禍福は糾える縄のごとく
2007年7月22日 ミュージカル・舞台 コメント (4)のっけから関係ないタイトルにしてしまいましたが。
どんなことにも幸と不幸の両面があるもので、一方的に極悪なだけという事象は存在しない、ということわざどおり、
ミュージカル『「レ・ミゼラブル」短縮版』という極悪なシロモンにも、良い面があったという幸いな発見がありました。
あのね、
「短縮版」になって、上演時間が3時間ちょっとになったおかげで、帝国劇場「レ・ミゼラブル」→東京宝塚劇場というハシゴが可能になったんですよっ!!(休日ね)
……この日記を読んでくださっている9割9分9厘9…の方には全く無関係な幸いで申し訳ないみたいですが。
幸は幸、なので、
書いておきたかったんだもん♪(←‥)
レ・ミは、どうしてもキャストで観たい回が決まってしまうので、昔の上演時間3時間半だった頃は、宝塚とハシゴしようとするとソワレしか取れなくて悲しかったんだもーん!
遠征組でもないのに何故ハシゴしなくちゃならないのか?とゆーと、単に、普通でない回数(←どっちも)を観劇したいのに、仕事が夜遅いもんで休日に集中するから、なんですけどね。
ま、そんな余談はさておき。
2007年帝国劇場「レ・ミゼラブル」20周年記念公演。
まさに「禍福は糾える縄のごと」き物語。
だって、ファンテーヌの不幸がなければバルジャンの幸い(=コゼット)は無かったわけですから。
「禍福」あるいは「犠牲と恩寵」?
…それは、常に共にあるものだ、と。
人は支払った分だけを受け取るのだ、と言ったのは誰だったでしょうか。
ジャン・バルジャンが支払ったものと受け取ったもの。
ジャベールが支払ったものと受け取ったもの。
コゼットが、マリウスが、支払ったものと受け取った(=背負わされた)もの…
それでも時間は音もなく過ぎゆき、
人の世は今まで通り回っていく、回っていく…。
革命があっても、砦が落ちても、
生きている人は生きて行かなくてはならないから。
「レ・ミゼラブル」は、日本においてはそもそもの初演から「全役オーディション&ダブルキャスト」で話題を集めて、20年目の今年にいたるまで続いているわけですが。
20年たった今、「レ・ミゼラブル」は、ダブルキャストどころか「全役4人づつ」というとんでもない状況で上演されています…。
私も結構がんばったんですけど、それでも偏りはあって、殆どのキャストを三人づつ観たかな?SPキャストを観てる役もあるので、観たキャスト観てないキャスト、半々って感じ?
中で、おお、これは掘り出し物かも?と思ったのが、新人マリウスの山崎育三郎さん。
声が良くて、歌にきちんと抑揚があって、聴かせる力がある。容姿もキレイだし小柄だけどスタイルが良くて、結婚式の衣装も似合うし。まだまだ芝居は青いんですけど、まぁ若さが光っているから今後に期待したいな、という感じ。
マリウスっていうのは、コゼットと共に作品全体を最後にハッピーエンドで終わらせるための「光」になる役なので、「感じのよさ」っていうのが凄く大事なんだと思うんですよね。ビジュアル重視っていうのとはちょっと違うんですけど、パッと見て「あ、いい人なんだな」と思わせる雰囲気がないと難しい。
その上で、あんまりダサすぎるとエポニーヌが惚れるのがわからなくなるからある程度のビジュアル(貴族に見えることも重要)は必要だし、
あんまり美形すぎると今度は「ごめん気づかないで〜♪」がただのナンパになってしまうので……
絶妙のバランス、って奴が必要なわけですが、山崎くんはちょうど良いいんじゃないかなーと思いました。文句なく好青年でしたし。
今回はタイミングが合わなくて見逃している泉見洋平さんのマリウスは、2003年に見た時すんごい気に入ったんですよね。彼も小柄ですが、真剣な瞳が格好よくて、革命に燃える熱血マリウス。「カフェ・ソング」が物凄く良かった。
うーん、思い出すと聴きたくなりますねぇ。やっぱりもう一回増やそうかなーーーー。
コゼットは、2003年の劔持たまき・河野由佳のお二人があまりにも素晴らしくて、6月に観たときは「あれ?」と思ったのですが…(ごめんなさい)。個人的には菊地美香さんが超可愛くてお気に入りです。他のお二人も悪くはなかったですし、特に辛島小恵さんは素晴らしい美声で聞き惚れましたが…うん、菊地さんホントに可愛かったなぁ〜♪♪
ジャベールは、やっぱり(元々ファンだったせい?)岡幸二郎さんが頭一つ抜けている印象ですね。声の強さといい、迫力といい。石川禅さんももちろん素晴らしいんですけど、やっぱり私は禅ちゃんにはバルジャンをやってほしいんですよね。声も風貌も、絶対バルジャン向きだと思うんですよー。………禅バルジャンに岡ジャベール、純名里沙ファンテーヌ、とか……観たいよーーーっ。
バルジャンは…なんだかんだ言ってもやっぱり別所哲也さんかなあ…。歌も芝居も好みなので。ただ、以前観た時は本当にバランスのいいバルジャンだったのですが、今回はちょっと熱血というか、熱くなりすぎちゃってるような気がしました。
最初に観た回がSPジャベールだったので、大先輩で憧れの人・鹿賀丈史さんと共演できて舞い上がってる感じだったので、そのせいかもしれませんが。
そして、ずっと楽しみにしていた橋本さとしさんのジャン・バルジャン。
……小柄だ…。
今まで、小柄なバルジャンって日本にはいなかったんですよね。鹿賀さんも滝田さんも大きいし、山口祐一郎さんはもっと大きいし。別所さんも今井清隆さんも、今夏は出ていませんが石井一孝さんも皆長身で、バルジャン陣より大きい人ってほとんどいませんでした。
でも。
今回、たまたま橋本バルジャン&岡ジャベールの回を観てしまいまして(汗)、ジャベールより頭一つ小さいバルジャン、という組み合わせを初めて観ました。
…すげー。視界が全然違う…。
ジャベールの「見下し」感がもの凄くて、バルジャンがすごく突っ張って見えちゃったんですよね。風貌も若くてハンサムですし、ジャベールとバルジャンが対等か、ジャベールの方が格上に見えてしまったの。
なんかそれって話が違うよね、っていうか、岡さん、「馬車の暴走」でボケーっと観てないで助けに行けよ、っていうか(だってどう見てもバルジャンよりジャベールの方が力ありそうなんだもん)、
しかも、小柄なだけじゃなくて、橋本さんは細いっ!!
あの身体と筋肉量でそんな力が出るとしたら、きっと彼はサイボーグなのよ。(←どっかで書いたなそんな話)
プロローグの最初は、ツーロンの牢獄じゃなくて実はサイボーグの訓練所なのよ、とか、ファンテーヌが働いていた工場はサイボーグ工場で、とか、なんか色々エピソードを考えてしまいました…上演中に空想癖を刺激するのはやめてください東宝さん……(←勝手に妄想したくせに)
ま、そのへんの「どうにもならない」ポイントを除けば、芝居はものすごく好きでした。なんていうのかな、すごく“犠牲”の強いバルジャンだと感じました。自分の幸せのことなど何一つ考えず、すべてをコゼットに捧げて、コゼットがマリウスと共に行ってしまうと完全に抜け殻になってしまう…そんな感じ。
夜空の月に手を伸ばして、届かないと言って怒るのが別所バルジャン、届かないと言って嘆くのが橋本バルジャン、というところでしょうか。
ただ、私が観た回は残念ながらマイクトラブルが多く、歌についてはあまりコメントできない感じです(涙)。「ミス・サイゴン」のエンジニア役では歌は素晴らしかったので、多分バルジャンも問題ないだろう、とは思いますが(^ ^)。
しっかしハンサムだった。しかも、ファンテーヌに完全に惚れてたな(苦笑)。
エポニーヌは、私は笹本玲奈ちゃんが前から好きなんで。可愛いし巧いしけなげだし。私は本田美奈子さん(ご冥福をお祈りします)のエポニーヌが本当に大好きだったのですが、なんとなく雰囲気に共通点のあるエポニーヌだと思っています。
歌だけなら新妻聖子さんの方が美声だし技術的にも巧いんですけどね…。この辺は好みの問題ですね〜。(←勝手書いてすみません)
アンジョルラスは、マイベストアンジョルラス=岡幸二郎さんを別にすると………うーん、難しい(汗)。
とりあえず、声は原田優一さんの空気を切り裂くような強い声が、アンジョルラスっぽくていいなーと思いました。ただ、まだちょっと金属的な響きがまざっているのと、ハイトーンで伸ばすところで支えきれずに揺れることがあるのが気になったといえば気になりました。
でも、まだ若いしとにかく美声なので、常に発声を見直しながら訓練していけば、どこまで育つのか、末恐ろしい人だという印象です。とりあえずは数年後の再演がすごく楽しみです。
…ただ、小柄でスタイルがイマイチなのが残念…(涙)。
小柄でも東山義久さんみたいにバランスが良ければ全然問題ないんだけどなー。
バリケードで一番(ガブローシュを除く)若くて小柄で子供体型なのがアンジョルラス、という構図が…ある意味萌えますけど。(←萌えるんかいっ!)
テナルディエは、なんたってもう、安崎求さんに吃驚仰天!だって彼、元マリウスですよ!?間がだいぶ開いているとはいえ、マリウス→テナルディエ!!前代未聞なんじゃないでしょうか?
…いや、良かったです。素晴らしかった。格好良くて美声で、猫撫で声と威嚇声との使い分け、嚇しつけるときの迫力と、コゼットを売る交渉の時の強弱。いやー、「神のない」世界に生きるひとのしたたかさを存分に表現していらっしゃいました。素晴らしかったです。
今期はまだ大好きな駒田一さんのテナルディエを観ていないのですが、また遊びまくっているんでしょうねぇ〜。テナルディエは年齢制限のない役なので、つい「どうせ次の公演でも観られるだろう」と後回しになってしまいがちなのですが、駒田さんは大丈夫だよね……?
テナルディエ夫人
これは四人四様、役作りにも旦那さんとの関係にも工夫があって面白いです!!…だから、夫婦総当たりしようと思ったら16回観なくちゃならないクァトロキャスト、やめてくれってば>東宝(涙)。
…アンサンブルについては、長くなるので今は割愛(^ ^)
どんなことにも幸と不幸の両面があるもので、一方的に極悪なだけという事象は存在しない、ということわざどおり、
ミュージカル『「レ・ミゼラブル」短縮版』という極悪なシロモンにも、良い面があったという幸いな発見がありました。
あのね、
「短縮版」になって、上演時間が3時間ちょっとになったおかげで、帝国劇場「レ・ミゼラブル」→東京宝塚劇場というハシゴが可能になったんですよっ!!(休日ね)
……この日記を読んでくださっている9割9分9厘9…の方には全く無関係な幸いで申し訳ないみたいですが。
幸は幸、なので、
書いておきたかったんだもん♪(←‥)
レ・ミは、どうしてもキャストで観たい回が決まってしまうので、昔の上演時間3時間半だった頃は、宝塚とハシゴしようとするとソワレしか取れなくて悲しかったんだもーん!
遠征組でもないのに何故ハシゴしなくちゃならないのか?とゆーと、単に、普通でない回数(←どっちも)を観劇したいのに、仕事が夜遅いもんで休日に集中するから、なんですけどね。
ま、そんな余談はさておき。
2007年帝国劇場「レ・ミゼラブル」20周年記念公演。
まさに「禍福は糾える縄のごと」き物語。
だって、ファンテーヌの不幸がなければバルジャンの幸い(=コゼット)は無かったわけですから。
「禍福」あるいは「犠牲と恩寵」?
…それは、常に共にあるものだ、と。
人は支払った分だけを受け取るのだ、と言ったのは誰だったでしょうか。
ジャン・バルジャンが支払ったものと受け取ったもの。
ジャベールが支払ったものと受け取ったもの。
コゼットが、マリウスが、支払ったものと受け取った(=背負わされた)もの…
それでも時間は音もなく過ぎゆき、
人の世は今まで通り回っていく、回っていく…。
革命があっても、砦が落ちても、
生きている人は生きて行かなくてはならないから。
「レ・ミゼラブル」は、日本においてはそもそもの初演から「全役オーディション&ダブルキャスト」で話題を集めて、20年目の今年にいたるまで続いているわけですが。
20年たった今、「レ・ミゼラブル」は、ダブルキャストどころか「全役4人づつ」というとんでもない状況で上演されています…。
私も結構がんばったんですけど、それでも偏りはあって、殆どのキャストを三人づつ観たかな?SPキャストを観てる役もあるので、観たキャスト観てないキャスト、半々って感じ?
中で、おお、これは掘り出し物かも?と思ったのが、新人マリウスの山崎育三郎さん。
声が良くて、歌にきちんと抑揚があって、聴かせる力がある。容姿もキレイだし小柄だけどスタイルが良くて、結婚式の衣装も似合うし。まだまだ芝居は青いんですけど、まぁ若さが光っているから今後に期待したいな、という感じ。
マリウスっていうのは、コゼットと共に作品全体を最後にハッピーエンドで終わらせるための「光」になる役なので、「感じのよさ」っていうのが凄く大事なんだと思うんですよね。ビジュアル重視っていうのとはちょっと違うんですけど、パッと見て「あ、いい人なんだな」と思わせる雰囲気がないと難しい。
その上で、あんまりダサすぎるとエポニーヌが惚れるのがわからなくなるからある程度のビジュアル(貴族に見えることも重要)は必要だし、
あんまり美形すぎると今度は「ごめん気づかないで〜♪」がただのナンパになってしまうので……
絶妙のバランス、って奴が必要なわけですが、山崎くんはちょうど良いいんじゃないかなーと思いました。文句なく好青年でしたし。
今回はタイミングが合わなくて見逃している泉見洋平さんのマリウスは、2003年に見た時すんごい気に入ったんですよね。彼も小柄ですが、真剣な瞳が格好よくて、革命に燃える熱血マリウス。「カフェ・ソング」が物凄く良かった。
うーん、思い出すと聴きたくなりますねぇ。やっぱりもう一回増やそうかなーーーー。
コゼットは、2003年の劔持たまき・河野由佳のお二人があまりにも素晴らしくて、6月に観たときは「あれ?」と思ったのですが…(ごめんなさい)。個人的には菊地美香さんが超可愛くてお気に入りです。他のお二人も悪くはなかったですし、特に辛島小恵さんは素晴らしい美声で聞き惚れましたが…うん、菊地さんホントに可愛かったなぁ〜♪♪
ジャベールは、やっぱり(元々ファンだったせい?)岡幸二郎さんが頭一つ抜けている印象ですね。声の強さといい、迫力といい。石川禅さんももちろん素晴らしいんですけど、やっぱり私は禅ちゃんにはバルジャンをやってほしいんですよね。声も風貌も、絶対バルジャン向きだと思うんですよー。………禅バルジャンに岡ジャベール、純名里沙ファンテーヌ、とか……観たいよーーーっ。
バルジャンは…なんだかんだ言ってもやっぱり別所哲也さんかなあ…。歌も芝居も好みなので。ただ、以前観た時は本当にバランスのいいバルジャンだったのですが、今回はちょっと熱血というか、熱くなりすぎちゃってるような気がしました。
最初に観た回がSPジャベールだったので、大先輩で憧れの人・鹿賀丈史さんと共演できて舞い上がってる感じだったので、そのせいかもしれませんが。
そして、ずっと楽しみにしていた橋本さとしさんのジャン・バルジャン。
……小柄だ…。
今まで、小柄なバルジャンって日本にはいなかったんですよね。鹿賀さんも滝田さんも大きいし、山口祐一郎さんはもっと大きいし。別所さんも今井清隆さんも、今夏は出ていませんが石井一孝さんも皆長身で、バルジャン陣より大きい人ってほとんどいませんでした。
でも。
今回、たまたま橋本バルジャン&岡ジャベールの回を観てしまいまして(汗)、ジャベールより頭一つ小さいバルジャン、という組み合わせを初めて観ました。
…すげー。視界が全然違う…。
ジャベールの「見下し」感がもの凄くて、バルジャンがすごく突っ張って見えちゃったんですよね。風貌も若くてハンサムですし、ジャベールとバルジャンが対等か、ジャベールの方が格上に見えてしまったの。
なんかそれって話が違うよね、っていうか、岡さん、「馬車の暴走」でボケーっと観てないで助けに行けよ、っていうか(だってどう見てもバルジャンよりジャベールの方が力ありそうなんだもん)、
しかも、小柄なだけじゃなくて、橋本さんは細いっ!!
あの身体と筋肉量でそんな力が出るとしたら、きっと彼はサイボーグなのよ。(←どっかで書いたなそんな話)
プロローグの最初は、ツーロンの牢獄じゃなくて実はサイボーグの訓練所なのよ、とか、ファンテーヌが働いていた工場はサイボーグ工場で、とか、なんか色々エピソードを考えてしまいました…上演中に空想癖を刺激するのはやめてください東宝さん……(←勝手に妄想したくせに)
ま、そのへんの「どうにもならない」ポイントを除けば、芝居はものすごく好きでした。なんていうのかな、すごく“犠牲”の強いバルジャンだと感じました。自分の幸せのことなど何一つ考えず、すべてをコゼットに捧げて、コゼットがマリウスと共に行ってしまうと完全に抜け殻になってしまう…そんな感じ。
夜空の月に手を伸ばして、届かないと言って怒るのが別所バルジャン、届かないと言って嘆くのが橋本バルジャン、というところでしょうか。
ただ、私が観た回は残念ながらマイクトラブルが多く、歌についてはあまりコメントできない感じです(涙)。「ミス・サイゴン」のエンジニア役では歌は素晴らしかったので、多分バルジャンも問題ないだろう、とは思いますが(^ ^)。
しっかしハンサムだった。しかも、ファンテーヌに完全に惚れてたな(苦笑)。
エポニーヌは、私は笹本玲奈ちゃんが前から好きなんで。可愛いし巧いしけなげだし。私は本田美奈子さん(ご冥福をお祈りします)のエポニーヌが本当に大好きだったのですが、なんとなく雰囲気に共通点のあるエポニーヌだと思っています。
歌だけなら新妻聖子さんの方が美声だし技術的にも巧いんですけどね…。この辺は好みの問題ですね〜。(←勝手書いてすみません)
アンジョルラスは、マイベストアンジョルラス=岡幸二郎さんを別にすると………うーん、難しい(汗)。
とりあえず、声は原田優一さんの空気を切り裂くような強い声が、アンジョルラスっぽくていいなーと思いました。ただ、まだちょっと金属的な響きがまざっているのと、ハイトーンで伸ばすところで支えきれずに揺れることがあるのが気になったといえば気になりました。
でも、まだ若いしとにかく美声なので、常に発声を見直しながら訓練していけば、どこまで育つのか、末恐ろしい人だという印象です。とりあえずは数年後の再演がすごく楽しみです。
…ただ、小柄でスタイルがイマイチなのが残念…(涙)。
小柄でも東山義久さんみたいにバランスが良ければ全然問題ないんだけどなー。
バリケードで一番(ガブローシュを除く)若くて小柄で子供体型なのがアンジョルラス、という構図が…ある意味萌えますけど。(←萌えるんかいっ!)
テナルディエは、なんたってもう、安崎求さんに吃驚仰天!だって彼、元マリウスですよ!?間がだいぶ開いているとはいえ、マリウス→テナルディエ!!前代未聞なんじゃないでしょうか?
…いや、良かったです。素晴らしかった。格好良くて美声で、猫撫で声と威嚇声との使い分け、嚇しつけるときの迫力と、コゼットを売る交渉の時の強弱。いやー、「神のない」世界に生きるひとのしたたかさを存分に表現していらっしゃいました。素晴らしかったです。
今期はまだ大好きな駒田一さんのテナルディエを観ていないのですが、また遊びまくっているんでしょうねぇ〜。テナルディエは年齢制限のない役なので、つい「どうせ次の公演でも観られるだろう」と後回しになってしまいがちなのですが、駒田さんは大丈夫だよね……?
テナルディエ夫人
これは四人四様、役作りにも旦那さんとの関係にも工夫があって面白いです!!…だから、夫婦総当たりしようと思ったら16回観なくちゃならないクァトロキャスト、やめてくれってば>東宝(涙)。
…アンサンブルについては、長くなるので今は割愛(^ ^)
コメント
泉見くん、私は「RENT」再演からなので随分と長い付き合い(←いや付き合ってる訳では…)になりますが、可愛い役から2枚目まで本当に幅広い役者になったなーと感慨深いです。
歌声が力強くてホント素敵ですよね♪♪
…とにかく、あんなに童顔なのに、もう四捨五入すると…になってしまったなんて思えないです……うぅ、やっぱりもう一回増やしてマリウス観ておいた方がいいような気がしてきた…。
私も泉見さんのマリウス好きでしたよ♪
山崎くんのマリウスもレミゼのHPの製作発表での歌声がいい感じでしたので観たいのですが残念ながら今回はご縁が無さそうです…。
アクセスありがとうございます!やっぱり、もしかしたら最後になるかもしれない泉見くんのマリウスだけを目当てに、一回増やすことに決めました(←莫迦)(←っていうかチケットないけど?)
山崎くんのマリウスは、私はかなり好きでした♪まだ若いですし、きっと次も出演されるでしょうから、その時はぜひ観てみてください♪♪