ミュージカル・ガラ 【2】
2007年3月17日 ミュージカル・舞台樹里咲穂さんが出演された、塩田明弘主催のミュージカル・ガラ・コンサートのレポートの続きでーす♪
ちなみに、【1】はこちら。
http://diarynote.jp/d/80646/20070314.html
吉野くんが「Sunset Boulevourd」を歌い終わると、そのまま塩田さんと少しトーク。泉見洋平さんも呼んで、たしかここでは「塩田さんと初めて出会ったのは?」というお題だったと思います。
泉見くんは「2003年のレ・ミゼラブルで」。吉野くんは「……年前のラ・カージュ・オ・フォールで」。
えーっと。吉野くんが初めて出たラ・カージュって、風花舞さんが退団後第一弾で出た時のことでしょうか…?あの時の風花さんの相手役(ジャン・ミッシェル)が吉野くんだったことは覚えているのですが。もっと前から出ていらっしゃったんだっけ。
にしても何年前だ?…懐かしいですね(^ ^;ゞ。
というか。
今となっては、吉野くんがラ・カージュでカジェル(女装して踊る踊り子さんたち)をしていないことが信じられません!!ジャン・ミッシェルの前はカジェルしてたんだったっけか………?…覚えてない!一生の(←大袈裟)不覚だ!
もとい。
黒いトレンチに黒づくめの吉野くんと。
紅いハイネックの、軍服調デザインの上着を着こなした泉見くんと。
次の曲は男二人のデュエットで、「闇は広がる」でした。
さすがに素晴らしかったです♪
文句なく。
吉野くんの歌って、わりとムラがあるというか。
合う曲と合わない曲があるというか…
…いや、違いますね。
本人が入り込める曲、本当に好きでのめりこめる曲(役)はもの凄くいいんですけど、それほどでもない曲は「まぁ普通」、くらいになってしまうんですよね…。
元々ダンサーとして活躍されていた方ですし、「朗々と歌い上げる」系の歌は今ひとつなことが多くて、もっとこう、芝居歌というか、動きのある歌の方が得意で。
それに、声に特徴があって、元々クールというか厳しい歌、あるいはシャウトしたりするような激しい歌の方が似合うんですよね。
トートは良かったです。
それは、歌唱力自慢の方々とは比べられませんが、
芝居と歌の総合点で言うならば、東宝の歴代(男性)トートの中ではかなり上位に来そうな感じ。
全編観てみたい、もし吉野くんがキャスティングされたら観に行くぞ!と思いました。
泉見くんのルドルフ。
これもすごく良かったです。
まず声が合ってましたね。今まで割とルドルフは、初演の井上芳雄さん(花組の初輝よしやさんのお兄さん♪)以来、比較的声質としては軽めのテノールが歌うことが多かったのですが…
泉見くんの声は、マリウス向きというか、革命を志す男の力強さを秘めた美声。
それが、前半は本当に、歌い方も声も繊細に絶妙に弱さを出して歌って、後半「がまんできない!」あたりからガラっと雰囲気を変えてくれました。かっこよかったーーーっ!
舞台の端と端に離れて立って歌うだけで、振付はまったくナシ、だったのですが、二人が目と目で会話しながら芝居をすすめていっていたのが凄かったです。
まぁ、振付がないので「操られている感」を出すのは無理な感じでしたが(笑)。ほとんどお稽古もしていないだろうに、細かい間の取り方のニュアンスまで、本当によく合わせたなと思いました。
衣装はお二人とも「それらしいもの」を意識して選んで着てきたようですが(笑)、ちゃんとした衣装に振付つけてフルオケでやってほしい場面でした。
…泉見くんのルドルフ…いくら童顔とはいえ、本公演でやるには年齢的に無理がありますけどね…(爆)
その次は、入れ替わりで女性二人が登場。
同じ質問(塩田さんとの出会いは?)をされて、新妻さんは「泉見さんと同じ2003年のレミゼから。その後はミス・サイゴンもご一緒させていただきました」と。
(…そこも泉見くんと同じですね)
樹里さんは、「一方的にお会いしたんですけど(共演は今回が初めて)、一昨年秋の春野さんのコンサートで」と。
塩田さんの方からも、「僕も一方的に樹里さんを知ってるんですよ。2年前のエリザベート・ガラ・コンサートでルキーニされてましたよね」と話をふられて、樹里ちゃん
「そうなんです。ルキーニやりましたね。がんばってたんですよね、あの頃のあたし。ひげ生やしてね」
…樹里ちゃん?ホントに生えてたのかよ、あの髭は…?
んで、もちろんこの後は女性二人でデュエットでした。
曲は「ジキルとハイド」から、エマとルーシーがジキルを思って歌う「In His Eyes」。
この曲は。
私はものすごく!!好きな曲でなので、歌ってくださってとても嬉しかったのですが。
それは事実なのですが……。
この曲って、メロディもシンプルなのにとてもキレイで、素人にも歌いやすい歌なのですが。
実は。ほとんど同じ音域なのに、3度のハーモニーを頭声と胸声でピッチを合わせなくてはならない、という、いわゆる「難曲」とは違う意味で「聴かせる」ことの難しい曲。
で。
…樹里ちゃんはまだ、頭声で新妻さんと勝負できるレベルではないので……。
男役のちょっと声が高めな方だと、あの曲はちょうどチェンジボイスにかかっちゃうんですよね。
だから、すごく歌いにくかったんじゃないかと思います…。
新妻さんはさすがだったのですが。
樹里ちゃんも、普通ならさすがと思える出来だったのですが。
知らないうちに、頭声も豊かに響くようになっていて吃驚したくらい。ファンとしては、十分満足できる成果は挙げていらっしゃったとも思うのですが。
でも。
…「In His Eyes」。
意外と難しい曲なんですよ、あれはね…。
せっかく樹里ちゃんが女性二人のデュエットに挑戦するのなら、ウェストサイドストーリーの「あんな男に/私は愛してる」をやって欲しかったです、私は。
新妻さんのマリアは絶対良かったと思うんですよ。
樹里さんのアニタに負けなかったと思うし。
ああ、聴きたかったなあ…(悲)。
この後は、4人全員揃ってのトークがあって、もう一曲づつ全員歌って、それで終了、なのですが。
続きはまた来週〜〜(^ ^)/~
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ちなみに、【1】はこちら。
http://diarynote.jp/d/80646/20070314.html
吉野くんが「Sunset Boulevourd」を歌い終わると、そのまま塩田さんと少しトーク。泉見洋平さんも呼んで、たしかここでは「塩田さんと初めて出会ったのは?」というお題だったと思います。
泉見くんは「2003年のレ・ミゼラブルで」。吉野くんは「……年前のラ・カージュ・オ・フォールで」。
えーっと。吉野くんが初めて出たラ・カージュって、風花舞さんが退団後第一弾で出た時のことでしょうか…?あの時の風花さんの相手役(ジャン・ミッシェル)が吉野くんだったことは覚えているのですが。もっと前から出ていらっしゃったんだっけ。
にしても何年前だ?…懐かしいですね(^ ^;ゞ。
というか。
今となっては、吉野くんがラ・カージュでカジェル(女装して踊る踊り子さんたち)をしていないことが信じられません!!ジャン・ミッシェルの前はカジェルしてたんだったっけか………?…覚えてない!一生の(←大袈裟)不覚だ!
もとい。
黒いトレンチに黒づくめの吉野くんと。
紅いハイネックの、軍服調デザインの上着を着こなした泉見くんと。
次の曲は男二人のデュエットで、「闇は広がる」でした。
さすがに素晴らしかったです♪
文句なく。
吉野くんの歌って、わりとムラがあるというか。
合う曲と合わない曲があるというか…
…いや、違いますね。
本人が入り込める曲、本当に好きでのめりこめる曲(役)はもの凄くいいんですけど、それほどでもない曲は「まぁ普通」、くらいになってしまうんですよね…。
元々ダンサーとして活躍されていた方ですし、「朗々と歌い上げる」系の歌は今ひとつなことが多くて、もっとこう、芝居歌というか、動きのある歌の方が得意で。
それに、声に特徴があって、元々クールというか厳しい歌、あるいはシャウトしたりするような激しい歌の方が似合うんですよね。
トートは良かったです。
それは、歌唱力自慢の方々とは比べられませんが、
芝居と歌の総合点で言うならば、東宝の歴代(男性)トートの中ではかなり上位に来そうな感じ。
全編観てみたい、もし吉野くんがキャスティングされたら観に行くぞ!と思いました。
泉見くんのルドルフ。
これもすごく良かったです。
まず声が合ってましたね。今まで割とルドルフは、初演の井上芳雄さん(花組の初輝よしやさんのお兄さん♪)以来、比較的声質としては軽めのテノールが歌うことが多かったのですが…
泉見くんの声は、マリウス向きというか、革命を志す男の力強さを秘めた美声。
それが、前半は本当に、歌い方も声も繊細に絶妙に弱さを出して歌って、後半「がまんできない!」あたりからガラっと雰囲気を変えてくれました。かっこよかったーーーっ!
舞台の端と端に離れて立って歌うだけで、振付はまったくナシ、だったのですが、二人が目と目で会話しながら芝居をすすめていっていたのが凄かったです。
まぁ、振付がないので「操られている感」を出すのは無理な感じでしたが(笑)。ほとんどお稽古もしていないだろうに、細かい間の取り方のニュアンスまで、本当によく合わせたなと思いました。
衣装はお二人とも「それらしいもの」を意識して選んで着てきたようですが(笑)、ちゃんとした衣装に振付つけてフルオケでやってほしい場面でした。
…泉見くんのルドルフ…いくら童顔とはいえ、本公演でやるには年齢的に無理がありますけどね…(爆)
その次は、入れ替わりで女性二人が登場。
同じ質問(塩田さんとの出会いは?)をされて、新妻さんは「泉見さんと同じ2003年のレミゼから。その後はミス・サイゴンもご一緒させていただきました」と。
(…そこも泉見くんと同じですね)
樹里さんは、「一方的にお会いしたんですけど(共演は今回が初めて)、一昨年秋の春野さんのコンサートで」と。
塩田さんの方からも、「僕も一方的に樹里さんを知ってるんですよ。2年前のエリザベート・ガラ・コンサートでルキーニされてましたよね」と話をふられて、樹里ちゃん
「そうなんです。ルキーニやりましたね。がんばってたんですよね、あの頃のあたし。ひげ生やしてね」
…樹里ちゃん?ホントに生えてたのかよ、あの髭は…?
んで、もちろんこの後は女性二人でデュエットでした。
曲は「ジキルとハイド」から、エマとルーシーがジキルを思って歌う「In His Eyes」。
この曲は。
私はものすごく!!好きな曲でなので、歌ってくださってとても嬉しかったのですが。
それは事実なのですが……。
この曲って、メロディもシンプルなのにとてもキレイで、素人にも歌いやすい歌なのですが。
実は。ほとんど同じ音域なのに、3度のハーモニーを頭声と胸声でピッチを合わせなくてはならない、という、いわゆる「難曲」とは違う意味で「聴かせる」ことの難しい曲。
で。
…樹里ちゃんはまだ、頭声で新妻さんと勝負できるレベルではないので……。
男役のちょっと声が高めな方だと、あの曲はちょうどチェンジボイスにかかっちゃうんですよね。
だから、すごく歌いにくかったんじゃないかと思います…。
新妻さんはさすがだったのですが。
樹里ちゃんも、普通ならさすがと思える出来だったのですが。
知らないうちに、頭声も豊かに響くようになっていて吃驚したくらい。ファンとしては、十分満足できる成果は挙げていらっしゃったとも思うのですが。
でも。
…「In His Eyes」。
意外と難しい曲なんですよ、あれはね…。
せっかく樹里ちゃんが女性二人のデュエットに挑戦するのなら、ウェストサイドストーリーの「あんな男に/私は愛してる」をやって欲しかったです、私は。
新妻さんのマリアは絶対良かったと思うんですよ。
樹里さんのアニタに負けなかったと思うし。
ああ、聴きたかったなあ…(悲)。
この後は、4人全員揃ってのトークがあって、もう一曲づつ全員歌って、それで終了、なのですが。
続きはまた来週〜〜(^ ^)/~
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