前回の日記から丸一週間以上たってしまいました…。
反省っ。


なんだか5月は忙しかったなぁ…。記事数12件で終わってしまったし(涙)。
書くことが無かったわけではなく、純粋に仕事が忙しくてそれどころではありませんでした。(観る暇はそれなりに作ったのですが)



とりあえず、今日のところは「まだ書いてない話」のリストを数えてみて、自分にプレッシャーをかけてみよう…。

○エリザ話続き(多分、あと1回か2回)
○「コンフィダント・絆」続き
○月組「ハロー!ダンシング」
○星組「シークレットハンター」本公演と新人公演
○中日劇場「ジキル&ハイド」
○PARCO劇場「魔法の万年筆」
○青山劇場「ダム・ヤンキース」

うわぁ(蒼白)。


あと、雑談も結構たまっているんですよね。
CSの「日本史探訪」、宙組はチギ(早霧せいな)ちゃんで、題材も竜馬でしたね、とか。
(さすがに5組全部私の好みで固めてはマズイ、という判断があったのでしょう/^O^)

それにしても。
今度はスカイフェアリーズにカナリ私の好みが反映されまくっているのは気のせいでしょうか…?
私の好みは劇団の好みとは真っ向から反対なことが多いので(苦笑)、最近のCSとか新公のキャスティングが不思議で仕方ないんですが…いいのかなあアレで…(←黙って喜んでなさい)




もとい。

ま、仕事の方は一段落した(はずな)ので、これからはまた、雑談含めてぼちぼち書いていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m。







さて。
まだ終わっていない公演を優先して、ってことで。
最初は「ダム・ヤンキース」から。

この公演。
もちろん、宝塚ファン的には「湖月わたるさん、卒業後『女優として』初出演!」ってところが一番のネタなわけですが。

ミュージカルファンのねこ的には、前年の「パジャマ・ゲーム」と2作連続でトニークラウンに輝いたリチャード・アドラー&ジェリー・ロスのコンビによる甘い音楽がとっても楽しみだったのでした。

実際、オープニングでメグ(杜けあき)中心にアンサンブルメンバーが踊り歌う、パワフルで耳になじむ「6ヶ月!」のナンバーもすごくいいし、ストーリーが動き出す時、悪魔に魂を売った中年男のジョー(青山明)が妻への思いをしみじみと歌う「Goodbye, Old Girl」なんてものすごく甘く優しいラヴ・ソング。
そして、ワシントン・セネタースの“ちょっと情けない”チームメンバーに監督(光枝明彦)が歌って元気づける「Heart!」も素晴らしい。
とにかく、心に響く名曲ぞろいの作品です。



ただ、振付にはちょっと不満が残った、かも…。
ローリー・ワーナーさんも、ダンサーとしての経歴は素晴らしいし、振付助手としてもかなり経験を積んでいらっしゃることはわかるのですが。
ミュージカル作品の振付は初、だそうで。
最初の「6ヶ月!」など、かなり身体の動くメンバーが揃っているのに、あまり利用しきれていなかったのが残念。セネターズチームのアクロバティックな動きは面白かったんですが、あれがローリーさんの本領なのか(だとしたらかなり出演者を選ぶ振付家ですね)、それとも出演者がある程度勝手に動いていたのか(…)、そのあたりはよく判りませんが…

それと、もう一つはせっかく大澄賢也というセンターをはれるダンサーがいるのに、あまりダンスの見せ場がなかったこと。
大澄さんも歌はずいぶん上達されていて、中年のジョー(青山明)さんのソロを受け継いで歌う場面なんかもそれほどコケることなく、しっかり聴かせてくれましたので、大きな不満は特にないのですが。
でも、せっかくだから大澄さんとわたるさんでしっかり組んで、「おおっ!」とうならせてくれるようなダンスシーンが欲しかったよお(涙)。せっかく2幕で、かなり長い1シーン丸々二人の「愛の一夜」のはずなのに、あんまりホールドしないで離れて踊ってるし、わたるさん脱がないし(←そこか)。

オリジナル版では、これでトニー賞を獲ったボブ・フォッシーの振付。そりゃあ大澄&湖月ならではのダンスシーンがふんだんにあるだろう!踊りまくり、って売り文句になってるしっ!!と、すっごく期待しまくっていたので……

うん。ちょこっと残念でした。
ま、次の作品に期待、かな。




その代わり、わたるさんも大澄さんも歌が予想外に良かったので(←どんだけ期待値が低いんだ)、プラスマイナスゼロ、ってところかな…。



悪魔(?)ローラのわたるさんは、超キュート。
私は、彼女が専科時代に外部出演した「フォーチュン・クッキー」のボーイッシュな少女がものすごく好きだったので、久しぶりにキュートで可愛いわたるさんに会えて幸せでした。
「漢」な湖月わたるのファンの方には、ちょっと不満だったりするのかもしれませんが、私は大満足でした。

チラシの衣装が無かったのは大きな不満ですけどねっ!!ぷんぷんっ!!
でも、ハートマーク付きのツナギの作業着とか、豪奢な金髪巻き毛にほっそーいパンツとか、生腹にへそピアスとか(はぁと)、予想もしなかったところにヒットがあったので許したいと思います。
でもでも!チケット代のの2/3はわたるさんの脚線美に払うつもり満々だった私には、出し惜しみ衣装はちょっと残念でした………。
…いや、あの、もちろん脚は出してくれますよ!映画のDVDの表紙になっているローラの衣装はそのままです。ただ、私の期待度が高すぎただけ…(←なにを期待してたんだ)



ジョーの妻・メグの杜さんはまた、わたるさんに輪をかけてキュート!!
可愛らしい中年女性で、ちょっと「きゃぴっ」としてみたり、落ち着いた主婦らしくなったり、ギャップがあってとても素敵でした。
歌もさすが。幕開きでソロを取るのも納得の美声です。

個人的に、ここでの旦那とのやりとりは何年か前に上演された「I Love You〜愛の果ては?」の1シーン、野球ファンの夫(川平慈英)と妻(絵麻緒ゆう)の大爆笑シーンを、久々に思い出させてくれました(笑)。
ああいう人って、どこのチームに限らず本当にいるんでしょうね、アメリカには。



悪魔・アップルゲートの川崎麻世さんは超ステキでした。
なんか久々に「ステキ」な麻世さんにお会いしたような気がしたわ。…ジャベール以来?(←マジかも)
ああいう、人を喰ったようなトボけたキャラは素晴らしいですね。歌も安定してました。
惜しむらくは、ローラと一曲ダンスがあれば良かったのになぁ。。



中年のジョー・青山明さんは…すっげー良かったです。はい。
モダン・ミリーから引き続いての舞台ですが、がっちりと作品を締めてましたね。どっちも良かった!メグとの息もぴったり。杜さんのまろやかな声と合うんですね。
青山さん、四季時代から大好きなんですけど、ああいう「心やさしい、不器用な中年(老年)男性」の役って四季だと割と少ないので、外部でがんがん活躍してほしいです〜!

オリジナルでは、ジョーとメグのカップルが主役だったんじゃないかと思ったほど、良かったです。泣けました。
(実際にはローラとアップルゲートがトニーの主演女優・男優賞を獲っているので、こっちが主演扱い)



セネターズ監督の光枝さん…これまた最高のハマリ役でした。
光枝さんは、逆にああいう「ダンディな中年(老年)男性」の役って四季以外では比較的珍しいので、退団なさって苦労されるんじゃないかと思っていたのですが。
…こういう役がありましたね!

最高でした。マジで。「Heart」はしびれましたよ。うう、青山さんと光枝さんのとこだけでもいいから(←おい)CDほしい。(わたるさんのところはDVDがほしい…)



矢口真里さんは、なんとういか、わたるさんとは違う意味でキュート(←多分こっちが普通のキュート)でした。
観劇前はてっきり子役での出演かと思っていたのですが(←すみません)、立派な女性の役でした。ただ、ルポライターには見えなかったかな…。チラシの髪型の方が大人っぽくてキレイだと思うのですが、あえてああいうバービー人形みたいな可愛らしい髪型に子供体型に見える衣装を着せるということは、演出意図なんでしょうかねぇ…。
歌も結構多い役なんですが、声がとっても魅力的で私は好きでした。これからもミュージカルに出演されるのでしょうか?ミニモニ時代はダンスで有名だったと聞いたのですが、これはやはり、ミュージカルの振付だと体型的にちょっと苦しかったかも…でも、よく動けるなぁと感心しました。

前に座っていた方が矢口さんのファンらしく、座席に小さくなってオペラグラスをあげていたのが可愛らしかったです(笑)。そして、他の人のコトはずーっと無視だったのに、わたるさんローラがジョーを誘惑するためにスカートをバッと取った途端に、私のオペラグラスの視界に影が入ったと思ったら彼も観てた(爆)。思わず舌打ちしてしまってゴメンナサイ………。



福麻むつ美&伊東弘美のミラー姉妹はサイコーでした(^o^)。
福麻さんって私はその昔の「グイン・サーガ」のリギア初め、どちらかというとカッコイイ系の役しか観ていないのですが。
伊東さんも、レミゼのファンティーヌとかエリザベートのリヒテンシュタインとかのイメージがすごく強いのですが。

…すげー………あとかたもなく弾けてる………。

意外と出番もおおい儲け役でしたが、出てくるたびにホント目が離せなくて。
ふと気が付くと杜さんを観ていなかったりして焦りました(^ ^;ゞ。

アンサンブル陣も本当に素晴らしかった。歌もダンスもアクロバットも。



衣装(←ココ強調)・振付を含めた演出・そして潤色した時の細かい部分の詰めにはかなり不満もありますが、作品としてはよくまとまった佳作だと思います。


とりあえず、キュートで可愛いわたるさんに会えて、幸せな一日でした♪
今後のご活躍をお祈りしていま〜す!

コメント

nophoto
はにはに
2007年6月5日12:28

福麻むつ美さんは、宝塚時代から弾けてましたよ!
すごい優秀な人だったんだけど、そうだなぁ最近だったらじゅりちゃんが似ていると思います。

すごくカッコいい男役もできるけど、在団中なのに女役もOK!みたいな。でもファン的に問題はとくにないなんて感じ。ふふふ、もうお金がなくて行かれないのが残念。
3000円以下の席つくってくれーーー

みつきねこ
みつきねこ
2007年6月5日23:59

>福麻むつ美さんは、宝塚時代から弾けてましたよ!
……そういうレベルの弾け方ではなかった、かも……

でもステキでした。文句なく。
私は誰より大好きです。文句なく。(←しつこい)

>3000円以下の席つくってくれーーー
全く同感です(涙)。青山劇場であの価格はやっぱちょっと高すぎだわっ(涙)