(涙)、やっとココまで来たか、と感慨深いです。
器用に見えて、実はそうでもないタイプに見えるので、しばらくはできる役できない役、ムラもあるかと思いますが。
月組ファンとして、まさおくんが新公を卒業する前にこの役に出会えたことを素直に喜んでいます。
正塚さん、月の若駒を育ててくださり、本当にありがとうございましたm(__)m。
(夢咲)ねねちゃんのヴェロニカ。
私は彼女のファンなので、どうしても贔屓目になってしまうのですが(汗)、
…可愛かった〜〜!(はぁと)
彼女みたいなタイプは、正塚さん好みなんでしょうね。本公演の役もぴったりだし♪
可愛くて、必死で、一途で、
身体は大きいけど、まさおくんのやさしい包容力の中にすっぽり入ってしまえる柔らかさが彼女の魅力なのだと(勝手に)思っています。
それにしても!!
観劇しながら、「も、も、もしかして、ヴェロニカって…ねねの宛書きなんじゃないの…??」とホンキで思ってしまいそうになったくらい、本っ当〜!に似合ってましたねっ☆(笑)。
そして、みりお(明日海りお)くんの殿下。
個人的に、この公演のMVPをあげたいと思います(^ ^)。
シャンドールと、対等、というよりは、ちょっと弟分っぽい雰囲気がありましたが、皇太子らしい品の良さと落ち着きだけでなく、浮世離れした存在感があったことがとても良かったです。
王族として、支配者の一族として人を見抜く目を持つ、その「特別であることの孤独」、そして同類と思ったシャンドールへの真っ直ぐな信頼と憧憬…、
彼の信頼がシャンドールを変え、物語を動かす原動力なのですから。
そこがしっかり表現できていたことが、今回の新人公演の成功のモトではないかと思います。
あと印象に残ったのは、居候ズの(光月)るうちゃんと流輝一斗くんの二人♪
とくにるうちゃんは、途中マイクが入らないトラブルがあったのに、しっかり発声してキチッと舞台マイクに入れていたし、落ち着いて芝居を締めていました。とにかく声が素晴らしかった!
まぐちゃんも特異なキャラクターを自分なりに消化して役づくりしていましたね。キャラクターとしてしっかり確立させてすごく面白くなった上で、エヴァに対する態度とか、人間関係の部分が凄く自然になっていて、全体のバランスも凄く良かったと思います。
立ち姿もずいぶん男役らしくキレイになって、次の「ホフマン物語」が楽しみです〜!!
総じて、ひとりひとりが自分なりに役に向き合い、キチンと役づくりしたんだろうなあ、と思えた新公でした。
やっぱり新公は良いなあ☆幸せだわ☆
…今日は携帯なので、とりあえずはこのあたりで。(唐突にすみません)
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コメント
ともかくまさおが大人になってて驚いた。
85期の新公までしか見てなかったので、ギラギラしているイメージがどうしてもあったんだけど
すごく良い感じに成長していた。というか、シャンドールってこのくらい若い人のイメージかもと思ったほど。
歌もうまいし、ヒューヒュー♪って思ってしまいました。
最後の挨拶も泣きながらちゃんと気配りしたご挨拶だったし、それが終わって自分の場所に戻るときにねねちゃんと視線を交わし、ちょっとねねちゃんをエスコートするみたいに手を回した(瞬間ね!)そこが、なんか男役としての大きさを感じました。
下級生は「この人だれ〜?!」と何度も思ってねこさまが隣にいたらなぁと思いました。ふふふ
最初の末子さんの役をやった娘役さんの声がきれいなんでほぉ!と思いました。すごく印象的な声だった。
墓守夫婦も良かったし、神父さまも可愛かったです。
月組さん、脇のほうで小芝居しているのがとっても楽しそうで芝居巧者の多い月組は健在だなぁと嬉しかったです。
感想の続きをお待ちしてます。
明日は本公演をまた観てきます!
私は、あのギラギラで攻め攻めなルドルフ殿下もかなり好きだったんですけど(笑)、シャンドールは本当によく似合ってましたね。
正塚芝居の主役に不可欠な、優しさと暖かさのある男役に育ちつつあるんだなーと思ってとても嬉しかったです。
挨拶の後、自分の位置に戻る時のねねちゃんとの目と目の会話!!そこはチェックポイントでしたよねっ♪私はちょっと目頭が熱くなりましたよ(^ ^)。
>月組さん、脇のほうで小芝居しているのがとっても楽しそうで
小芝居せずにはいられない人が集まってるのが月組ですから!月組生=常に小芝居してる集団(笑)。
ではでは、本公演楽しんできてくださ〜い♪月組の皆によろしく〜♪♪