バレンシアの熱い花々
2007年7月1日 宝塚(宙) コメント (2)宙組「バレンシアの熱い花/宙FANTASISTA!」を観てまいりました。
…タニちゃん、ウメちゃん、大劇場お披露目おめでとうございます〜\(^ ^)/
末永く、お二人仲よくがんばってくださいね〜〜♪♪
「バレンシアの熱い花」
1976年に、榛名由梨・瀬戸内美八・順みつきの3人のために描かれた、柴田さんの往年の名作。
19世紀初頭、というか、具体的には1808年のナポレオンのスペイン侵攻から、失脚してエルバ島に配流される1814年までの出来事。
フェルナンドの父親が暗殺されたこと自体が、ナポレオン側についたルカノール公爵の陰謀である、というところから話が始まるので、1811年か12年くらい、という設定なんでしょうか。台詞の中にロシア戦争がどうこうという(=だから今がチャンスだ、みたいな)台詞があったような気がするので、1813年の冬から春の話ってことでいいのかな?衣装もどちらかと言えば寒い季節の服っぽいし。
お祭りの場面があるので、てっきりサンホセの火祭りだとばかり思っていたのですが、プログラムには「花の祭」とありますね…(涙)。いやでも、サンホセの火祭りは確か春分のお祭り(キリスト教圏だからイースターかな)だったと思うので、花の祭でも間違いじゃないかも(←全然違うかな)
しかし柴田さん…祭の歌を追加するのはいいけど、どうしてわざわざ追加した歌をトップ様に歌わせるんですか…(涙)。
(いやタニちゃん好きなんですけど)
拝見しまして。
さすがに脚本が本当によくできているな、というのがよくわかりました。
「星影の人」は、やっぱりかなり時代の違いを感じたというか、「30年前に新撰組を描いたこと自体冒険だったんだろうなぁ…」と思ったのですが、「バレンシアの熱い花」は時代を超えた名作だな、と。
本当に、心の底から、柴田さんご自身の演出で拝見したかったです(涙)。私は残念ながら初演は観ていないのでなんとも言えませんが、中村(暁)さんの演出は、脚本が言いたいテーマと微妙にズレているような気がしてしまいました…。どうだったのでしょうか。初演をご覧になった方のご意見を伺いたいところです。
まず疑問だったのが、ラモンとロドリーゴの重み。このお二人、出番や台詞の量は変わっていないのでしょうか…?今回、役替わりがあるとはいえ、一応蘭寿とむくんが初日と楽に演じるラモン役が2番手ということになって、初演の番手とは逆転していると思うのですが。ラモンの場面が増えたりしているのかなあ?心理的には、ロドリーゴには特に唐突感もなく、むしろラモンの方が「あれ?いつの間に?」的な印象があったのですが。
観ていて思ったのですが、作品としてはやっぱりロドリーゴが2番手の方が、全体をまとめやすいと思うんですよね。フェルナンドとロドリーゴ、二人が同格でいてくれた方がストーリーを盛り上げやすい。
で、ラモンは話を引っかき回す役なので。3番手、というか、“若手スターの儲け役”という感じの方がよかったような気がします。
あと、今回ルカノール公爵がものすごくカッコイイ(*^ ^*)んですけど、あれは元からああいう役なんでしょうか?もっと渋くやる手もあったと思うんですよね。あそこまでルカノールが格好良いと、恋敵のロドリーゴはともかく、政敵の息子であるフェルナンドがちょっとひ弱過ぎるというか。まぁともちんだから仕方ないかなな(笑←カッコイイのがデフォルト)。
逆に、ルカノールがあそこまで格好よくなってしまうとちょっとファンとして欲が出るというか、一言でいいから「ルカノールの正義」を語らせてみたくなるんですけどね。シルヴィアへの切ない恋心を漏らしてもいいし、あるいは「今飛ぶ鳥を落とす勢いのボナパルトにつかないでどうするんだ!彼に逆らえばバレンシアは終わりだ」とかでもいいんですけど。
しかし、実際にキャストを振ってみると、ラモンに蘭トム、ロドリーゴにみっちゃん(北翔海莉)をふりたくなる気持はすんごくよくわかる!!
っていうか、蘭トムくんのラモン、本当に嵌り役でした。Mの犬キャラで妹にメロメロなおにいちゃん、だなんて…ぴったりすぎて笑うしかない。
だから。彼女が若手で3番手の時代に上演してあげれば良かったのになあ、と思ったりしましたね。
以前のコメントでもたくさんいただきましたが。
フェルナンド=かしちゃん
ロドリーゴ=タニちゃん
ラモン=蘭とむ
ではどうして駄目だったのかなあ?
竜馬もとっても良かったけど、どうしても一作しかやらせてあげられないのなら、この作品で観たかった。るいちゃんのイサベラもメチャクチャ嵌るし。かしるいでラストの場面、本当に観たかったなあ……(涙)。
とかなんとか妄想したりもしましたが。
タニちゃんのフェルナンド、衣装がよくお似合いでさすが!という感じでした。
トップに必要な美しさと若さに溢れるフェルナンドでしたね。
ただ、タニちゃんだとどうしても「真っ直な王子さま」に見えてしまって、最後にマルガリータに戻るところがちょっと不思議だったかも。
この物語は、「若い」話ではないので、今の5組の中でも一番「若い」宙組の上演っていうのは微妙だったのかもなぁ、と思いました。
ウメちゃんのイサベラ。
すみません。私ウメちゃんって本当に大好きなんですよ。かなり痛い感じで。
なんで書いちゃいますけど。
ほんっとーに良かったです!
酒場の女としての、ほどよく崩れた美しさ、仇っぽさ。
なのに、ハンサムな青年貴族に本気で恋ができる清潔感も喪わず、
人を見る目があって、大人で、自分の立場がわかっていて、
一人で生きていくことができて、手に職もあって、
…なによりも、「こんな自分」を信じている強さ。
それが一番美しい、女。
ずっと、私の中でウメちゃんのイメージは「少女」でした。
潔癖で、強くて、譲らなくて。アリスのような、この世のものではない、幻想そのものの「少女」。
正月のバウ「Halleruya!」でも、ブレンダはとっても好演だったけどまだまだ少女だったし斎藤さんの「A/L」は萌えの世界に生きる少女以外のなにものでもなかった。
今回も、藤井さんが担当するショーの方では、イーハトーヴに連れて行ってくれそうな「幻想の少女」のままだったので、今でも「ウメちゃん」から受けるインスピレーションは「少女」のままなんだと思うのです。
でも。現実のウメちゃんは、こんなに「女」だったんだ、と。
その成長を目の当たりにして、とても嬉しかったです。
タニちゃんは「真性の王子様」なので。
タニちゃんに王子様以外のキャラクターをやらせるなんて時間の無駄なので。
タニちゃんがトップである間、宙組の芝居作品のバリエーションはウメちゃんが作っていくしかないわけなので。
ウメちゃんの今回の成功というのは、今後の宙組にとってもとっても嬉しいニュースなんじゃないかと思います☆
蘭トムくんのラモン。
いやもう。嵌り役とはこのことか、と。
2週間とはいえ、ロドリーゴをやらなくてはならないのがいっそ不憫なほど、ラモンが似合っていました。
フェルナンドの邸の前で。
フェルナンドが怪我をしたかもしれない、というニュースに慌てて駆けつけてきたイサベラと出会ったラモン。
「あのお嬢さんが、馬車で駆けつけてくるのが見えたから」
そう、寂しげに口角をあげて強がるイサベラを見凝めるラモン。
「でも…」と涙を目に矯めて縋り付いてきたイサベラを、抱こうとしてなかなか抱けない、右腕の葛藤。
長い間をおいた後、ぐっ!と右腕で抱きしめるラモン。
はずみでイサベラの肩から落ちるショール。むき出しの白い肌。
イサベラが縋り付く力をふと緩めてその右腕に身を任せようとして…
はっ、と醒める。
ラモンの肩を突き放すイサベラ、
俯いて肩を落とすラモン。
かなり間の長い場面でしたが、まったく緊張感を切らさない二人の芝居に没頭してしまいました。
その後の歌はちょい苦戦していましたが(‥)、切ない絶唱はとても良かったです。東宝が楽しみです!
ともちん(悠未ひろ)のルカノール公爵
雪組「エリザベート」以来、髭萌えしっぱなしの私。
今回一番素敵だったのは、文句なくルカノール公爵でした♪シルヴィアも、いつまでも裏切ったことに罪の意識を感じていないで、自分に正直にルカノールに惚れちゃえばいいのに(←絶対に違う)、とまで思ってしまった。
いえ、あの、んな訳無いんですけどね。
ただ、彼はシルヴィアを愛していたのかな、それともロドリーゴへの嫌がらせであんなことをしたのかな、と、それだけは気になりました。
まぁ実際の歴史では甥の婚約者をぶんどった話なんていくらでも転がっているので、キレイな若い女が邸を出入りしていて、それで見初めて奪ってしまった、とかそういう話なんだろうと思うんですけどね。
ルカノール公爵の年齢設定はいくつなのかなあ?
セレスティーナに向かって「昔恋した貴女…」みたいな台詞を言っていたってことは、フェルナンドの父親と同世代ですよね。
フェルナンドとロドリーゴが20代前半、その父親は40前半くらいの男盛りってこと?
あ、やっぱ駄目だ。絶対シルヴィアはルカノールに墜ちると思う……(←はいはい)
みっちゃんのロドリーゴ
みっちゃん、やっぱり宙に行ってからの方が当たり役に恵まれているような気がします。今回もすんごい良かったもん、ロドリーゴ。本来は2番手がやる辛抱役をしっかりこなして、芝居をしっかり引っ張ってましたね!
最初に「エル・パティオ」に行った時の超嫌味で失礼な貴族のぼんぼん芝居といい、その後、ラモンの力を認めてからの態度の変え方の嫌味のなさといい、シルヴィアとの恋に悩む苦悩といい…。難しい芝居が多いのに終始大人っぽく落ち着いた役作りで、今回の公演が「成功」と評価されるとしたら、その立役者はみっちゃんなんじゃないか(←思いっきり贔屓目)と思うほど、よくやってた。
ただ、宙組としてはどうなのかなあ。
ロドリーゴって大事な役だから、みっちゃんの堅実で大人な芝居がとても似合っていたけど、なかなか人気は出にくいですよね…。シルヴィアとの恋、っていう華やかなテーマはあるけど、やっぱりラスト、シルヴィアの死を知って嘆く場面がないのは可哀相かも。
あ、いえ、演出的にはあれでいいんですよ?すごくカッコイイと思う。…フェルナンドの「私のイサベラも…」の台詞さえキチっと決まれば、ですが。
ただ、これからファンを増やしていかなくてはいけない若いみっちゃん的には、シルヴィアとの切ないデュエット以外にももう一場面、ファンの心をギュッと切なくさせる場面があれば良かったろうになぁ、とは思うんですよね…。
ま、仕方ない。本来キャラ違いなラモンをどう魅力的に作れるか、そこが勝負なんですよね。
…みっちゃん、笑うと女の子になってしまうからなぁ…。ロドリーゴみたいな笑わない役の方がいいんだけどなぁ………。
七帆くんのドン・ファン・カルデロ
…素敵でした(*^ ^*)。眼鏡こそかけてないけど(←当然)、いじめっ子健在、って感じで。Sな目つきが素敵です♪
なんかこの役って、鈴鹿さん退団でホルヘの設定を追加したためにラストで美味しい儲け役になっていたのですが、初演ではどういう役だったのでしょうか…?ラストで種明かしされるまで、すごく謎な存在だったんですけど。
しかし、「NeverSleep」しか知らないので、あのべったりヘアのイメージが強烈だったんですが、ぽわぽわ髪も似合いますね♪
しっかし、ほんとーーー!に声がいいなあこの人は……♪♪みっちゃん、ともちん、七帆くんの三人で喋る場面とかあったら、ねこは倒れるかもしれません…。
十輝くんのルーカス大佐
軍服がよく映えますねぇ、本当に。
「A/L」の時も思いましたが、声もいいし滑舌も良い、見た目も格好良くて大人の役がよく似合う。それだけ見るとともちんとキャラが被るんですよね…。全ツの役替わりでルカノールに入らないかなあ☆(期待)
まりえ(美郷真也)さんのレオン将軍
告白します。私は、まりえさんはてっきり「黒幕」なんだと思ってました…。結構後半に入るまで、ぜったいまりえさんはフェルナンドを騙して反旗をあげさせ、ルカノールに捕らえさせるつもりなんだろう、と。
…考えすぎ。
義勇軍まで作って「反フランス」に力を注いだ彼のバックボーンが全く語られないのが、残念といえば残念です。
八雲美佳さんのレアンドロ
おお、「NeverSleep」で蘭とむくんを苛めていた元同僚さん発見♪なんでわかったんだろう私…ってのはおいといて、やっぱりお芝居巧いですねぇ〜♪ご活躍が楽しみです♪
美羽あさひちゃんのシルヴィア
「圧倒的に美しい」というタイプではなかったのが残念ですが、大人っぽい嫋やかな美しさでロドリーゴが迷う気持もよくわかりました。
もう少し“人妻”の色っぽさがあると完璧なんだけどな。学年が下のみっちゃんより年上に見えてしまうのは仕方ないのかなあ?それとも、ルカノールに見初められるくらいだから元々ロドリーゴより少し年上だった、って設定でいいのかしら…。
蘭とむくんとは「NeverSleep」でもお似合いだったので心配ないと思うのですが、「貴族」らしく優雅にふるまうのと、年上感が出てしまうのは全く別ものなので、ちょっと映像とかで確認してみてほしいかも。
たっちん(和音美桜)のマルガリータ
可愛い!いやー知らなかった。可愛いじゃん十分に!
清楚で可憐な、ひなげしのような可愛らしさ。声もぶりっこではなく、ちゃんと鈴の音のように可愛らしくて、さすがに歌姫は声のバリエーションが豊富だなあ、と感心しました。フェルナンドが、イサベラと戯れながらも心の中に大事にしまっておくにふさわしい、清楚さと聖性。
正直、たっちんにこんな芝居ができるとは思ってなかったのでびっくりしてしまいました(汗)。
全ツでは役替わりとかあるんでしょうか?みっちゃんバウに出て歌いまくってほしいような気もするし、微妙です…。
春風弥里さん
すみません(汗)。せっかく「A/L」のワトソンくんで落ちた春風さんですが、あんまりよくわかりませんでした(涙)。
とりあえず、エル・パティオのダンサーと、ローラが殺される場面ですっしーさんと一緒にいる士官くらいしか見つけられず。うーん、やっぱり一回しか観ないときは幕前にプログラムチェックしておかないと下級生チェックは無理ですね(涙)。せめて声を出してくれないと見つけられない(T T)。
お芝居はこんなところでしょうか。
またみっちゃんのラモン&蘭とむくんのロドリーゴっていう組み合わせだと全然違う雰囲気になるんだろうなあ、と思いつつ…。
月組の誇るわんころみっちゃんのラモンも、鬼畜で尊大な蘭とむロドリーゴも、どちらもとっても楽しみです♪
.
…タニちゃん、ウメちゃん、大劇場お披露目おめでとうございます〜\(^ ^)/
末永く、お二人仲よくがんばってくださいね〜〜♪♪
「バレンシアの熱い花」
1976年に、榛名由梨・瀬戸内美八・順みつきの3人のために描かれた、柴田さんの往年の名作。
19世紀初頭、というか、具体的には1808年のナポレオンのスペイン侵攻から、失脚してエルバ島に配流される1814年までの出来事。
フェルナンドの父親が暗殺されたこと自体が、ナポレオン側についたルカノール公爵の陰謀である、というところから話が始まるので、1811年か12年くらい、という設定なんでしょうか。台詞の中にロシア戦争がどうこうという(=だから今がチャンスだ、みたいな)台詞があったような気がするので、1813年の冬から春の話ってことでいいのかな?衣装もどちらかと言えば寒い季節の服っぽいし。
お祭りの場面があるので、てっきりサンホセの火祭りだとばかり思っていたのですが、プログラムには「花の祭」とありますね…(涙)。いやでも、サンホセの火祭りは確か春分のお祭り(キリスト教圏だからイースターかな)だったと思うので、花の祭でも間違いじゃないかも(←全然違うかな)
しかし柴田さん…祭の歌を追加するのはいいけど、どうしてわざわざ追加した歌をトップ様に歌わせるんですか…(涙)。
(いやタニちゃん好きなんですけど)
拝見しまして。
さすがに脚本が本当によくできているな、というのがよくわかりました。
「星影の人」は、やっぱりかなり時代の違いを感じたというか、「30年前に新撰組を描いたこと自体冒険だったんだろうなぁ…」と思ったのですが、「バレンシアの熱い花」は時代を超えた名作だな、と。
本当に、心の底から、柴田さんご自身の演出で拝見したかったです(涙)。私は残念ながら初演は観ていないのでなんとも言えませんが、中村(暁)さんの演出は、脚本が言いたいテーマと微妙にズレているような気がしてしまいました…。どうだったのでしょうか。初演をご覧になった方のご意見を伺いたいところです。
まず疑問だったのが、ラモンとロドリーゴの重み。このお二人、出番や台詞の量は変わっていないのでしょうか…?今回、役替わりがあるとはいえ、一応蘭寿とむくんが初日と楽に演じるラモン役が2番手ということになって、初演の番手とは逆転していると思うのですが。ラモンの場面が増えたりしているのかなあ?心理的には、ロドリーゴには特に唐突感もなく、むしろラモンの方が「あれ?いつの間に?」的な印象があったのですが。
観ていて思ったのですが、作品としてはやっぱりロドリーゴが2番手の方が、全体をまとめやすいと思うんですよね。フェルナンドとロドリーゴ、二人が同格でいてくれた方がストーリーを盛り上げやすい。
で、ラモンは話を引っかき回す役なので。3番手、というか、“若手スターの儲け役”という感じの方がよかったような気がします。
あと、今回ルカノール公爵がものすごくカッコイイ(*^ ^*)んですけど、あれは元からああいう役なんでしょうか?もっと渋くやる手もあったと思うんですよね。あそこまでルカノールが格好良いと、恋敵のロドリーゴはともかく、政敵の息子であるフェルナンドがちょっとひ弱過ぎるというか。まぁともちんだから仕方ないかなな(笑←カッコイイのがデフォルト)。
逆に、ルカノールがあそこまで格好よくなってしまうとちょっとファンとして欲が出るというか、一言でいいから「ルカノールの正義」を語らせてみたくなるんですけどね。シルヴィアへの切ない恋心を漏らしてもいいし、あるいは「今飛ぶ鳥を落とす勢いのボナパルトにつかないでどうするんだ!彼に逆らえばバレンシアは終わりだ」とかでもいいんですけど。
しかし、実際にキャストを振ってみると、ラモンに蘭トム、ロドリーゴにみっちゃん(北翔海莉)をふりたくなる気持はすんごくよくわかる!!
っていうか、蘭トムくんのラモン、本当に嵌り役でした。Mの犬キャラで妹にメロメロなおにいちゃん、だなんて…ぴったりすぎて笑うしかない。
だから。彼女が若手で3番手の時代に上演してあげれば良かったのになあ、と思ったりしましたね。
以前のコメントでもたくさんいただきましたが。
フェルナンド=かしちゃん
ロドリーゴ=タニちゃん
ラモン=蘭とむ
ではどうして駄目だったのかなあ?
竜馬もとっても良かったけど、どうしても一作しかやらせてあげられないのなら、この作品で観たかった。るいちゃんのイサベラもメチャクチャ嵌るし。かしるいでラストの場面、本当に観たかったなあ……(涙)。
とかなんとか妄想したりもしましたが。
タニちゃんのフェルナンド、衣装がよくお似合いでさすが!という感じでした。
トップに必要な美しさと若さに溢れるフェルナンドでしたね。
ただ、タニちゃんだとどうしても「真っ直な王子さま」に見えてしまって、最後にマルガリータに戻るところがちょっと不思議だったかも。
この物語は、「若い」話ではないので、今の5組の中でも一番「若い」宙組の上演っていうのは微妙だったのかもなぁ、と思いました。
ウメちゃんのイサベラ。
すみません。私ウメちゃんって本当に大好きなんですよ。かなり痛い感じで。
なんで書いちゃいますけど。
ほんっとーに良かったです!
酒場の女としての、ほどよく崩れた美しさ、仇っぽさ。
なのに、ハンサムな青年貴族に本気で恋ができる清潔感も喪わず、
人を見る目があって、大人で、自分の立場がわかっていて、
一人で生きていくことができて、手に職もあって、
…なによりも、「こんな自分」を信じている強さ。
それが一番美しい、女。
ずっと、私の中でウメちゃんのイメージは「少女」でした。
潔癖で、強くて、譲らなくて。アリスのような、この世のものではない、幻想そのものの「少女」。
正月のバウ「Halleruya!」でも、ブレンダはとっても好演だったけどまだまだ少女だったし斎藤さんの「A/L」は萌えの世界に生きる少女以外のなにものでもなかった。
今回も、藤井さんが担当するショーの方では、イーハトーヴに連れて行ってくれそうな「幻想の少女」のままだったので、今でも「ウメちゃん」から受けるインスピレーションは「少女」のままなんだと思うのです。
でも。現実のウメちゃんは、こんなに「女」だったんだ、と。
その成長を目の当たりにして、とても嬉しかったです。
タニちゃんは「真性の王子様」なので。
タニちゃんに王子様以外のキャラクターをやらせるなんて時間の無駄なので。
タニちゃんがトップである間、宙組の芝居作品のバリエーションはウメちゃんが作っていくしかないわけなので。
ウメちゃんの今回の成功というのは、今後の宙組にとってもとっても嬉しいニュースなんじゃないかと思います☆
蘭トムくんのラモン。
いやもう。嵌り役とはこのことか、と。
2週間とはいえ、ロドリーゴをやらなくてはならないのがいっそ不憫なほど、ラモンが似合っていました。
フェルナンドの邸の前で。
フェルナンドが怪我をしたかもしれない、というニュースに慌てて駆けつけてきたイサベラと出会ったラモン。
「あのお嬢さんが、馬車で駆けつけてくるのが見えたから」
そう、寂しげに口角をあげて強がるイサベラを見凝めるラモン。
「でも…」と涙を目に矯めて縋り付いてきたイサベラを、抱こうとしてなかなか抱けない、右腕の葛藤。
長い間をおいた後、ぐっ!と右腕で抱きしめるラモン。
はずみでイサベラの肩から落ちるショール。むき出しの白い肌。
イサベラが縋り付く力をふと緩めてその右腕に身を任せようとして…
はっ、と醒める。
ラモンの肩を突き放すイサベラ、
俯いて肩を落とすラモン。
かなり間の長い場面でしたが、まったく緊張感を切らさない二人の芝居に没頭してしまいました。
その後の歌はちょい苦戦していましたが(‥)、切ない絶唱はとても良かったです。東宝が楽しみです!
ともちん(悠未ひろ)のルカノール公爵
雪組「エリザベート」以来、髭萌えしっぱなしの私。
今回一番素敵だったのは、文句なくルカノール公爵でした♪シルヴィアも、いつまでも裏切ったことに罪の意識を感じていないで、自分に正直にルカノールに惚れちゃえばいいのに(←絶対に違う)、とまで思ってしまった。
いえ、あの、んな訳無いんですけどね。
ただ、彼はシルヴィアを愛していたのかな、それともロドリーゴへの嫌がらせであんなことをしたのかな、と、それだけは気になりました。
まぁ実際の歴史では甥の婚約者をぶんどった話なんていくらでも転がっているので、キレイな若い女が邸を出入りしていて、それで見初めて奪ってしまった、とかそういう話なんだろうと思うんですけどね。
ルカノール公爵の年齢設定はいくつなのかなあ?
セレスティーナに向かって「昔恋した貴女…」みたいな台詞を言っていたってことは、フェルナンドの父親と同世代ですよね。
フェルナンドとロドリーゴが20代前半、その父親は40前半くらいの男盛りってこと?
あ、やっぱ駄目だ。絶対シルヴィアはルカノールに墜ちると思う……(←はいはい)
みっちゃんのロドリーゴ
みっちゃん、やっぱり宙に行ってからの方が当たり役に恵まれているような気がします。今回もすんごい良かったもん、ロドリーゴ。本来は2番手がやる辛抱役をしっかりこなして、芝居をしっかり引っ張ってましたね!
最初に「エル・パティオ」に行った時の超嫌味で失礼な貴族のぼんぼん芝居といい、その後、ラモンの力を認めてからの態度の変え方の嫌味のなさといい、シルヴィアとの恋に悩む苦悩といい…。難しい芝居が多いのに終始大人っぽく落ち着いた役作りで、今回の公演が「成功」と評価されるとしたら、その立役者はみっちゃんなんじゃないか(←思いっきり贔屓目)と思うほど、よくやってた。
ただ、宙組としてはどうなのかなあ。
ロドリーゴって大事な役だから、みっちゃんの堅実で大人な芝居がとても似合っていたけど、なかなか人気は出にくいですよね…。シルヴィアとの恋、っていう華やかなテーマはあるけど、やっぱりラスト、シルヴィアの死を知って嘆く場面がないのは可哀相かも。
あ、いえ、演出的にはあれでいいんですよ?すごくカッコイイと思う。…フェルナンドの「私のイサベラも…」の台詞さえキチっと決まれば、ですが。
ただ、これからファンを増やしていかなくてはいけない若いみっちゃん的には、シルヴィアとの切ないデュエット以外にももう一場面、ファンの心をギュッと切なくさせる場面があれば良かったろうになぁ、とは思うんですよね…。
ま、仕方ない。本来キャラ違いなラモンをどう魅力的に作れるか、そこが勝負なんですよね。
…みっちゃん、笑うと女の子になってしまうからなぁ…。ロドリーゴみたいな笑わない役の方がいいんだけどなぁ………。
七帆くんのドン・ファン・カルデロ
…素敵でした(*^ ^*)。眼鏡こそかけてないけど(←当然)、いじめっ子健在、って感じで。Sな目つきが素敵です♪
なんかこの役って、鈴鹿さん退団でホルヘの設定を追加したためにラストで美味しい儲け役になっていたのですが、初演ではどういう役だったのでしょうか…?ラストで種明かしされるまで、すごく謎な存在だったんですけど。
しかし、「NeverSleep」しか知らないので、あのべったりヘアのイメージが強烈だったんですが、ぽわぽわ髪も似合いますね♪
しっかし、ほんとーーー!に声がいいなあこの人は……♪♪みっちゃん、ともちん、七帆くんの三人で喋る場面とかあったら、ねこは倒れるかもしれません…。
十輝くんのルーカス大佐
軍服がよく映えますねぇ、本当に。
「A/L」の時も思いましたが、声もいいし滑舌も良い、見た目も格好良くて大人の役がよく似合う。それだけ見るとともちんとキャラが被るんですよね…。全ツの役替わりでルカノールに入らないかなあ☆(期待)
まりえ(美郷真也)さんのレオン将軍
告白します。私は、まりえさんはてっきり「黒幕」なんだと思ってました…。結構後半に入るまで、ぜったいまりえさんはフェルナンドを騙して反旗をあげさせ、ルカノールに捕らえさせるつもりなんだろう、と。
…考えすぎ。
義勇軍まで作って「反フランス」に力を注いだ彼のバックボーンが全く語られないのが、残念といえば残念です。
八雲美佳さんのレアンドロ
おお、「NeverSleep」で蘭とむくんを苛めていた元同僚さん発見♪なんでわかったんだろう私…ってのはおいといて、やっぱりお芝居巧いですねぇ〜♪ご活躍が楽しみです♪
美羽あさひちゃんのシルヴィア
「圧倒的に美しい」というタイプではなかったのが残念ですが、大人っぽい嫋やかな美しさでロドリーゴが迷う気持もよくわかりました。
もう少し“人妻”の色っぽさがあると完璧なんだけどな。学年が下のみっちゃんより年上に見えてしまうのは仕方ないのかなあ?それとも、ルカノールに見初められるくらいだから元々ロドリーゴより少し年上だった、って設定でいいのかしら…。
蘭とむくんとは「NeverSleep」でもお似合いだったので心配ないと思うのですが、「貴族」らしく優雅にふるまうのと、年上感が出てしまうのは全く別ものなので、ちょっと映像とかで確認してみてほしいかも。
たっちん(和音美桜)のマルガリータ
可愛い!いやー知らなかった。可愛いじゃん十分に!
清楚で可憐な、ひなげしのような可愛らしさ。声もぶりっこではなく、ちゃんと鈴の音のように可愛らしくて、さすがに歌姫は声のバリエーションが豊富だなあ、と感心しました。フェルナンドが、イサベラと戯れながらも心の中に大事にしまっておくにふさわしい、清楚さと聖性。
正直、たっちんにこんな芝居ができるとは思ってなかったのでびっくりしてしまいました(汗)。
全ツでは役替わりとかあるんでしょうか?みっちゃんバウに出て歌いまくってほしいような気もするし、微妙です…。
春風弥里さん
すみません(汗)。せっかく「A/L」のワトソンくんで落ちた春風さんですが、あんまりよくわかりませんでした(涙)。
とりあえず、エル・パティオのダンサーと、ローラが殺される場面ですっしーさんと一緒にいる士官くらいしか見つけられず。うーん、やっぱり一回しか観ないときは幕前にプログラムチェックしておかないと下級生チェックは無理ですね(涙)。せめて声を出してくれないと見つけられない(T T)。
お芝居はこんなところでしょうか。
またみっちゃんのラモン&蘭とむくんのロドリーゴっていう組み合わせだと全然違う雰囲気になるんだろうなあ、と思いつつ…。
月組の誇るわんころみっちゃんのラモンも、鬼畜で尊大な蘭とむロドリーゴも、どちらもとっても楽しみです♪
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コメント
7/8に役替りになったところで観劇しました。
私は「らんとむラモンでみっちゃんロドリーゴ派」だったのですが、今回『らんとむロドでみっちゃんラモン』を観たら実はバランスとしてはそちらのほうが似合ってました。
初演のルミさんとミッキーさんの学年差を考えてもロドリーゴがフェルナンドの友達なんだし、トリオといえども年齢も身分も下なのがラモンだったわけで、やはり最初のバランスはすごかったなって思いました。そしてロドリーゴは昔も出番は少なかったです。
でも、ルミさんが圧倒的な華と色気たっぷりの芝居で出番の少なさはあまり感じさせてなかったかも。印象が強かったというのか(笑)ラモンの出番は昔と同じでした。
で、ねこさまが言うようにフェルナンドとロドリーゴは同格です。
ルカノール公爵のともちんはフェルナンドと同じくらいの感じですが、お父さんのライバルってことで、専科さんにお願いしたかったな。
だって観ていると、なんかちょっと話が変ってしまったような。ほんと、ルカノールとフェルナンドがライバルでも可笑しく無いですよね。ともちんはちょっと路線系からずれたのかもしれませんが、返ってそこで魅力倍増した気がしました。場合によっては白い役も出来るし、どうぞ頑張っていただきたいです。
そうしてみると、ロドリーゴってのはすごく難しい役だったような気もしてます。
特にやりようも無いってか・・・ねぇ・・・
だいたいともちんの甥がらんとむってのも・・・ねぇ・・・
どうしたらいいのかしらん。
らんとむロドリーゴは、ちょっとギュンターでしたっけ、
あのマラケシュに出ていた危ない男、あれにちょっと似ていたというか、らんとむくんは引き出しを増やして頑張って欲しいという感じ。悪くは無いんだけど、もう一息お願いしたいと。
みっちゃんラモンはすごく似合ってました。みっちゃんのちょっと垢抜けないところが、2人の貴族の出とは違って一人で庶民というか。(誉めてますよーー!)
ただ黒塗りが大変なことになっていまして、みっちゃんはお化粧をもっと工夫したほうがいいです。
同期の桂ちゃんとかすごく上手なんだけど、あまり同期の芝居とか観てない?!
それとネコさまの心配通りにニーッって笑うと、女の子っぽくなってしまって微妙ですね。
もっともっと「オトコ」な部分を出して緩急つけてくれたらいいんだけどなぁ〜
イサベラのうめちゃんには全く文句はありません。もう、私はうめちゃんだけのためにこの公演は通えます。
もっと出番増やしてくれーーって感じ(笑)
本当にトップ娘役が似合いますね、そしてタニちゃんをしっかりもりたてたという感じでした。
今までなんとなく地上から15センチくらい浮いていたイメージのタニちゃんを、地面の上に引き戻したって感じです。
タニちゃんがうめちゃんの顔を見つめながら本当ににこっと笑っているのを観ると、久々に月組時代のまみちゃんにかまわれていたタニちゃんを思い出して、嬉しくなりました♪
シルビアのまちゃみは、初演のハッコさんがあまりにはまっていたので、苦戦してますね。
まちゃみはもっと遠慮なく「年上の女」に作り上げてもいいかも。
ルミさんとハッコさんの並びは思い出してみるとハッコさんのほうが1つ、2つ年上な作りだったような気がしてきました。だから今のまちゃみシルビアはちょっと中途半端でインパクトが弱いです。
まちゃみは先日のラントムバウの女の子も悪くはなかったけど、でもいつものまちゃみだったというか、成長が見られたとは思えなかったの。彼女は実は自分で思っているよりも大人の女が似合うんじゃないのかなぁ?と思うので、今回で階段を上ってほしいなと思います。
和音美桜さんのマルガリータは良かった。
マルガリータって良い子なんだけど、少しウザイってのか、幼馴染の許婚というだけで、フェルナンドは彼女に恋しているわけではないと。
自分をずっと慕って信じてくれてるから裏切れないし、そういう可愛い嫁を貰って、父を跡を次いで一家を守り立てることを期待してる母も裏切れないからこそ、イサベラが去ったとき、本当の意味でのフェルナンドも同時に彼女と一緒に死んでしまったんじゃないかと思ってます。
この男のヤセガマンが柴田⇒正塚の路線ですよね。
ううう、かしげ、たに、らんとむが無理だったら、この作品は今の月組で再演したほうが似合ったのではないだろうか??
などと言いながらも、週に1回は東宝に通う予定にしてたりして・・・
おかえりなさいませ〜♪
>今回『らんとむロドでみっちゃんラモン』を観たら実はバランスとしてはそちらのほうが似合ってました。
キャラとしては蘭トムはロドリーゴよりラモンかなと思いましたが、役替わりバージョンも良かったみたいですねー。どちらにしても、作品としては絶対ロドリーゴが2番手でないとおかしいので、蘭トムがロドリーゴやった方が納得しやすいはずですよね。
>だいたいともちんの甥がらんとむってのも・・・ねぇ・・・
みっちゃんでも十分甥には見えませんでしたが(T T)。
>みっちゃんのちょっと垢抜けないところが、2人の貴族の出とは違って一人で庶民
(爆)!!な、なるほど〜〜〜!!
でもね、みっちゃんのロドリーゴは、逆に垢抜けないところがお堅い貴族っぽくて悪くはなかったんですよ(笑)。笑顔はね…どうにかならないもんでしょうかね……(涙)。
>まちゃみはもっと遠慮なく「年上の女」に作り上げてもいいかも。
シルヴィアはともちんの妻なんですから、それもアリですよね。もともと年上の憧れの姫(光る君と藤壺みたいな関係?)をGETしたつもりだったのに、伯父さんにかっさらわれたっていう設定にすれば問題無いんですものね…。
むしろロドリーゴ側が無理して包容力を見せようとかっこつけるからおかしくなるのかも。シルヴィアはロドリーゴより年上、っていう設定にして演技プランを考えなおしてみたら面白くなるかも♪
>この作品は今の月組で再演したほうが似合ったのではないだろうか??
うーん…個人的には祐飛さんのロドリーゴは観てみたんですよね。きりやんのラモンは絶品でしょうし…(あ、私の言う「番手」は作品の登場人物としての番手であって、宝塚歌劇団でいう番手とは無関係ですのでご了承ください)
ただ、麻子さんのフェルナンドは、イサベラを選んじゃうんじゃないかなーと……
フェルナンドは、マルガリータとイサベラ、どちらと行くか迷った末にマルガリータを選んだわけではないじゃないですか。最初からマルガリータに戻ることは確定事項なんですよね。予定ではなく。
心が揺れないわけじゃない。だけど、迷わない。それがFORTUNA。
だけど愛してる。どうしようもなく愛してる。
だからこそ、最後の「私のイサベラも死んだ」が効くわけで。
迷ってしまったら、この台詞は言えないと思うんですよ。
…麻子さんのフェルナンド。やってみたら物凄く似合うのかもしれませんが。今はあんまり、想像できないです…。
あ。ロドリーゴを主役にして麻子=ロドリーゴ、きりやん=ラモン、祐飛=ルカノール、だったら通います。柴田さんの作・演出で是非。
今のままの作品なら、むしろ星組でしいちゃん=ロドリーゴ(番手っていうのは…以下略)、レオン=ラモン、すずみん=ドンファンカルデロで観てみたい気がします。ルカノール=組長、侯爵夫人=柚姐、シルヴィア=みなみ、マルガリータ=しずく…絶対嵌ると思うんですが。
雪ならユミコ=ロドリーゴ、キム=ラモン、ハマコ=ルカノール、シルヴィア=いづるん、マルガリータ=さゆとキャストは嵌りそうですけど、となみちゃんのイサベラがちと心配かも…。