月組大劇場公演の初日があいて、もうすぐ一週間。
ああああ、早く観たいよーーーーっ!!と思う。

そう思える幸せを、噛みしめる……



今日、ふと気が付いたこと。
私ってば、星組だけがどうしてこんなに少ないんだろう…?

月組は贔屓組なので、多くて当たり前。
ココロの配分に比べれば、むしろ少ないくらいかも。ハロー!ダンシング書いてないし。

その他舞台とか、宝塚全体とか、このあたりは仕方ない(^ ^;ゞ

雪組はエリザベート、花はフォーラムと新公。
宙は、やっぱり大劇場公演が二つ目、っていうのが大きいみたいですね。かしちゃんるいちゃんの退団もあったし。

星組は、DC×1、バウ×2、祝お披露目×1、さくら×1、エル・アルコン×1…

あ、そっか、「シークレット・ハンター」を書いてないんだ私。
本公演と新公、両方観たのに!?

あと、あんなに感動して、大好きで、現時点でも「今年観たお芝居No.2」の座を死守している「ヘイズ・コード」を、一回しか書いてないんですね。2回目の書き込みは、タップキング玉野和紀さんのと混ぜてしまったから(笑)。


と、いうわけで。

ちょうど今、暑い博多で(おそらく)熱く上演されている星組公演にちなみまして、「シークレット・ハンター」について……
思い出せる範囲ですみません、ですが。


…えーっと。

多分。
この日記に「さくら」だけ書いて、お芝居について何も書かなかったのは、あの頃ちょうど忙しかったのもあるんですが、
…なんていうか、(私にとって)可もなく不可もなく、な作品だったからだと思うんですよね。

「これを書くぞ!!」というものが無かった、から。

そういうことって割と珍しいんですよ私。
大抵は、何かしら「コレ書こう」と思って劇場を出てますので。


「シークレット ハンター」。

あちこち細々と破綻していた部分はありましたが、アノ程度なら「パリの空よりも高く」にあれだけ通ってしまった月組ファンには全然おっけー!な感じだし……
(←甘すぎっ!そういうことを書くからああいう作品が出て来るんだよ!!ぷんぷん!!という議論があることは解っているのですが汗)

うーん。

トウコさんは良く似合っていたし、予想不可能な行動に出るキャラクターも、理解不可能っぽい深層心理も、何故か力づくで納得させられてしまったし…

あすかちゃんはめっさキュートで言うことなかったし、

レオンくんは、なんか久々に「ラテンの男A」なレオンくんを観たなー、と、しみじみ。トウコちゃんとの身長差が実に巧く処理されていて、おお、さすがトウコファンの児玉さんが作った作品だなあ、と思いました。世界のすべてはトウコさんをステキに見せるためにある!っていう感じ。

すずみんは、個人的に最近ヒット続きでヤバいくらいだったんですけど、マックスはまた一段と……(*^ ^*)ステキだ。

ゆかりちゃんの麗しさ、受け受けしい美貌は、もはや星組の宝だと言いたいです私は。

みきちぐ以下の面々はステキすぎてもはや言葉もありゃしませんし。

水輝涼くん、夢乃聖夏さんという最近の“気になるお二人”は、グラサンしてても被り物しててもちゃ〜んと見つけられたしぃ(はぁと)、、、。

残念だったのは、しいちゃんですねー。
「ヘイズ・コード」でしいちゃんの格好良さにあらためて気づかされたところだったので、「気障でサドな男爵」っていう設定が余計に残念で。
…そもそも、「いかにも人の善さそうな、悪気のない満面の笑顔」が最大の武器であるしいちゃんに、「気障」とか「サド」とかいう形容詞のついた役をふった時点で、児玉さんのセンスの無さを露呈、あ、いえ、失敗だったんじゃないかなー、と。

ダゴベール側のキャラクターがみんな嵌ってて、類型的ではあっても面白いのに、表に出て対立する敵役であるしいちゃんがキャラ違いで浮きまくっているというだけで、その世界全体が壊れてしまう。

本公演一回、新人公演一回観劇して、結局「ダグの人生」がどんなものだったのか良くわからなかった、というのが正直な感想だったんです…(涙)



児玉さんの作品って、すごく玉石混淆ではありますが、私は決して嫌いじゃないんですよ。
「物語世界」を緻密に構成するタイプではないので、おそらく「好き」にはならないと思うのですが、それでも「龍星」は、全面的に本人の「萌え」で世界が構築されていて非常に面白かったし、もう一度観たいと強く思った作品でもあります。

その同じトウコさんと児玉さんの組み合わせに、ちょっと期待しすぎていたのかもしれません…(反省)


別にね、不満はないんですよ。
児玉さんの脚本のアラは、ちゃんとトウコさんとあすかちゃんと星組全員で接ぎ当てしてましたから。


だけど、あとに何も残らなかったんです。
「楽しかった」ただそれだけで。

土台がないから、トランプの家は建たない。
ただ、そよ風に煽られて空を舞うばかりで。




新公を観たときも、似たような感想でした。
だから、やっぱりこれは演者の責任じゃないんだな、と思ったんです

そして、ちょっと意外だったのが、演出の責任でもなかったことです。

新公演出は「Hallelujah GO!GO!」の稲葉大地さん。
本公演を一回しか観ないで言うのもなんですが、格別何か演出を変えたところとか無かったですよね?そんなに印象は変わりませんでしたもの。ただただ、本役の芝居解釈力というか、咀嚼力というか、その咀嚼した者を観客に伝えきれる表現力の豊富さというか、そういうところばかりが印象に残った新人公演でした。


お目当てだった羽桜しずくちゃんの、これはもう「文句なし」と言いたいような美貌と、ところどころで一瞬かいま見せる(でも、すぐにまた見えなくなりがちな/涙)芝居心には満足しつつ、

ああ、贔屓組じゃない組の新公って難しいんだなー、と、花組の時も思った感想をまた繰り返して。


それでも。

…児玉明子、というクリエーターの生み出す“世界”の薄さと、

そこに生きようとする星組メンバーの熱さに目眩さえ感じながら、再見することなく終わってしまった東宝公演。


そして今、暑い博多で熱く上演されているハズの、「シークレットハンター」。

セルジオのすずみんは、ものすごーーーーーーーく興味があるのですが。
それ以上に、マックスのゆかりちゃんに興味津々なわけなのですが。


ご覧になられた方、どうでしたか〜〜?
            …と、話題をふってみたりしつつ。

暑い博多へおいでのみなさま。
体調管理に留意しつつ、美味しいものをいっぱい食べて、暑い星組からいっぱいパワーを貰ってくださいませ〜♪




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