演劇フォーラム 月組
2007年3月5日 宝塚(月) コメント (5)中日で柊巴さんに落ちた私としては、今日の一番のニュースは雪組エリザベートの配役なのですが。
なんなんですか、あの無駄に美形をそろえた重臣たちは。
顔で選んだとしか思えませんが、ハマコゾフィーの後宮ですかそうですか。
…ってな話は後日に回して。
今日は、せっかく参加してきたので、演劇フォーラムのご報告?をさせていただきます。
3月5日(月)18時、東宝劇場にて開催。
第一部は、主に菊田一夫について。
日本演劇協会主催のフォーラム自体は、以前からやっているようですが(多分)、今回は宝塚を題材にした初めての試みということで、協会としてもかなり力が入っている印象。
最初に、少しですが「花咲く港」初演の頃の時代背景や演劇界の状況、日比谷近辺の様子などの紹介がありました。
当時の空撮写真などもスライドで映して、東京宝塚劇場や有楽座などを紹介。
個人的に以前、戦前〜戦後の銀座・日比谷近辺の建築物について勉強したことがあるので、とても面白かったです。私が資料で見た写真とは角度が違っていて、当時この写真を見ていたらなあと思ったり(笑)。
有楽座、って、名前は聞いたことがあったのですが、芸術座の前身にあたるものなのでしょうか?日劇(現マリオン)のあたりにあったと思っていました。この辺まで「有楽町」なんですね。そういえば、司会の方が「このあたりもひっくるめて丸の内、東宝劇場街だった」というようなことを仰っていましたが、ちょっとその前を聞き落としてしまったんですよね…。どんな話の流れでそんな話になったのかな。ご存知の方、コメントいただければ幸いです。
その後、菊田さんが所属していた「笑の王国」と、その主宰・古川緑波(ろっぱ)の紹介がありました。浅草で喜劇を発表していた緑波一座は、昭和10年に東宝に参加、有楽座を根城に活動を開始。
菊田さんも一緒に東宝に入り、次々に作品を創る。15年には宝塚への委嘱第一作を発表、演劇協会を立ち上げたのもこの頃みたいですね。
18年に「花咲く港」を発表。帝国劇場で、古川緑波一座を中心に新劇の村瀬幸子などが参加しての公演で「正当派喜劇の傑作として高い評価を得、劇作家菊田の名を不動のものにした」そうです。
…「菊田天皇」になったのはいつだったんでしょうねぇ…。
菊田さん、って、どうしても宝塚の中だと「偉大な劇作家」としてしか語られないし、実際偉大であることに疑念はないのですが。
こうしてあらためて、浅草喜劇の出身だとか、エノケンや緑波との関わりの話を伺うと、日本の演劇界における位置づけが面白いなあと思うんですよね。
いわゆる「新劇」畑ではなかったんだな、とか。
「翻訳劇」も違うんだな、とか。
…なんだか、日本の演劇界も捨てたもんじゃないな、というか。
(←それはかなり関係ない感慨かと)
コホン。
続いて、元東宝プロデューサーの古川清氏が登場。
私は東宝「レ・ミゼラブル」10周年版のマニアなので、古川さんは散々プログラムでもご尊顔を拝して(?)いるのですが。
2003年に東宝を退社なさっていたんですね。
…だから『「レ・ミゼラブル」短縮版の導入』、なんていう暴挙がまかりとおったんだろうか。古川さんがいたら、そんなことはしなかったんだろうか…
なんてコトを思ってみたり。
(←意味不明で申し訳ありません。関係ないのに、つい…)
すみません。レ・ミゼラブル短縮版の初演(?)は2003年で、古川さんはプロデューサーとして名前が入っていらっしゃるみたいです。邪推して申し訳ありませんでしたm(_ _)m。
古川さんはお元気そうでした。
慶大出身なのは存じておりましたが、古川緑波氏のご長男だというのは初めて知りました。
菊田さんについては、「気が短くて、稽古中にすぐ灰皿を投げる」というエピソードを披露。演出家ってどうしてみんな灰皿を投げるんでしょうか。わざわざその為に、灰を入れない灰皿を何枚も用意しているんだろうか。灰の入った灰皿投げたら、後始末が大変だよなあ…。
緑波と菊田さんの交流について質問されて、「家に来たことはない。エノケンさんの方が、近所に住んでいたのでよく遊びに来ていた」みたいなことを言って、「舞台ではライバルでしたけど、仲良かったんですよ」と微笑ましくまとめていたのが好印象♪
あとは主に緑波の話でしたね。「喜劇役者っていっても、家ではごく真面目で、ふつうで…」とちょっと困ったように話されてました。「本当にごくふつうの父親でしたよ、たぶん」と。
そんなものなんでしょうねぇ、きっと。
「まあ、会社に行く時間が近所のお父さんとはちょっと違ってましたけど」と笑いを取るのも忘れないあたりはさすがでした。
このへんまでは、ごく普通に面白かった、というか、「演劇フォーラム」というタイトルで予想された興味の範囲。
おじさんたちが朴訥に喋るだけですけど、結構愉しんでましたよ私は。
で、いよいよ植田紳爾氏が登場!
そういえば早稲田なんですね。この世代の演劇人は慶大が強い印象でしたが、植田さんがいたのか…。
だからなんだ、って感じですけど(汗)。
いやー、このコーナーが、ある意味一番面白かったです。
あまりの話のかみあわなさに、腹抱えて笑いました。
予定では、「花咲く港」という作品から、何がどうなって「パリの空よりも高く」が出来たのか、という話を引き出したかったのでしょうし、観客が求めていたのもソコだったと思うのですが。
なぜだか、どうしてもそういう話にならないんですよね…。
「舞台をパリにうつしたのはなぜですか」
みたいな、割と直球ストレートな質問に対してでさえ、
「今は3月ですけれども、宝塚では正月公演でしたから、正月らしい華やかな作品をと…」
…いや、ソレ、質問の答えになってませんから。
そもそも何故、「正月らしい華やかな作品」に「花咲く港」を思いついたのさ、ってところを私たちは聞きたいわけで。
「今の月組は学年も近くて実力も拮抗した(そうか?)3人のスターがいるので、それを生かしたいと」
…じゃあなんでペテン師コンビがメインをはる「花咲く港」なんですか。エッフェルにあたる人物は、原作には出てきませんけど、なぜわざわざ?主要人物が3人いる作品なんていくらでもありますけど?
「次に月組に作品を書くときには、もうこの3人が揃っているかどうかわからないから」
…いや、あの、二度と書いてくださらなくって結構ですので。
せめて10年くらい間をあけてくださらないと困ります。…ねぇ?
話を聞きながら、一問一答ならぬ一答一問(植田さんの一答に対して一問=突っ込み)してたんですけど。ああ、あれをデータで取り出せたらなあ…
たぶん。回りの観客の八割は、同時に同じ突っ込みをしていたんじゃないでしょうかねぇ。
司会の方が心の底から困り果てていたのが実に笑えました(ごめんなさい)。
あ、一番ウケたのは「ネクストワン」。
「今までの101本の作品の中で、一番なのはどれ?」と聞かれて。
「いつも過去は振り返らないので(ぜひ振り返っていただきたい)、101本と言われてもふうん、という感じなんですが(作りすぎなんじゃ?)。チャップリンの言葉にもありますが、僕は常にネクストワン、ですね(ネクストを考えるのは、現在の作品を可能なかぎり完璧に近づけてからにしていただけまいか?)
それにしても。
植田さんが喋っているのをナマで見たのは初めてなのですが。
こんなにかっ飛んだ人だったとは!!
ナウオンなどでジェンヌと話している分には、多少変でも、まぁ身内だし、と思えるのですが…外部の人を相手にするトークでコレは、さすがにちょっとまずいんじゃあ…。
質問、聞いてた?っていうか。
ああ、こういう受け答えをするひとが書く脚本なんだから仕方ないなあ、と納得してしまう、というか。
っていうか、なぜそんなんが通用するんだ。「天才肌で人とコミュニケーションがとれない」だけなのか?天才なのかこの人は?
…天災の間違いじゃなくて?
さすが、アルマンドをサイボーグにしただけのことはあるな…(←違うからソレ)。
そういう全ての穴を、脚本そのものは一言一句変えることが赦されないまま、力業で埋めることが要求されるジェンヌって…
…偉大だな。
笑いのうちに第一部終了。
20分の休憩をはさんで、第二部開始。
最初にちょこっと、過去の宝塚作品の舞台映像がぱぱぱぱぱっ!という感じで数分流れ、それから「パリの空よりも高く」の映像(販売DVDの映像でしょうか?)が…2,3分?くらいはあったかな?
で、舞台が明るくなると、舞台の上に椅子が五脚。
簡単に司会挨拶が(「お待たせしました」って)あって、上手から四人のタカラジェンヌが登場。
下手から大空、彩乃、瀬奈、霧矢の順に着席。
…四人とも綺麗で可愛い〜!!スタイルさすが!
公演が終わってから一時間半。二回公演の日の大休憩と同じ時間ですが、舞台化粧じゃないから余裕だったのでしょうか。4人ともキレイでした♪
最初の質問。「パリの印象は?」
祐飛さん以外の三人はパリに行ったことがあるそうで、こもごも印象を。祐飛さんもなんか無難にかわしてました。「行ったことはないけど、舞台の上ではいろいろな時代のパリに生きたことがあります」だったかな。
あ、キリヤンはしっかり笑いを取りにきましたね。「バレエを習っていたので、パリと言えばパリ・オペラ座」という憧れを語った後で、「パリに行ってまず足を運んだんですが、たまたま上演していたのがコンテンポラリー系の作品で。難しくて寝てしまった」と懺悔を。そして笑顔で「…なんですけど、憧れの劇場に足を踏み入れることができたことだけが嬉しくて」っていうのがなんともいえず…(同情)。
私も、憧れのウィーン国立オペラ座で立ち見に並んで「神々の黄昏」を観た時、同じことを思ったっけ、とか思い出したり。
次の質問は「ペテンにかかったり、人を騙したりしたことはありますか」
麻子さんは、花道から三人で登場する時に出るタイミングをずらして教えられた(キリヤンに)、みたいなエピソードを話していたかな。
で、「騙したことはないです。いつも引っかけられる側」と言い切ってくれまして。その瞬間、祐飛さんが破顔一笑して膝においていたマイクを口元にあげ、すごーーーく話したそうにアピールしていたのに、司会の方が気づかず、流されちゃったのが非常に残念です。絶対何か突っ込もうとしていたはずなのにー!何だったんでしょうか。うー、聞きたーい!
祐飛さんは「楽屋での小さな騙しあいはお互いさまで日常ですが」と断った上で、「去年の瀬奈の誕生日に、『うちでパーティしてあげる』と騙して他のところへ連れて行った」エピソードを披露。
司会の方が「みなさん実害はないんですね」と突っ込んだところで麻子さんが反論。
「大空の家だと言うから『じゃ、いいや』と思ってジャージのまま煎餅の袋を抱えて行ったら宝塚ホテルで、しかも組子が全員いた!」と実害についてアツく語ってました。
「だから、今年は何と言われようと誕生日はスーツで過ごすつもり」だ、と。
…ってゆーか、今年の誕生日は公演の楽ですけどね…?
次にキリヤン。キリヤンは、「花道から三人で出るところで、私が出たのにお二人が来てくれなかった」という話を。麻子さんと祐飛さんが、「やむにやまれぬ事情があって出られなかった」と言って(その事情が何なのかは教えてくれませんでした)、「ごめんね」って可愛く言ってたのがツボでした。
で、その後麻子さんのサプライズバースデーでの役割の話になって。最後その話題でこの質問は終了しました。
次。「役を貰った時にどう思ったか」
割と四人とも優等生的なコメントをしていたような。
麻子さんが「台詞が膨大で大変だけど、今はやっと身体に入って、アルマンドとして回りとコミュニケーションが取れるようになった」だったかな。
かなみちゃんが「三人のステキな男役さんに(慕われる役で)」がんばってる、と。で、
「ミミは、三人とも大好きなんですよ」
と言ったら、隣の祐飛さんに真顔で
「ほんとうですか!?マジで嫌がられているんですけど/涙」と突っ込まれて、真剣に言い訳していました(笑)
途中、「瀬奈さんと大空さんはどっちが突っ込み?」という質問が出て。
「二人とも両方やる。どっちかがボケればどっちかが突っ込む」と麻子さん。でも、「キリヤンが入った時はキリヤンがボケ」と、二人がかりで突っ込んでいることを懺悔。
…仲良きことは麗しきかな。
「菊田作品『ジャワの踊り子』に出た大空さんに。思い出は」
祐飛さんは麻実れいさんのジャワ…を観てタムロン役がとても印象に残っていたので、タムロンをやらせて貰えて嬉しかった、と。
その後、これが菊田作品のフォーラムであることを思い出したらしく、作品のことも誉めてました。でもごめんなさい。ごくまっとうなことを仰っていたので忘れてしまった(汗)。
で、続けて「ダル・レークの恋」に出演したときの思い出を」と質問されて…
麻子さんが「いや、あの…」とおろおろしていたら、司会の方も気が付いたらしく。「これからでしたっけ?」「まだ上演してません汗」みたいなやりとりがありました。
「じゃあ、その公演が終わった後にまた(フォーラムを)やりましょう!」と張り切っている司会者がおかしかった(^ ^)。
次の質問はなんだったかな。「役作りに一番時間をかけるのは何ですか。化粧とか?」かな?どっかでそんな質問が出たはず。
麻子さんの答えは、「回りの登場人物とのコミュニケーション」でした。司会に「それはトップだから?」と言われて、ちょっと早口に「いえ、月組は全員そうです」と言い切ってくれました♪
質問:「パリ空で一番好きな台詞・歌は」
麻子さん:「これがペテン師の宿命なんだ」
祐飛さん:嵐の夜のラスト、一人残されて暗転前の「兄貴」
かなみちゃん:「遠くから思うだけで幸せなんです」
キリヤン:主題歌のラスト「夢を描け」。特に結成パーティーの最後に、二階のペテン師たちも皆一緒になって歌う時。
ちょっと順番とかは違っているかもしれませんが、だいたいこんなところかと。もし抜けているものがありましたら教えてください!
で。
ここで植田さん再登場。
椅子が一脚余っているのがずーっと気になっていたんですが、やっぱりね…。
ギスターヴとジョルジュ、どっちをどっちに振るか迷った話をまたしていらっしゃいましたが。
迷うなよそんなこと。宛書してくれ宝塚なんだから。
ミミについては「パリの花売り娘は宝塚の伝統、こういう役をきっちり彩乃にやらせてみたかった」だそうで。…いいんですけど別に。でももったいない。今のかなみちゃんには役不足だよミミは…。
あ、でも、一つ大事なことを言ってました。
この作品は、「娘役を中心に作った」と。
「宝塚だと男役が何人も(の娘役?)に絡む作品って沢山あるんですが、あえて僕はその逆をやりたかった。だから、男役3人に惚れられる=芝居の中心にミミがいる物語を作りました」
…ほおおーーー。
それはそれで、いい考え方だと思いますよ?私は、宝塚作品では娘役も含めた登場人物全てが魅力的に描かれた作品が好きですし、娘役が魅力的じゃないと、それに惚れる男役が意味不明になりますから…。
でも、そういう発想であのミミというキャラが生まれる理由が……私には解りません…(涙)
キリヤンは「とにかく巧い」と。「台詞から歌にはいるときの切り替え」っていうのは確かにキリヤンの一番いいところですし、人を引き込む迫力もすごいんですけど。
うーん。誉めるポイントがちょっとズレているような気もするんですけど…。
祐飛さんについては、「タムロンもとても良かったし、そういうものが向いていると思われているけれども」と断った上で、
「ディナーショーでも、とっても面白い。そういう面白いキャラを生かしたいと思った」、って話をしていましたが。
「ディナーショーで」「面白い」…。
梅田アーネストの裏のSPARK「男役大空祐飛、肩パットはいらないぜ」のことですかね…(困)。
質問:「好きな先輩は」
麻子さん:宝塚に入ってから真琴つばささんのファンになった。
かなみちゃん:個人的にファンになったことはないが、音楽学校に入ったころに娘役トップでいらっしゃった方々は憧れの対象でした、と言ってあげた中に、ついこないだまでかなみちゃんの上にいた花総まりさんの名前があったのにウケちゃいました。
きりやん:剣幸・こだま愛
祐飛さん:剣幸・こだま愛時代の月組をいつも観ては、この舞台に立ちたいと思った。初恋のスターは麻実れい。
質問:「夢は」
四人とも、「舞台人としてみなさんに夢を与えられる存在でありたい」みたいな、ごく無難な答え。
司会に「優等生ですね」と突っ込まれて、「はい、私たち優等生なんで」と答えた麻子さん。「ホンネとタテマエで言うとタテマエの答えをいただきましたが、ホンネは?一杯呑んだら変わるんですか?」と食い下がる司会者に「いえ、これがホンネです。月組は本当にみんなマジメなんで」と真顔でかわす麻子さんがさすがでした。
そんな中。キリヤンが「一日一日を無事に終わらせたい、という小さな夢で」と語っておられたのが、実感というか重みがありましたね…。
トークのテンポはあまり良くなかったし、あんまりホンネっぽいものは出ませんでしたけれども、総体としては面白いフォーラムでした。
次回は4/20頃、花組「黒蜥蜴」をテーマに開催するとのこと。
平日の午後6時っていうのはかなり厳しいのですが、題材が題材なだけにちょっと興味ありなんですよねぇ。うーん、どうしよう。当日でもチケットあるかしら…。
そして。
すべてが終わって外に出たら、それはそれはもの凄い大雨でした(涙)。
あやうく帰れないかと思ったわよ!
フォーラムが始まる前、友人と「見て、あんなに雲が早く走ってる!」「大変な嵐になるそうよ」とちわわ&ねねごっこをして遊んでいたバチが当たったのでしょうか…。
上着もスカートもびっしょり濡れて、絞ったらざあざあ水が流れる状態。エッフェル塔完成(5月)の半年ほど前の「嵐」って、季節も冬だし、こういう嵐だったのでしょうか。唯一の救いは、雨が降っている間は風がやんでいたことですが…まさしく「大変な嵐」でした…。
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なんなんですか、あの無駄に美形をそろえた重臣たちは。
顔で選んだとしか思えませんが、ハマコゾフィーの後宮ですかそうですか。
…ってな話は後日に回して。
今日は、せっかく参加してきたので、演劇フォーラムのご報告?をさせていただきます。
3月5日(月)18時、東宝劇場にて開催。
第一部は、主に菊田一夫について。
日本演劇協会主催のフォーラム自体は、以前からやっているようですが(多分)、今回は宝塚を題材にした初めての試みということで、協会としてもかなり力が入っている印象。
最初に、少しですが「花咲く港」初演の頃の時代背景や演劇界の状況、日比谷近辺の様子などの紹介がありました。
当時の空撮写真などもスライドで映して、東京宝塚劇場や有楽座などを紹介。
個人的に以前、戦前〜戦後の銀座・日比谷近辺の建築物について勉強したことがあるので、とても面白かったです。私が資料で見た写真とは角度が違っていて、当時この写真を見ていたらなあと思ったり(笑)。
有楽座、って、名前は聞いたことがあったのですが、芸術座の前身にあたるものなのでしょうか?日劇(現マリオン)のあたりにあったと思っていました。この辺まで「有楽町」なんですね。そういえば、司会の方が「このあたりもひっくるめて丸の内、東宝劇場街だった」というようなことを仰っていましたが、ちょっとその前を聞き落としてしまったんですよね…。どんな話の流れでそんな話になったのかな。ご存知の方、コメントいただければ幸いです。
その後、菊田さんが所属していた「笑の王国」と、その主宰・古川緑波(ろっぱ)の紹介がありました。浅草で喜劇を発表していた緑波一座は、昭和10年に東宝に参加、有楽座を根城に活動を開始。
菊田さんも一緒に東宝に入り、次々に作品を創る。15年には宝塚への委嘱第一作を発表、演劇協会を立ち上げたのもこの頃みたいですね。
18年に「花咲く港」を発表。帝国劇場で、古川緑波一座を中心に新劇の村瀬幸子などが参加しての公演で「正当派喜劇の傑作として高い評価を得、劇作家菊田の名を不動のものにした」そうです。
…「菊田天皇」になったのはいつだったんでしょうねぇ…。
菊田さん、って、どうしても宝塚の中だと「偉大な劇作家」としてしか語られないし、実際偉大であることに疑念はないのですが。
こうしてあらためて、浅草喜劇の出身だとか、エノケンや緑波との関わりの話を伺うと、日本の演劇界における位置づけが面白いなあと思うんですよね。
いわゆる「新劇」畑ではなかったんだな、とか。
「翻訳劇」も違うんだな、とか。
…なんだか、日本の演劇界も捨てたもんじゃないな、というか。
(←それはかなり関係ない感慨かと)
コホン。
続いて、元東宝プロデューサーの古川清氏が登場。
私は東宝「レ・ミゼラブル」10周年版のマニアなので、古川さんは散々プログラムでもご尊顔を拝して(?)いるのですが。
2003年に東宝を退社なさっていたんですね。
…だから『「レ・ミゼラブル」短縮版の導入』、なんていう暴挙がまかりとおったんだろうか。古川さんがいたら、そんなことはしなかったんだろうか…
なんてコトを思ってみたり。
(←意味不明で申し訳ありません。関係ないのに、つい…)
すみません。レ・ミゼラブル短縮版の初演(?)は2003年で、古川さんはプロデューサーとして名前が入っていらっしゃるみたいです。邪推して申し訳ありませんでしたm(_ _)m。
古川さんはお元気そうでした。
慶大出身なのは存じておりましたが、古川緑波氏のご長男だというのは初めて知りました。
菊田さんについては、「気が短くて、稽古中にすぐ灰皿を投げる」というエピソードを披露。演出家ってどうしてみんな灰皿を投げるんでしょうか。わざわざその為に、灰を入れない灰皿を何枚も用意しているんだろうか。灰の入った灰皿投げたら、後始末が大変だよなあ…。
緑波と菊田さんの交流について質問されて、「家に来たことはない。エノケンさんの方が、近所に住んでいたのでよく遊びに来ていた」みたいなことを言って、「舞台ではライバルでしたけど、仲良かったんですよ」と微笑ましくまとめていたのが好印象♪
あとは主に緑波の話でしたね。「喜劇役者っていっても、家ではごく真面目で、ふつうで…」とちょっと困ったように話されてました。「本当にごくふつうの父親でしたよ、たぶん」と。
そんなものなんでしょうねぇ、きっと。
「まあ、会社に行く時間が近所のお父さんとはちょっと違ってましたけど」と笑いを取るのも忘れないあたりはさすがでした。
このへんまでは、ごく普通に面白かった、というか、「演劇フォーラム」というタイトルで予想された興味の範囲。
おじさんたちが朴訥に喋るだけですけど、結構愉しんでましたよ私は。
で、いよいよ植田紳爾氏が登場!
そういえば早稲田なんですね。この世代の演劇人は慶大が強い印象でしたが、植田さんがいたのか…。
だからなんだ、って感じですけど(汗)。
いやー、このコーナーが、ある意味一番面白かったです。
あまりの話のかみあわなさに、腹抱えて笑いました。
予定では、「花咲く港」という作品から、何がどうなって「パリの空よりも高く」が出来たのか、という話を引き出したかったのでしょうし、観客が求めていたのもソコだったと思うのですが。
なぜだか、どうしてもそういう話にならないんですよね…。
「舞台をパリにうつしたのはなぜですか」
みたいな、割と直球ストレートな質問に対してでさえ、
「今は3月ですけれども、宝塚では正月公演でしたから、正月らしい華やかな作品をと…」
…いや、ソレ、質問の答えになってませんから。
そもそも何故、「正月らしい華やかな作品」に「花咲く港」を思いついたのさ、ってところを私たちは聞きたいわけで。
「今の月組は学年も近くて実力も拮抗した(そうか?)3人のスターがいるので、それを生かしたいと」
…じゃあなんでペテン師コンビがメインをはる「花咲く港」なんですか。エッフェルにあたる人物は、原作には出てきませんけど、なぜわざわざ?主要人物が3人いる作品なんていくらでもありますけど?
「次に月組に作品を書くときには、もうこの3人が揃っているかどうかわからないから」
…いや、あの、二度と書いてくださらなくって結構ですので。
せめて10年くらい間をあけてくださらないと困ります。…ねぇ?
話を聞きながら、一問一答ならぬ一答一問(植田さんの一答に対して一問=突っ込み)してたんですけど。ああ、あれをデータで取り出せたらなあ…
たぶん。回りの観客の八割は、同時に同じ突っ込みをしていたんじゃないでしょうかねぇ。
司会の方が心の底から困り果てていたのが実に笑えました(ごめんなさい)。
あ、一番ウケたのは「ネクストワン」。
「今までの101本の作品の中で、一番なのはどれ?」と聞かれて。
「いつも過去は振り返らないので(ぜひ振り返っていただきたい)、101本と言われてもふうん、という感じなんですが(作りすぎなんじゃ?)。チャップリンの言葉にもありますが、僕は常にネクストワン、ですね(ネクストを考えるのは、現在の作品を可能なかぎり完璧に近づけてからにしていただけまいか?)
それにしても。
植田さんが喋っているのをナマで見たのは初めてなのですが。
こんなにかっ飛んだ人だったとは!!
ナウオンなどでジェンヌと話している分には、多少変でも、まぁ身内だし、と思えるのですが…外部の人を相手にするトークでコレは、さすがにちょっとまずいんじゃあ…。
質問、聞いてた?っていうか。
ああ、こういう受け答えをするひとが書く脚本なんだから仕方ないなあ、と納得してしまう、というか。
っていうか、なぜそんなんが通用するんだ。「天才肌で人とコミュニケーションがとれない」だけなのか?天才なのかこの人は?
…天災の間違いじゃなくて?
さすが、アルマンドをサイボーグにしただけのことはあるな…(←違うからソレ)。
そういう全ての穴を、脚本そのものは一言一句変えることが赦されないまま、力業で埋めることが要求されるジェンヌって…
…偉大だな。
笑いのうちに第一部終了。
20分の休憩をはさんで、第二部開始。
最初にちょこっと、過去の宝塚作品の舞台映像がぱぱぱぱぱっ!という感じで数分流れ、それから「パリの空よりも高く」の映像(販売DVDの映像でしょうか?)が…2,3分?くらいはあったかな?
で、舞台が明るくなると、舞台の上に椅子が五脚。
簡単に司会挨拶が(「お待たせしました」って)あって、上手から四人のタカラジェンヌが登場。
下手から大空、彩乃、瀬奈、霧矢の順に着席。
…四人とも綺麗で可愛い〜!!スタイルさすが!
公演が終わってから一時間半。二回公演の日の大休憩と同じ時間ですが、舞台化粧じゃないから余裕だったのでしょうか。4人ともキレイでした♪
最初の質問。「パリの印象は?」
祐飛さん以外の三人はパリに行ったことがあるそうで、こもごも印象を。祐飛さんもなんか無難にかわしてました。「行ったことはないけど、舞台の上ではいろいろな時代のパリに生きたことがあります」だったかな。
あ、キリヤンはしっかり笑いを取りにきましたね。「バレエを習っていたので、パリと言えばパリ・オペラ座」という憧れを語った後で、「パリに行ってまず足を運んだんですが、たまたま上演していたのがコンテンポラリー系の作品で。難しくて寝てしまった」と懺悔を。そして笑顔で「…なんですけど、憧れの劇場に足を踏み入れることができたことだけが嬉しくて」っていうのがなんともいえず…(同情)。
私も、憧れのウィーン国立オペラ座で立ち見に並んで「神々の黄昏」を観た時、同じことを思ったっけ、とか思い出したり。
次の質問は「ペテンにかかったり、人を騙したりしたことはありますか」
麻子さんは、花道から三人で登場する時に出るタイミングをずらして教えられた(キリヤンに)、みたいなエピソードを話していたかな。
で、「騙したことはないです。いつも引っかけられる側」と言い切ってくれまして。その瞬間、祐飛さんが破顔一笑して膝においていたマイクを口元にあげ、すごーーーく話したそうにアピールしていたのに、司会の方が気づかず、流されちゃったのが非常に残念です。絶対何か突っ込もうとしていたはずなのにー!何だったんでしょうか。うー、聞きたーい!
祐飛さんは「楽屋での小さな騙しあいはお互いさまで日常ですが」と断った上で、「去年の瀬奈の誕生日に、『うちでパーティしてあげる』と騙して他のところへ連れて行った」エピソードを披露。
司会の方が「みなさん実害はないんですね」と突っ込んだところで麻子さんが反論。
「大空の家だと言うから『じゃ、いいや』と思ってジャージのまま煎餅の袋を抱えて行ったら宝塚ホテルで、しかも組子が全員いた!」と実害についてアツく語ってました。
「だから、今年は何と言われようと誕生日はスーツで過ごすつもり」だ、と。
…ってゆーか、今年の誕生日は公演の楽ですけどね…?
次にキリヤン。キリヤンは、「花道から三人で出るところで、私が出たのにお二人が来てくれなかった」という話を。麻子さんと祐飛さんが、「やむにやまれぬ事情があって出られなかった」と言って(その事情が何なのかは教えてくれませんでした)、「ごめんね」って可愛く言ってたのがツボでした。
で、その後麻子さんのサプライズバースデーでの役割の話になって。最後その話題でこの質問は終了しました。
次。「役を貰った時にどう思ったか」
割と四人とも優等生的なコメントをしていたような。
麻子さんが「台詞が膨大で大変だけど、今はやっと身体に入って、アルマンドとして回りとコミュニケーションが取れるようになった」だったかな。
かなみちゃんが「三人のステキな男役さんに(慕われる役で)」がんばってる、と。で、
「ミミは、三人とも大好きなんですよ」
と言ったら、隣の祐飛さんに真顔で
「ほんとうですか!?マジで嫌がられているんですけど/涙」と突っ込まれて、真剣に言い訳していました(笑)
途中、「瀬奈さんと大空さんはどっちが突っ込み?」という質問が出て。
「二人とも両方やる。どっちかがボケればどっちかが突っ込む」と麻子さん。でも、「キリヤンが入った時はキリヤンがボケ」と、二人がかりで突っ込んでいることを懺悔。
…仲良きことは麗しきかな。
「菊田作品『ジャワの踊り子』に出た大空さんに。思い出は」
祐飛さんは麻実れいさんのジャワ…を観てタムロン役がとても印象に残っていたので、タムロンをやらせて貰えて嬉しかった、と。
その後、これが菊田作品のフォーラムであることを思い出したらしく、作品のことも誉めてました。でもごめんなさい。ごくまっとうなことを仰っていたので忘れてしまった(汗)。
で、続けて「ダル・レークの恋」に出演したときの思い出を」と質問されて…
麻子さんが「いや、あの…」とおろおろしていたら、司会の方も気が付いたらしく。「これからでしたっけ?」「まだ上演してません汗」みたいなやりとりがありました。
「じゃあ、その公演が終わった後にまた(フォーラムを)やりましょう!」と張り切っている司会者がおかしかった(^ ^)。
次の質問はなんだったかな。「役作りに一番時間をかけるのは何ですか。化粧とか?」かな?どっかでそんな質問が出たはず。
麻子さんの答えは、「回りの登場人物とのコミュニケーション」でした。司会に「それはトップだから?」と言われて、ちょっと早口に「いえ、月組は全員そうです」と言い切ってくれました♪
質問:「パリ空で一番好きな台詞・歌は」
麻子さん:「これがペテン師の宿命なんだ」
祐飛さん:嵐の夜のラスト、一人残されて暗転前の「兄貴」
かなみちゃん:「遠くから思うだけで幸せなんです」
キリヤン:主題歌のラスト「夢を描け」。特に結成パーティーの最後に、二階のペテン師たちも皆一緒になって歌う時。
ちょっと順番とかは違っているかもしれませんが、だいたいこんなところかと。もし抜けているものがありましたら教えてください!
で。
ここで植田さん再登場。
椅子が一脚余っているのがずーっと気になっていたんですが、やっぱりね…。
ギスターヴとジョルジュ、どっちをどっちに振るか迷った話をまたしていらっしゃいましたが。
迷うなよそんなこと。宛書してくれ宝塚なんだから。
ミミについては「パリの花売り娘は宝塚の伝統、こういう役をきっちり彩乃にやらせてみたかった」だそうで。…いいんですけど別に。でももったいない。今のかなみちゃんには役不足だよミミは…。
あ、でも、一つ大事なことを言ってました。
この作品は、「娘役を中心に作った」と。
「宝塚だと男役が何人も(の娘役?)に絡む作品って沢山あるんですが、あえて僕はその逆をやりたかった。だから、男役3人に惚れられる=芝居の中心にミミがいる物語を作りました」
…ほおおーーー。
それはそれで、いい考え方だと思いますよ?私は、宝塚作品では娘役も含めた登場人物全てが魅力的に描かれた作品が好きですし、娘役が魅力的じゃないと、それに惚れる男役が意味不明になりますから…。
でも、そういう発想であのミミというキャラが生まれる理由が……私には解りません…(涙)
キリヤンは「とにかく巧い」と。「台詞から歌にはいるときの切り替え」っていうのは確かにキリヤンの一番いいところですし、人を引き込む迫力もすごいんですけど。
うーん。誉めるポイントがちょっとズレているような気もするんですけど…。
祐飛さんについては、「タムロンもとても良かったし、そういうものが向いていると思われているけれども」と断った上で、
「ディナーショーでも、とっても面白い。そういう面白いキャラを生かしたいと思った」、って話をしていましたが。
「ディナーショーで」「面白い」…。
梅田アーネストの裏のSPARK「男役大空祐飛、肩パットはいらないぜ」のことですかね…(困)。
質問:「好きな先輩は」
麻子さん:宝塚に入ってから真琴つばささんのファンになった。
かなみちゃん:個人的にファンになったことはないが、音楽学校に入ったころに娘役トップでいらっしゃった方々は憧れの対象でした、と言ってあげた中に、ついこないだまでかなみちゃんの上にいた花総まりさんの名前があったのにウケちゃいました。
きりやん:剣幸・こだま愛
祐飛さん:剣幸・こだま愛時代の月組をいつも観ては、この舞台に立ちたいと思った。初恋のスターは麻実れい。
質問:「夢は」
四人とも、「舞台人としてみなさんに夢を与えられる存在でありたい」みたいな、ごく無難な答え。
司会に「優等生ですね」と突っ込まれて、「はい、私たち優等生なんで」と答えた麻子さん。「ホンネとタテマエで言うとタテマエの答えをいただきましたが、ホンネは?一杯呑んだら変わるんですか?」と食い下がる司会者に「いえ、これがホンネです。月組は本当にみんなマジメなんで」と真顔でかわす麻子さんがさすがでした。
そんな中。キリヤンが「一日一日を無事に終わらせたい、という小さな夢で」と語っておられたのが、実感というか重みがありましたね…。
トークのテンポはあまり良くなかったし、あんまりホンネっぽいものは出ませんでしたけれども、総体としては面白いフォーラムでした。
次回は4/20頃、花組「黒蜥蜴」をテーマに開催するとのこと。
平日の午後6時っていうのはかなり厳しいのですが、題材が題材なだけにちょっと興味ありなんですよねぇ。うーん、どうしよう。当日でもチケットあるかしら…。
そして。
すべてが終わって外に出たら、それはそれはもの凄い大雨でした(涙)。
あやうく帰れないかと思ったわよ!
フォーラムが始まる前、友人と「見て、あんなに雲が早く走ってる!」「大変な嵐になるそうよ」とちわわ&ねねごっこをして遊んでいたバチが当たったのでしょうか…。
上着もスカートもびっしょり濡れて、絞ったらざあざあ水が流れる状態。エッフェル塔完成(5月)の半年ほど前の「嵐」って、季節も冬だし、こういう嵐だったのでしょうか。唯一の救いは、雨が降っている間は風がやんでいたことですが…まさしく「大変な嵐」でした…。
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コメント
膨大なレポートありがとうございました。
すごく興味があったのに行けなくて、残念だったんです。
すっかり行った気になるような、大作でした!
本当にありがとうございました!
植田先生のネクストワンは、いつどこの組でしょうか?今からドキドキしてしまいますね。
昨夜は雨も風もで、電車とかも止まったり遅れたりしていて帰りが大変だったのでは?
お疲れ様でした。
ほんとみつきねこさまの突っ込み、最高です♪ワハハ
植田先生はいつもネクストワンですが、ちゃんと過去を振り返って反省の上にたってその積み重ねた上で更に良いものを目指して欲しいですよね、いい年なんだから全くねぇ(ぷんぷん)
そしてレミゼの古川さんは緑波氏の息子さんだったのですね。うーん、昔の演劇の本でそういえば読んだ気がする。
レミゼ短縮バージョンの突っ込みもなるほど、なるほどです(笑)
あと雪エリザバージョンの重臣は「イケメンズ」と呼ばれているそうです(笑)
ほんとハマコさんの趣味で集めたと思います、私も・・ぷぷっ
演劇フォーラムは前半が面白そうなので、4月は行きたいなぁと思い早速会員になりました。
ほんと、感想有難うございました(ぺこり)
いつも楽しく読ませていただいております、るなこと申します、はじめまして。
ねこ様の日記は、いつも文章がお上手でいらっしゃるのに読み易くて大好きです。
今回はまたまた実に楽しくて、植田様(笑)への絶妙なツッコミに、大笑いさせていただきました。
ちょうど私も本日東宝月組を見て来たところでしたので、なんかもう心のど真ん中にヒットしてしまったといいますか…(笑)。ありがとうございました。
これからも、ひんぱんに寄らせていただいて読ませて頂きたいと思いますので、今回僭越ながらリンクをさせていただきました。(なにか不都合とかありましたら、お手数ですがお知らせ下さいませ。。)
よろしくお願いいたします☆
やっぱり一番反応するのは「ネクストワン」なんですねぇ…。ああ、このまま、皆さんの反応も一緒にまとめて印刷して歌劇団に送りたい(笑)。
植田さんも偉大な劇作家「だった」んだろうと思うんですけどね…。あくままでも過去形でいてほしいなあ、という気がするんですよねっ。
るなこさま>>リンクありがとうございますm(_ _)m。私もリンクさせていただきました♪
本文にも訂正をいれましたが、レミゼ短縮バージョンは、2003年公演のみ古川さんが製作に入っているみたいです。
まあ、お一人ではないので、どの程度の配分だったのかはわかりませんが…。
演劇フォーラム、すんごい面白かったですよー。4月の花組も、三島をどう料理するのか、そして木村さんがどれほどにぶっ飛んでいるのかすごく興味があって、私もナマで見たいなーと思っています。仕事の都合さえつけば、ですが…。
参加できたら、またご報告しますね♪読んでくださってありがとうございました♪