絶対長くなる、と解っている文章を書く時間は、当分作れない。
でも、鉄は熱いうちに!
舞台の感想は忘れないうちに!、、書いておきたい、

…だから。
回数をかけて、ちびちび書いていきたいと思います。



というわけで、「第二回 専科エンカレッジ・スペシャル」。

私は、5年前の専科エンカレも勿論!観ました。
ちょうど月組が「長い春の果てに/With a Song in my Heart」を上演していた時で。当たり前のようにチケットを探したんですよね♪

いそいそと、
ものすごーーーーくわくわくしながら。



今回も、大事なチケットを握りしめて座席に座り、
2階のてっぺんで観た“TCAスペシャル”の様子を思い出しながら開幕を待っていました。

そしたら。

幕開き早々のMCだったかな?どこかで言われていたとおり、
「お隣で上演中のより、ずーっと“スペシャル”」な2時間でした♪るん♪(爆)。





今回の出演者は、立ともみ・矢代鴻・萬あきら・京三紗・一樹千尋・磯野千尋・箙かおるの7名。
5年前は磯野さんがいらっしゃらなくて、その替わりに汝鳥さんと邦さんが入ってらしたんですよね。…懐かしい……。



しかし。観劇しながらシミジミ考えてしまったのは。
“また5年後に「第三回」があったとして”

“誰が出てくれるんだろう…?”

立さんは、次の花組公演を最後にご卒業(涙)。
矢代さんは立さんと同期。萬さんは2年下、京さん汝鳥さんが3年下。
ずーっと降りてって、最下の箙さんでさえ、立さんたちと7年しか違わない。

…5年後、今の専科は何人になっているのでしょうね。

現在は各組で組長をしておられる方々の中から専科に戻られる方は、梨花さん以外にもいらっしゃるでしょうけれども。
月組だけかもしれませんが、実力も実績も人望もある上級生が次々と退団している今日この頃。専科のおじさま・おばさまが居なくなったら、ショーはともかく芝居は本当に薄っぺらくて詰まらないものしかやれなくなってしまいそうで。5年後の宝塚はどうなってしまうのかなあ、と危機感を覚えつつ…




まぁでも、専科エンカレをやっている限り、宝塚は大丈夫かもな、と、ちょい前向きになってみる(笑)。






歌は人生。
歌は芝居。

専科の皆さまの歌は、一曲一曲がそのまんま一本の芝居として上演できそうなほど、ドラマに溢れていました。


巧いか下手か、でいえば全員巧いけど、その中でも「特別巧い人」と「普通の人」がいるのは事実ですけれども、
歌手として歌うのではなく、一人の役者として何かを表現するために数分の時間を与えられた、一つのパフォーマンスとしての、歌。


歌をただ“歌”として歌うならば、もっと巧い人は下級生にも何人かいるかもしれません。

でも。

あれだけの重みを持って表現することができるのは、やはり専科という立場で活躍されている方々ならでは、なんだろうなあ、と。


積み重ねてきた時間、
捧げてきた犠牲、
それらのすべてが、バウホールという、小さいけれども奥深い空間を埋め尽くして、

そして、音楽がはじまる。


これが音楽だというのなら、わたしがいつも聴いているものは何だったのだろう。
これが芝居だというのなら、わたしがいつも観ているものは何だったのだろう。

これが人生だ、と?

数分の中に凝縮された、「人生」というもの。
若いジェンヌには決して表現できそうもない、痛くて苦しい、切ない想い。

そして、そんな“想い”に振り回される、しあわせなしあわせな、宝物のような2時間。




うちのDVDはここのところずーーーっと調子が悪くて、9月の頭にCSで流れた「専科エンカレッジ・スペシャル」も録画しそこねてしまい、猫はものすごーーーーく落ち込んでいたのですが(T T)。

…5年前に聴いて、衝撃のあまりしばらく呆然としていた「想い出のサントロペ」。
もう一度生で聴くことが出来て、幸せでした。
録画できなかったショックもちょっと飛びました(笑)。

そして、立さんの「見果てぬ夢」。
滂沱の涙は、止まりませんでした…。




で。

5年前、
立さんとチャルさんに落ちた私。

今回は、このお二人が居るから他に落ちる暇はないだろう、と思っていたのですが。

…また新たな人に落ちてしまった………(←何人目だよ)



[続く].

コメント

いつか
いつか
2007年9月14日23:32

みつきねこ様
「想い出のサントロペ」また歌って下さったんですね。
あの歌を生で聞けると分かっていたら、ちゃんとチケット探してからムラに行ったかも^^;私も先日あった前回の専科エンカレッジの放送で、すごい衝撃を受けました。言葉が無かったです。
CS放送は何度か繰り返し流してくれるだろうと思って録画し忘れたのも気にしてなかったんですが、しばらく放送予定は無いんですね。私もちょっとショックでした。
専科のお姉様方が次々と退団していかれるのは、本当に寂しい限りですよね。最近はお芝居ができる生徒さん達があまり大事にされてないような気がして…私も今後が心配です。絵理さんと末子はんの退団は本当に痛いですしね(T_T)

みつきねこ
みつきねこ
2007年9月15日3:17

確かに結構サバキ待ちの方多かったですよね〜。私も、甘く見ていたら窓口で完売と言われてびっくりした口です(笑)。ゲットできて良かった(^ ^)。

シビさんの「思い出のサントロペ」は本当にドラマティックなんですよね。私は以前、某シャンソン歌手のコンサートで聴いたのですが、全然違う雰囲気でした。それはそれで良かったんですが、シビさんは「一本のお芝居」としてうたわれるので。
映像でももちろん素晴らしいですが、生の迫力はまた段違いですよ♪次の機会には是非♪♪

絵理ちゃん、末子姐は……今からでも退団撤回してほしいです………(泣)