ミュージカル・ガラ・コンサート
2007年3月14日 ミュージカル・舞台今日も「コンサート 吉野圭吾」で検索していらっしゃった方がお一人。
検索って本当に不思議だ。吉野君の名前なんて、今まで書いたことありましたっけ私?
というわけで、まだ途中なんですがとりあえず書き始めることにしました。
東京會舘「Musical GALA Concert vol2」。
ミュージカルの指揮者としては第一人者(でいいのかな?最近は…)である塩田昭弘さんがホストになって、ミュージカル俳優をゲストに呼ぶ、食事付きミニオケ付きのイベント、第二弾。
一回目は確か去年。企画自体は似たような感じで、伊東恵里さんやシルビア・グラブあたりが呼ばれていた記憶があります。
残念ながら都合がつかなくて、参加できませんでしたけれども。
今回、2回目のゲストは一応登場順に樹里咲穂さん、泉見洋平さん、新妻聖子さん、吉野圭吾さん。
4人とも扱いとしては同格でしたが、いちおう、キャリアを考えて吉野圭吾さんがメインっぽかったかな?お客さまも、多分一番多かったのは吉野さんのファンでしょうしね。
入籍後初仕事となった樹里さんも、すごーくよかったのですが、まだ「ミュージカル」という水に慣れてないような気もしてしまいました。
…やっぱりタカラジェンヌはちょっと違う…のかもしれません。
会場に入って、まず驚きました。
…ここはどこ?どっかの会社の食堂!?
普通、ディナーショーとかだと丸テーブルじゃないですか。
そうじゃないんです。東京會舘ローズルームいっぱいに、敷き詰められた(←そうじゃない)、長テーブル。
あれですよ。ハリ・ポッターの映画第一弾で、生徒が大広間で、全員で食事をする場面があるじゃないですか。
あんな感じ。
長テーブル(8人掛けだったかな…?)に白いテーブルクロス、真ん中にろうそくの炎。
キレイでしたよ。
食事も美味しかったし。
でも。
どうしても「食堂!?」ショックから抜けられなくて、なんだか「サロン」な気分になれませんでした…(涙)。
ショーの始まりは、まず塩田さんのご挨拶から。
塩田明弘。
ラ・カージュ・オ・フォールの指揮をしていらした頃でしたでしょうか。「踊る指揮者」としてファンの間で有名になったのは。
軽やかで弾むようなリズムと、明るく華やかな音を強みとしてされていて、私も大好きでした。
「音楽」を表現するために、本当に指揮台の上で踊るような指揮ぶりが有名で。最前列センターなんかで観ていると、突然視界に指揮者の頭が飛び込んできてびっくりしたりしたものです(笑)。
だんだん色んなパフォーマンスを担当するようになって、演出の中で使われるようになって…
そして。
オケボックスの外でトークやイベントを仕切るようになってからももう随分たちますね。お話がとても面白いので、ひっぱりだこで。
宝塚ファン的には、2年前の春野寿美礼さんのコンサートで、舞台の上でちょっと春野さんとトークしていたりしたのが記憶に新しいかと思います。
もともと塩田さんの音は大好きでした。
ただ。
本来重厚な音楽を特徴とするロンドン・ミュージカル、特にオケ楽曲としても重厚なオペラ形式のレ・ミゼラブルやミス・サイゴンを、明るく軽やかを持ち味とする塩田さんに任せるというのは…
…そんなに東宝には人材がいないのか、と。
塩田さんがレ・ミゼラブルを担当するようになったのも、短縮版になった2003年からなんですね。
音楽が軽やかに、明るくなったのは、短縮版になって編曲が変わったからだと思っていたのですが。もしかして、指揮者が変わったのも大きかったのでしょうか……。
最初のソロは、樹里さんの「Somewhere」(West Side Story)
何度か歌っていらっしゃる曲ですが、今回はマイクとのノリがちょっとかみ合っていなかったのかな?
マイクと相談しながら歌っている感じがしました。
ゲストとして呼ばれて、最初に歌うというのは結構プレッシャーがかかるものですし、特に今回、おそらくほとんどお稽古がなかったんじゃないかと思いますので。
樹里さん的にはかなり厳しかったんだろうな、と思いました。
でも、良かったです。伸びる声は健在で。
次の曲が楽しみ♪と思いました♪
次は、泉見洋平さんの「空のテーブル、空の椅子」(Les Miserables)
2003年からマリウスに入っている泉見さん。
私は2003年以降のマリウスキャストの中では彼が一番好きなんですが♪
最初に彼を観たのは「RENT」再演のベニー。
初演のベニーが割とワルっぽい、たくましいキャラクターだったので、再演でいきなり小さくて可愛らしく(多分樹里さんより小さくて可愛いと思う)なってしまったのに吃驚したんですよね。
あれが初舞台だったというのは今日はじめて知りました(笑)。
その後、基本的に彼の出演はチェックしていました。
「君はいい人、チャーリーブラウン」のライナスとか。
「GODSPELL」とか。
顔に似合わない、力強い声が好きなんですよね。
なのに、ラブソングは吃驚するほど甘くて優しい。そのギャップに惚れ込んでいます。
あんなに可愛らしいマスクなのに、ミス・サイゴンでは敵役のトゥイをカッコヨク演じてしまう幅の広さが、本当に好きなんですよね♪
…ま、「空のテーブル、空の椅子」は、この曲だけを取り出して歌うのはすごく難しいので。
しかもコンサートの一発目に歌う歌ではないです。はい。
もっと違う歌歌って欲しかったかもなあ…。
次は新妻聖子さんの「命をあげよう」(Miss Saigon)
いやーよかったです。
私、彼女のキムは確か観ることができなかったのですが、やっぱり観ておけばよかったなあとすごく後悔しました。
新妻さんの声は本当に素晴らしい。
役に合わせて、場面(メロディ)に合わせて、7色の声で感情表現が出きるんです。本当に、ああ、これが「歌の翼」なんだなあ、と思いますね。ものすごく自由自在で、その「曲」の世界に一瞬にして観客を連れて行ける人なんだなあと思いました。
また、この曲が合ってるんでしょうね。エポニーヌも良かったけど、こんなに良いとは思わなかったので吃驚しました。
「On My Own」も聴きたかったなーーー。
トリは吉野圭吾さん「Sunset Boulevourd」(同名)
べったりまとめたオールバックに、黒のトレンチで登場。
非情なジゴロ(?)のジョー役になりきっての熱唱でした♪
以前、「4Knights」(石井一孝さん・岡幸二郎さん・戸井勝海さん・吉野圭吾さんという、イニシャルが「K」のミュージカル俳優4人が集まったユニット)のコンサートでも歌われた曲。
あの時も、「本当にこの曲が好きなんだろうなあ〜〜」と思いましたが。
あらためて「本当にこの曲が好きなのねっ!!」と。
…ってゆーか、私も好きだし!!
歌い終わった後のトークで塩田さんがぼやいていましたが。
全編5拍子。
なんですよね、この曲…。
私も一度歌ったことがあるのですが、本当に難しいんです。
…まぁ、今回は歌詞が日本語だったので、あまりシビアに刻まなくても良くなって、かなり楽になっていると思いますが(笑)。
さすがダンサー吉野。リズム感いいですねぇ☆
本当は私の贔屓役者に歌ってみてほしい曲なのですが。
うーん、無理そうだなあ……。(←だってリズム感ないんだもーん…号泣…)
他のメンバーに比べると、歌は一歩を譲る感じの吉野さんですが。
「4Knights」のコンサートの時も、この曲は、思い入れの深さと酷薄な声の良さで乗り切っていたんですよね。
ただ、ラストの「さんせっとぶーるばーーーーーーーーど!」という長音で、クレッシェンドがかからなかったのがちょっと残念でしたけれども(あそこが一番かっこいいので)
でも。
「サンセット・ブールバード」は、日本では上演されていない、A.L.ロイド=ウェッバーの名作ミュージカル。
中でも、年老いた大女優ノーマが歌う長大なソロ2曲と、この青年ジョーが歌うテーマ曲が有名ですが。
もし、この作品を日本で上演する日がきたならば。
個人的には、ノーマは麻実れいさんと決めて(?)いるのですが。
ジョーは吉野さんだといいですねぇ…。
…最初の4人のソロでこんなに長くなっちゃうなんて(涙)。
この次がサプライズ、このコンサートの一番の目玉なのにっ!!
続きは後日にさせてください…。
検索って本当に不思議だ。吉野君の名前なんて、今まで書いたことありましたっけ私?
というわけで、まだ途中なんですがとりあえず書き始めることにしました。
東京會舘「Musical GALA Concert vol2」。
ミュージカルの指揮者としては第一人者(でいいのかな?最近は…)である塩田昭弘さんがホストになって、ミュージカル俳優をゲストに呼ぶ、食事付きミニオケ付きのイベント、第二弾。
一回目は確か去年。企画自体は似たような感じで、伊東恵里さんやシルビア・グラブあたりが呼ばれていた記憶があります。
残念ながら都合がつかなくて、参加できませんでしたけれども。
今回、2回目のゲストは一応登場順に樹里咲穂さん、泉見洋平さん、新妻聖子さん、吉野圭吾さん。
4人とも扱いとしては同格でしたが、いちおう、キャリアを考えて吉野圭吾さんがメインっぽかったかな?お客さまも、多分一番多かったのは吉野さんのファンでしょうしね。
入籍後初仕事となった樹里さんも、すごーくよかったのですが、まだ「ミュージカル」という水に慣れてないような気もしてしまいました。
…やっぱりタカラジェンヌはちょっと違う…のかもしれません。
会場に入って、まず驚きました。
…ここはどこ?どっかの会社の食堂!?
普通、ディナーショーとかだと丸テーブルじゃないですか。
そうじゃないんです。東京會舘ローズルームいっぱいに、敷き詰められた(←そうじゃない)、長テーブル。
あれですよ。ハリ・ポッターの映画第一弾で、生徒が大広間で、全員で食事をする場面があるじゃないですか。
あんな感じ。
長テーブル(8人掛けだったかな…?)に白いテーブルクロス、真ん中にろうそくの炎。
キレイでしたよ。
食事も美味しかったし。
でも。
どうしても「食堂!?」ショックから抜けられなくて、なんだか「サロン」な気分になれませんでした…(涙)。
ショーの始まりは、まず塩田さんのご挨拶から。
塩田明弘。
ラ・カージュ・オ・フォールの指揮をしていらした頃でしたでしょうか。「踊る指揮者」としてファンの間で有名になったのは。
軽やかで弾むようなリズムと、明るく華やかな音を強みとしてされていて、私も大好きでした。
「音楽」を表現するために、本当に指揮台の上で踊るような指揮ぶりが有名で。最前列センターなんかで観ていると、突然視界に指揮者の頭が飛び込んできてびっくりしたりしたものです(笑)。
だんだん色んなパフォーマンスを担当するようになって、演出の中で使われるようになって…
そして。
オケボックスの外でトークやイベントを仕切るようになってからももう随分たちますね。お話がとても面白いので、ひっぱりだこで。
宝塚ファン的には、2年前の春野寿美礼さんのコンサートで、舞台の上でちょっと春野さんとトークしていたりしたのが記憶に新しいかと思います。
もともと塩田さんの音は大好きでした。
ただ。
本来重厚な音楽を特徴とするロンドン・ミュージカル、特にオケ楽曲としても重厚なオペラ形式のレ・ミゼラブルやミス・サイゴンを、明るく軽やかを持ち味とする塩田さんに任せるというのは…
…そんなに東宝には人材がいないのか、と。
塩田さんがレ・ミゼラブルを担当するようになったのも、短縮版になった2003年からなんですね。
音楽が軽やかに、明るくなったのは、短縮版になって編曲が変わったからだと思っていたのですが。もしかして、指揮者が変わったのも大きかったのでしょうか……。
最初のソロは、樹里さんの「Somewhere」(West Side Story)
何度か歌っていらっしゃる曲ですが、今回はマイクとのノリがちょっとかみ合っていなかったのかな?
マイクと相談しながら歌っている感じがしました。
ゲストとして呼ばれて、最初に歌うというのは結構プレッシャーがかかるものですし、特に今回、おそらくほとんどお稽古がなかったんじゃないかと思いますので。
樹里さん的にはかなり厳しかったんだろうな、と思いました。
でも、良かったです。伸びる声は健在で。
次の曲が楽しみ♪と思いました♪
次は、泉見洋平さんの「空のテーブル、空の椅子」(Les Miserables)
2003年からマリウスに入っている泉見さん。
私は2003年以降のマリウスキャストの中では彼が一番好きなんですが♪
最初に彼を観たのは「RENT」再演のベニー。
初演のベニーが割とワルっぽい、たくましいキャラクターだったので、再演でいきなり小さくて可愛らしく(多分樹里さんより小さくて可愛いと思う)なってしまったのに吃驚したんですよね。
あれが初舞台だったというのは今日はじめて知りました(笑)。
その後、基本的に彼の出演はチェックしていました。
「君はいい人、チャーリーブラウン」のライナスとか。
「GODSPELL」とか。
顔に似合わない、力強い声が好きなんですよね。
なのに、ラブソングは吃驚するほど甘くて優しい。そのギャップに惚れ込んでいます。
あんなに可愛らしいマスクなのに、ミス・サイゴンでは敵役のトゥイをカッコヨク演じてしまう幅の広さが、本当に好きなんですよね♪
…ま、「空のテーブル、空の椅子」は、この曲だけを取り出して歌うのはすごく難しいので。
しかもコンサートの一発目に歌う歌ではないです。はい。
もっと違う歌歌って欲しかったかもなあ…。
次は新妻聖子さんの「命をあげよう」(Miss Saigon)
いやーよかったです。
私、彼女のキムは確か観ることができなかったのですが、やっぱり観ておけばよかったなあとすごく後悔しました。
新妻さんの声は本当に素晴らしい。
役に合わせて、場面(メロディ)に合わせて、7色の声で感情表現が出きるんです。本当に、ああ、これが「歌の翼」なんだなあ、と思いますね。ものすごく自由自在で、その「曲」の世界に一瞬にして観客を連れて行ける人なんだなあと思いました。
また、この曲が合ってるんでしょうね。エポニーヌも良かったけど、こんなに良いとは思わなかったので吃驚しました。
「On My Own」も聴きたかったなーーー。
トリは吉野圭吾さん「Sunset Boulevourd」(同名)
べったりまとめたオールバックに、黒のトレンチで登場。
非情なジゴロ(?)のジョー役になりきっての熱唱でした♪
以前、「4Knights」(石井一孝さん・岡幸二郎さん・戸井勝海さん・吉野圭吾さんという、イニシャルが「K」のミュージカル俳優4人が集まったユニット)のコンサートでも歌われた曲。
あの時も、「本当にこの曲が好きなんだろうなあ〜〜」と思いましたが。
あらためて「本当にこの曲が好きなのねっ!!」と。
…ってゆーか、私も好きだし!!
歌い終わった後のトークで塩田さんがぼやいていましたが。
全編5拍子。
なんですよね、この曲…。
私も一度歌ったことがあるのですが、本当に難しいんです。
…まぁ、今回は歌詞が日本語だったので、あまりシビアに刻まなくても良くなって、かなり楽になっていると思いますが(笑)。
さすがダンサー吉野。リズム感いいですねぇ☆
本当は私の贔屓役者に歌ってみてほしい曲なのですが。
うーん、無理そうだなあ……。(←だってリズム感ないんだもーん…号泣…)
他のメンバーに比べると、歌は一歩を譲る感じの吉野さんですが。
「4Knights」のコンサートの時も、この曲は、思い入れの深さと酷薄な声の良さで乗り切っていたんですよね。
ただ、ラストの「さんせっとぶーるばーーーーーーーーど!」という長音で、クレッシェンドがかからなかったのがちょっと残念でしたけれども(あそこが一番かっこいいので)
でも。
「サンセット・ブールバード」は、日本では上演されていない、A.L.ロイド=ウェッバーの名作ミュージカル。
中でも、年老いた大女優ノーマが歌う長大なソロ2曲と、この青年ジョーが歌うテーマ曲が有名ですが。
もし、この作品を日本で上演する日がきたならば。
個人的には、ノーマは麻実れいさんと決めて(?)いるのですが。
ジョーは吉野さんだといいですねぇ…。
…最初の4人のソロでこんなに長くなっちゃうなんて(涙)。
この次がサプライズ、このコンサートの一番の目玉なのにっ!!
続きは後日にさせてください…。
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