魔術師の正体【補足2】
2007年8月18日 宝塚(月)月組公演「マジシャンの憂鬱」についての感想文について、某友人Mちゃんからコメントをいただきました。
>>元記事はこちら
http://diarynote.jp/d/80646/20070816.html
以下引用:
Mちゃん曰く
「あのアルマンドが、過去を捨て、ジョルジュを捨ててわずか5年であんな風に変わるなんて考えられない。逆に、ジョルジュがアルマンドを捨てたっていうんなら納得だけど」
………納得なのか(~O~)。
というわけで。
その設定に沿って、埋め筋を作ってみました(^ ^)。
わずか60フランを持ってパリを離れたアルマンドとジョルジュ。
家に(?)帰る電車賃もない二人は、30フランで行ける…パリの近くのどこかの都市に行き、そこでまた一儲けを企みます。
3年越しの片思いに破れたばかりのジョルジュは、ひとつ大人になってアルマンドを手伝い、今度は無事ペテンを成功へ導きますが、その過程で「やっぱり俺はペテン師にはあんまり向いてない…」と気づいてしまう。
そんな中、たまたま知り合った女の子---食堂で働いていたウェイトレスあたり?---に惚れこみ、押しの一手で今度こそ口説き落として。
ついには二人で所帯を持つところまでたどり着きます。
(その娘には弟はいなかったんだろうなぁ…)
“ペテン師”という職業にプライドを持つアルマンドは、幸せそうなジョルジュを祝福しつつ、そこに落ち着くことを是とはできません。
可愛がっていた弟分が離れていった寂しさをこらえ、ただ独り、ペテンで儲けた金(の分け前)をもって“某国”へ移住。
大きな屋敷を構えて、マジシャンとして再出発します。
…そして。
たまたま街で出会った、ジョルジュに似た面影を持つ青年を拾って。
孤独を埋めながら、ひとときの巣を作る。
いつかは出て行かなくてはならない、と、
それは十分承知しながら、
ただ、かりそめの夢の巣を。
……でも。
「騙し続ける孤独を誰も知らない…」と切なく呟くとき。
彼はもう、“ペテン師である自分”というプライドも何も、なくしてしまっているのだと思うのです。
そんなプライドを、もう捨ててしまいたい。
何もかもヤメて、新規まき直しをしたい。
そんな、切羽詰った思い。
そんな時に出会った女(ヴェロニカ)と、彼は吊橋の恋をする。
女はただ、彼をまっすぐに見凝めるだけ。
彼女をペテンにかけることはできない。
だって、彼自身が、彼女に信じてもらいたがっているのだから。
だって、彼女が彼を、信じきっているから。
ミミのことは騙しとおせた。
騙しとおすことが彼女の幸せだと思った。
でも。
ヴェロニカのことは、騙しとおすことができなかった………。
そういう話なんだな、と。
なんだかすんなり納得できてしまいました……(^ ^;ゞ
…っていうか、ジョルジュをミミに渡す気がなかった、…とかいう妄想設定もあったりしましたが。その辺はまぁ、「マジシャンの憂鬱」にはあまり関係がないので割愛っ(汗)
ま、そんな妄想解釈は本当にどうでもいいのですが……
なんか色々考える余地がある作品、っていうか、突っ込みどころの多い作品、大好きかも……(←ダメじゃん!)
とか思いながら、毎日妄想の翼をひろげて飛び立っております♪♪
あー、早く東京に来ないかなあ〜♪
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>>元記事はこちら
http://diarynote.jp/d/80646/20070816.html
以下引用:
麻子さんのシャンドールは、どうみても完全に、アルマンドの「未来」でした♪
5年後くらいかなー。いや、マジシャンの修行が3年、その後この「某国」に来て屋敷を構え、なんだかんだしているうちに2年、っていう程度の計算ですけど(笑)。
正塚作品の特徴として、主人公が「過去を捨ててきた」という必須設定がありますが、シャンドールは、アルマンドであった過去を捨ててきてるんですね。
捨てているから、一切語られない。
でも、月組ファンなら、「パリの空よりも高く」に通った経験のある方なら、すぐわかる、はず。その前提で、物語全体が構成されている。
Mちゃん曰く
「あのアルマンドが、過去を捨て、ジョルジュを捨ててわずか5年であんな風に変わるなんて考えられない。逆に、ジョルジュがアルマンドを捨てたっていうんなら納得だけど」
………納得なのか(~O~)。
というわけで。
その設定に沿って、埋め筋を作ってみました(^ ^)。
わずか60フランを持ってパリを離れたアルマンドとジョルジュ。
家に(?)帰る電車賃もない二人は、30フランで行ける…パリの近くのどこかの都市に行き、そこでまた一儲けを企みます。
3年越しの片思いに破れたばかりのジョルジュは、ひとつ大人になってアルマンドを手伝い、今度は無事ペテンを成功へ導きますが、その過程で「やっぱり俺はペテン師にはあんまり向いてない…」と気づいてしまう。
そんな中、たまたま知り合った女の子---食堂で働いていたウェイトレスあたり?---に惚れこみ、押しの一手で今度こそ口説き落として。
ついには二人で所帯を持つところまでたどり着きます。
(その娘には弟はいなかったんだろうなぁ…)
“ペテン師”という職業にプライドを持つアルマンドは、幸せそうなジョルジュを祝福しつつ、そこに落ち着くことを是とはできません。
可愛がっていた弟分が離れていった寂しさをこらえ、ただ独り、ペテンで儲けた金(の分け前)をもって“某国”へ移住。
大きな屋敷を構えて、マジシャンとして再出発します。
…そして。
たまたま街で出会った、ジョルジュに似た面影を持つ青年を拾って。
孤独を埋めながら、ひとときの巣を作る。
いつかは出て行かなくてはならない、と、
それは十分承知しながら、
ただ、かりそめの夢の巣を。
……でも。
「騙し続ける孤独を誰も知らない…」と切なく呟くとき。
彼はもう、“ペテン師である自分”というプライドも何も、なくしてしまっているのだと思うのです。
そんなプライドを、もう捨ててしまいたい。
何もかもヤメて、新規まき直しをしたい。
そんな、切羽詰った思い。
そんな時に出会った女(ヴェロニカ)と、彼は吊橋の恋をする。
女はただ、彼をまっすぐに見凝めるだけ。
彼女をペテンにかけることはできない。
だって、彼自身が、彼女に信じてもらいたがっているのだから。
だって、彼女が彼を、信じきっているから。
ミミのことは騙しとおせた。
騙しとおすことが彼女の幸せだと思った。
でも。
ヴェロニカのことは、騙しとおすことができなかった………。
そういう話なんだな、と。
なんだかすんなり納得できてしまいました……(^ ^;ゞ
…っていうか、ジョルジュをミミに渡す気がなかった、…とかいう妄想設定もあったりしましたが。その辺はまぁ、「マジシャンの憂鬱」にはあまり関係がないので割愛っ(汗)
ま、そんな妄想解釈は本当にどうでもいいのですが……
なんか色々考える余地がある作品、っていうか、突っ込みどころの多い作品、大好きかも……(←ダメじゃん!)
とか思いながら、毎日妄想の翼をひろげて飛び立っております♪♪
あー、早く東京に来ないかなあ〜♪
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