レ・ミゼラブルの世界
2007年3月11日 ミュージカル・舞台 コメント (4)宝塚にかまけてすーっかり忘れていたのですが(汗)、今月末には帝国劇場「レ・ミゼラブル」の6月分が一般発売されるんですね。
明日行われるファン感謝デー(「体験する『レ・ミゼラブル』」)には落選してしまったので(泣)、まだしばらくはオアズケ、なのですが…。
「レ・ミゼラブル」。
言わずとしれた、ヴィクトル・ユゴーの「噫 無情」を原作とするメガヒットミュージカル。
1980年にパリで初演された、クロード・ミッシェル・シェーンベルク作曲、アラン・ブーブリル作詞のミュージカルが、名プロデューサー キャメロン・マッキントッシュに出会って進化し、1987年にロンドンで初演。ジョン・ケアードとトレバー・ナンという、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーを背負う鬼才の手で生まれ変わったこのミュージカルが、日本に来たのは1987年(日本版の演出はジョン・ケアードが担当)。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」には、私が認識している限り3つのバージョンがあります。
初演版、10周年版(1997〜)、そして短縮版(2003〜)。
10周年版は、ロンドンで行われた10周年記念コンサートをきっかけにオリジナルスタッフで全体の演出を見直したもので、コゼットとバルジャンが出会う「森の中」の場面を追加したのが一番大きな変更なのでしょうか?
その頃はマニアという程ではなかったので詳細は解りませんが、
他にもあちこち演出変更があったようなので、初演版のファンの方は複雑な思いがあったのでしょうね、きっと。
個人的には、アンジョルラスとマリウスが最初に登場する場面で、群衆(乞食たち)の中にいきなり現れる演出が「おおっ!」という感じで好きだったので、1997年の公演を観た時に、二人がどこにもいないのに声だけが聞こえて(橋の上からの登場に変更されていた)きて、びっくりしたことが印象深いです。
2003年から上演されている短縮版(いつか、こっちが主流になって以前のバージョンを「ロング版」とか言うようになるのでしょうか…)は、ブロードウェイだかロンドンだかの俳優組合が上演時間が長すぎるとクレームをつけたため、アンサンブルの見せ場を削って全体の時間を短縮したもの。
日本の俳優組合が文句をつけたワケじゃないんだから、日本は旧版で続ければよかったのに、と私などは思いますが…。契約上の都合でもあったのでしょうか。2000回公演記念スペシャルキャスト、など、十数年ぶりな上に数回しか出演しないようなキャストでも短縮版でやっていたので、大変だっただろうなあと思いました。
…バージョンの違いによる作品としての力の差みたいな話については、いずれ書くかもしれません…。(←もったいぶるな)
私は1992年の帝国劇場公演ではじめて観て、本格的に嵌ったのは1997年の10周年記念公演。
だから、この「20周年記念公演」がどんなキャストで、どんな音楽で、そしてどんな演出で上演されるのか、とても楽しみにしていました。
で、あらためてキャストスケジュールをチェックしてみました。(←今頃?本当に楽しみにしてたの?)
上演2000回記念公演で登場した鹿賀丈史ジャベールがまた登場!しかも、私が嵌った岡アンジョルラスと一緒だ〜!
というワケで、2000回記念公演のチケットが取れなかった私としては、どうしてもこの公演を見逃すことはできない、のですが。
土日は6月9日、10日のみ、かよ。
平日夜もなし、かよ。
6/9〜10は旅行に行く予定の私(涙)。
…平日に休め、ってコトですか。そうですか…(がっくり)。
いまの今日まで気が付かなかった私も私ですが。
東宝も結構えげつないことしますよねぇ………。
今更ながら、いつ観にいくか悩みながら、あらためてキャスト紹介を見てみました。
コゼットの富田麻帆さん(元ヤングナラ)や菊地美香さん(アニー出演経験あり)、アンジョルラスの原田優一さん(元ガブローシュ)など、ミュージカルの子役出身の役者がどんどん出てきているのは、「役者の再生産」がうまく回っている感じがしてとても嬉しいですね。
…っていうか、原田さんって天狼プロダクションの「グインサーガ〜炎の群像」のミアイル公子なんですか!おお〜!可愛かったんですよねぇ〜〜!…ってか、こんなところに(^ ^;ゞ
でも。
この20周年公演で、「アンサンブルからプリンシパルにあがった」役者は、ジャベール役の阿部裕さんだけ?ファンテーヌの今井麻緒子さんも経験者ですが、だいぶブランクがあるし…。
「レ・ミゼラブル」の一番の魅力は、「スターを生むミュージカル」であるということ。
実際、ジャベールの石川禅さん・今井清隆さんなど、過去にアンサンブルからプリンシパルにあがった人はたくさんいるのに、今回の公演では少ないのは、やっぱり短縮版になってアンサンブルの見せ場が削られたからじゃないのか?と思ってしまうのは、私が10周年版でプリンシパルにあがった人のファンだからなんでしょうか…(拗)。
なんだか、つらつらと思いついたことを書いてしまいましたが。
とにかく今日から真剣にスケジュールを検討して、発売に備えたいと思います。
レ・ミゼラブルよ永久に!
.
明日行われるファン感謝デー(「体験する『レ・ミゼラブル』」)には落選してしまったので(泣)、まだしばらくはオアズケ、なのですが…。
「レ・ミゼラブル」。
言わずとしれた、ヴィクトル・ユゴーの「噫 無情」を原作とするメガヒットミュージカル。
1980年にパリで初演された、クロード・ミッシェル・シェーンベルク作曲、アラン・ブーブリル作詞のミュージカルが、名プロデューサー キャメロン・マッキントッシュに出会って進化し、1987年にロンドンで初演。ジョン・ケアードとトレバー・ナンという、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーを背負う鬼才の手で生まれ変わったこのミュージカルが、日本に来たのは1987年(日本版の演出はジョン・ケアードが担当)。
ミュージカル「レ・ミゼラブル」には、私が認識している限り3つのバージョンがあります。
初演版、10周年版(1997〜)、そして短縮版(2003〜)。
10周年版は、ロンドンで行われた10周年記念コンサートをきっかけにオリジナルスタッフで全体の演出を見直したもので、コゼットとバルジャンが出会う「森の中」の場面を追加したのが一番大きな変更なのでしょうか?
その頃はマニアという程ではなかったので詳細は解りませんが、
他にもあちこち演出変更があったようなので、初演版のファンの方は複雑な思いがあったのでしょうね、きっと。
個人的には、アンジョルラスとマリウスが最初に登場する場面で、群衆(乞食たち)の中にいきなり現れる演出が「おおっ!」という感じで好きだったので、1997年の公演を観た時に、二人がどこにもいないのに声だけが聞こえて(橋の上からの登場に変更されていた)きて、びっくりしたことが印象深いです。
2003年から上演されている短縮版(いつか、こっちが主流になって以前のバージョンを「ロング版」とか言うようになるのでしょうか…)は、ブロードウェイだかロンドンだかの俳優組合が上演時間が長すぎるとクレームをつけたため、アンサンブルの見せ場を削って全体の時間を短縮したもの。
日本の俳優組合が文句をつけたワケじゃないんだから、日本は旧版で続ければよかったのに、と私などは思いますが…。契約上の都合でもあったのでしょうか。2000回公演記念スペシャルキャスト、など、十数年ぶりな上に数回しか出演しないようなキャストでも短縮版でやっていたので、大変だっただろうなあと思いました。
…バージョンの違いによる作品としての力の差みたいな話については、いずれ書くかもしれません…。(←もったいぶるな)
私は1992年の帝国劇場公演ではじめて観て、本格的に嵌ったのは1997年の10周年記念公演。
だから、この「20周年記念公演」がどんなキャストで、どんな音楽で、そしてどんな演出で上演されるのか、とても楽しみにしていました。
で、あらためてキャストスケジュールをチェックしてみました。(←今頃?本当に楽しみにしてたの?)
上演2000回記念公演で登場した鹿賀丈史ジャベールがまた登場!しかも、私が嵌った岡アンジョルラスと一緒だ〜!
というワケで、2000回記念公演のチケットが取れなかった私としては、どうしてもこの公演を見逃すことはできない、のですが。
土日は6月9日、10日のみ、かよ。
平日夜もなし、かよ。
6/9〜10は旅行に行く予定の私(涙)。
…平日に休め、ってコトですか。そうですか…(がっくり)。
いまの今日まで気が付かなかった私も私ですが。
東宝も結構えげつないことしますよねぇ………。
今更ながら、いつ観にいくか悩みながら、あらためてキャスト紹介を見てみました。
コゼットの富田麻帆さん(元ヤングナラ)や菊地美香さん(アニー出演経験あり)、アンジョルラスの原田優一さん(元ガブローシュ)など、ミュージカルの子役出身の役者がどんどん出てきているのは、「役者の再生産」がうまく回っている感じがしてとても嬉しいですね。
…っていうか、原田さんって天狼プロダクションの「グインサーガ〜炎の群像」のミアイル公子なんですか!おお〜!可愛かったんですよねぇ〜〜!…ってか、こんなところに(^ ^;ゞ
でも。
この20周年公演で、「アンサンブルからプリンシパルにあがった」役者は、ジャベール役の阿部裕さんだけ?ファンテーヌの今井麻緒子さんも経験者ですが、だいぶブランクがあるし…。
「レ・ミゼラブル」の一番の魅力は、「スターを生むミュージカル」であるということ。
実際、ジャベールの石川禅さん・今井清隆さんなど、過去にアンサンブルからプリンシパルにあがった人はたくさんいるのに、今回の公演では少ないのは、やっぱり短縮版になってアンサンブルの見せ場が削られたからじゃないのか?と思ってしまうのは、私が10周年版でプリンシパルにあがった人のファンだからなんでしょうか…(拗)。
なんだか、つらつらと思いついたことを書いてしまいましたが。
とにかく今日から真剣にスケジュールを検討して、発売に備えたいと思います。
レ・ミゼラブルよ永久に!
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コメント
私も昨夜東宝の先行予約に入力しようとして、ふと、ほんとーにふと見たらマリウスの小西さんが私が大好きでDVDで録画して何度もみていた特撮ものの「牙狼」の主人公だったことを発見!
彼のことが大・大好きだったので消えちゃったのかしらん、いや映画とか出てるかなと心配していたのですが・・・マリウスだったなんてやられました!
ということで、一気にスケジュール表をチェックする目も熱くなり、平日休むとなるとこのバルジャンじゃなぁとかジャベールはねぇとかあーだの、こーだのと考えてたら訳が判らなくなり入力するころにはへとへとに(^^;)
ほんと東宝さんてばアコギなマネを(涙)
私も初演から見ているのですが、余り熱心にみてなくてその次、かずきちゃんとかが出ていたので誘われてみてガーン!と落ちました。
2000回記念とても良かったです〜♪
ただ惜しむらくは隣が山本耕史くんだったので、彼がどう見ているかがちょっと気になってしまい少し集中力を欠いてしまったことでしょうか(エヘヘ)
で、アンサンブルから上がってくる人が少ないのは本当に残念ですよね。特に男性はなかなかチャンスが無いだけにロングバージョンでアンサンブルの力を見せてほしいと思います。短縮版はアンサンブルをカットしたぶん、ちょっとコクが無くなったというか味わいが薄くなったような気がしました。(えらそーで、済みません)
というわけで、みつきねこさまの今後の展開をお待ちしてます☆
初演からご覧になっているなんて羨ましいです〜。でも私も、一応野口五郎マリウスとか観ているんですよ(笑)、あまりよく覚えてませんけれども(爆)。
それにしても、1997年の時はバルジャンが3人居るだけで組み合わせを決めるのに苦労していたのに、今みたいにどの役もクワドラプル、みたいなコトになると、もうどうしていいのか解らないです…。ああ、どうしようホントに(涙)
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野口五郎マリウスで一番印象に残ったのは、バルジャンに担がれて下水道を移動するでしょ、あの時に足が短いので二つ折れになった足のほうがちょこっとしかなくて「ええっ!」と驚いたことです。
オバカな感想で済みません(ぺこぺこ)
そ、そうだったんですか。そんなに印象的な場面を、全然覚えていなくて損した気分です……。