2017年の演劇・ミュージカル
2017年12月30日 演劇タカラヅカ以外の舞台についてはこちらで。
「----ー」の下は観劇順です。
■ミュージカル(新作または初見)
1.パレード
2.ノートルダムの鐘
3.手紙
4.不埒な花は誘惑する
5.Beautiful
6.BIG FISH
7.ビリー・エリオット
8.デパート
ーーーーーーーーーーーーーーー
フランケンシュタイン
キューティーブロンド
I LOVE A PIANO
魔都夜曲
ヤングフランケンシュタイン
パジャマゲーム
Tri-an-Gle
DOG FIGHT
「パレード」は圧倒的でした。。。石丸さんも敬子ちゃんも、ほかのメンバーも素晴らしかった!!
■ミュージカル(再演)
1.キャバレー
2.CATS
ーーーーーーーーーーーーーーー
ロミオ&ジュリエット
アルジャーノンに花束を
さよならソルシエ
きみはいい人、チャーリーブラウン
レミゼラブル
RENT
デスノート THE MUSICAL
レディ・ベス
メンフィス
HEADS UP!
基本的に、初演の印象が良かったから観に行ったわけなので(例外もありますが)、そういう意味ではどれも満足度は高かったです。そんな中で、以前観たときと印象が大きく違うものを取り上げると、この2作品かなあと。
「キャバレー」は、すごく良かった。石丸さんのMCなんて全く期待していなかったのに(←すみません)、いつの間にああいう空気を纏える役者になっていたんだろう。。。トートなんかイマイチのかたまりだったのに。
「CATS」は本当に久しぶりで、そもそもそんなに回数を観ていたわけでもないので、すっごい覚えているところもあったけど、まったく覚えていないところも多くて、懐かしいのに新鮮で、面白かった。
「ソルシエ」、「デスノート」、「メンフィス」、「HEADS UP!」は、どれも前回からそんなに時間も経っていないし、メインキャストは同じだし。。。継続キャストはパワーアップして、新規参入組がちゃんと新しい風を吹かせていて、すごく良かった楽しかった!
「チャーリーブラウン」は、観たのがあまりに昔で細かいところは全然覚えていなかったけど、とにかく楽しかった。
「アルジャーノン」は、キャストが変わったので構えて行ったのですが、そんなに違和感はなかったような。初演と再演でもだいぶ違ったので、その範囲内かなと思いました。
「ロミジュリ」「レミゼ」「RENT」は鉄板。キャストが違うから毎回違うんだけど、作品の根本は変わらないですね。あ、ジュリエットの木下晴香ちゃんは拾い物でした!
「レディ・ベス」は、、、去年の王家に続き、なぜ再演したんだろうなあ。。。
■2.5次元
1.デルフィニア戦記
ーーーーーーーーーーーーーーー
刀剣乱舞(ライブ・ビューイング)
マスカレードミラージュ(ライブ・ビューイング)
生で観たのは一本だけでした。でも、ライブ・ビューイングどちらもすごく面白かったです!!手拍手もしたりして、結構盛り上がりました。
■ショー・コンサート
デスノートINコンサート
Rhythmic Walk
CLUB SEVEN
シャンソンの黄金時代(大空祐飛)
井上芳雄コンサート
ジャニーズ伝説2017
SECRET SPLENDOUR
ジルベスターコンサート
こういうものに順位をつけるのは諦めました。なので、観劇順です。
どれも楽しかった!!
■演劇
1.あの記憶の記録
2.皆、シンデレラがやりたい
3.サクラパパオー
4.イヌの仇討
5.逢いたくて
6.髑髏城の七人 上弦の月
7.プレイヤー
8.円生と志ん生
9.謎の変奏曲
ーーーーーーーーーーーーーーー
磁場
足跡姫
アトレウス
陥没
炎 アンサンディ
白蟻の巣
ハムレット
それいゆ
フェードル
弁当屋の四兄弟
言葉の奥ゆき
それから
髑髏城の七人 花
髑髏城の七人 風
黒塚家の娘
THE SMALL POPPIES
君が人生の時
子午線の祀り
COUNTRY
ふるあめりかに袖はぬらさじ
怒りをこめてふり返れ
モマの火星探検記
罠
チック
しずのおだまき
人間風車
危険な関係
はみ出しっ子
この熱き私の激情
ペール・ギュント
ティアーズライン
去年(2016年)は劇団チョコレートケーキ、今年は根本宗子さんとの出会いがありました。根本さんの秋の公演、見逃したみたいで残念だなあ。どうしたら情報を得られるんだろう。
「サクラパパオー」は、ほんと良かった。あんな素敵な作品が転がってるから、演劇界こわい。しずくが出てくれて本当に良かった。。。
「イヌの仇討」は、いわゆるワンシチュエーションものになると思うんですが、素晴らしかったなあ。ああいう芝居をじっくり観る時間って、貴重ですよね。
「逢いたくて」。最近朗読劇が流行っている気がしますが、こういうのもありだなあ、と思いました。まったく予習せずに行ったのですが、ゆうひさん竹中さん猪野さんバージョン以外だとどうなるのか、来年上演されたら観てみたい。
「髑髏城の七人」どのバージョンも面白かったけど、あえて天魔王にフォーカスを当てた月バージョンが面白い。まだ上弦しか観てないけど、下弦も観れたらいいなー。
「プレイヤー」「謎の変奏曲」は、演劇的な仕掛けがおもしろくて、劇場体験として素晴らしかった。
「円生と志ん生」こまつ座は外れないわー。
10位にしたい作品がたくさんあったので、あえて9位で切ってみました。
■個人賞
石丸幹二さん(キャバレー、パレード他)、濱田めぐみさん(デスノート、メンフィス他)に。
■今年の反省(観たかったのに観れなかったもの)
劇団チョコレートケーキの「熱狂」。「この記憶の記録」を観て、もう一回来なくてはーと思ったのに、日程を間違えて観れませんでした。。。ぐすぐす。。。
あとは、花、風、月と観て、あらためて髑髏城の鳥も観たかった!!もっと真剣に探していたら観れたはずなのにー(凹)
こうしてリストアップすると、今年も素敵な作品が多かったなー。楽しい1年を、ありがとうございました。
来年も素敵な出会いがありますように!!
.
「----ー」の下は観劇順です。
■ミュージカル(新作または初見)
1.パレード
2.ノートルダムの鐘
3.手紙
4.不埒な花は誘惑する
5.Beautiful
6.BIG FISH
7.ビリー・エリオット
8.デパート
ーーーーーーーーーーーーーーー
フランケンシュタイン
キューティーブロンド
I LOVE A PIANO
魔都夜曲
ヤングフランケンシュタイン
パジャマゲーム
Tri-an-Gle
DOG FIGHT
「パレード」は圧倒的でした。。。石丸さんも敬子ちゃんも、ほかのメンバーも素晴らしかった!!
■ミュージカル(再演)
1.キャバレー
2.CATS
ーーーーーーーーーーーーーーー
ロミオ&ジュリエット
アルジャーノンに花束を
さよならソルシエ
きみはいい人、チャーリーブラウン
レミゼラブル
RENT
デスノート THE MUSICAL
レディ・ベス
メンフィス
HEADS UP!
基本的に、初演の印象が良かったから観に行ったわけなので(例外もありますが)、そういう意味ではどれも満足度は高かったです。そんな中で、以前観たときと印象が大きく違うものを取り上げると、この2作品かなあと。
「キャバレー」は、すごく良かった。石丸さんのMCなんて全く期待していなかったのに(←すみません)、いつの間にああいう空気を纏える役者になっていたんだろう。。。トートなんかイマイチのかたまりだったのに。
「CATS」は本当に久しぶりで、そもそもそんなに回数を観ていたわけでもないので、すっごい覚えているところもあったけど、まったく覚えていないところも多くて、懐かしいのに新鮮で、面白かった。
「ソルシエ」、「デスノート」、「メンフィス」、「HEADS UP!」は、どれも前回からそんなに時間も経っていないし、メインキャストは同じだし。。。継続キャストはパワーアップして、新規参入組がちゃんと新しい風を吹かせていて、すごく良かった楽しかった!
「チャーリーブラウン」は、観たのがあまりに昔で細かいところは全然覚えていなかったけど、とにかく楽しかった。
「アルジャーノン」は、キャストが変わったので構えて行ったのですが、そんなに違和感はなかったような。初演と再演でもだいぶ違ったので、その範囲内かなと思いました。
「ロミジュリ」「レミゼ」「RENT」は鉄板。キャストが違うから毎回違うんだけど、作品の根本は変わらないですね。あ、ジュリエットの木下晴香ちゃんは拾い物でした!
「レディ・ベス」は、、、去年の王家に続き、なぜ再演したんだろうなあ。。。
■2.5次元
1.デルフィニア戦記
ーーーーーーーーーーーーーーー
刀剣乱舞(ライブ・ビューイング)
マスカレードミラージュ(ライブ・ビューイング)
生で観たのは一本だけでした。でも、ライブ・ビューイングどちらもすごく面白かったです!!手拍手もしたりして、結構盛り上がりました。
■ショー・コンサート
デスノートINコンサート
Rhythmic Walk
CLUB SEVEN
シャンソンの黄金時代(大空祐飛)
井上芳雄コンサート
ジャニーズ伝説2017
SECRET SPLENDOUR
ジルベスターコンサート
こういうものに順位をつけるのは諦めました。なので、観劇順です。
どれも楽しかった!!
■演劇
1.あの記憶の記録
2.皆、シンデレラがやりたい
3.サクラパパオー
4.イヌの仇討
5.逢いたくて
6.髑髏城の七人 上弦の月
7.プレイヤー
8.円生と志ん生
9.謎の変奏曲
ーーーーーーーーーーーーーーー
磁場
足跡姫
アトレウス
陥没
炎 アンサンディ
白蟻の巣
ハムレット
それいゆ
フェードル
弁当屋の四兄弟
言葉の奥ゆき
それから
髑髏城の七人 花
髑髏城の七人 風
黒塚家の娘
THE SMALL POPPIES
君が人生の時
子午線の祀り
COUNTRY
ふるあめりかに袖はぬらさじ
怒りをこめてふり返れ
モマの火星探検記
罠
チック
しずのおだまき
人間風車
危険な関係
はみ出しっ子
この熱き私の激情
ペール・ギュント
ティアーズライン
去年(2016年)は劇団チョコレートケーキ、今年は根本宗子さんとの出会いがありました。根本さんの秋の公演、見逃したみたいで残念だなあ。どうしたら情報を得られるんだろう。
「サクラパパオー」は、ほんと良かった。あんな素敵な作品が転がってるから、演劇界こわい。しずくが出てくれて本当に良かった。。。
「イヌの仇討」は、いわゆるワンシチュエーションものになると思うんですが、素晴らしかったなあ。ああいう芝居をじっくり観る時間って、貴重ですよね。
「逢いたくて」。最近朗読劇が流行っている気がしますが、こういうのもありだなあ、と思いました。まったく予習せずに行ったのですが、ゆうひさん竹中さん猪野さんバージョン以外だとどうなるのか、来年上演されたら観てみたい。
「髑髏城の七人」どのバージョンも面白かったけど、あえて天魔王にフォーカスを当てた月バージョンが面白い。まだ上弦しか観てないけど、下弦も観れたらいいなー。
「プレイヤー」「謎の変奏曲」は、演劇的な仕掛けがおもしろくて、劇場体験として素晴らしかった。
「円生と志ん生」こまつ座は外れないわー。
10位にしたい作品がたくさんあったので、あえて9位で切ってみました。
■個人賞
石丸幹二さん(キャバレー、パレード他)、濱田めぐみさん(デスノート、メンフィス他)に。
■今年の反省(観たかったのに観れなかったもの)
劇団チョコレートケーキの「熱狂」。「この記憶の記録」を観て、もう一回来なくてはーと思ったのに、日程を間違えて観れませんでした。。。ぐすぐす。。。
あとは、花、風、月と観て、あらためて髑髏城の鳥も観たかった!!もっと真剣に探していたら観れたはずなのにー(凹)
こうしてリストアップすると、今年も素敵な作品が多かったなー。楽しい1年を、ありがとうございました。
来年も素敵な出会いがありますように!!
.
2017年のタカラヅカ
2017年12月29日 宝塚全体・OG2017年もあとすこし。
みなさまにとって、今年はどんな一年でしたか?
私にとって2017年は、「舞台」に本格的にはまってからちょうど20周年、でした。
1997年って、ねこの人生のターニングポイントだったんですよね……懐かしいなあ。。。あれからいろいろなことがありましたが(ざっくり)、いまになってしみじみ思うのは、あのときの出会いは運命だったな、ってことです。
今年もたくさんの素敵な舞台に出会えて、楽しい一年でした。
というわけで、まずはタカラヅカのまとめから。
毎年書いていますが、あくまでも猫の私見ですので、ご容赦を。
ちなみに、東宝ベースなので、本公演は金色の砂漠~ベルリン・我が愛まで。未見のものはない、かな。DSはとしちゃんのMOON SKIPしか観てないですが。
■本公演・二本立て芝居
1.グランドホテル
2.神々の土地
3.幕末太陽傳
4.金色の砂漠
5.王妃の館
6.邪馬台国の風
7.ベルリン、わが愛
大劇場のみなのでこのリストには入れていませんが、「ひかりふる路」はグランドホテルと並ぶヒットでした。両方に出ている朝美さんすごい←
最下位争いは、ちょっと迷いましたが、、、うーん、原田さんはぜひショー作家として活躍してほしい、というエールを籠めて。
■本公演・1本モノ
1.ALL FOR ONE
2.スカーレット・ピンパーネル
オリジナル新作はALL FOR ONEだけなので、当然といえば当然の結果ですね。
二本立ての芝居とまぜて順位をつけるなら、ALL FOR ONEが幕末太陽傳の上、スカーレットピンパーネルが幕末の次、、、か、金色の次ですね。
というか!一本だてが2公演だけだなんて、なんて楽しい一年だったのかしら!!
■本公演・ショー
1.VIVA!FESTA!
2.雪華抄
3.SANTE!!
4.ドラマティックS
5.クラシカル・ビジュー
6.カルーセル輪舞
7.ブーケドタカラヅカ
VIVA!FESTA!は、ソーランが秀逸。ワタルさんのソーランも素晴らしかったけど、まぁさまも素敵(^ ^)。
雪華抄とてもよかったので、次は洋物ショーが観たかったです。2018年もドクトルジバゴやってる場合じゃないよ!
SANTE!!は天使がかわいすぎた。。。。かわいいは正義。
■全ツ・中日・博多・梅芸・フォーラム
1.琥珀色の雨にぬれて/ドラマティックS
2.星逢一夜/GREATEST HITS
3.長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞
4.仮面のロマネスク/EXCITER!!
5.鳳凰伝/クリスタルタカラヅカ
6.オーム・シャンティ・ーオーム
琥珀も、星逢も、長崎も、過去に観た作品とはまったく違う関係性があって、とても興味深かった。興奮しました。
ショーだけでいったらやっぱり「EXCITER!!」は別格。「シトラス」を再演するなら、「EXCITER!!」も大劇場で観たいよー。あと、、、「Dramatic S」も、サヨナラ公演のショーの使い回しにしてはしっかり再構成されていて、お祝いムードにちゃんとなれました。楽しかった!
■バウ・中劇場など
1.ATERUI
2.燃ゆる風
3.神家の七人
4.アルカディア
5.はいからさんが通る
6.パーシャルタイムトラベル
7.MY HERO
8.ハンナのお花屋さん
9.瑠璃色の刻
10.CAPTEIN NEMO
2017年はアタリが多かったなー!その中でも「阿弖流為」はピカイチで、ここ数年を思いかえしてもトップクラスの出来。大野さん、ありがとうございました!!
そんな中で、駄作も近来稀にみるレベルのもの(瑠璃色、ネモ)があったのが興味深い。。。こういうのをバランスがいいというのか?(違)
■コンサート・ディナーショーなど
1.A-Motion
2.MOON SKIP
3.NEW WAVE -雪-
どれも本当に楽しかったですが、「ショー」としての構成の妙、という意味では、A-Motionが頭一つ抜けていた印象。NEW WAVE、残るは星ですね。2018年はさすがにやるかしら?
■個人賞
主演男役賞 礼真琴(阿弖流為/ATERUI)
※次点 珠城りょう(男爵/グランドホテル、ダルタニアン/All For One、カラフ/鳳凰伝)
助演男役賞 美弥るりか(オットー/グランドホテル)
新人男役賞 綾凰華(ロベスピエール/スカピン新公・ひかりふる路本公・新公、母礼/ATERUI)
主演娘役賞 愛希れいか(グルシンスカヤ/グランドホテル、ルイ&ルイーズ/AFO、トゥーランドット/鳳凰伝)
※次点 伶美うらら(イリナ/神々の土地)
助演娘役賞 桜咲彩花(ビルマーヤ/金色の砂漠、トゥールベル夫人/仮面のロマネスク)
助演女役賞 凛城きら(アレクサンドラ/神々の土地)
※次点 沙央くらま(モンパンシェ公爵夫人/ALL For ONE)
新人娘役賞 華優希(過去の王妃/金色の砂漠、マナ/邪馬台国の風、紅緒/はいからさんが通る)
審査員賞 宇月颯(運転手/グランドホテル、アトス/All for One、MP)
※次点 朝美絢(エリック、ラファエラ/グランドホテル、舘岡/長崎しぐれ坂)
コンビ賞 望海風斗&真彩希帆(歌で芝居ができる稀有なコンビの誕生を祝って)
今年の激戦は審査員賞だったのですが、、、「ひかりふる路」を対象外にしたので、サン・ジュストのあーさとカミーユのコマちゃんは選外に。としちゃんは、去年も惜しかったので、やっと決まりました(^ ^)
なお。
個人的に、2017年を象徴する人物(?)は「ロベスピエール」で決まりです。。。かいちゃん、としちゃん、だいもん、あやなちゃん、不思議と私の好きな人ばかりが演じてたなー。
あと、流行語大賞は「俺では不足か」ですね。このセリフを言った二人が、主演男役賞を争いました(笑顔)
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みなさまにとって、今年はどんな一年でしたか?
私にとって2017年は、「舞台」に本格的にはまってからちょうど20周年、でした。
1997年って、ねこの人生のターニングポイントだったんですよね……懐かしいなあ。。。あれからいろいろなことがありましたが(ざっくり)、いまになってしみじみ思うのは、あのときの出会いは運命だったな、ってことです。
今年もたくさんの素敵な舞台に出会えて、楽しい一年でした。
というわけで、まずはタカラヅカのまとめから。
毎年書いていますが、あくまでも猫の私見ですので、ご容赦を。
ちなみに、東宝ベースなので、本公演は金色の砂漠~ベルリン・我が愛まで。未見のものはない、かな。DSはとしちゃんのMOON SKIPしか観てないですが。
■本公演・二本立て芝居
1.グランドホテル
2.神々の土地
3.幕末太陽傳
4.金色の砂漠
5.王妃の館
6.邪馬台国の風
7.ベルリン、わが愛
大劇場のみなのでこのリストには入れていませんが、「ひかりふる路」はグランドホテルと並ぶヒットでした。両方に出ている朝美さんすごい←
最下位争いは、ちょっと迷いましたが、、、うーん、原田さんはぜひショー作家として活躍してほしい、というエールを籠めて。
■本公演・1本モノ
1.ALL FOR ONE
2.スカーレット・ピンパーネル
オリジナル新作はALL FOR ONEだけなので、当然といえば当然の結果ですね。
二本立ての芝居とまぜて順位をつけるなら、ALL FOR ONEが幕末太陽傳の上、スカーレットピンパーネルが幕末の次、、、か、金色の次ですね。
というか!一本だてが2公演だけだなんて、なんて楽しい一年だったのかしら!!
■本公演・ショー
1.VIVA!FESTA!
2.雪華抄
3.SANTE!!
4.ドラマティックS
5.クラシカル・ビジュー
6.カルーセル輪舞
7.ブーケドタカラヅカ
VIVA!FESTA!は、ソーランが秀逸。ワタルさんのソーランも素晴らしかったけど、まぁさまも素敵(^ ^)。
雪華抄とてもよかったので、次は洋物ショーが観たかったです。2018年もドクトルジバゴやってる場合じゃないよ!
SANTE!!は天使がかわいすぎた。。。。かわいいは正義。
■全ツ・中日・博多・梅芸・フォーラム
1.琥珀色の雨にぬれて/ドラマティックS
2.星逢一夜/GREATEST HITS
3.長崎しぐれ坂/カルーセル輪舞
4.仮面のロマネスク/EXCITER!!
5.鳳凰伝/クリスタルタカラヅカ
6.オーム・シャンティ・ーオーム
琥珀も、星逢も、長崎も、過去に観た作品とはまったく違う関係性があって、とても興味深かった。興奮しました。
ショーだけでいったらやっぱり「EXCITER!!」は別格。「シトラス」を再演するなら、「EXCITER!!」も大劇場で観たいよー。あと、、、「Dramatic S」も、サヨナラ公演のショーの使い回しにしてはしっかり再構成されていて、お祝いムードにちゃんとなれました。楽しかった!
■バウ・中劇場など
1.ATERUI
2.燃ゆる風
3.神家の七人
4.アルカディア
5.はいからさんが通る
6.パーシャルタイムトラベル
7.MY HERO
8.ハンナのお花屋さん
9.瑠璃色の刻
10.CAPTEIN NEMO
2017年はアタリが多かったなー!その中でも「阿弖流為」はピカイチで、ここ数年を思いかえしてもトップクラスの出来。大野さん、ありがとうございました!!
そんな中で、駄作も近来稀にみるレベルのもの(瑠璃色、ネモ)があったのが興味深い。。。こういうのをバランスがいいというのか?(違)
■コンサート・ディナーショーなど
1.A-Motion
2.MOON SKIP
3.NEW WAVE -雪-
どれも本当に楽しかったですが、「ショー」としての構成の妙、という意味では、A-Motionが頭一つ抜けていた印象。NEW WAVE、残るは星ですね。2018年はさすがにやるかしら?
■個人賞
主演男役賞 礼真琴(阿弖流為/ATERUI)
※次点 珠城りょう(男爵/グランドホテル、ダルタニアン/All For One、カラフ/鳳凰伝)
助演男役賞 美弥るりか(オットー/グランドホテル)
新人男役賞 綾凰華(ロベスピエール/スカピン新公・ひかりふる路本公・新公、母礼/ATERUI)
主演娘役賞 愛希れいか(グルシンスカヤ/グランドホテル、ルイ&ルイーズ/AFO、トゥーランドット/鳳凰伝)
※次点 伶美うらら(イリナ/神々の土地)
助演娘役賞 桜咲彩花(ビルマーヤ/金色の砂漠、トゥールベル夫人/仮面のロマネスク)
助演女役賞 凛城きら(アレクサンドラ/神々の土地)
※次点 沙央くらま(モンパンシェ公爵夫人/ALL For ONE)
新人娘役賞 華優希(過去の王妃/金色の砂漠、マナ/邪馬台国の風、紅緒/はいからさんが通る)
審査員賞 宇月颯(運転手/グランドホテル、アトス/All for One、MP)
※次点 朝美絢(エリック、ラファエラ/グランドホテル、舘岡/長崎しぐれ坂)
コンビ賞 望海風斗&真彩希帆(歌で芝居ができる稀有なコンビの誕生を祝って)
今年の激戦は審査員賞だったのですが、、、「ひかりふる路」を対象外にしたので、サン・ジュストのあーさとカミーユのコマちゃんは選外に。としちゃんは、去年も惜しかったので、やっと決まりました(^ ^)
なお。
個人的に、2017年を象徴する人物(?)は「ロベスピエール」で決まりです。。。かいちゃん、としちゃん、だいもん、あやなちゃん、不思議と私の好きな人ばかりが演じてたなー。
あと、流行語大賞は「俺では不足か」ですね。このセリフを言った二人が、主演男役賞を争いました(笑顔)
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2016年の演劇・ミュージカル
2016年12月31日 演劇タカラヅカ関連は昨夜まとめましたので、それ以外のジャンルもまとめてみたいと思います。
こっちは割と当たりが多くて悩む・・・。
何かを考えさせられた、そういう視点で選んでみました。
■ミュージカル(新作または初見)
1.グランドホテル
2.Merry Me A Little
3.スペリングビー
4.ジャージーボーイズ
5.キンキーブーツ
6.エドウィン・ドルードの謎
7.オフェリアと影の一座
8.スカーレットピンパーネル
9.マーダーバラッド
〃 地下室の媚薬
〃 ラスト・フラッパー
〃 さよならソルシエ
〃 Color Of Life
「グランドホテル」と「スカーレットピンパーネル」は、演出がだいぶ違っていたので新作カウントで。
こうしてみるとオリジナル作品少ないなあ。。。ここに挙げてないのをいれても、「グレイト・ギャツビー」と「王家の紋章」くらい?どちらも普通に面白かったけど、やっぱり大劇場向けのミュージカル大作で「何かを考えるような作品」って難しいのでしょうか。
さよならソルシエとColor Of Lifeは、情報を受け止めきれていない気がするので、再演が愉しみです。観られるかどうかわかりませんが。
■ミュージカル(再演)
1.1789
2.ピーターパン
3.エリザベート
4.ジキル&ハイド
5.シスターアクト
6.シカゴ
1789再演希望!!!
ピーターパンは本当に感動しました。ふうかちゃんが無事復活してくれてうれしいです。復活の舞台は観られなかったけど、元気だと聞くとそれだけうれしい。来年もご活躍祈っています。
■2.5次元
一本も観てなかった……。
■ショー・コンサート
1.Heroes(グランアーツコンサート)
2.濱田めぐみコンサート
3.CUBE三銃士
4.ル・リアン
5.藤咲えり
6.井上芳雄 Sings Disney
7.Live Mojica
8.初姫さあや
Heroesは、貴重なものを見せていただいてとても楽しかったです。あのメンバーで「オペラ座の怪人」「エリザベート」「レ・ミゼラブル」の名曲集が聴けたのは幸せすぎました。。。
2位と3位は順当。4位と5位は、、贔屓目なのかなあ?っていうか、今年はあんまりコンサート系行かなかったんですね、私。
■演劇(朗読含む、新作または初見)
1.治天の君
2.逆鱗
3.ナミヤ雑貨店の奇跡
4.BENT
5.アルカディア
------
6.Voicarion
7.扉の向こう側
8.キネマの恋人
9.Take Me OUT
〃 ヘンリー四世(1部、2部)
〃 フリック
〃 磁場
------
10.ピアフ
11.ひょっこりひょうたん島
12.歌姫
13.あわれ彼女は娼婦
14.湖畔にて
15.家族の基礎
16.安倍晴明
17.星回帰線
それぞれ、すごく色々なことを考えさせられた作品だらけで、コメントを書き始めると止まらないのですが、、、
「治天の君」は、「桜華に舞え」と同時期だったので余計に響くものがあったなと思います。「治天」の意味とか重みとかをすごく考えました。
「アルカディア」は2回みたのですが、それでもまだよくわからないところがあって、もう一回観たかったなあ(←キリがない)
「逆鱗」「ナミヤ…」「BENT」など、「演劇表現」で奇跡を起こすものや、「扉」「フリック」「磁場」などの1セットもの(時間は飛ぶけどセットは一つ)などの、映像では出来ない表現が目立って、どれも新鮮で楽しかったです!
再演なのであげませんでしたが、祐飛さんの「ラヴ・レターズ」と、あとスタジオライフの「トーマの心臓/訪問者」は、何度見ても好きだなあ、と思いました。。
■個人賞
ストレートプレイからミュージカルまで、幅広く活動した浦井くんに。
「サヨナラは日曜日に」の電話の声も忘れられない(あわれ彼女は娼婦と続けて観たので、余計に)
■今年の反省(観たかったのに観れなかったもの)
いろいろあります。。。が、現時点で一番残念なのは年末に「プリシラ」が観れなかったことです。絶対観るつもりだったのに!
後味のいい作品、悪い作品どちらもありましたが、別の世界に連れて行ってくれる作品ばかりで、楽しい日々でございました。
楽しい1年を、ありがとうございます。
来年も素敵な出会いがありますように!!
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こっちは割と当たりが多くて悩む・・・。
何かを考えさせられた、そういう視点で選んでみました。
■ミュージカル(新作または初見)
1.グランドホテル
2.Merry Me A Little
3.スペリングビー
4.ジャージーボーイズ
5.キンキーブーツ
6.エドウィン・ドルードの謎
7.オフェリアと影の一座
8.スカーレットピンパーネル
9.マーダーバラッド
〃 地下室の媚薬
〃 ラスト・フラッパー
〃 さよならソルシエ
〃 Color Of Life
「グランドホテル」と「スカーレットピンパーネル」は、演出がだいぶ違っていたので新作カウントで。
こうしてみるとオリジナル作品少ないなあ。。。ここに挙げてないのをいれても、「グレイト・ギャツビー」と「王家の紋章」くらい?どちらも普通に面白かったけど、やっぱり大劇場向けのミュージカル大作で「何かを考えるような作品」って難しいのでしょうか。
さよならソルシエとColor Of Lifeは、情報を受け止めきれていない気がするので、再演が愉しみです。観られるかどうかわかりませんが。
■ミュージカル(再演)
1.1789
2.ピーターパン
3.エリザベート
4.ジキル&ハイド
5.シスターアクト
6.シカゴ
1789再演希望!!!
ピーターパンは本当に感動しました。ふうかちゃんが無事復活してくれてうれしいです。復活の舞台は観られなかったけど、元気だと聞くとそれだけうれしい。来年もご活躍祈っています。
■2.5次元
一本も観てなかった……。
■ショー・コンサート
1.Heroes(グランアーツコンサート)
2.濱田めぐみコンサート
3.CUBE三銃士
4.ル・リアン
5.藤咲えり
6.井上芳雄 Sings Disney
7.Live Mojica
8.初姫さあや
Heroesは、貴重なものを見せていただいてとても楽しかったです。あのメンバーで「オペラ座の怪人」「エリザベート」「レ・ミゼラブル」の名曲集が聴けたのは幸せすぎました。。。
2位と3位は順当。4位と5位は、、贔屓目なのかなあ?っていうか、今年はあんまりコンサート系行かなかったんですね、私。
■演劇(朗読含む、新作または初見)
1.治天の君
2.逆鱗
3.ナミヤ雑貨店の奇跡
4.BENT
5.アルカディア
------
6.Voicarion
7.扉の向こう側
8.キネマの恋人
9.Take Me OUT
〃 ヘンリー四世(1部、2部)
〃 フリック
〃 磁場
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10.ピアフ
11.ひょっこりひょうたん島
12.歌姫
13.あわれ彼女は娼婦
14.湖畔にて
15.家族の基礎
16.安倍晴明
17.星回帰線
それぞれ、すごく色々なことを考えさせられた作品だらけで、コメントを書き始めると止まらないのですが、、、
「治天の君」は、「桜華に舞え」と同時期だったので余計に響くものがあったなと思います。「治天」の意味とか重みとかをすごく考えました。
「アルカディア」は2回みたのですが、それでもまだよくわからないところがあって、もう一回観たかったなあ(←キリがない)
「逆鱗」「ナミヤ…」「BENT」など、「演劇表現」で奇跡を起こすものや、「扉」「フリック」「磁場」などの1セットもの(時間は飛ぶけどセットは一つ)などの、映像では出来ない表現が目立って、どれも新鮮で楽しかったです!
再演なのであげませんでしたが、祐飛さんの「ラヴ・レターズ」と、あとスタジオライフの「トーマの心臓/訪問者」は、何度見ても好きだなあ、と思いました。。
■個人賞
ストレートプレイからミュージカルまで、幅広く活動した浦井くんに。
「サヨナラは日曜日に」の電話の声も忘れられない(あわれ彼女は娼婦と続けて観たので、余計に)
■今年の反省(観たかったのに観れなかったもの)
いろいろあります。。。が、現時点で一番残念なのは年末に「プリシラ」が観れなかったことです。絶対観るつもりだったのに!
後味のいい作品、悪い作品どちらもありましたが、別の世界に連れて行ってくれる作品ばかりで、楽しい日々でございました。
楽しい1年を、ありがとうございます。
来年も素敵な出会いがありますように!!
.
2016年のタカラヅカ
2016年12月31日 宝塚全体・OG2016年もあと24時間ほどで終了です。
この一年は、みなさまにとってどんな一年だったのでしょうか。
ねこは相変わらず劇場に通っております。先日カウントしてみたら、何年ぶりかで宝塚より外部公演のほうが観劇総数が多くなりまして、、、あまり意識していなかったので、ひそかに驚いています。
……どちらかといえば、宝塚が減ったのではなく、その他が増えたのですが。残業時間は相変わらずなので、じゃあ何が犠牲になっているのか……人間としてあまり考えたくない方向のような気がする……。
というわけで、年賀状もまだこれからのねこですが、先に宝塚観劇の総括をさせていただきます。
毎年書いていますが、あくまでも猫の私見ですので、ご容赦を。
ちなみに、東宝ベースなので、本公演はシェイクスピア~ケイレブ・ハントまでです。未見は星組さんのONE VOICEと月組のファールスタッフ。あと、BSWは花組だけ聴きました。あとはスカイステージさん頼りです。
■本公演・二本立て芝居
1.桜華に舞え
2.シェイクスピア
3.NOBUNAGA
4.こうもり
5.舞音
6.ケイレブ・ハント
新人公演を観て、ああ、制作側はこういう芝居をやりたかったのか!!と思った作品が複数あったので、それも考慮してこの順番です。正塚さんは、そろそろ本公演は卒業したほうがいいと思う。100分の芝居は無理だよ、もう。。。「スターダム」が良かったので、ずんちゃんのバウは楽しみにしてます。
■本公演・1本モノ
1.エリザベート
2.ME AND MY GIRL
3.るろうに剣心
「エリザベート」は、2015年の東宝版での変更を踏襲したつくりで、やっぱりこのバージョンは好きなんだなあ、私。3パターンあったからこその面白さでしたが、一番好きだったのは蒼羽ルドルフ、桜木エルマー、澄輝シュテファンのパターンでした。
「ME AND MY GIRL」は、Aパターン一択。これで鳳月ジャッキーだったら完璧だったのに、と友人に愚痴ったら、「ジャッキーがちなつちゃんなら、キキちゃんがジェラルドになるけど」と言われて断念しました。
「るろうに剣心」は……いや、観ているときは面白かったんですが、、、数少ないオリジナルの新作なのにこの位置なのは残念だなあ。来年の「三銃士」はがんばっていただきたい。
■本公演・ショー
1.Golden JAZZ
2.HOT EYES
3.Greatest HITS
4.エンターテイナー
5.ForeverLove
6.ロマンス
ぶっちゃけ、今年のショーはどれもイマイチだった印象です。HOT EYESは全ツが良かったのでちょっとおまけ。サヨナラ公演のショーは、見送るトップさんに思い入れがないとついていけないのかな。…いや、二人とも、月組配属で思い入れは深いんだけどなあ。
■全ツ・博多
1.激情/Apassionado!!
2.バレンシアの熱い花/Hot Eyes
3.王家に捧ぐ歌
4.仮面のロマネスク/メロディア
■バウ・中劇場など
1.ドンジュアン
2.双頭の鷲
3.VOICE
4.アイ・ラブ・アインシュタイン
5.ローマの休日
6.ヴァンパイア・サクセション
7.鈴蘭
8.アーサー王伝説
9.リンカーン
あくまでも「芝居」重視で、出演者はあえて考えずに。
あらためて思い出してみて、今年はオリジナルの秀作が少なかったんだなと思いました。昨年は楽しかったなあ。。。
「アーサー王伝説」は、楽曲は素晴らしかったけど、せっかくオリジナルが秀作なのに、どうしてこうなった感が否めず、この順位に。
新人デビューの2作(鈴蘭、アインシュタイン)は、どちらも設定は面白かったのに料理の仕方というか詰めが甘くて拍子抜け…という印象。次作に期待。
VOICEはショーなのでどうしようか迷ったのですが、一幕のストーリー仕立てを芝居としてカウントしてみました。久しぶりに良いまさおだった。2幕はぐだぐだでしたけど、可愛かった昔のまさおを思い出すことができて、サヨナラ公演前の作品としては正解だったかな、と。
■コンサート・ディナーショーなど
1.紅ゆずるディナーショー
2.Love Dream
3.巴里祭2016
4.龍真咲ディナーショー
こういうものに順位をつけるのもいかがなものか、と思いつつ。。。
■個人賞
主演男役賞 朝夏まなと(トート/エリザベート)
助演男役賞 美城れん(西郷隆盛/桜華に舞え)
新人男役賞 和希そら(BSW、黒天使・ルキーニ/エリザベート、ストーリーテラー/双頭の鷲)
主演娘役賞 実咲凛音(シシィ/エリザベート)
助演娘役賞 彩花まり(アムネリス/王家に捧ぐ歌、リヒテンシュタイン/エリザベート)
助演女役賞 桜咲彩花(マリア侯爵夫人/ME AND MY GIRL)
新人娘役賞 真彩希帆(エマ/鈴蘭、アデール/こうもり)
審査員賞 綾凰華(マルセル/鈴蘭、須田良治・衣波隼太郎/桜華に舞え)
コンビ賞 美弥るりか&凪七瑠海
としちゃん(宇月颯)に何かあげたい、という去年からの気持ちがなかなか片付きません。。。舞音、激情、NOBUNAGAとどれも素晴らしかった。ファールスタッフ観てればなあ。。。しかし、さやかさんは超えられないか。。。
女役みたいに、助演男役も2賞作るべきか…(真顔)
みやカチャは、なんというか、、、コンビ解散を祝しての受賞、かな。NOBUNAGAのコンビ感も好きだったし、カチャは「アパショナード」の白い蘭、みやちゃんは「アーサー王」のモーガンと見事な女役で2番手を務めた同士ということで(←コンビ?)。
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この一年は、みなさまにとってどんな一年だったのでしょうか。
ねこは相変わらず劇場に通っております。先日カウントしてみたら、何年ぶりかで宝塚より外部公演のほうが観劇総数が多くなりまして、、、あまり意識していなかったので、ひそかに驚いています。
……どちらかといえば、宝塚が減ったのではなく、その他が増えたのですが。残業時間は相変わらずなので、じゃあ何が犠牲になっているのか……人間としてあまり考えたくない方向のような気がする……。
というわけで、年賀状もまだこれからのねこですが、先に宝塚観劇の総括をさせていただきます。
毎年書いていますが、あくまでも猫の私見ですので、ご容赦を。
ちなみに、東宝ベースなので、本公演はシェイクスピア~ケイレブ・ハントまでです。未見は星組さんのONE VOICEと月組のファールスタッフ。あと、BSWは花組だけ聴きました。あとはスカイステージさん頼りです。
■本公演・二本立て芝居
1.桜華に舞え
2.シェイクスピア
3.NOBUNAGA
4.こうもり
5.舞音
6.ケイレブ・ハント
新人公演を観て、ああ、制作側はこういう芝居をやりたかったのか!!と思った作品が複数あったので、それも考慮してこの順番です。正塚さんは、そろそろ本公演は卒業したほうがいいと思う。100分の芝居は無理だよ、もう。。。「スターダム」が良かったので、ずんちゃんのバウは楽しみにしてます。
■本公演・1本モノ
1.エリザベート
2.ME AND MY GIRL
3.るろうに剣心
「エリザベート」は、2015年の東宝版での変更を踏襲したつくりで、やっぱりこのバージョンは好きなんだなあ、私。3パターンあったからこその面白さでしたが、一番好きだったのは蒼羽ルドルフ、桜木エルマー、澄輝シュテファンのパターンでした。
「ME AND MY GIRL」は、Aパターン一択。これで鳳月ジャッキーだったら完璧だったのに、と友人に愚痴ったら、「ジャッキーがちなつちゃんなら、キキちゃんがジェラルドになるけど」と言われて断念しました。
「るろうに剣心」は……いや、観ているときは面白かったんですが、、、数少ないオリジナルの新作なのにこの位置なのは残念だなあ。来年の「三銃士」はがんばっていただきたい。
■本公演・ショー
1.Golden JAZZ
2.HOT EYES
3.Greatest HITS
4.エンターテイナー
5.ForeverLove
6.ロマンス
ぶっちゃけ、今年のショーはどれもイマイチだった印象です。HOT EYESは全ツが良かったのでちょっとおまけ。サヨナラ公演のショーは、見送るトップさんに思い入れがないとついていけないのかな。…いや、二人とも、月組配属で思い入れは深いんだけどなあ。
■全ツ・博多
1.激情/Apassionado!!
2.バレンシアの熱い花/Hot Eyes
3.王家に捧ぐ歌
4.仮面のロマネスク/メロディア
■バウ・中劇場など
1.ドンジュアン
2.双頭の鷲
3.VOICE
4.アイ・ラブ・アインシュタイン
5.ローマの休日
6.ヴァンパイア・サクセション
7.鈴蘭
8.アーサー王伝説
9.リンカーン
あくまでも「芝居」重視で、出演者はあえて考えずに。
あらためて思い出してみて、今年はオリジナルの秀作が少なかったんだなと思いました。昨年は楽しかったなあ。。。
「アーサー王伝説」は、楽曲は素晴らしかったけど、せっかくオリジナルが秀作なのに、どうしてこうなった感が否めず、この順位に。
新人デビューの2作(鈴蘭、アインシュタイン)は、どちらも設定は面白かったのに料理の仕方というか詰めが甘くて拍子抜け…という印象。次作に期待。
VOICEはショーなのでどうしようか迷ったのですが、一幕のストーリー仕立てを芝居としてカウントしてみました。久しぶりに良いまさおだった。2幕はぐだぐだでしたけど、可愛かった昔のまさおを思い出すことができて、サヨナラ公演前の作品としては正解だったかな、と。
■コンサート・ディナーショーなど
1.紅ゆずるディナーショー
2.Love Dream
3.巴里祭2016
4.龍真咲ディナーショー
こういうものに順位をつけるのもいかがなものか、と思いつつ。。。
■個人賞
主演男役賞 朝夏まなと(トート/エリザベート)
助演男役賞 美城れん(西郷隆盛/桜華に舞え)
新人男役賞 和希そら(BSW、黒天使・ルキーニ/エリザベート、ストーリーテラー/双頭の鷲)
主演娘役賞 実咲凛音(シシィ/エリザベート)
助演娘役賞 彩花まり(アムネリス/王家に捧ぐ歌、リヒテンシュタイン/エリザベート)
助演女役賞 桜咲彩花(マリア侯爵夫人/ME AND MY GIRL)
新人娘役賞 真彩希帆(エマ/鈴蘭、アデール/こうもり)
審査員賞 綾凰華(マルセル/鈴蘭、須田良治・衣波隼太郎/桜華に舞え)
コンビ賞 美弥るりか&凪七瑠海
としちゃん(宇月颯)に何かあげたい、という去年からの気持ちがなかなか片付きません。。。舞音、激情、NOBUNAGAとどれも素晴らしかった。ファールスタッフ観てればなあ。。。しかし、さやかさんは超えられないか。。。
女役みたいに、助演男役も2賞作るべきか…(真顔)
みやカチャは、なんというか、、、コンビ解散を祝しての受賞、かな。NOBUNAGAのコンビ感も好きだったし、カチャは「アパショナード」の白い蘭、みやちゃんは「アーサー王」のモーガンと見事な女役で2番手を務めた同士ということで(←コンビ?)。
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2015年の演劇・ミュージカル
2015年12月31日 演劇タカラヅカ関連は昨夜まとめましたので、それ以外のジャンルもまとめてみたいと思います。
観劇後、強く「もう一回観たい」と思った順になっています。もちろん、あくまで猫の私見です。
(あえて順位をつけなかったものは、観劇順です)
■ミュージカル(新作または初見)
1位 デスノート
2位 HEADS UP!
3位 スコット&ゼルダ
4位 End Of The Rainbow
5位 メンフィス
6位 パッション
(他)
ボンベイドリームズ
シャーロックホームズ2
CHESS
ショコラ・ショック(メリーゴーランド)
評価基準を、観劇直後に「もう一度観たい!」と思ったかどうか、にしたので、ちょっと割をくった作品が「メンフィス」と「パッション」。どちらも衝撃が大きすぎて、観劇直後には受け止められなくて、「もう一回観たい」とは思えなかった(泣)けど、どちらも素晴らしかったです。うん。もし再演が成れば、2回は観たい作品です。
「ショコラ・ショック」を7位にするかどうかは相当悩みました。。。ええ、もう一回観たかったですとも!ええもちろん!!
■ミュージカル(再演)
1位 タイタニック
2位 エリザベート
3位 CHICAGO
4位 サンセット大通り
5位 ひめゆり(ミュージカル座)
(他)
SAMURAI7
レミゼラブル
ラ・マンチャの男
ダンスオブヴァンパイア
タイタニックはイスメイの演出変更が大きかったし、ソウマさんの演技も凄すぎました。忘れられない。
エリザベートは2016年も再演されますね!とても楽しみ!
CHICAGOは、たまたま観たのが湖月わたるさん出演回だったのですが、素晴らしかったです。あまりにも素晴らしくて、ブロードウェイキャストと比較出来なかったのが残念。英語以外は良い勝負だったんじゃないかな!!(確信)
「SAMURAI7」は、前回観たときのほうが面白かったような気が。だいぶ演出が変わっていて、変更点が悉くツボらなかったんですよね(←私は)
レミゼは昨年と特に変更無い印象。元々作品が大好きすぎて、なかなか心が動きません。。。いやでも、今年は海宝マリウスとか上山アンジョルラスとか、ヒットキャストがたくさん居て楽しかったです。もう昔みたいには通えませんが、次も必ず観ますよ。
「ラ・マンチャの男」は、、、、ごめんなさい、私は今の幸四郎さんは無理でした……(涙)(大好きだったのになあ)(溜息)せっかくきりやんが素晴らしかったのに!アントニアも!サンチョも!!みんな!!(号泣)
■2.5次元
NARUTO
幕末Rock
THE SHINSENGUMI 2015
バイオハザード The STAGE
えーーっと。「2.5次元」の定義はとってもあいまいだけど、おそらく、興行側が「2.5次元舞台」の位置づけで企画しているんだろうな、と感じたのがこの4作品。
どれもそれぞれに個性的で面白かったんですが、あえて順位をつけるほどではなかった印象。(観劇順)
■ショー・コンサート
1位 Mon STARS コンサート
2位 Feel SO Good(壮一帆コンサート)
3位 GOLDEN SONGS
4位 CLUB SEVEN
5位 ミュージカルミーツシンフォニー2015
(他)
クリエ ミュージカルコレクション2
壮一帆DS
CONNECTION
大空祐飛SING&TALK
プリンスオブブロードウェイ
「PRINCE OF BROADWAY」の位置に迷いましたが、、、いや、観ていて楽しかったんですよ間違いなく!!っていうか、多ジャンルのコンサートの順位付けって難しいですね。それぞれについて、価値基準が全然違ってきちゃうから。
壮ちゃんのDSが順位ついてないのは、DSは二回観れないからです。主にお財布の事情です(真顔)。
■演劇(朗読含む)
1位 黒いハンカチーフ
2位 熱海殺人事件
3位 ラヴ・レターズ(TOSHI-LOW・大空祐飛)
4位 ファントム(スタジオライフ)
5位 ダブリンの鐘つきカビ人間
6位 とりあえず、お父さん
7位 夏の夜の夢(スタジオライフ)
8位 トロイラスとクレシダ
9位 女中たち
(他)
十二夜
死と乙女
私の頭の中の消しゴム(日野聡・愛原実花)
私の頭の中の消しゴム(加藤和樹・安倍なつみ)
大図(BQMAP)
TABU
銀河英雄伝説(星々の軌跡)
ペールギュント
アドルフに告ぐ(スタジオライフ・日本篇のみ)
ウーマンインブラック
もとの黙阿弥
RED
No.9 不滅の旋律
リーディング名作劇場「キミに贈る物語」(大空祐飛)
レミング
さよならヨールプッキ(BQMAP)
今年は結構観れた方ですかねえ。。。どうしてもミュージカルを優先してしまうので、これでも、観たかったけど諦めた作品は沢山あったのですが。
「黒いハンカチ―フ」は大ヒットでした。あんなに短期間で終わってしまって、本当に勿体無い!!日根先生にもう一度会いたいです(切実)。
「熱海殺人事件」は、みなこちゃん(愛原)が神すぎました。
「Love Letters」は、ずっと祐飛さんに出てほしいと思っていたので、決まった時すごく嬉しかったです。祐飛さんについては、泉鏡花とLove Lettersと二つも夢が叶ってしまって、残る夢も叶ってしまうんじゃないかと無駄にドキドキ(^ ^)。
4位以下のスタジオライフ、ダブリン、お父さん……さらに、あえて順位はつけませんでしたが、「もとの黙阿弥」や「ウーマンインブラック」、祐飛さんが出演していた「死と乙女」「TABU」など、良い作品にたくさんめぐり会えて、いい一年でした!
BQMAPの2作は、どちらもとても面白くて興味深かったので迷ったのですが。うーん、まあでも、こんなものかなあ。
逆に、すっごく期待して観に行ってちょっとがっくりして帰ったのは「No.9」。私の中に確固としてある「ベートヴェン」のイメージと稲垣くんが重ならなくて、最後までもどかしいまま終わってしまいました。先入観がなければもっと楽しめたかもしれない、と、反省をこめて。
■2015年の反省(観たかったのに観れなかったもの)
1位 「ライムライト」
2位 「RENT」
3位 「ドッグファイト」
4位 「アドルフに告ぐ」(スタジオライフ ドイツ篇、特別篇)
5位 「アドルフに告ぐ」(コムさんゆみこさんが出てた公演)
他にもいろいろありましたが。。。どれも、適当に時間見つけていこうと思っていたのに、そんな気合で観れるような作品でも仕事状況でもなかった……(泣)反省。
■2016年の抱負
絶対に観たい舞台のチケットは、ちゃんと事前に用意する。
特に、クリエ19時開演だから適当に平日観にいこう、、、という考えは、きっぱり捨てます!!
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観劇後、強く「もう一回観たい」と思った順になっています。もちろん、あくまで猫の私見です。
(あえて順位をつけなかったものは、観劇順です)
■ミュージカル(新作または初見)
1位 デスノート
2位 HEADS UP!
3位 スコット&ゼルダ
4位 End Of The Rainbow
5位 メンフィス
6位 パッション
(他)
ボンベイドリームズ
シャーロックホームズ2
CHESS
ショコラ・ショック(メリーゴーランド)
評価基準を、観劇直後に「もう一度観たい!」と思ったかどうか、にしたので、ちょっと割をくった作品が「メンフィス」と「パッション」。どちらも衝撃が大きすぎて、観劇直後には受け止められなくて、「もう一回観たい」とは思えなかった(泣)けど、どちらも素晴らしかったです。うん。もし再演が成れば、2回は観たい作品です。
「ショコラ・ショック」を7位にするかどうかは相当悩みました。。。ええ、もう一回観たかったですとも!ええもちろん!!
■ミュージカル(再演)
1位 タイタニック
2位 エリザベート
3位 CHICAGO
4位 サンセット大通り
5位 ひめゆり(ミュージカル座)
(他)
SAMURAI7
レミゼラブル
ラ・マンチャの男
ダンスオブヴァンパイア
タイタニックはイスメイの演出変更が大きかったし、ソウマさんの演技も凄すぎました。忘れられない。
エリザベートは2016年も再演されますね!とても楽しみ!
CHICAGOは、たまたま観たのが湖月わたるさん出演回だったのですが、素晴らしかったです。あまりにも素晴らしくて、ブロードウェイキャストと比較出来なかったのが残念。英語以外は良い勝負だったんじゃないかな!!(確信)
「SAMURAI7」は、前回観たときのほうが面白かったような気が。だいぶ演出が変わっていて、変更点が悉くツボらなかったんですよね(←私は)
レミゼは昨年と特に変更無い印象。元々作品が大好きすぎて、なかなか心が動きません。。。いやでも、今年は海宝マリウスとか上山アンジョルラスとか、ヒットキャストがたくさん居て楽しかったです。もう昔みたいには通えませんが、次も必ず観ますよ。
「ラ・マンチャの男」は、、、、ごめんなさい、私は今の幸四郎さんは無理でした……(涙)(大好きだったのになあ)(溜息)せっかくきりやんが素晴らしかったのに!アントニアも!サンチョも!!みんな!!(号泣)
■2.5次元
NARUTO
幕末Rock
THE SHINSENGUMI 2015
バイオハザード The STAGE
えーーっと。「2.5次元」の定義はとってもあいまいだけど、おそらく、興行側が「2.5次元舞台」の位置づけで企画しているんだろうな、と感じたのがこの4作品。
どれもそれぞれに個性的で面白かったんですが、あえて順位をつけるほどではなかった印象。(観劇順)
■ショー・コンサート
1位 Mon STARS コンサート
2位 Feel SO Good(壮一帆コンサート)
3位 GOLDEN SONGS
4位 CLUB SEVEN
5位 ミュージカルミーツシンフォニー2015
(他)
クリエ ミュージカルコレクション2
壮一帆DS
CONNECTION
大空祐飛SING&TALK
プリンスオブブロードウェイ
「PRINCE OF BROADWAY」の位置に迷いましたが、、、いや、観ていて楽しかったんですよ間違いなく!!っていうか、多ジャンルのコンサートの順位付けって難しいですね。それぞれについて、価値基準が全然違ってきちゃうから。
壮ちゃんのDSが順位ついてないのは、DSは二回観れないからです。主にお財布の事情です(真顔)。
■演劇(朗読含む)
1位 黒いハンカチーフ
2位 熱海殺人事件
3位 ラヴ・レターズ(TOSHI-LOW・大空祐飛)
4位 ファントム(スタジオライフ)
5位 ダブリンの鐘つきカビ人間
6位 とりあえず、お父さん
7位 夏の夜の夢(スタジオライフ)
8位 トロイラスとクレシダ
9位 女中たち
(他)
十二夜
死と乙女
私の頭の中の消しゴム(日野聡・愛原実花)
私の頭の中の消しゴム(加藤和樹・安倍なつみ)
大図(BQMAP)
TABU
銀河英雄伝説(星々の軌跡)
ペールギュント
アドルフに告ぐ(スタジオライフ・日本篇のみ)
ウーマンインブラック
もとの黙阿弥
RED
No.9 不滅の旋律
リーディング名作劇場「キミに贈る物語」(大空祐飛)
レミング
さよならヨールプッキ(BQMAP)
今年は結構観れた方ですかねえ。。。どうしてもミュージカルを優先してしまうので、これでも、観たかったけど諦めた作品は沢山あったのですが。
「黒いハンカチ―フ」は大ヒットでした。あんなに短期間で終わってしまって、本当に勿体無い!!日根先生にもう一度会いたいです(切実)。
「熱海殺人事件」は、みなこちゃん(愛原)が神すぎました。
「Love Letters」は、ずっと祐飛さんに出てほしいと思っていたので、決まった時すごく嬉しかったです。祐飛さんについては、泉鏡花とLove Lettersと二つも夢が叶ってしまって、残る夢も叶ってしまうんじゃないかと無駄にドキドキ(^ ^)。
4位以下のスタジオライフ、ダブリン、お父さん……さらに、あえて順位はつけませんでしたが、「もとの黙阿弥」や「ウーマンインブラック」、祐飛さんが出演していた「死と乙女」「TABU」など、良い作品にたくさんめぐり会えて、いい一年でした!
BQMAPの2作は、どちらもとても面白くて興味深かったので迷ったのですが。うーん、まあでも、こんなものかなあ。
逆に、すっごく期待して観に行ってちょっとがっくりして帰ったのは「No.9」。私の中に確固としてある「ベートヴェン」のイメージと稲垣くんが重ならなくて、最後までもどかしいまま終わってしまいました。先入観がなければもっと楽しめたかもしれない、と、反省をこめて。
■2015年の反省(観たかったのに観れなかったもの)
1位 「ライムライト」
2位 「RENT」
3位 「ドッグファイト」
4位 「アドルフに告ぐ」(スタジオライフ ドイツ篇、特別篇)
5位 「アドルフに告ぐ」(コムさんゆみこさんが出てた公演)
他にもいろいろありましたが。。。どれも、適当に時間見つけていこうと思っていたのに、そんな気合で観れるような作品でも仕事状況でもなかった……(泣)反省。
■2016年の抱負
絶対に観たい舞台のチケットは、ちゃんと事前に用意する。
特に、クリエ19時開演だから適当に平日観にいこう、、、という考えは、きっぱり捨てます!!
.
2015年のタカラヅカ
2015年12月30日 宝塚全体・OG今年も年末がやってまいりました。
みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
ねこは相変わらず元気に劇場通いしております。一時期よりは宝塚以外も観るようになり、使える時間は変わらないのに、ますます観たいものが増えてしまい。。。悔いの多い一年でした。あー、ライムライト観たかった。。。
というわけで、今年も一年のベスト作品をあげさせていただきます。
あくまでも猫の私見ですので、ご容赦を。ちなみに、東宝ベースなので、本公演は白夜の誓い~新源氏物語まで。
なお、未見は以下の通り。
月組「風と共に去りぬ」
宙組「NewWave」
花組「ベルサイユのばら」
月組「Dragon Night」
あと、各種DS、ビルボードの類は、月組「Wonder Of Love」以外は観てないです。。。
■本公演・新作芝居(源氏は新作カウント)
1位 ルパン三世
2位 星逢一夜
3位 新源氏物語
ぶっちゃけ、雪組の作品選定眼と、キャストの踏ん張りの両方に感心するしかありません。。。
東宝の出来で比べれば、ルパン三世が一位かなー。星逢は、正直、大劇場で最初に観た時の方がぐっときました。
■本公演・ショー
1位 ラ・エスメラルダ
2位 宝塚幻想曲
3位 フェニックス宝塚
3位は花組の「メロディア」とどっちにするか迷ったのですが、がんばっていた宙組組子たちがあまりにも愛おしかったのでちょっと贔屓。
花組は今年本公演が両方2本立てで、しかもショーがどちらも名作で羨ましい。みりおくんはもちろん歌って踊れるスターだけど、月組時代はそんなにショースターという気はしていなかったのに、今のところショーはどれもアタリですね。蘭寿さん時代の組子たちという財産も大きいでしょうけれども。
■本公演・一本もの
1位 1789
2位 ガイズ&ドールズ
3位 王家に捧ぐ歌
「1789」、新作という有利な点もあるけど、やっぱりショーがなくても不満がないくらい踊りまくりの作品だったのは大きいですね。最後のちゃぴのソロ、何度観ても涙が止まりませんでした。
ガイズ&ドールズは、私が以前観ていた月組版と全然違っていて、興味深い仕上がりでした。
「王家に捧ぐ歌」は、やっぱり作品として好きにはなれませんでしたが、初演を観た時の嫌悪感は感じなかった。。。キャストはどっちも好きなんだけどなあ。木村さんが少し丸くなったのでしょうか(←)
■中劇場
1位 風の次郎吉
2位 キャッチミー・イフユーキャン
3位 TOPHAT
オリジナルであることで加点してこの順位ですが、この3作品はどれも本当に面白かった。チケットがなくて回数は観られなかったのが残念で、ぜひまた再演してほしいです。。。。キャッチミー以外はもうキャストが揃わないけど(泣)
■全ツ・博多座
1位 星影の人/ファンシー・ガイ
2位 悲しみのコルドバ/ラ・エスメラルダ
3位 メランコリックジゴロ/シトラスの風に
今年の全ツは楽しかったーーーー!!
■バウ
1位 銀二貫
2位 バンディード
3位 スターダム
4位 A-EN Arthurバージョン
5位 オイディプス王
6位 相続人の肖像
7位 A-EN Ariバージョン
今年はバウの当たり年でした。(おかげで遠征費が大変なことに涙)New Waveも観たかったよぉ~~というのと同時に、星組と雪組の「NEW WAVE」は……?という以前からの心の叫びがこだまする。。。
さておき。
堂々の1位は「銀二貫」。谷さん、とても「CODE HERO」とか創ってくれた方とは思えない。。。原作って大事だなあ。
2位、3位は大野作品と正塚作品。やっぱり小劇場は手堅いですね、お二人とも。素晴らしかったです。月組も花組も、あれで下級生が一気に伸びた感じがありました。
4位と5位は迷ったのですが、、、若さ爆発!であのすかすかな空間と作品を埋めた月組の勇者たちに敬意を表して。いやでも、作品力でいったら4位「オイディプス王」5位「相続人の肖像」6位「A-EN」だなあと思いつつ……。
「相続人の肖像」は、今年でなかったらもっと上位になったと思います。とはいえ、田渕さんの過去2作に比べてちょっと構成的に無理があったのは否めないので。。。まあ、仕方ないのかな。どの作品もそうですが、ずんちゃんはじめ、出演者はみんなとても良かったです。
今年のバウは、本当に、作品も、主演者も、出演者も、(猫にとっての)当たり年で!!興味深い一年でした!!
■個人賞
主演男役賞 早霧せいな(ルパンからエリオまでの役柄の幅広さに)
助演男役賞 華形ひかる(星影、オイディプス、銀二貫どれも素晴らしかった!!)
新人男役賞 瀬央ゆりあ(スカイ/ガイズ&ドールズ)
主演娘役賞 愛希れいか(アントワネット/1789、Wonder Of Love)
助演娘役賞 桜咲彩花(紫の上/新源氏物語)
新人娘役賞 星風まどか(アイーダ/王家に捧ぐ歌)
審査員賞 朝美絢(とにかく飛躍の一年でした!)
コンビ賞 朝夏まなと、実咲凛音(単体よりも、2人でいるほうが素敵なコンビ)
助演男優賞と助演女優賞は毎回悩むのですが、今回の次点は、七海ひろき(TOP HAT、キャッチミー)と美穂圭子(カリスタ、ファンタジア)でした。
そして、今年迷ったのはもう一人、としちゃん(宇月颯)に何か賞をあげたい!!だったのですが。。。いやしかし、舞音を対象外にしちゃったからなー。勝手にダンサー賞とか創っちゃえばいいだけのことなんですけどね。
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みなさまお元気でお過ごしでしょうか。
ねこは相変わらず元気に劇場通いしております。一時期よりは宝塚以外も観るようになり、使える時間は変わらないのに、ますます観たいものが増えてしまい。。。悔いの多い一年でした。あー、ライムライト観たかった。。。
というわけで、今年も一年のベスト作品をあげさせていただきます。
あくまでも猫の私見ですので、ご容赦を。ちなみに、東宝ベースなので、本公演は白夜の誓い~新源氏物語まで。
なお、未見は以下の通り。
月組「風と共に去りぬ」
宙組「NewWave」
花組「ベルサイユのばら」
月組「Dragon Night」
あと、各種DS、ビルボードの類は、月組「Wonder Of Love」以外は観てないです。。。
■本公演・新作芝居(源氏は新作カウント)
1位 ルパン三世
2位 星逢一夜
3位 新源氏物語
ぶっちゃけ、雪組の作品選定眼と、キャストの踏ん張りの両方に感心するしかありません。。。
東宝の出来で比べれば、ルパン三世が一位かなー。星逢は、正直、大劇場で最初に観た時の方がぐっときました。
■本公演・ショー
1位 ラ・エスメラルダ
2位 宝塚幻想曲
3位 フェニックス宝塚
3位は花組の「メロディア」とどっちにするか迷ったのですが、がんばっていた宙組組子たちがあまりにも愛おしかったのでちょっと贔屓。
花組は今年本公演が両方2本立てで、しかもショーがどちらも名作で羨ましい。みりおくんはもちろん歌って踊れるスターだけど、月組時代はそんなにショースターという気はしていなかったのに、今のところショーはどれもアタリですね。蘭寿さん時代の組子たちという財産も大きいでしょうけれども。
■本公演・一本もの
1位 1789
2位 ガイズ&ドールズ
3位 王家に捧ぐ歌
「1789」、新作という有利な点もあるけど、やっぱりショーがなくても不満がないくらい踊りまくりの作品だったのは大きいですね。最後のちゃぴのソロ、何度観ても涙が止まりませんでした。
ガイズ&ドールズは、私が以前観ていた月組版と全然違っていて、興味深い仕上がりでした。
「王家に捧ぐ歌」は、やっぱり作品として好きにはなれませんでしたが、初演を観た時の嫌悪感は感じなかった。。。キャストはどっちも好きなんだけどなあ。木村さんが少し丸くなったのでしょうか(←)
■中劇場
1位 風の次郎吉
2位 キャッチミー・イフユーキャン
3位 TOPHAT
オリジナルであることで加点してこの順位ですが、この3作品はどれも本当に面白かった。チケットがなくて回数は観られなかったのが残念で、ぜひまた再演してほしいです。。。。キャッチミー以外はもうキャストが揃わないけど(泣)
■全ツ・博多座
1位 星影の人/ファンシー・ガイ
2位 悲しみのコルドバ/ラ・エスメラルダ
3位 メランコリックジゴロ/シトラスの風に
今年の全ツは楽しかったーーーー!!
■バウ
1位 銀二貫
2位 バンディード
3位 スターダム
4位 A-EN Arthurバージョン
5位 オイディプス王
6位 相続人の肖像
7位 A-EN Ariバージョン
今年はバウの当たり年でした。(おかげで遠征費が大変なことに涙)New Waveも観たかったよぉ~~というのと同時に、星組と雪組の「NEW WAVE」は……?という以前からの心の叫びがこだまする。。。
さておき。
堂々の1位は「銀二貫」。谷さん、とても「CODE HERO」とか創ってくれた方とは思えない。。。原作って大事だなあ。
2位、3位は大野作品と正塚作品。やっぱり小劇場は手堅いですね、お二人とも。素晴らしかったです。月組も花組も、あれで下級生が一気に伸びた感じがありました。
4位と5位は迷ったのですが、、、若さ爆発!であのすかすかな空間と作品を埋めた月組の勇者たちに敬意を表して。いやでも、作品力でいったら4位「オイディプス王」5位「相続人の肖像」6位「A-EN」だなあと思いつつ……。
「相続人の肖像」は、今年でなかったらもっと上位になったと思います。とはいえ、田渕さんの過去2作に比べてちょっと構成的に無理があったのは否めないので。。。まあ、仕方ないのかな。どの作品もそうですが、ずんちゃんはじめ、出演者はみんなとても良かったです。
今年のバウは、本当に、作品も、主演者も、出演者も、(猫にとっての)当たり年で!!興味深い一年でした!!
■個人賞
主演男役賞 早霧せいな(ルパンからエリオまでの役柄の幅広さに)
助演男役賞 華形ひかる(星影、オイディプス、銀二貫どれも素晴らしかった!!)
新人男役賞 瀬央ゆりあ(スカイ/ガイズ&ドールズ)
主演娘役賞 愛希れいか(アントワネット/1789、Wonder Of Love)
助演娘役賞 桜咲彩花(紫の上/新源氏物語)
新人娘役賞 星風まどか(アイーダ/王家に捧ぐ歌)
審査員賞 朝美絢(とにかく飛躍の一年でした!)
コンビ賞 朝夏まなと、実咲凛音(単体よりも、2人でいるほうが素敵なコンビ)
助演男優賞と助演女優賞は毎回悩むのですが、今回の次点は、七海ひろき(TOP HAT、キャッチミー)と美穂圭子(カリスタ、ファンタジア)でした。
そして、今年迷ったのはもう一人、としちゃん(宇月颯)に何か賞をあげたい!!だったのですが。。。いやしかし、舞音を対象外にしちゃったからなー。勝手にダンサー賞とか創っちゃえばいいだけのことなんですけどね。
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2014年のタカラヅカ【まとめ】
2014年12月27日 宝塚全体・OG コメント (4)大変お久しぶりでございます。
5月の終わりに「かもめ」の感想を書いたあと、すっかり更新が滞っておりましたが、ねこは元気に生きてますm(_ _)m。ご心配くださったみなさま、大変申し訳ありませんでした。
1月1日、元旦の星組大劇場公演の初日から始まったタカラヅカ100周年も、本日ですべての公演を終了しました。記念イベントはどれも参加できませんでしたが、いちおう、元旦の大劇場初日と、東宝の年末公演千秋楽の両方を観劇し、私なりに、100周年を満喫したなーという満足感でいっぱいです(^ ^)。
一応、例年どおりに今年のベスト作品をまとめてみたいと思います。
■本公演・新作芝居
1位:雪『Shall we ダンス?』
2位:雪『一夢庵風流記 前田慶次』
3位:星『眠らない男・ナポレオン』
今年は久しぶりに年末の大劇場公演を観なかったので、東宝ベースで。
正月の雪組から、本日千秋楽を迎えた月組まで、いちおう全公演観劇できました。2本立てが多くて楽しい一年でした!!
「Shall we ダンス?」は去年も(大劇場で1回見ただけなのに)2位だったのですが、東宝で観てあらためて好きになったので、あえてもう一度あげさせていただきます。小柳さん、次も期待しています!
■本公演・ショー
1位:花『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
2位:雪『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
3位:月『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
今年のショーは粒ぞろいで、どれも良かったなーという印象です。逆にいえば、一昨年の「CONGA」みたいな、圧倒的に素晴らしい!これぞ名作!!というショーはなかったのですが、、、でも、どれも楽しくて、タカラヅカってやっぱりショーがあってこそだなあ、と思いました。
花組は、「夢眩」というより、蘭寿さんのサヨナラショーが素晴らしかった分で加点してるかも、です…。
■本公演・再演作品
「PUCK」は、私が初演を知らないので、普通に楽しかったです。ちゃぴ(愛希)のハーミアが嵌り役すぎて、もう!あと、カチャ(凪七)を見直しました。これから月組の体制がどうなるのかわかりませんが、みんなが幸せになれたらいいなあ。。。
「エリザベート」は、ものすごく正直に言うならば、エトワールの重要性を痛感した公演でした。終わりよければすべて良し、って、真理だなあ……公演自体は良かっただけに、残念でした。
「ベルサイユのばら」についてはノーコメント。
■DC、バウ
1位:宙『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-』
2位:星『かもめ』
3位:宙『SANCTUARY(サンクチュアリ)』
3位:雪『心中・恋の大和路』
3位:月『New Wave! -月-』
未見なのは、星組「アルカサル」と専科「第二章」の2作。
「SANCTUARY」は、もう一度みたかったです。一回では消化しきれてないかも。
いちおう、初演優先でこの順番でしょうか。。。「大和路」の位置にみつつ。いやでも、脚本的には佳作が多くて幸せな一年でした。百周年万歳。
■大きな劇場(梅芸・中日・博多・シアターオーブ)、全ツ
1位:雪組日生『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-
2位:星組オーブ『太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』
3位:星組全ツ『風と共に去りぬ』
中日(宙、花)とベルばらの全ツが両方とも観られなかったので、対象となる公演の数が少ないのですが…(汗)。
とりあえず、「風と共に去りぬ」は、去年の宙組本公演よりは脚本もだいぶマシだったし、メラニーのはるこちゃん(音波)とアシュレのみつる(華形)が素晴らしくて、新しい「南部魂」を見せてくれた気がしたので、珍しくランクインしてみました。天寿さんのベルも可愛かったです(^ ^)。
■個人賞
主演男役賞 壮一帆(卒業後まで含めた、この一年間のすべてに)
新人男役賞 朝美絢(新公PUCK すごく良かったです!)
助演男役賞 未涼亜希(「Shall we dance?」東宝のアルバート、「心中・恋の大和路」八右衛門役)
主演娘役賞 蘭乃はな(「エリザベート」エリザベート役)
新人娘役賞 真彩希帆(あえて言うなら、「夢眩」の「V・A・C・A・TION」少女役)
助演娘役賞 桜一花(「ノクターン」ウラジミールの母、「エリザベート」ゾフィー皇太后役)
審査員賞 音波みのり(全国ツアー公演「風と共に去りぬ」メラニー役)
コンビ賞 早霧せいな、咲妃みゆ(「伯爵令嬢」の二人のラブラブぶりに乾杯!)
昨年の新人娘役賞だった風ちゃんは、先日、次期星組トップ娘役就任が発表されました!(おめでとう!!)
さて、今年はどうなるでしょうかー?
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5月の終わりに「かもめ」の感想を書いたあと、すっかり更新が滞っておりましたが、ねこは元気に生きてますm(_ _)m。ご心配くださったみなさま、大変申し訳ありませんでした。
1月1日、元旦の星組大劇場公演の初日から始まったタカラヅカ100周年も、本日ですべての公演を終了しました。記念イベントはどれも参加できませんでしたが、いちおう、元旦の大劇場初日と、東宝の年末公演千秋楽の両方を観劇し、私なりに、100周年を満喫したなーという満足感でいっぱいです(^ ^)。
一応、例年どおりに今年のベスト作品をまとめてみたいと思います。
■本公演・新作芝居
1位:雪『Shall we ダンス?』
2位:雪『一夢庵風流記 前田慶次』
3位:星『眠らない男・ナポレオン』
今年は久しぶりに年末の大劇場公演を観なかったので、東宝ベースで。
正月の雪組から、本日千秋楽を迎えた月組まで、いちおう全公演観劇できました。2本立てが多くて楽しい一年でした!!
「Shall we ダンス?」は去年も(大劇場で1回見ただけなのに)2位だったのですが、東宝で観てあらためて好きになったので、あえてもう一度あげさせていただきます。小柳さん、次も期待しています!
■本公演・ショー
1位:花『TAKARAZUKA ∞ 夢眩』
2位:雪『CONGRATULATIONS 宝塚!!』
3位:月『TAKARAZUKA 花詩集100!!』
今年のショーは粒ぞろいで、どれも良かったなーという印象です。逆にいえば、一昨年の「CONGA」みたいな、圧倒的に素晴らしい!これぞ名作!!というショーはなかったのですが、、、でも、どれも楽しくて、タカラヅカってやっぱりショーがあってこそだなあ、と思いました。
花組は、「夢眩」というより、蘭寿さんのサヨナラショーが素晴らしかった分で加点してるかも、です…。
■本公演・再演作品
「PUCK」は、私が初演を知らないので、普通に楽しかったです。ちゃぴ(愛希)のハーミアが嵌り役すぎて、もう!あと、カチャ(凪七)を見直しました。これから月組の体制がどうなるのかわかりませんが、みんなが幸せになれたらいいなあ。。。
「エリザベート」は、ものすごく正直に言うならば、エトワールの重要性を痛感した公演でした。終わりよければすべて良し、って、真理だなあ……公演自体は良かっただけに、残念でした。
「ベルサイユのばら」についてはノーコメント。
■DC、バウ
1位:宙『翼ある人びと-ブラームスとクララ・シューマン-』
2位:星『かもめ』
3位:宙『SANCTUARY(サンクチュアリ)』
3位:雪『心中・恋の大和路』
3位:月『New Wave! -月-』
未見なのは、星組「アルカサル」と専科「第二章」の2作。
「SANCTUARY」は、もう一度みたかったです。一回では消化しきれてないかも。
いちおう、初演優先でこの順番でしょうか。。。「大和路」の位置にみつつ。いやでも、脚本的には佳作が多くて幸せな一年でした。百周年万歳。
■大きな劇場(梅芸・中日・博多・シアターオーブ)、全ツ
1位:雪組日生『伯爵令嬢』-ジュ・テーム、きみを愛さずにはいられない-
2位:星組オーブ『太陽王 ~ル・ロワ・ソレイユ~』
3位:星組全ツ『風と共に去りぬ』
中日(宙、花)とベルばらの全ツが両方とも観られなかったので、対象となる公演の数が少ないのですが…(汗)。
とりあえず、「風と共に去りぬ」は、去年の宙組本公演よりは脚本もだいぶマシだったし、メラニーのはるこちゃん(音波)とアシュレのみつる(華形)が素晴らしくて、新しい「南部魂」を見せてくれた気がしたので、珍しくランクインしてみました。天寿さんのベルも可愛かったです(^ ^)。
■個人賞
主演男役賞 壮一帆(卒業後まで含めた、この一年間のすべてに)
新人男役賞 朝美絢(新公PUCK すごく良かったです!)
助演男役賞 未涼亜希(「Shall we dance?」東宝のアルバート、「心中・恋の大和路」八右衛門役)
主演娘役賞 蘭乃はな(「エリザベート」エリザベート役)
新人娘役賞 真彩希帆(あえて言うなら、「夢眩」の「V・A・C・A・TION」少女役)
助演娘役賞 桜一花(「ノクターン」ウラジミールの母、「エリザベート」ゾフィー皇太后役)
審査員賞 音波みのり(全国ツアー公演「風と共に去りぬ」メラニー役)
コンビ賞 早霧せいな、咲妃みゆ(「伯爵令嬢」の二人のラブラブぶりに乾杯!)
昨年の新人娘役賞だった風ちゃんは、先日、次期星組トップ娘役就任が発表されました!(おめでとう!!)
さて、今年はどうなるでしょうかー?
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宝塚バウホールにて、星組公演「かもめ」を観劇いたしました。
素晴らしかった!
チェーホフの「かもめ」を、どう「タカラヅカ」にするんだろうか、と思いながら観に行ったのですが、思いの外、戯曲どおりの展開で最期まですすんでいき、戯曲どおりに終わったことに驚きました。
台詞を加えたりはそんなにしていないと思うのですが(←たぶん)、いままで観たことがある「かもめ」の中でも、演出的に一番明解で、実にわかりやすくなっていたと思います。
「かもめ」ってこんなに判りやすい話だったのか!?と、ある意味驚きました。
おそらく、小柳さんの解釈が明解で、その解釈をきちんと伝える演出(演技指導)になっているんだろうな、と思います。
逆にいえば、あそこまで明解に演出されてしまうと小柳さんの解釈で観るしかないので、「かもめ」の戯曲が本来持っている、どうにでも解釈できるという観客側の自由は制限されているのかな、とも思うのですが……いやでも、とても面白いので良いのだと思います。
いやー、それにしても、星組の芝居ができる人を全員連れてきましたね、という座組でした。小柳さん、さすがヒットメーカーは強いなあ。
そして、いままでに一度も「芝居が巧い」と評価されたことのないどいちゃん(鶴美)に、落ち着きのあるリアルな男性を魅力的に演じさせ、歌は得意ではないはずのはるこちゃん(音波)に綺麗にハモらせ……どういう魔法を使ったのか、ぜひ教えていただきたいところです(*^ ^*)。
91期の紫月さんを筆頭に、役のついていない10人ほどの出演者のファンの方は辛いだろうなあ、と思いますが、、、宝塚なので、そのあたりは難しいですね。作品としては素晴らしいのですが、本来、11人+αで上演する作品ですからね。。。。専科の美城さんいれて20人という人数は、普通よりは少なめではあるのですが。
礼くんの「ママ」という発音が、とても好きです。マザコンで引きこもりな礼くん、万歳。坂木司の「引きこもり探偵」シリーズ、礼くん主演で観てみたい。
城妃さんのニーナは純粋で可愛くて真っ直ぐで、欲望に忠実で、若くて愚かで、そして、捨て身。2幕後半の城妃さん(と、それを聞く礼くん)の芝居には、本当に引きこまれました。
歌えるし、本当に良い芝居をする娘役さん。。。お化粧、がんばれ!(真顔)
天寿さんのトリゴーリンは、大人なんだけど、本質は子供のまま成長が止まってしまった人。
寂しいと死んでしまう兎のように、常にだれかと一緒にいないとダメなタイプ。女の敵だけど、悪意は無い。クリエーターとしての自分の才能とその限界を知っていて、なんとかそれを越えようとあがきつつ、眼の前のリアルな恋人の動向には無関心で。
名を成した文豪たちを越えたいのなら、まずは眼の前の「現実」をちゃんと視なくちゃ、と思うのですが、彼はそうは思っていないんだろうなあ。思考停止しているというか。
「僕には自分の意志がないんだ」「今までにあったためしがない」という台詞が、こんなにすんなり納得できるトリゴーリンに出会ったのは初めてだったのですが、、、贔屓目でしょうかね…?
いやー、それにしても、文句なく興味深くて面白い公演でした!
「かもめ」ってこういう作品だったのか!?と、眼から鱗。
「何度でも観に来てください」、と、礼くんが最後の挨拶で言っていましたが、、、、こっちだって何度でも観たいよ!! だからチケットくれ!!と心の底から思いました。。。
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素晴らしかった!
チェーホフの「かもめ」を、どう「タカラヅカ」にするんだろうか、と思いながら観に行ったのですが、思いの外、戯曲どおりの展開で最期まですすんでいき、戯曲どおりに終わったことに驚きました。
台詞を加えたりはそんなにしていないと思うのですが(←たぶん)、いままで観たことがある「かもめ」の中でも、演出的に一番明解で、実にわかりやすくなっていたと思います。
「かもめ」ってこんなに判りやすい話だったのか!?と、ある意味驚きました。
おそらく、小柳さんの解釈が明解で、その解釈をきちんと伝える演出(演技指導)になっているんだろうな、と思います。
逆にいえば、あそこまで明解に演出されてしまうと小柳さんの解釈で観るしかないので、「かもめ」の戯曲が本来持っている、どうにでも解釈できるという観客側の自由は制限されているのかな、とも思うのですが……いやでも、とても面白いので良いのだと思います。
いやー、それにしても、星組の芝居ができる人を全員連れてきましたね、という座組でした。小柳さん、さすがヒットメーカーは強いなあ。
そして、いままでに一度も「芝居が巧い」と評価されたことのないどいちゃん(鶴美)に、落ち着きのあるリアルな男性を魅力的に演じさせ、歌は得意ではないはずのはるこちゃん(音波)に綺麗にハモらせ……どういう魔法を使ったのか、ぜひ教えていただきたいところです(*^ ^*)。
91期の紫月さんを筆頭に、役のついていない10人ほどの出演者のファンの方は辛いだろうなあ、と思いますが、、、宝塚なので、そのあたりは難しいですね。作品としては素晴らしいのですが、本来、11人+αで上演する作品ですからね。。。。専科の美城さんいれて20人という人数は、普通よりは少なめではあるのですが。
礼くんの「ママ」という発音が、とても好きです。マザコンで引きこもりな礼くん、万歳。坂木司の「引きこもり探偵」シリーズ、礼くん主演で観てみたい。
城妃さんのニーナは純粋で可愛くて真っ直ぐで、欲望に忠実で、若くて愚かで、そして、捨て身。2幕後半の城妃さん(と、それを聞く礼くん)の芝居には、本当に引きこまれました。
歌えるし、本当に良い芝居をする娘役さん。。。お化粧、がんばれ!(真顔)
天寿さんのトリゴーリンは、大人なんだけど、本質は子供のまま成長が止まってしまった人。
寂しいと死んでしまう兎のように、常にだれかと一緒にいないとダメなタイプ。女の敵だけど、悪意は無い。クリエーターとしての自分の才能とその限界を知っていて、なんとかそれを越えようとあがきつつ、眼の前のリアルな恋人の動向には無関心で。
名を成した文豪たちを越えたいのなら、まずは眼の前の「現実」をちゃんと視なくちゃ、と思うのですが、彼はそうは思っていないんだろうなあ。思考停止しているというか。
「僕には自分の意志がないんだ」「今までにあったためしがない」という台詞が、こんなにすんなり納得できるトリゴーリンに出会ったのは初めてだったのですが、、、贔屓目でしょうかね…?
いやー、それにしても、文句なく興味深くて面白い公演でした!
「かもめ」ってこういう作品だったのか!?と、眼から鱗。
「何度でも観に来てください」、と、礼くんが最後の挨拶で言っていましたが、、、、こっちだって何度でも観たいよ!! だからチケットくれ!!と心の底から思いました。。。
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シアターオーブにて、星組公演「ル・ロワ・ソレイユ(太陽王)」を観劇いたしました。
いくつかの曲は聞いたことがあって、どれもすごく好きだったのですが、作品全体としてどういう話なのかはまったく知らずに観劇しました。
……音楽は素敵だし、展開も面白かったのですが……いかんせん 星組の歌える人は、ほとんど全員「かもめ」に持っていかれていた のでしたね、そういえば(T T)。
みんな頑張っていましたが、そもそも音域の広い難曲ぞろいの作品をこのメンバーで、というのはさすがに無謀だったのでは……?と思ったりしてしまいました。
ただ、通しでのヒロインがいない作品なので、宝塚の他の組とか他のメンバーで、というよりは、外部で、歌唱力重視のキャストで観てみたい公演だなと思いました。
具体的にキャストのイメージがあるわけではありませんが、、、まあ、普通に井上くんとかで観たい、かな。。。
とはいえ、作品自体はとても楽しかったです(*^ ^*)
ルイ14世といえば……元・月組ファン的には「薔薇の封印」の霧矢さんのルイ14世が印象的ですが、今回の作品はフロンドの乱から始まるせいか、昔読んだ浅田次郎の「王妃の館」をすごく思いだしました。
王者の孤独と幸福。5人の女性との関係を軸にして、一人の男を描く筆致はなかなか興味深く、面白かったと思います。
ただ、物語として大きなストーリーが流れているというよりは、場面場面がばらばらで、あっちに飛びこっちに飛ぶので……なんというか、お芝居仕立てのショーっぽい感じだなあ、と。あっちであの人の心情を描いたかと思えば、こっちで違う人が違うことしてて、、みたいな展開が、初めて観たときはちょっとわかりにくいかな、と。
オリジナルとはキャラクター配置も歌の位置も違うようなので、オリジナルはどういう話なんだろう?というのはすごく思いました。ボーフォール(真風)とイザベル(夢妃)のエピソードとか、本来はどういう展開だったんでしょうね……?
衣裳とセットは、さすが木村さんという感じの凝り方で、特に宮廷人の衣裳には驚かされました! そして、その衣裳に負けない、星組らしい凝った鬘の数々がまたすごい(^ ^)。
あのカラフルな衣装と髪を、素敵!と思うか、派手すぎてうるさい!と思うかはそれぞれの感性かなと思いますが、ルイ14世の宮廷には、ああいう「煌びやかさ」と「底の浅さ」みたいなものがあったんじゃないかなあ、という納得感がありました。
ルイ14世をめぐる女たち。
■マリー(綺咲)
ルイ14世の、若いころの恋人。
歌も、そこそこきちんと歌えていたし、台詞も普通に言えていて、「天使のはしご」の頃を思えば別人のように成長したなあ、と感心しました。
そして、本当に可愛かった!!台詞の声が微妙に低めで落ち着いた感じなのが、役にもあっていて良かったです。あのくらいの声のほうが、変に娘役らしく高い声で喋ろうとするより良いのかもしれませんね。
あの美貌で、ダンスは文句ないし、歌と芝居がこのくらいできれば十分かなあと思いました。
あとは、歌う時の表情が汚くなりがちだったのでもう少し気をつければ鬼に金棒、かな。
■アンヌ王妃(万里)
ルイ14世の母親。誰よりも美しく、いつまでも現役な母親役がこんなに似合う人が、他にいるだろうか。。。と思ったくらいの嵌り役でした。さすがでございました。
■モンテスパン夫人(壱城)
しーらんの女役はやっぱり美しい!!(感動)美しいは正義!
ただ、最後の黒ミサ場面の衣装はいただけなかったなあ。。。大人の女性なのだから、ひざ丈のアイドル衣装はやめてほしかった。。。しーらんには実によく似合ってましたけど(真顔)、役には合ってなかったです(T T)。
■マリー=テレーズ(優香)
ルイ14世の最初の王妃。
おとなしいけれども芯の強い、高貴な女性。
「コインブラ物語」のコンスタンサ姫の頃は、正直、姫には見えないなあと思ったりこちゃんですが、今回は良かったと思います。芯の強さと優しさと弱さがとても印象的。
フランソワーズと歌う曲がとても素晴らしくて、大好きでした。オリジナルには登場しない役だと聞いたのですが、あの曲はいったいどういう場面で使われる曲なんでしょうか?
■フランソワーズ(妃海)
モンテスパン夫人の子供たちの養育係として世に出て、マリー・テレーズ王妃の侍女になり、最終的にはルイ14世の妃になるフランソワーズ。
可愛かった!!髪形も似合っていたし化粧も良かったし、なにより、いつもやりすぎる表情が、(役柄のせいか?)終始落ち着いた笑みを浮かべていて、本当にずっと可愛かったです。
ふうちゃん可愛い!と思える幸せ。ああ、可愛かったなあ。。。(反芻)
また週末にもう一回観るので、男性陣はまたあらためて。
個人的には、ラ・ヴォワザンの夏樹くんに心を奪われてしまいました。。。夏樹くん素敵ーっ!(注:夏樹くん、2幕は女役です)
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いくつかの曲は聞いたことがあって、どれもすごく好きだったのですが、作品全体としてどういう話なのかはまったく知らずに観劇しました。
……音楽は素敵だし、展開も面白かったのですが……いかんせん 星組の歌える人は、ほとんど全員「かもめ」に持っていかれていた のでしたね、そういえば(T T)。
みんな頑張っていましたが、そもそも音域の広い難曲ぞろいの作品をこのメンバーで、というのはさすがに無謀だったのでは……?と思ったりしてしまいました。
ただ、通しでのヒロインがいない作品なので、宝塚の他の組とか他のメンバーで、というよりは、外部で、歌唱力重視のキャストで観てみたい公演だなと思いました。
具体的にキャストのイメージがあるわけではありませんが、、、まあ、普通に井上くんとかで観たい、かな。。。
とはいえ、作品自体はとても楽しかったです(*^ ^*)
ルイ14世といえば……元・月組ファン的には「薔薇の封印」の霧矢さんのルイ14世が印象的ですが、今回の作品はフロンドの乱から始まるせいか、昔読んだ浅田次郎の「王妃の館」をすごく思いだしました。
王者の孤独と幸福。5人の女性との関係を軸にして、一人の男を描く筆致はなかなか興味深く、面白かったと思います。
ただ、物語として大きなストーリーが流れているというよりは、場面場面がばらばらで、あっちに飛びこっちに飛ぶので……なんというか、お芝居仕立てのショーっぽい感じだなあ、と。あっちであの人の心情を描いたかと思えば、こっちで違う人が違うことしてて、、みたいな展開が、初めて観たときはちょっとわかりにくいかな、と。
オリジナルとはキャラクター配置も歌の位置も違うようなので、オリジナルはどういう話なんだろう?というのはすごく思いました。ボーフォール(真風)とイザベル(夢妃)のエピソードとか、本来はどういう展開だったんでしょうね……?
衣裳とセットは、さすが木村さんという感じの凝り方で、特に宮廷人の衣裳には驚かされました! そして、その衣裳に負けない、星組らしい凝った鬘の数々がまたすごい(^ ^)。
あのカラフルな衣装と髪を、素敵!と思うか、派手すぎてうるさい!と思うかはそれぞれの感性かなと思いますが、ルイ14世の宮廷には、ああいう「煌びやかさ」と「底の浅さ」みたいなものがあったんじゃないかなあ、という納得感がありました。
ルイ14世をめぐる女たち。
■マリー(綺咲)
ルイ14世の、若いころの恋人。
歌も、そこそこきちんと歌えていたし、台詞も普通に言えていて、「天使のはしご」の頃を思えば別人のように成長したなあ、と感心しました。
そして、本当に可愛かった!!台詞の声が微妙に低めで落ち着いた感じなのが、役にもあっていて良かったです。あのくらいの声のほうが、変に娘役らしく高い声で喋ろうとするより良いのかもしれませんね。
あの美貌で、ダンスは文句ないし、歌と芝居がこのくらいできれば十分かなあと思いました。
あとは、歌う時の表情が汚くなりがちだったのでもう少し気をつければ鬼に金棒、かな。
■アンヌ王妃(万里)
ルイ14世の母親。誰よりも美しく、いつまでも現役な母親役がこんなに似合う人が、他にいるだろうか。。。と思ったくらいの嵌り役でした。さすがでございました。
■モンテスパン夫人(壱城)
しーらんの女役はやっぱり美しい!!(感動)美しいは正義!
ただ、最後の黒ミサ場面の衣装はいただけなかったなあ。。。大人の女性なのだから、ひざ丈のアイドル衣装はやめてほしかった。。。しーらんには実によく似合ってましたけど(真顔)、役には合ってなかったです(T T)。
■マリー=テレーズ(優香)
ルイ14世の最初の王妃。
おとなしいけれども芯の強い、高貴な女性。
「コインブラ物語」のコンスタンサ姫の頃は、正直、姫には見えないなあと思ったりこちゃんですが、今回は良かったと思います。芯の強さと優しさと弱さがとても印象的。
フランソワーズと歌う曲がとても素晴らしくて、大好きでした。オリジナルには登場しない役だと聞いたのですが、あの曲はいったいどういう場面で使われる曲なんでしょうか?
■フランソワーズ(妃海)
モンテスパン夫人の子供たちの養育係として世に出て、マリー・テレーズ王妃の侍女になり、最終的にはルイ14世の妃になるフランソワーズ。
可愛かった!!髪形も似合っていたし化粧も良かったし、なにより、いつもやりすぎる表情が、(役柄のせいか?)終始落ち着いた笑みを浮かべていて、本当にずっと可愛かったです。
ふうちゃん可愛い!と思える幸せ。ああ、可愛かったなあ。。。(反芻)
また週末にもう一回観るので、男性陣はまたあらためて。
個人的には、ラ・ヴォワザンの夏樹くんに心を奪われてしまいました。。。夏樹くん素敵ーっ!(注:夏樹くん、2幕は女役です)
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風邪をひいたり、仕事がいそがしかったりで、すっかり間があいてしまいました……。
とはいえ、日記を書く時間はとれませんでしたが、それなりに観劇はしておりまして(←観劇に忙しくて日記を書く暇がない、ともいう)、
とりあえず、詳しくはまたあらためて書くことにして、とにかくファーストインプレッションを。
■月組東宝劇場公演「宙組「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」
短いけれども盛りだくさんの和物ショー、太平洋を渡る豪華客船を舞台にした短いお芝居、往年の名作「花詩集」からインスパイアされた藤井さんの新作ショーの3本立て。
昨年の星組公演以来の3本立てでしたが、最初の和物ショーが楽しかったので、全体の印象もだいぶ違うような気がしました。
やっぱりチョンパはいいです!!!
それと、大劇場のときから話題になっていましたが、「よさこい」の場面がすごく格好よくて素敵でした(*^ ^*)。としちゃん(宇月)、ちなつ(鳳月)、たまきち(珠城)のトリオは、並びといい雰囲気といい、本当にいい感じで、大好きです(はぁと)
お芝居は、石田さんらしい軽やかなコメディで、時間は短いですがいろんな人にエピソードを振り分けて、うまく構成したなーと思いました。ラストのほうで、ちゃぴ(愛希)が切る啖呵がとても素敵で、本当にちゃぴは可愛いなあ、とあらためて(毎回ですが)感激しました(*^ ^*)。
ショーは、とにかく衣装がすごかった!!
とにかく、出てくる衣装出てくる衣装、すべてがすごくて、いちいち目を瞠っているうちにどんどん場面が進んで、、、最期にパレードでとどめをさされた感じでした。いやー、なんだか、個々の場面の記憶がない。。。いやはや、あんな衣装着てよく踊れるなあ、みんな。
……タカラジェンヌってすごい(←いまさら)。
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とはいえ、日記を書く時間はとれませんでしたが、それなりに観劇はしておりまして(←観劇に忙しくて日記を書く暇がない、ともいう)、
とりあえず、詳しくはまたあらためて書くことにして、とにかくファーストインプレッションを。
■月組東宝劇場公演「宙組「宝塚をどり/明日への指針/TAKARAZUKA 花詩集100!!」
短いけれども盛りだくさんの和物ショー、太平洋を渡る豪華客船を舞台にした短いお芝居、往年の名作「花詩集」からインスパイアされた藤井さんの新作ショーの3本立て。
昨年の星組公演以来の3本立てでしたが、最初の和物ショーが楽しかったので、全体の印象もだいぶ違うような気がしました。
やっぱりチョンパはいいです!!!
それと、大劇場のときから話題になっていましたが、「よさこい」の場面がすごく格好よくて素敵でした(*^ ^*)。としちゃん(宇月)、ちなつ(鳳月)、たまきち(珠城)のトリオは、並びといい雰囲気といい、本当にいい感じで、大好きです(はぁと)
お芝居は、石田さんらしい軽やかなコメディで、時間は短いですがいろんな人にエピソードを振り分けて、うまく構成したなーと思いました。ラストのほうで、ちゃぴ(愛希)が切る啖呵がとても素敵で、本当にちゃぴは可愛いなあ、とあらためて(毎回ですが)感激しました(*^ ^*)。
ショーは、とにかく衣装がすごかった!!
とにかく、出てくる衣装出てくる衣装、すべてがすごくて、いちいち目を瞠っているうちにどんどん場面が進んで、、、最期にパレードでとどめをさされた感じでした。いやー、なんだか、個々の場面の記憶がない。。。いやはや、あんな衣装着てよく踊れるなあ、みんな。
……タカラジェンヌってすごい(←いまさら)。
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蘭寿とむフォーエバー
2014年5月10日 宝塚(花)幸運にも、花組公演「ラスト・タイクーン/宝塚夢眩」の前楽を見ることができました!
お芝居のアドリブ的なものは、、、キキちゃん(芹香)が袖から登場したとき(セシリアをパーティーに誘う場面)、「あー、締切明日かあ……もう少し長くやってくれたらいいいのになあ」と言ったところぐらいでしょうか。
初のB席だったので、全体がよく見えて……あ、こんなところでこんなことしてたんだ、が結構あって、前楽にして新鮮でした。
最後の最後、白いスーツで振り返って微笑うところ、透明で無邪気で純粋な笑顔に、涙が溢れてしまって、、、最後まで視ているのが大変でした。。。。
そういえば、東宝に来てからの感想はちゃんと書いていないような気がするので、後日ちゃんと書きたいなと思っています。千秋楽が終わってからになると思いますが。
ショー「宝塚夢眩」は、、、「V・A・C・A・T・I・O・N」とかはもう皆やりたい放題なので、どれが前楽アドリブなのかよくわからなかったけど、とりあえず、オタク役の神房くんが「トム(はぁと)よっち(はぁと)ネコ」と書いたハチマキをしていました(^ ^)。手作り?
あと、最後に人魚を釣り上げてみんなが袖にハケるとき、神房くんが花蝶しほちゃんをお姫さま抱っこしてハケてった!!満面の笑顔で手を振るしほちゃんが激かわでしたっ!!いつもは普通にハケていたと思うので、たぶんアドリブ……だよね?(あまり自信ない)(だっていつもはべーちゃんの人魚を観てるから……)
ディアマンテの熱いエネルギー。黒燕尾の静謐。蘭寿さんのすごいところは、尽きることのないエネルギーの泉を持っていて、それを場面にあわせて出し入れできるところなんだな、と思う。以前は割と出したら出しっぱなしなタイプだと思っていたので、そう思うと、「(オーシャンズ11の時)舞台の上で力が抜けて自然に立てていると思ったので」という卒業動機も、うなずけるなあ。。。とあらためて思ったりしました。
さおりさん(高翔)による蘭寿さんのコメント読み上げと、蘭寿さんの初舞台の思い出話(おにぎりの話とか!蘭寿さん可愛すぎる!!「焼きおにぎりの子」と思っていたさおりさん素敵!!)の後、蘭寿とむサヨナラショーに。
普通だと「準備も出来たようでございます」とかで入るのに、「すみません、私の思い出話が長くなりすぎました」と言ってくれる組長さん、素敵だなあ。。。。
それでは、サヨナラショーについて、曲ごとに。
■Where In The World (ファントム)
■永遠の詩 (愛と革命の詩)
■愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
緞帳があがって、蘭寿さんが歌いだす「ファントム」。お披露目に戻った気分になって、聴き惚れました。素敵だったなあ、エリック。。。
歌いながら銀橋に出て、そのままメドレーでつないで「永遠の詩」、そして「愛した日々に…」。衣装が臙脂色の変わり燕尾(?違うかも)なのに、ちゃんとエリックにみえたり、アンドレアに見えたり、、そして、ちょい悪オトコに見えたりして、そのたびに色々思いだしてはうるうるしました(T T)。
■リベルタンゴ (Streak of Light)
蘭寿さんがハケて、本舞台の幕があがる。
リベルタンゴの音楽の中で、カツンと水色のドレスにスポットが。ルナちゃんっっっ!!と叫びそうになりました(^ ^;ゞ 美しいシルエット、リズミカルにしなやかに動く筋肉、パラリと頬にかかる少し長めの黒髪。一瞬息を呑んで、それからやっと相手役を視て。真由ちゃんっっっっ!?と、もう一度叫びそうになりました。
いやー、鳳&冴月のリベルタンゴ。思いのほかお似合いで、すごく格好良かったです。真由ちゃん、あんまり言われないけど、実はダンサーなんですよね。。。今回のショーの「銀狼」のBOYSもすごく素敵だし、もっとダンスで使ってもらえると良いのになあ。
ルナちゃんと真由ちゃんに気を取られていたので、次に踊りだすカップルはチェックできず(すみません)。。。その次の、二人にリフトされるのはきらりん(華耀)。たしかじゅりあだったはず。リフトしてた二人が誰だったのかはわかりませんでした。
蘭ちゃん、蘭寿さんが登場して、本番開始。
いやー、、、、すごかった!!!そんなに回数を観ていないので、振りが全く同じなのかどうかはわかりませんが、とにかく格好良かった!!!蘭寿さんカッコいい!蘭ちゃんサイコー!以上!!!
■プロローグの男役群舞 (Mr.Swing!)
蘭寿さんが紅いスーツに黒のソフト帽だなあ、、、とは思っていたのですが、まさかそのまま「Mr.Swing!」のプロローグにつなぐとは思わなかった。齊藤さん、やるなあ(*^ ^*)
ヤンさんの振付が連続で観れて、全然イメージが違うのに、どっちもめちゃくちゃ格好いい、、、すごいなあ。「リベルタンゴ」はダークなエネルギーに満ちて、「Mr. Swing!」はスタイリッシュでスピーディーで。ヤンさんの才能、というか、ヤンさんと蘭寿さんの才能のぶつかりあいを何度も観ることができて、今の花組ファンは本当に幸せだなあと思いました。
■FATE CITY (オーシャンズ11)
そして、そのまま「FATE CITY」ですよ!
ラスティがみつる(華形)ですよっっ!!
後から他のメンバーが出てくるのかと思っていたら出てこなくて、最後まで二人で踊り切りました。広い大劇場を埋めきった二人。みつるのラスティ、絶対似合っただろうなあ。。。。と思ったり。
ここの流れはなんというか、ホントにすごかった。花組の蘭寿とむ、ここにあり!と、蘭寿さんがあの笑顔で、全身で、告げていました。。。
■くらわんか (くらわんか)
……という、カッコいい流れでものすごくテンションがあがったところに、すとんと水をさす「はちごろうは~~~ん」という声。
「くらわんか」は残念ながら観ていないので、ほえーと思いながら観ておりましたが、ついさっきまでダニーとラスティだった蘭寿さんとみつるの切り替えの早さというか、、、いやもう、それ以前に着替えの早さにびっくりしました(@ @)みつるなんて、どこからどう見ても貧乏神だし(^ ^)
二人が可愛すぎて周りを視る余裕がなく。。。誰がいたんだろう。だいもんといぶちゃんはいたよね。あとは?
メンバーがハケた後、背中に「八五郎」とと書かれた法被を着た蘭寿さんが銀橋に出て、犬に説教する長台詞を。これはきっと場面の再現なんですよね?声色の使い方とか、巧いなあと思って聞いていました。
そして、最後の暗転際の笑顔が超素敵でした(^ ^)。
■主題歌 (カノン)
明日一緒に卒業する、よっち(月央)、ネコ(彩城)、遼、花蝶、凪咲がコーラス。懐かしいなあ、カノン。真瀬くんの卒業公演だったから、この蘭寿さんのサヨナラショーで観ると、感慨深いです。。。
■プロローグ(CONGA!!)
下級生たちの「カノン」でちょっとほっこりしたところで、またもやガツンと入ってくるリズムセクション。
「真実の愛」をやることは知っていたけど、プロローグもやるのか!!(@ @)っていうか、蘭寿さんの体力すごすぎる!!どっから出てくるんだそのエネルギーは!?誰よりも歌い、誰よりも踊り、誰よりも……反る振りでは誰よりも反るし、ジャンプでは誰よりも高く翔ぶし、この人って本当にすごい人なんだな、と。
衣装も公演のそのままで、みんなでガツガツ踊ってくれました。黒塗りじゃないのが残念なくらい(^ ^)。
壮ちゃんのポジションにはみりお(明日海)、みわっち(愛音)のポジションにはみつる。蘭寿さんが途中ではけた後は、だいもんも含めて3人で二人でがんばって盛り上げてくれました。いやーーーー、みりお、がんばってたなあ。。。
■真実の愛(CONGA!!)
そのまま場面が極まって、暗転すると……次は静謐。
カッチーニの「アヴェ・マリア」が流れて、セリの上にあの印象的なポーズで横たわる蘭々コンビ。
本公演のときは、意外とぐらぐらゆれていた蘭ちゃんの脚が、ピタッと静止していたのがすごいな、と思いました。蘭ちゃん、最近急激に筋力がついて、ダンスが安定してきたなと思っていたので、嬉しかったです。
あの印象的な花のセットが無かったのがとても残念でした。セットの裏で蘭ちゃんとルナちゃんが入れ替わるところとか、すごく好きだったので。
でも、本当に好きな場面だったので。。。もう一度観れて、本当に嬉しかった。
蘭寿さんも蘭ちゃんもよっちも本当に素敵だったけど、、、本公演では金髪ベリーショートでひどく野性的なイメージがあったルナちゃんが、ちょっと長めの黒髪を振り乱して踊る姿には、煽情的な色気と危険な匂いがプンプンして……いやー、次回公演はぜひルナちゃんのマデレーネでお願いしたいです。。。
みわっちが歌っていた「愛、愛、愛…」という歌は、だいもん(望海)。これまた素晴らしかった!!!
いやもう、ホントに。この場面だけでチケット代の元がとれた気がしました(^ ^)。
■主題歌(戦国BASARA―真田幸村編―)
蘭々コンビがセリ下がって、暗転……すると、またガツンとした音楽がはじまって。
下手すっぽんからみりおがセリ上がってきて、「戦国BASARA」の主題歌を歌いながら銀橋を渡ります。「真実の愛」の迫力で茫然としていた客席が、少しずつ手拍子にのっていくようすが、これからのみりおへのエールになるといいな、と思いながら。
■アシナヨ(ル・ポァゾン)
ああ、サヨナラショーももう終盤、とりあえず泣いていいかな、という空気の中で、蘭々コンビの、本当に幸せそうなデュエットダンス。
本公演のときは、まだコンビを組んで初のショーという感じで。。。ダンサーコンビだから形はとてもきれいだったけれども、こんなふうに、胸を締めつけるような優しい空気が出ていたかというと……どうかなあ、と。
白い優雅な衣装が華やかで、眩しくて、本当に美しかった。テクニックで押すのではなく、雰囲気で魅せる。最期にもう一度、進化したこのデュエットダンスを観ることができて、幸せでした。
いくつもの名場面を創ってきた二人が、最後に選んだデュエットダンスがこれであったことが、とにかく、嬉しかった。
■主題歌(Streak of Light)
「アシナヨ」が終わると、両袖から組子が登場。
そうか、蘭寿さんは最後にこの曲を選ぶのか…と思いました。一筋の光に向かって、真っ直ぐに。
みりおが紅薔薇を抱えてきて、蘭寿さんに渡しただけで、なんだかもう、涙でした。渡すみりお、受け取る蘭寿さん、どっちも本当にきれいだった……。
花束を抱えて銀橋へ。歌いながら客席に撒いて(この演出、最近多いなあ。。。)
優しくて華やかで、サヨナラショーが始まる前にさおりさんが仰っていたとおり、太陽のような笑顔。
「♪仲間がいれば 愛があれば この世界は美しい」という歌詞が、大好きで。蘭寿さんも同じ気持ちなんだなあ、と思いながら、気持ちよく泣きながら、降りてくる緞帳を涙とともに見守って。。。。。
で!
■クンバンチェロ(CONGA!!)
間違いなく途中まで降りてきた緞帳が、あっさりと観客の涙を裏切って巻き戻っていき、
華やかなリズムセクションの前奏の中で、蘭寿さんのきっぱりした掛け声。
「エル クンバンチェロ!」
いやーーーー、話には聞いていたのですが、実際に体験すると破壊力すごいです。
優雅な白いひらひらした衣装で、誰よりも熱く、誰よりも元気よく、誰よりも気障に、誰よりも恥ずかしく、歌い、踊る蘭寿さん。
大好き。
もう、大好き。
ラストの掛け声前の客席煽りもさすがの蘭寿さんで、いろんなところからヒューヒュー声が飛んでました。。。
今度こそ緞帳が完全に降りても、音楽が終わっても、拍手は止まず。
もう一度緞帳があがって、、、、
「もう一回観たいかーっ!?」
おーーーーーっ!!
というわけで、カーテンコールがありました(*^ ^*)。
お上品に「マエストロ、プリーズ(^ ^)」と笑顔でふる蘭寿さんが素敵すぎて。
クンバンチェロのラストのくんだりをもう一度やって、緞帳を降ろして、、、熱い拍手は止まる気配もなく、、、客席はいつの間にか総立ちで。
緞帳がもう一度上がって、息も乱れていない(たぶん)蘭寿さんが、
蘭寿「えー、まだ観たいの?」
客席「うん!」
蘭寿「踊る?」
客席「……うん!」
で、カーテンコール2回目。
3回目は、緞帳が上がるまでちょっと長め。蘭寿さんの笑顔がきらきらしてて、眩しくて。
蘭寿「ホントに踊った?」
客席「踊ったよ!!」
蘭寿「踊るんならやろうか」
客席「踊るー!」
……なんというか。
三回目のカーテンコールの最後の最後まで、組子の誰よりも元気に、いっぱいいっぱいに身体を反らして踊っていた蘭寿さんに、泣いてる場合じゃないんだけど、涙しかなくて。
すごいなあ、ホントにすごい人だなあ、と。
サヨナラショーが豪華すぎて、すごすぎて、蘭寿さんの体力の底なしっぷりに感動しかなくて。だって、今日なんて、2回公演の後ですよ!?2回公演やって、そのあとに、生半可なショー一本やるより大変そうな内容の濃いサヨナラショー……
すごい。神に選ばれた男(役)には、かなわないなあ……。
おおぞらさんのサヨナラショーなんて、このはんぶんくらいだったのに、ファンはみんなさいごまでもつのかをしんぱいしてたっけなあ(こっそり)(しかも、たぶんおおぞらさんがそつぎょうしたときより、じつねんれいは上だよね?)(こそこそ)
さすがに千秋楽は観られませんが、お見送りには行けるかな。。。。
いつの間にこんなに蘭寿さんが大好きになったのかよくわからないけど(^ ^)、大空さんトップ時代の前半を支えてくれた蘭寿さんはじめとする6名の卒業生のみなさま。
明日が幸せな一日になりますように。
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お芝居のアドリブ的なものは、、、キキちゃん(芹香)が袖から登場したとき(セシリアをパーティーに誘う場面)、「あー、締切明日かあ……もう少し長くやってくれたらいいいのになあ」と言ったところぐらいでしょうか。
初のB席だったので、全体がよく見えて……あ、こんなところでこんなことしてたんだ、が結構あって、前楽にして新鮮でした。
最後の最後、白いスーツで振り返って微笑うところ、透明で無邪気で純粋な笑顔に、涙が溢れてしまって、、、最後まで視ているのが大変でした。。。。
そういえば、東宝に来てからの感想はちゃんと書いていないような気がするので、後日ちゃんと書きたいなと思っています。千秋楽が終わってからになると思いますが。
ショー「宝塚夢眩」は、、、「V・A・C・A・T・I・O・N」とかはもう皆やりたい放題なので、どれが前楽アドリブなのかよくわからなかったけど、とりあえず、オタク役の神房くんが「トム(はぁと)よっち(はぁと)ネコ」と書いたハチマキをしていました(^ ^)。手作り?
あと、最後に人魚を釣り上げてみんなが袖にハケるとき、神房くんが花蝶しほちゃんをお姫さま抱っこしてハケてった!!満面の笑顔で手を振るしほちゃんが激かわでしたっ!!いつもは普通にハケていたと思うので、たぶんアドリブ……だよね?(あまり自信ない)(だっていつもはべーちゃんの人魚を観てるから……)
ディアマンテの熱いエネルギー。黒燕尾の静謐。蘭寿さんのすごいところは、尽きることのないエネルギーの泉を持っていて、それを場面にあわせて出し入れできるところなんだな、と思う。以前は割と出したら出しっぱなしなタイプだと思っていたので、そう思うと、「(オーシャンズ11の時)舞台の上で力が抜けて自然に立てていると思ったので」という卒業動機も、うなずけるなあ。。。とあらためて思ったりしました。
さおりさん(高翔)による蘭寿さんのコメント読み上げと、蘭寿さんの初舞台の思い出話(おにぎりの話とか!蘭寿さん可愛すぎる!!「焼きおにぎりの子」と思っていたさおりさん素敵!!)の後、蘭寿とむサヨナラショーに。
普通だと「準備も出来たようでございます」とかで入るのに、「すみません、私の思い出話が長くなりすぎました」と言ってくれる組長さん、素敵だなあ。。。。
それでは、サヨナラショーについて、曲ごとに。
■Where In The World (ファントム)
■永遠の詩 (愛と革命の詩)
■愛した日々に偽りはない (オーシャンズ11)
緞帳があがって、蘭寿さんが歌いだす「ファントム」。お披露目に戻った気分になって、聴き惚れました。素敵だったなあ、エリック。。。
歌いながら銀橋に出て、そのままメドレーでつないで「永遠の詩」、そして「愛した日々に…」。衣装が臙脂色の変わり燕尾(?違うかも)なのに、ちゃんとエリックにみえたり、アンドレアに見えたり、、そして、ちょい悪オトコに見えたりして、そのたびに色々思いだしてはうるうるしました(T T)。
■リベルタンゴ (Streak of Light)
蘭寿さんがハケて、本舞台の幕があがる。
リベルタンゴの音楽の中で、カツンと水色のドレスにスポットが。ルナちゃんっっっ!!と叫びそうになりました(^ ^;ゞ 美しいシルエット、リズミカルにしなやかに動く筋肉、パラリと頬にかかる少し長めの黒髪。一瞬息を呑んで、それからやっと相手役を視て。真由ちゃんっっっっ!?と、もう一度叫びそうになりました。
いやー、鳳&冴月のリベルタンゴ。思いのほかお似合いで、すごく格好良かったです。真由ちゃん、あんまり言われないけど、実はダンサーなんですよね。。。今回のショーの「銀狼」のBOYSもすごく素敵だし、もっとダンスで使ってもらえると良いのになあ。
ルナちゃんと真由ちゃんに気を取られていたので、次に踊りだすカップルはチェックできず(すみません)。。。その次の、二人にリフトされるのはきらりん(華耀)。たしかじゅりあだったはず。リフトしてた二人が誰だったのかはわかりませんでした。
蘭ちゃん、蘭寿さんが登場して、本番開始。
いやー、、、、すごかった!!!そんなに回数を観ていないので、振りが全く同じなのかどうかはわかりませんが、とにかく格好良かった!!!蘭寿さんカッコいい!蘭ちゃんサイコー!以上!!!
■プロローグの男役群舞 (Mr.Swing!)
蘭寿さんが紅いスーツに黒のソフト帽だなあ、、、とは思っていたのですが、まさかそのまま「Mr.Swing!」のプロローグにつなぐとは思わなかった。齊藤さん、やるなあ(*^ ^*)
ヤンさんの振付が連続で観れて、全然イメージが違うのに、どっちもめちゃくちゃ格好いい、、、すごいなあ。「リベルタンゴ」はダークなエネルギーに満ちて、「Mr. Swing!」はスタイリッシュでスピーディーで。ヤンさんの才能、というか、ヤンさんと蘭寿さんの才能のぶつかりあいを何度も観ることができて、今の花組ファンは本当に幸せだなあと思いました。
■FATE CITY (オーシャンズ11)
そして、そのまま「FATE CITY」ですよ!
ラスティがみつる(華形)ですよっっ!!
後から他のメンバーが出てくるのかと思っていたら出てこなくて、最後まで二人で踊り切りました。広い大劇場を埋めきった二人。みつるのラスティ、絶対似合っただろうなあ。。。。と思ったり。
ここの流れはなんというか、ホントにすごかった。花組の蘭寿とむ、ここにあり!と、蘭寿さんがあの笑顔で、全身で、告げていました。。。
■くらわんか (くらわんか)
……という、カッコいい流れでものすごくテンションがあがったところに、すとんと水をさす「はちごろうは~~~ん」という声。
「くらわんか」は残念ながら観ていないので、ほえーと思いながら観ておりましたが、ついさっきまでダニーとラスティだった蘭寿さんとみつるの切り替えの早さというか、、、いやもう、それ以前に着替えの早さにびっくりしました(@ @)みつるなんて、どこからどう見ても貧乏神だし(^ ^)
二人が可愛すぎて周りを視る余裕がなく。。。誰がいたんだろう。だいもんといぶちゃんはいたよね。あとは?
メンバーがハケた後、背中に「八五郎」とと書かれた法被を着た蘭寿さんが銀橋に出て、犬に説教する長台詞を。これはきっと場面の再現なんですよね?声色の使い方とか、巧いなあと思って聞いていました。
そして、最後の暗転際の笑顔が超素敵でした(^ ^)。
■主題歌 (カノン)
明日一緒に卒業する、よっち(月央)、ネコ(彩城)、遼、花蝶、凪咲がコーラス。懐かしいなあ、カノン。真瀬くんの卒業公演だったから、この蘭寿さんのサヨナラショーで観ると、感慨深いです。。。
■プロローグ(CONGA!!)
下級生たちの「カノン」でちょっとほっこりしたところで、またもやガツンと入ってくるリズムセクション。
「真実の愛」をやることは知っていたけど、プロローグもやるのか!!(@ @)っていうか、蘭寿さんの体力すごすぎる!!どっから出てくるんだそのエネルギーは!?誰よりも歌い、誰よりも踊り、誰よりも……反る振りでは誰よりも反るし、ジャンプでは誰よりも高く翔ぶし、この人って本当にすごい人なんだな、と。
衣装も公演のそのままで、みんなでガツガツ踊ってくれました。黒塗りじゃないのが残念なくらい(^ ^)。
壮ちゃんのポジションにはみりお(明日海)、みわっち(愛音)のポジションにはみつる。蘭寿さんが途中ではけた後は、だいもんも含めて3人で二人でがんばって盛り上げてくれました。いやーーーー、みりお、がんばってたなあ。。。
■真実の愛(CONGA!!)
そのまま場面が極まって、暗転すると……次は静謐。
カッチーニの「アヴェ・マリア」が流れて、セリの上にあの印象的なポーズで横たわる蘭々コンビ。
本公演のときは、意外とぐらぐらゆれていた蘭ちゃんの脚が、ピタッと静止していたのがすごいな、と思いました。蘭ちゃん、最近急激に筋力がついて、ダンスが安定してきたなと思っていたので、嬉しかったです。
あの印象的な花のセットが無かったのがとても残念でした。セットの裏で蘭ちゃんとルナちゃんが入れ替わるところとか、すごく好きだったので。
でも、本当に好きな場面だったので。。。もう一度観れて、本当に嬉しかった。
蘭寿さんも蘭ちゃんもよっちも本当に素敵だったけど、、、本公演では金髪ベリーショートでひどく野性的なイメージがあったルナちゃんが、ちょっと長めの黒髪を振り乱して踊る姿には、煽情的な色気と危険な匂いがプンプンして……いやー、次回公演はぜひルナちゃんのマデレーネでお願いしたいです。。。
みわっちが歌っていた「愛、愛、愛…」という歌は、だいもん(望海)。これまた素晴らしかった!!!
いやもう、ホントに。この場面だけでチケット代の元がとれた気がしました(^ ^)。
■主題歌(戦国BASARA―真田幸村編―)
蘭々コンビがセリ下がって、暗転……すると、またガツンとした音楽がはじまって。
下手すっぽんからみりおがセリ上がってきて、「戦国BASARA」の主題歌を歌いながら銀橋を渡ります。「真実の愛」の迫力で茫然としていた客席が、少しずつ手拍子にのっていくようすが、これからのみりおへのエールになるといいな、と思いながら。
■アシナヨ(ル・ポァゾン)
ああ、サヨナラショーももう終盤、とりあえず泣いていいかな、という空気の中で、蘭々コンビの、本当に幸せそうなデュエットダンス。
本公演のときは、まだコンビを組んで初のショーという感じで。。。ダンサーコンビだから形はとてもきれいだったけれども、こんなふうに、胸を締めつけるような優しい空気が出ていたかというと……どうかなあ、と。
白い優雅な衣装が華やかで、眩しくて、本当に美しかった。テクニックで押すのではなく、雰囲気で魅せる。最期にもう一度、進化したこのデュエットダンスを観ることができて、幸せでした。
いくつもの名場面を創ってきた二人が、最後に選んだデュエットダンスがこれであったことが、とにかく、嬉しかった。
■主題歌(Streak of Light)
「アシナヨ」が終わると、両袖から組子が登場。
そうか、蘭寿さんは最後にこの曲を選ぶのか…と思いました。一筋の光に向かって、真っ直ぐに。
みりおが紅薔薇を抱えてきて、蘭寿さんに渡しただけで、なんだかもう、涙でした。渡すみりお、受け取る蘭寿さん、どっちも本当にきれいだった……。
花束を抱えて銀橋へ。歌いながら客席に撒いて(この演出、最近多いなあ。。。)
優しくて華やかで、サヨナラショーが始まる前にさおりさんが仰っていたとおり、太陽のような笑顔。
「♪仲間がいれば 愛があれば この世界は美しい」という歌詞が、大好きで。蘭寿さんも同じ気持ちなんだなあ、と思いながら、気持ちよく泣きながら、降りてくる緞帳を涙とともに見守って。。。。。
で!
■クンバンチェロ(CONGA!!)
間違いなく途中まで降りてきた緞帳が、あっさりと観客の涙を裏切って巻き戻っていき、
華やかなリズムセクションの前奏の中で、蘭寿さんのきっぱりした掛け声。
「エル クンバンチェロ!」
いやーーーー、話には聞いていたのですが、実際に体験すると破壊力すごいです。
優雅な白いひらひらした衣装で、誰よりも熱く、誰よりも元気よく、誰よりも気障に、誰よりも恥ずかしく、歌い、踊る蘭寿さん。
大好き。
もう、大好き。
ラストの掛け声前の客席煽りもさすがの蘭寿さんで、いろんなところからヒューヒュー声が飛んでました。。。
今度こそ緞帳が完全に降りても、音楽が終わっても、拍手は止まず。
もう一度緞帳があがって、、、、
「もう一回観たいかーっ!?」
おーーーーーっ!!
というわけで、カーテンコールがありました(*^ ^*)。
お上品に「マエストロ、プリーズ(^ ^)」と笑顔でふる蘭寿さんが素敵すぎて。
クンバンチェロのラストのくんだりをもう一度やって、緞帳を降ろして、、、熱い拍手は止まる気配もなく、、、客席はいつの間にか総立ちで。
緞帳がもう一度上がって、息も乱れていない(たぶん)蘭寿さんが、
蘭寿「えー、まだ観たいの?」
客席「うん!」
蘭寿「踊る?」
客席「……うん!」
で、カーテンコール2回目。
3回目は、緞帳が上がるまでちょっと長め。蘭寿さんの笑顔がきらきらしてて、眩しくて。
蘭寿「ホントに踊った?」
客席「踊ったよ!!」
蘭寿「踊るんならやろうか」
客席「踊るー!」
……なんというか。
三回目のカーテンコールの最後の最後まで、組子の誰よりも元気に、いっぱいいっぱいに身体を反らして踊っていた蘭寿さんに、泣いてる場合じゃないんだけど、涙しかなくて。
すごいなあ、ホントにすごい人だなあ、と。
サヨナラショーが豪華すぎて、すごすぎて、蘭寿さんの体力の底なしっぷりに感動しかなくて。だって、今日なんて、2回公演の後ですよ!?2回公演やって、そのあとに、生半可なショー一本やるより大変そうな内容の濃いサヨナラショー……
すごい。神に選ばれた男(役)には、かなわないなあ……。
おおぞらさんのサヨナラショーなんて、このはんぶんくらいだったのに、ファンはみんなさいごまでもつのかをしんぱいしてたっけなあ(こっそり)(しかも、たぶんおおぞらさんがそつぎょうしたときより、じつねんれいは上だよね?)(こそこそ)
さすがに千秋楽は観られませんが、お見送りには行けるかな。。。。
いつの間にこんなに蘭寿さんが大好きになったのかよくわからないけど(^ ^)、大空さんトップ時代の前半を支えてくれた蘭寿さんはじめとする6名の卒業生のみなさま。
明日が幸せな一日になりますように。
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宝塚歌劇団 2015年のお正月公演の演目が発表されました!
■雪組大劇場公演
ミュージカル 『ルパン三世』
脚本・演出/小柳 奈穂子
ファンタスティック・ショー 『ファンシー・ガイ!』
作・演出/三木 章雄
ルパン三世キターーーーーーーっ!!!
まさお(龍)が演じたアルセーヌ・ルパンの孫を演じるのは、同期のチギちゃん(早霧)。
先日、理事長が「来年は、『えっ、あの作品を宝塚で!?』と言われるような作品を」と仰っていましたが、コレのことなのでしょうか。
たしかに、『えっ!?』という題材ではありますが(^ ^)、小柳さんなので、どんな風に料理するのか、とても楽しみです(はぁと)
ひとつだけ気になるのは、みゆちゃん(咲妃)の演じる役どころ。
峰不二子?いやでも、不二子ちゃんはルパンと恋愛しないし。。。あんまりトップ娘役がやりそうな役だとは思えず。
いちばんイメージに合うのは、メジャーな作品だとクラリス(カリオストロの城)だと思うのですが、もしカリオストロをやるなら今日の段階でそう書きますよねえ。。。かなり売りになるだろうに、隠す理由が思いつかない。。。
……とはいえ、もし本当に「カリオストロの城」を上演するなら、、、、82期どちらかのルパンと、ちゃぴのクラリスで観たかったっすーーーーっ。
不二子もクラリスも考えにくいとなると。。。オリジナルキャラを作るのでしょうか。。。解説も当たり障りのないことしか書いてないから、設定だけアニメ版から持ってきて、オリジナルストーリーで展開するっぽい感じにも読めるし。。。。
とりあえず、トップ娘役は不二子ちゃんじゃないと仮定して、妄想配役。
銭形警部=みつる(華形)
次元大介=ともみん(夢乃)
石川五ェ門=大ちゃん(鳳翔)
峰不二子=せしる(大湖)またはキング(蓮城)
いや、キングは結構色っぽいと思うのですよ。。。「Congraturations!」のバードをみた感じでは。
そして。
新人公演では、ぜひ白峰ゆりちゃんに峰不二子を!!(真顔)
それにしても早かったですねえ、今回の発表は。
なにか、今日出さないといけない理由とかあったのでしょうか。だってほら、まだ年末の星組公演の演目が発表されていないのに、先に来年だなんて……(発表し忘れ?)(まさか)
年末について発表されたのは、星組のドラマシティ公演がバウ公演に変更になったことのみ。
これも、なぜ変わったんでしょうか。
とりあえず、いまさら紅さんや真風さんがバウ(東上なし)をやるとも思えないし、礼くんが二回連続でやるとも思えないし。。。。何をやるんだろう。
もしかして、「New Wave ~星~」来る!?(^ ^)(祈)
それとも、ねねちゃん主演のバウとか、ありうるか……??
これは。。。「第二章」が終わったてから発表されるのかもしれませんね……などと、ちょっとだけドキドキしつつ。
とりあえず、宝塚が百周年を越えて、101年目も、102年目も、ずーーーっと元気で楽しい作品を世に出してくださいますように!
そして、雪星宙の「New Wave」が実現しますように!!!
(なんだったら「Old Wave」でも良いんですがーっ//)
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■雪組大劇場公演
ミュージカル 『ルパン三世』
脚本・演出/小柳 奈穂子
ファンタスティック・ショー 『ファンシー・ガイ!』
作・演出/三木 章雄
ルパン三世キターーーーーーーっ!!!
まさお(龍)が演じたアルセーヌ・ルパンの孫を演じるのは、同期のチギちゃん(早霧)。
先日、理事長が「来年は、『えっ、あの作品を宝塚で!?』と言われるような作品を」と仰っていましたが、コレのことなのでしょうか。
たしかに、『えっ!?』という題材ではありますが(^ ^)、小柳さんなので、どんな風に料理するのか、とても楽しみです(はぁと)
ひとつだけ気になるのは、みゆちゃん(咲妃)の演じる役どころ。
峰不二子?いやでも、不二子ちゃんはルパンと恋愛しないし。。。あんまりトップ娘役がやりそうな役だとは思えず。
いちばんイメージに合うのは、メジャーな作品だとクラリス(カリオストロの城)だと思うのですが、もしカリオストロをやるなら今日の段階でそう書きますよねえ。。。かなり売りになるだろうに、隠す理由が思いつかない。。。
……とはいえ、もし本当に「カリオストロの城」を上演するなら、、、、82期どちらかのルパンと、ちゃぴのクラリスで観たかったっすーーーーっ。
不二子もクラリスも考えにくいとなると。。。オリジナルキャラを作るのでしょうか。。。解説も当たり障りのないことしか書いてないから、設定だけアニメ版から持ってきて、オリジナルストーリーで展開するっぽい感じにも読めるし。。。。
とりあえず、トップ娘役は不二子ちゃんじゃないと仮定して、妄想配役。
銭形警部=みつる(華形)
次元大介=ともみん(夢乃)
石川五ェ門=大ちゃん(鳳翔)
峰不二子=せしる(大湖)またはキング(蓮城)
いや、キングは結構色っぽいと思うのですよ。。。「Congraturations!」のバードをみた感じでは。
そして。
新人公演では、ぜひ白峰ゆりちゃんに峰不二子を!!(真顔)
それにしても早かったですねえ、今回の発表は。
なにか、今日出さないといけない理由とかあったのでしょうか。だってほら、まだ年末の星組公演の演目が発表されていないのに、先に来年だなんて……(発表し忘れ?)(まさか)
年末について発表されたのは、星組のドラマシティ公演がバウ公演に変更になったことのみ。
これも、なぜ変わったんでしょうか。
とりあえず、いまさら紅さんや真風さんがバウ(東上なし)をやるとも思えないし、礼くんが二回連続でやるとも思えないし。。。。何をやるんだろう。
もしかして、「New Wave ~星~」来る!?(^ ^)(祈)
それとも、ねねちゃん主演のバウとか、ありうるか……??
これは。。。「第二章」が終わったてから発表されるのかもしれませんね……などと、ちょっとだけドキドキしつつ。
とりあえず、宝塚が百周年を越えて、101年目も、102年目も、ずーーーっと元気で楽しい作品を世に出してくださいますように!
そして、雪星宙の「New Wave」が実現しますように!!!
(なんだったら「Old Wave」でも良いんですがーっ//)
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花組トークスペシャル
2014年4月30日 宝塚(花)日経ホールにて、花組トークスペシャルに参加してまいりました。
飛び石連休の狭間で急ぎの業務もなく(やりたくても相手方がお休みだったりとか!)、久しぶりにちゃんと最初から参加できたので、簡単にレポートを。
メンバーは、88期の夕霧らいを中心に、菜那くらら、大河凛の93期コンビの3人。
入場するなり、司会の竹下さんに口をはさむ隙を与えず、とっとと挨拶して席に座ったらいらいが、さすが88期、でした……(^ ^;ゞ。いつも、座る前に軽くファッションチェックをする竹下さんが、とりあえず座ってから、らいらいの紅い細身のパンツにだけ突っ込んでいたのが微笑ましかったです(^ ^)。
ななくらちゃんは水色の清楚なミニワンピ。可愛くて大人っぽくて、その絶妙の塩梅がとてもお似合いで、素敵でした。
がりんちゃんは黒のスーツだったかな。らいらいは紅いパンツに黒のブーツが印象的すぎて上衣を忘れました。。。あまりテーマ的なものは無さそうでしたが、実際のところはどうだったのでしょうね。定番の話題なので、話してほしかったなあ。。。
最初だけでなく、全体に、竹下さんの司会とは無関係に、らいらい進行ですすんでいた印象でした。トークの順番もらいらいのペースだったので、なんだか、珍しいくらい竹下さんの突っ込みを聞いた気がしました。(「あら、もうその話に行きますか?」とか)
あと、らいらいが何度も「今のカットで」と(監督に?)言っていたんですが、……いや、このトークは収録一時間で放映も一時間だから、そんなにカットされませんよね……?
大まかな流れは、最初に「今公演で卒業される蘭寿さんについて」で、、、本公演のお芝居の話、新人公演、本公演のショー……と話して席替え、だったと思います。
本公演のお芝居については、3人とも同じ会社の社員ですね、と言われて、らいらいが「私は重役なので、二人とは違って、こんな感じ(ふんぞりかえって)ですけどね」と実演してくれました。あと、衣裳係のななくらちゃんが「手首に針山をつけて」という話をしたら、しみじみと「可愛い~」と呟いたりしてました(^ ^)。
がりんちゃんは大道具と小道具担当、だそうで、「脚立を運んでいます」だそうです。大劇場のとき、早替わりの都合か何かでギリギリになってしまい、ダッシュで運んだことがあるそうで、らいらいが「この華奢な身体で、すごい勢いで大きな脚立を運んでいくんですよ!」と話していました。
あと、「本当に普通の脚立なので、よく宝塚舞台さんの使うものと間違われます」というのがちょっと面白かった。。。今度観劇するとき良く見てみよう(^ ^)。
今回、具体的な動きは演出ではなく出演者に任されている場面が多い、、、という話で、ななくらちゃんが「ストライキをしたことがなく、それを実行するほどの怒りがわからなくて、どんな気持ちなんだろうとみんなで話し合って…」みたいな真面目な話をしていたら、らいらいに「怒ったことないの?わからなかった?」と突っ込まれて、ちょっと困り顔になっていたのがとても可愛かったです(←)
そのあとも何度も「(怒りはわからなくても)その気持ちはわかるんだ?」と突っ込まれて……いやー、可愛かったのですが、ちょっとだけ気の毒になりました(^ ^)。
ショーの話は……いろいろあったのですが、一番印象的だったのは、がりんちゃんの「ディアマンテ」でしょうか。
銀橋を渡るとき、「ただ渡らないで、何かして!」という指示があった(←なんてアバウトな)という話で、、、満面の笑顔で「飛んでます!」と。で、らいらいに言われて、舞台の下手から上手に向けて、走って、ジャンプして、指さしウィンク!という一連を実演してくれました(*^ ^*)。
ななくらちゃんも、銀狼の場面のステップを実演してくれて、全体に実演の多いトークショーでした(^ ^)。
そして。
始まる前に竹下さんが「サプライズがあります!」と言っていたので、なんだろう?と思っていたのですが。。。
席替えのタイミングで、「だって俺たちは映画バカ~♪」の場面の振付を教える「振付講座」がありました(^ ^)私たちは座ったままで、ななくらちゃんの実演と男役二人の歌にあわせて練習するのですが。。。素化粧にワンピでちょっと恥ずかしそうに踊るななくらちゃんが可愛くて可愛くて。。。。いや、らいらい、確信犯だなあ(^ ^)。
最後に音源でやってみたのですが、」「だって、俺たちは宝塚バカ~♪」と歌うはずだったのに、「映画バカ~」とやってしまって、悔むらいらいも可愛かったです(^ ^)。
そのあとは、宝塚百周年への思いとか、記念公演のこととか、お互いへの印象とか………いつもの話題を振りながら、らいらい進行で進んでいきました。
らいらいが自分のことを「いつも形式ばった、つまらない人間だねってみんなに言われて」って騙ったり(本当にそういうことを言われる人間は自分でそんなこと言いません)(っていうか両側で後輩がびっくりしてますよー)、いろいろあったのですが、たぶんほとんどカットされないと思うので(^ ^)詳しくは放送でご覧下さいませ。
それにしても。
らいらいの真骨頂は、最後に退場するときに後輩二人にかけた「ゆっくり!ゆっくり歩くんだよ!」ですよね!!
いやもう、夕霧らいと書いてタラシとよむ、的な。ゆっくり歩きながら笑顔を振りまくらいらいの花男っぷりに、頭痛がしました。。。。
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飛び石連休の狭間で急ぎの業務もなく(やりたくても相手方がお休みだったりとか!)、久しぶりにちゃんと最初から参加できたので、簡単にレポートを。
メンバーは、88期の夕霧らいを中心に、菜那くらら、大河凛の93期コンビの3人。
入場するなり、司会の竹下さんに口をはさむ隙を与えず、とっとと挨拶して席に座ったらいらいが、さすが88期、でした……(^ ^;ゞ。いつも、座る前に軽くファッションチェックをする竹下さんが、とりあえず座ってから、らいらいの紅い細身のパンツにだけ突っ込んでいたのが微笑ましかったです(^ ^)。
ななくらちゃんは水色の清楚なミニワンピ。可愛くて大人っぽくて、その絶妙の塩梅がとてもお似合いで、素敵でした。
がりんちゃんは黒のスーツだったかな。らいらいは紅いパンツに黒のブーツが印象的すぎて上衣を忘れました。。。あまりテーマ的なものは無さそうでしたが、実際のところはどうだったのでしょうね。定番の話題なので、話してほしかったなあ。。。
最初だけでなく、全体に、竹下さんの司会とは無関係に、らいらい進行ですすんでいた印象でした。トークの順番もらいらいのペースだったので、なんだか、珍しいくらい竹下さんの突っ込みを聞いた気がしました。(「あら、もうその話に行きますか?」とか)
あと、らいらいが何度も「今のカットで」と(監督に?)言っていたんですが、……いや、このトークは収録一時間で放映も一時間だから、そんなにカットされませんよね……?
大まかな流れは、最初に「今公演で卒業される蘭寿さんについて」で、、、本公演のお芝居の話、新人公演、本公演のショー……と話して席替え、だったと思います。
本公演のお芝居については、3人とも同じ会社の社員ですね、と言われて、らいらいが「私は重役なので、二人とは違って、こんな感じ(ふんぞりかえって)ですけどね」と実演してくれました。あと、衣裳係のななくらちゃんが「手首に針山をつけて」という話をしたら、しみじみと「可愛い~」と呟いたりしてました(^ ^)。
がりんちゃんは大道具と小道具担当、だそうで、「脚立を運んでいます」だそうです。大劇場のとき、早替わりの都合か何かでギリギリになってしまい、ダッシュで運んだことがあるそうで、らいらいが「この華奢な身体で、すごい勢いで大きな脚立を運んでいくんですよ!」と話していました。
あと、「本当に普通の脚立なので、よく宝塚舞台さんの使うものと間違われます」というのがちょっと面白かった。。。今度観劇するとき良く見てみよう(^ ^)。
今回、具体的な動きは演出ではなく出演者に任されている場面が多い、、、という話で、ななくらちゃんが「ストライキをしたことがなく、それを実行するほどの怒りがわからなくて、どんな気持ちなんだろうとみんなで話し合って…」みたいな真面目な話をしていたら、らいらいに「怒ったことないの?わからなかった?」と突っ込まれて、ちょっと困り顔になっていたのがとても可愛かったです(←)
そのあとも何度も「(怒りはわからなくても)その気持ちはわかるんだ?」と突っ込まれて……いやー、可愛かったのですが、ちょっとだけ気の毒になりました(^ ^)。
ショーの話は……いろいろあったのですが、一番印象的だったのは、がりんちゃんの「ディアマンテ」でしょうか。
銀橋を渡るとき、「ただ渡らないで、何かして!」という指示があった(←なんてアバウトな)という話で、、、満面の笑顔で「飛んでます!」と。で、らいらいに言われて、舞台の下手から上手に向けて、走って、ジャンプして、指さしウィンク!という一連を実演してくれました(*^ ^*)。
ななくらちゃんも、銀狼の場面のステップを実演してくれて、全体に実演の多いトークショーでした(^ ^)。
そして。
始まる前に竹下さんが「サプライズがあります!」と言っていたので、なんだろう?と思っていたのですが。。。
席替えのタイミングで、「だって俺たちは映画バカ~♪」の場面の振付を教える「振付講座」がありました(^ ^)私たちは座ったままで、ななくらちゃんの実演と男役二人の歌にあわせて練習するのですが。。。素化粧にワンピでちょっと恥ずかしそうに踊るななくらちゃんが可愛くて可愛くて。。。。いや、らいらい、確信犯だなあ(^ ^)。
最後に音源でやってみたのですが、」「だって、俺たちは宝塚バカ~♪」と歌うはずだったのに、「映画バカ~」とやってしまって、悔むらいらいも可愛かったです(^ ^)。
そのあとは、宝塚百周年への思いとか、記念公演のこととか、お互いへの印象とか………いつもの話題を振りながら、らいらい進行で進んでいきました。
らいらいが自分のことを「いつも形式ばった、つまらない人間だねってみんなに言われて」って騙ったり(本当にそういうことを言われる人間は自分でそんなこと言いません)(っていうか両側で後輩がびっくりしてますよー)、いろいろあったのですが、たぶんほとんどカットされないと思うので(^ ^)詳しくは放送でご覧下さいませ。
それにしても。
らいらいの真骨頂は、最後に退場するときに後輩二人にかけた「ゆっくり!ゆっくり歩くんだよ!」ですよね!!
いやもう、夕霧らいと書いてタラシとよむ、的な。ゆっくり歩きながら笑顔を振りまくらいらいの花男っぷりに、頭痛がしました。。。。
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2月、3月に観た作品の、落ち穂を拾わせていただきます(^ ^)。
■少年社中15周年記念公演「好色一代男」(紀伊国屋ホール)
矢崎広くんの世乃介!!ということで観にいきました(^ ^)
井原西鶴も少年社中も、ちゃんと観るのは初めてだったのですが、とても刺激的で面白い公演でした♪
外部でもご活躍されている毛利亘宏さんらが中心となって結成された「少年社中」。早大劇研出身だそうですが、骨組みのしっかりした芝居を創る、レベルの高い演劇集団で、機会があればまた観てみたいなと思っています。(ちなみに、次回公演は7月「ネバーランド」だそうです……ピーターパンってこと?)
たまたま観劇したのが少年社中さんの15周年のまさにその日だったようで、ご挨拶がありました。「15年もたつと、『少年社中』っていうか『中年社中』みたいになってきますが……」とさりげなく笑わせて、「『心は少年』でがんばります」と〆る話術もさすがでした(^ ^)。
西鶴の原作は、連作短編のような形式になっていたと思いますが、この芝居は原作の最終話、還暦を過ぎた世之介が、「責め道具」をいっぱいに積んだ舟で女護ヶ島へ向けて船出した後から始まります。
女護ヶ島への船旅の途中で嵐に逢い、難破した世之介。意識を取り戻した世之介は、若返った自分と、過去に関係をもった人々の姿を見出して驚く。さらに、その場に「お前の人生を語ってほしい」と言いだす人物が現れる。……このあたりで、いま世之介がいるのは「あの世」と「この世」の境目なんだな、というざっくりした設定は何となくわかったのですが、ネタバレ的な意味では、それが判っていて良かったのかどうか…?という気もしました。
セットは、舞台中央を占める大きな階段がメイン。そのど真ん中で、あちこち肌蹴てほぼ半裸みたいな衣装にざんばら髪の矢崎くんは、色っぽくてきれいで、とても魅力的で……これはもう、いろいろ仕方ないな、とすんなり納得できたことがたくさんありました。
やっぱり私、矢崎くんのお芝居、好きだなあ(*^ ^*)。
プロローグ的なひとくさりの後は、ほぼ原作に沿って世之介の人生が回想として辿られる。
とても優しくて、魅力的な世之介。男女を問わず、出会った人間は皆、彼に惚れてしまう。でも、深く付き合うには、優しすぎて、無責任で、掴みどころがなくて……その理由を探るうちに、彼の中の空虚があからさまになっていく。
親に愛されなかった子供。
「関係した女は3742人、男は725人」といわれるほどに沢山の男女と関係しても、愛することも愛されることも学ぶことができずに還暦を迎えた世之介の、細い身体を埋め尽くした空虚。
「孤独」でさえない、「孤独」に耐える強ささえない世之介が、身の裡に抱えこんだ「うつろ」。
それでも、世之介に惚れた人々は、彼の空虚を愛で埋めたいと願う。世之介のしたことで結果的に不幸になった人はたくさんいたけれども、それでも、彼らは世之介の動機が優しさであったことを知っていて、彼に幸せになってほしいと思う。愛を知らない不幸に、世之介だけが気づいていないことにさえ気づいていた。
だから彼らは、「自分など地獄に落ちた方がいい」と嘆く世之介に語りかける。
「ありがとう」と。
「あなたに会えてよかった」と。
愛とは何か、そんなことわからなくても、人に温かいものをわたすことはできる。
世之介が女たち(男も)に渡していたのは、愛ではないかもしれないけれども、それにとてもよく似た、温かくて柔らかな、優しいモノだった……だから。愛を知らないなら教えてあげる。心が虚ろで寒いなら、温めてあげる。そのために男と女がいて、「愛」という言葉があるのだから。
それを教えられた世之介の、最後の決断を、私はとても美しいと思いました。
彼の中にあった空虚が埋められた瞬間。埋めてくれたのは今まで関係してきた大勢の人たちであり、いま目の前で酒瓶を差し出している「彼」であり……そして、世之介自身の「世界」への肯定の意思でもある。
無責任に生きてきた世之介が、このとき初めて、1人の人間の人生に責任を持とうとする。その、重みに耐えようとする意思が、彼の空虚を埋める。その意思の清しさが、世之介自身が気づいていない「愛」なのだ、と。それがとても美しくて、自然に涙が出てきました。。。。
泣くような作品だと思っていなかったので、ちょっと驚きましたが(@ @)
この作品を観たのは2月なので、先日「心中・恋の大和路」を観たときは全く連想しなかったのですが、いまになって感想を書こうと思って思い出してみると……「色・欲・金」と「愛」に対する価値観の相違が面白いな、と感じました。
忠兵衛にとっては「ままならぬもの」だった三百両、それをポンと使って、女郎たちに幸せを振りまく世之介の、忠兵衛とは全く違う苦悩。
忠兵衛には「愛」しかなかったし、世之介には「色・欲・金」しかなかった……彼はそう感じていた。最後のあの瞬間まで。
井原西鶴と近松門左衛門。似たような時代の似たような地域(上方)で人気を博した二人のクリエーター。
仲の悪い浄瑠璃一座同士の争いで、両陣営が二人に注文をしたようなこともあったようですが、作風の違いがなかなか興味深い!!もっと他の作品も観てみたいなあ、と今更思ったりして。。。
近松を語るのが植田景子さん(近松・恋の道行き)であるならば、西鶴を語るのは齋藤さんとか石田さんとかが適任なのでしょうか。エロティックな話が多いので、宝塚では難しいとは思いますが、うまくまとめてkれるなら観てみたいな、と思います。
■SHOW-izm VII「ピトレスク」(シアタークリエ)
小林香さんの「SHOW-izm」シリーズ第七弾。私は今回が初だったのですが、お芝居仕立てのショーかな?くらいの軽い気持ちで観に行って、、、完全に打ちのめされました。
こんな物凄いお芝居だとは思わなかった!!もっと覚悟して観に行くべきだった……!!
時代背景は1942年9月、ナチス占領下の巴里……ユダヤ人の強制連行が始まった直後。時代的には、先月観た「国民の映画」の方が少し早い、かな?あれはベルリンの物語で、こちらは巴里ですが。
同時代の作品は色々ありますが、最初に「国民の映画」を連想したのは、観た時期が近かったのもありますが、それ以上に、どちらも「芸術」のもつ力について語る作品だったから、だと思います。
「国民の映画」は“ドイツ帝国の権威”の象徴としての名作映画で、「ピトレスク」は、“支配への抵抗と精神の自由”の象徴としてのショー(“燃えない絵”)、でしたけれども
作品タイトルにもなっている「pittoresque」は、フランス語で「絵のように美しいさま」を意味する詞。この詞を象徴的に「燃えてしまった絵」に対する「燃えない絵」の意味にも使った脚本は、とても美しくて残酷で、綺麗でした。
自由な巴里の象徴だったキャバレー「La Figue(いちじく)」。その店がナチスによって閉店させられた時、店の象徴だった絵を避難させた「La Figue」の関係者たちが、夜な夜な閉鎖された額縁工場に集まり、ショーを創っている。自由の精神を受け継いだ地下キャバレーを開店するために。
登場人物は9人。
「La Figue」の象徴となる絵を描いた元ドイツ貴族の画家タマラ(保坂知寿)
ユダヤ人の恋人を強制連行で連れて行かれた、脚本家のジャン・ルイ(中川晃教)
ベルリンから亡命してきた、ユダヤ系ドイツ人小児科医のマルゴー(クミコ)
元「La Figue」衣装係で、タマラに愛されるカミーユ(彩輝なお)
ロマの血をひく「La Figue」の歌手、マヌエラ(JKim)
「La Figue」にパンを卸していたロシア系のピョートル(岡本知高)、肉屋のリュシエンヌ(風花舞)、その夫トマ(三井聡)
占領軍の兵士で、ダンスが大好きで、憧れの巴里で芸術品を扱う任務についているフリードリヒ(舘形比呂一)
元女給のイヴェット(美鳳あや)
構造としては群像劇なので、明解な主役は居ないのですが、タマラとカミーユ、そしてフリードリヒの物語が主軸になっていたと思います。特に……私が保坂さんのファンであるせいか、タマラが事実上の主役にも見えました。突出した存在感で「亡命した元ドイツ貴族」かつ「ドイツ政府が欲しがる芸術家」という設定に説得力がありました。
とはいえ、群像劇として一人ひとりのドラマがきちんと描かれていたことで、厚みのある作品に仕上がっていたと思います。
それぞれの人生を必死に生きている人々。肉屋は肉屋の、パン屋はパン屋の日常があり、それでも夜中の地下活動にも協力する。
「なりゆきで」と嘯きながらも、一生懸命に。
でも、やっぱり「なりゆき」は「なりゆき」で……タマラの選択も、フリードリヒの判断も、、、リュシエンヌの叫びまで、すべては『運命』の命じるままに動くしかなくて。
それでも、一度は額縁工場を出ていった彼らが、もう一度戻ってくるラストシーン……あれはたぶん、心だけ、なのだと思うのですが……あの場面がとても温かいものとして心に残りました。
ほとんどトラウマになっていた「国民の映画」の「普通の人々」の怖さが、少し拭われたような気がしました。人間は怖いけど、でも、信じられる人もいるのだ、と。
そういう人に出会えること自体が、僥倖なのかもしれないけれども。
今作でもう一つ印象に残ったのは、出演者の出自のバラバラさ加減、でした。
でも、その出自のバラバラさを、それぞれの役の人物の出自と重ねて個性を出させていたのが、巧いなー、と思いました。
・フランス人(ジャン・ルイ、カミーユ、リュシエンヌ、トマ、イヴェット)
ほぼミュージカル界から。しかも、うち3人は宝塚OG。
・ロシア系フランス人(ピョートル)
クラシック系のソプラニスタ
・ロマ系フランス人(マヌエラ)
韓国出身、劇団四季で活躍
・ユダヤ系ドイツ人(マルゴー)
シャンソン歌手
・ドイツ人(タマラ、フリードリヒ)
保坂さんは劇団四季、館形さんはコンボイ。
「天守物語」とはまた違った意味での「異種格闘技」でしたが、さまざまなジャンルから人を集めただけの意味がある、見事なキャスティングでした。
物語の合間合間に入るショーシーンも、ダンサーと歌手を揃えた座組の魅力がよく出ていて、どれもとても良かったです。。。芝居仕立てのショー、じゃなくて、ショーシーンのある芝居であるということが、先行のチラシではよく判らなくて、一回しか観なかったことを悔やんでいます……(T T)
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■少年社中15周年記念公演「好色一代男」(紀伊国屋ホール)
矢崎広くんの世乃介!!ということで観にいきました(^ ^)
井原西鶴も少年社中も、ちゃんと観るのは初めてだったのですが、とても刺激的で面白い公演でした♪
外部でもご活躍されている毛利亘宏さんらが中心となって結成された「少年社中」。早大劇研出身だそうですが、骨組みのしっかりした芝居を創る、レベルの高い演劇集団で、機会があればまた観てみたいなと思っています。(ちなみに、次回公演は7月「ネバーランド」だそうです……ピーターパンってこと?)
たまたま観劇したのが少年社中さんの15周年のまさにその日だったようで、ご挨拶がありました。「15年もたつと、『少年社中』っていうか『中年社中』みたいになってきますが……」とさりげなく笑わせて、「『心は少年』でがんばります」と〆る話術もさすがでした(^ ^)。
西鶴の原作は、連作短編のような形式になっていたと思いますが、この芝居は原作の最終話、還暦を過ぎた世之介が、「責め道具」をいっぱいに積んだ舟で女護ヶ島へ向けて船出した後から始まります。
女護ヶ島への船旅の途中で嵐に逢い、難破した世之介。意識を取り戻した世之介は、若返った自分と、過去に関係をもった人々の姿を見出して驚く。さらに、その場に「お前の人生を語ってほしい」と言いだす人物が現れる。……このあたりで、いま世之介がいるのは「あの世」と「この世」の境目なんだな、というざっくりした設定は何となくわかったのですが、ネタバレ的な意味では、それが判っていて良かったのかどうか…?という気もしました。
セットは、舞台中央を占める大きな階段がメイン。そのど真ん中で、あちこち肌蹴てほぼ半裸みたいな衣装にざんばら髪の矢崎くんは、色っぽくてきれいで、とても魅力的で……これはもう、いろいろ仕方ないな、とすんなり納得できたことがたくさんありました。
やっぱり私、矢崎くんのお芝居、好きだなあ(*^ ^*)。
プロローグ的なひとくさりの後は、ほぼ原作に沿って世之介の人生が回想として辿られる。
とても優しくて、魅力的な世之介。男女を問わず、出会った人間は皆、彼に惚れてしまう。でも、深く付き合うには、優しすぎて、無責任で、掴みどころがなくて……その理由を探るうちに、彼の中の空虚があからさまになっていく。
親に愛されなかった子供。
「関係した女は3742人、男は725人」といわれるほどに沢山の男女と関係しても、愛することも愛されることも学ぶことができずに還暦を迎えた世之介の、細い身体を埋め尽くした空虚。
「孤独」でさえない、「孤独」に耐える強ささえない世之介が、身の裡に抱えこんだ「うつろ」。
それでも、世之介に惚れた人々は、彼の空虚を愛で埋めたいと願う。世之介のしたことで結果的に不幸になった人はたくさんいたけれども、それでも、彼らは世之介の動機が優しさであったことを知っていて、彼に幸せになってほしいと思う。愛を知らない不幸に、世之介だけが気づいていないことにさえ気づいていた。
だから彼らは、「自分など地獄に落ちた方がいい」と嘆く世之介に語りかける。
「ありがとう」と。
「あなたに会えてよかった」と。
愛とは何か、そんなことわからなくても、人に温かいものをわたすことはできる。
世之介が女たち(男も)に渡していたのは、愛ではないかもしれないけれども、それにとてもよく似た、温かくて柔らかな、優しいモノだった……だから。愛を知らないなら教えてあげる。心が虚ろで寒いなら、温めてあげる。そのために男と女がいて、「愛」という言葉があるのだから。
それを教えられた世之介の、最後の決断を、私はとても美しいと思いました。
彼の中にあった空虚が埋められた瞬間。埋めてくれたのは今まで関係してきた大勢の人たちであり、いま目の前で酒瓶を差し出している「彼」であり……そして、世之介自身の「世界」への肯定の意思でもある。
無責任に生きてきた世之介が、このとき初めて、1人の人間の人生に責任を持とうとする。その、重みに耐えようとする意思が、彼の空虚を埋める。その意思の清しさが、世之介自身が気づいていない「愛」なのだ、と。それがとても美しくて、自然に涙が出てきました。。。。
泣くような作品だと思っていなかったので、ちょっと驚きましたが(@ @)
この作品を観たのは2月なので、先日「心中・恋の大和路」を観たときは全く連想しなかったのですが、いまになって感想を書こうと思って思い出してみると……「色・欲・金」と「愛」に対する価値観の相違が面白いな、と感じました。
忠兵衛にとっては「ままならぬもの」だった三百両、それをポンと使って、女郎たちに幸せを振りまく世之介の、忠兵衛とは全く違う苦悩。
忠兵衛には「愛」しかなかったし、世之介には「色・欲・金」しかなかった……彼はそう感じていた。最後のあの瞬間まで。
井原西鶴と近松門左衛門。似たような時代の似たような地域(上方)で人気を博した二人のクリエーター。
仲の悪い浄瑠璃一座同士の争いで、両陣営が二人に注文をしたようなこともあったようですが、作風の違いがなかなか興味深い!!もっと他の作品も観てみたいなあ、と今更思ったりして。。。
近松を語るのが植田景子さん(近松・恋の道行き)であるならば、西鶴を語るのは齋藤さんとか石田さんとかが適任なのでしょうか。エロティックな話が多いので、宝塚では難しいとは思いますが、うまくまとめてkれるなら観てみたいな、と思います。
■SHOW-izm VII「ピトレスク」(シアタークリエ)
小林香さんの「SHOW-izm」シリーズ第七弾。私は今回が初だったのですが、お芝居仕立てのショーかな?くらいの軽い気持ちで観に行って、、、完全に打ちのめされました。
こんな物凄いお芝居だとは思わなかった!!もっと覚悟して観に行くべきだった……!!
時代背景は1942年9月、ナチス占領下の巴里……ユダヤ人の強制連行が始まった直後。時代的には、先月観た「国民の映画」の方が少し早い、かな?あれはベルリンの物語で、こちらは巴里ですが。
同時代の作品は色々ありますが、最初に「国民の映画」を連想したのは、観た時期が近かったのもありますが、それ以上に、どちらも「芸術」のもつ力について語る作品だったから、だと思います。
「国民の映画」は“ドイツ帝国の権威”の象徴としての名作映画で、「ピトレスク」は、“支配への抵抗と精神の自由”の象徴としてのショー(“燃えない絵”)、でしたけれども
作品タイトルにもなっている「pittoresque」は、フランス語で「絵のように美しいさま」を意味する詞。この詞を象徴的に「燃えてしまった絵」に対する「燃えない絵」の意味にも使った脚本は、とても美しくて残酷で、綺麗でした。
自由な巴里の象徴だったキャバレー「La Figue(いちじく)」。その店がナチスによって閉店させられた時、店の象徴だった絵を避難させた「La Figue」の関係者たちが、夜な夜な閉鎖された額縁工場に集まり、ショーを創っている。自由の精神を受け継いだ地下キャバレーを開店するために。
登場人物は9人。
「La Figue」の象徴となる絵を描いた元ドイツ貴族の画家タマラ(保坂知寿)
ユダヤ人の恋人を強制連行で連れて行かれた、脚本家のジャン・ルイ(中川晃教)
ベルリンから亡命してきた、ユダヤ系ドイツ人小児科医のマルゴー(クミコ)
元「La Figue」衣装係で、タマラに愛されるカミーユ(彩輝なお)
ロマの血をひく「La Figue」の歌手、マヌエラ(JKim)
「La Figue」にパンを卸していたロシア系のピョートル(岡本知高)、肉屋のリュシエンヌ(風花舞)、その夫トマ(三井聡)
占領軍の兵士で、ダンスが大好きで、憧れの巴里で芸術品を扱う任務についているフリードリヒ(舘形比呂一)
元女給のイヴェット(美鳳あや)
構造としては群像劇なので、明解な主役は居ないのですが、タマラとカミーユ、そしてフリードリヒの物語が主軸になっていたと思います。特に……私が保坂さんのファンであるせいか、タマラが事実上の主役にも見えました。突出した存在感で「亡命した元ドイツ貴族」かつ「ドイツ政府が欲しがる芸術家」という設定に説得力がありました。
とはいえ、群像劇として一人ひとりのドラマがきちんと描かれていたことで、厚みのある作品に仕上がっていたと思います。
それぞれの人生を必死に生きている人々。肉屋は肉屋の、パン屋はパン屋の日常があり、それでも夜中の地下活動にも協力する。
「なりゆきで」と嘯きながらも、一生懸命に。
でも、やっぱり「なりゆき」は「なりゆき」で……タマラの選択も、フリードリヒの判断も、、、リュシエンヌの叫びまで、すべては『運命』の命じるままに動くしかなくて。
それでも、一度は額縁工場を出ていった彼らが、もう一度戻ってくるラストシーン……あれはたぶん、心だけ、なのだと思うのですが……あの場面がとても温かいものとして心に残りました。
ほとんどトラウマになっていた「国民の映画」の「普通の人々」の怖さが、少し拭われたような気がしました。人間は怖いけど、でも、信じられる人もいるのだ、と。
そういう人に出会えること自体が、僥倖なのかもしれないけれども。
今作でもう一つ印象に残ったのは、出演者の出自のバラバラさ加減、でした。
でも、その出自のバラバラさを、それぞれの役の人物の出自と重ねて個性を出させていたのが、巧いなー、と思いました。
・フランス人(ジャン・ルイ、カミーユ、リュシエンヌ、トマ、イヴェット)
ほぼミュージカル界から。しかも、うち3人は宝塚OG。
・ロシア系フランス人(ピョートル)
クラシック系のソプラニスタ
・ロマ系フランス人(マヌエラ)
韓国出身、劇団四季で活躍
・ユダヤ系ドイツ人(マルゴー)
シャンソン歌手
・ドイツ人(タマラ、フリードリヒ)
保坂さんは劇団四季、館形さんはコンボイ。
「天守物語」とはまた違った意味での「異種格闘技」でしたが、さまざまなジャンルから人を集めただけの意味がある、見事なキャスティングでした。
物語の合間合間に入るショーシーンも、ダンサーと歌手を揃えた座組の魅力がよく出ていて、どれもとても良かったです。。。芝居仕立てのショー、じゃなくて、ショーシーンのある芝居であるということが、先行のチラシではよく判らなくて、一回しか観なかったことを悔やんでいます……(T T)
.
Bunkamuraオーチャードホールにて、「天守物語」を観劇いたしました。
言わずと知れた、泉鏡花の傑作戯曲。播州姫路の白鷺城の天守に住まう、妖かしの姫のものがたり。
宝塚OGと能楽師、歌舞伎役者、そして現代劇の役者……相容れない様々なジャンルの役者が集まり、泉鏡花の「異界」を描く、というコンセプトがとても興味深くて、彼らをまとめる演出の高橋正徳さんの手腕を楽しみにしていったのですが。。。
いやー、面白い(興味深い)舞台でした!!
元々よく知っている宝塚OGを別にすると、一番印象に残ったのは、亀姫役の中村梅丸さんでしょうか。
まだお若いのに、滑らかでやわらかな所作の美しさと、そして、なんともいえないはんなりとした可愛らしさ!!まとう空気が本当にお可愛らしくて、シャキっと男前な祐飛さんの冨姫に比べると、本当に少女のようでした。お二人がイチャイチャと(^ ^)仲良く言い合っている場面がなんともいえず微笑ましくて、並びたっていながらも「おあねえさま」と慕う亀姫と、可愛い妹分を目を細めて可愛がる冨姫の関係が、とても素敵に見えました(*^ ^*)。
そして、泉鏡花役の三上博史さん。なんというか、「泉鏡太郎」ではなく、すでに“異界”を生きている感のある「泉鏡花」として舞台の上で生きていて、凄いなあと。
狂言回しのはずなのに、ちゃんと異界の存在だったのが面白いというかさすがだな、と思いました。
そういえば、私、昔はけっこう三上さんのファンだったんですよね。。。スワロウテイルとか、好きだったなあ(懐)
図書之助は須賀貴匡さん。過去にも舞台姿を観たことがありますが、そのときの印象とは全然違うなーと思いました。鏡花の美しい詞を紡ぐ口跡の美しさと、ちょっと無骨な感じが良かったです。
ただ、姫路城城主に愛された寵臣の役と考えると、もう少し色気があってもいいのかなー?と思ったりはしましたが(^ ^)
あとはやっぱり、青井陽治さんでしょうか。演出作品はいくつか観ていますが、板の上のお姿を拝見するのは初めてでしょうか?女形姿がとても自然で、やわらかくて表情豊かで……美しい台詞も口跡よく紡いでくださって、とても良かったと思います。
主演・冨姫の大空祐飛さん。
やっぱり、このひとの「世界観」の創り方、、、というか、客席と「世界観」を共有する能力は侮れないな、と思いました。異界の住人、という言葉がこんなに似合う人もなかなかいないと思うのですが、それ以上に、その纏う空気を客席に送り込み(?)、一時的にその世界の住人にしてしまう力を持っているなあ、と。
所作の技術という点では、まだ若い梅丸さんからもっともっと学んでほしいという感じでしたが、、、声の出し方や口調、表情などのリアルな「異界」感は、さすがでした。そして、化粧も含めて、超絶可愛かった!です(←のろけ)。
大江山花伝の茨木童子を思い出して、すごく懐かしかった(*^ ^*)。……そういえば、あれも「異界」の物語ですね。。。うん、
腰元の春風弥里(桔梗)、花瀬みずか(葛)、風莉じん(女郎花)、初姫さあや(萩)。
男役を卒業して間がないみーちゃんも含め、4人とも綺麗で役に似合っていて、違和感もなく、とても良かったです!
女優姿を初めてみたみーちゃんの、しっとりとした色っぽさと雰囲気。
さあやの、はんなりとした色気、隙のない存在感、美しい所作とやわらかな笑顔。
ちや姉の、やわらかくて寂びのある存在感と、あーちゃんの貫録や美貌……
いやー、宝塚ってすごいなあ、すごいところなんだなあ……すごく今更なんですけど、これだけの人材を次から次に輩出しているかと思うと、あらためて凄いなあ、と自慢に思いました(^ ^)。
出演者が発表されたときから、異種格闘技的な展開を想像しないでもなかった作品ですが、良い意味で「異界」の空気を感じられて、鏡花の世界にたっぷり浸ることができました。
美しい詞によって紡がれる、美しい恋の物語。短い公演ですが、堪能させていただきたいと思います!
最後にひとこと。
さあや可愛いよさあや………っ!!(感動)
.
言わずと知れた、泉鏡花の傑作戯曲。播州姫路の白鷺城の天守に住まう、妖かしの姫のものがたり。
宝塚OGと能楽師、歌舞伎役者、そして現代劇の役者……相容れない様々なジャンルの役者が集まり、泉鏡花の「異界」を描く、というコンセプトがとても興味深くて、彼らをまとめる演出の高橋正徳さんの手腕を楽しみにしていったのですが。。。
いやー、面白い(興味深い)舞台でした!!
元々よく知っている宝塚OGを別にすると、一番印象に残ったのは、亀姫役の中村梅丸さんでしょうか。
まだお若いのに、滑らかでやわらかな所作の美しさと、そして、なんともいえないはんなりとした可愛らしさ!!まとう空気が本当にお可愛らしくて、シャキっと男前な祐飛さんの冨姫に比べると、本当に少女のようでした。お二人がイチャイチャと(^ ^)仲良く言い合っている場面がなんともいえず微笑ましくて、並びたっていながらも「おあねえさま」と慕う亀姫と、可愛い妹分を目を細めて可愛がる冨姫の関係が、とても素敵に見えました(*^ ^*)。
そして、泉鏡花役の三上博史さん。なんというか、「泉鏡太郎」ではなく、すでに“異界”を生きている感のある「泉鏡花」として舞台の上で生きていて、凄いなあと。
狂言回しのはずなのに、ちゃんと異界の存在だったのが面白いというかさすがだな、と思いました。
そういえば、私、昔はけっこう三上さんのファンだったんですよね。。。スワロウテイルとか、好きだったなあ(懐)
図書之助は須賀貴匡さん。過去にも舞台姿を観たことがありますが、そのときの印象とは全然違うなーと思いました。鏡花の美しい詞を紡ぐ口跡の美しさと、ちょっと無骨な感じが良かったです。
ただ、姫路城城主に愛された寵臣の役と考えると、もう少し色気があってもいいのかなー?と思ったりはしましたが(^ ^)
あとはやっぱり、青井陽治さんでしょうか。演出作品はいくつか観ていますが、板の上のお姿を拝見するのは初めてでしょうか?女形姿がとても自然で、やわらかくて表情豊かで……美しい台詞も口跡よく紡いでくださって、とても良かったと思います。
主演・冨姫の大空祐飛さん。
やっぱり、このひとの「世界観」の創り方、、、というか、客席と「世界観」を共有する能力は侮れないな、と思いました。異界の住人、という言葉がこんなに似合う人もなかなかいないと思うのですが、それ以上に、その纏う空気を客席に送り込み(?)、一時的にその世界の住人にしてしまう力を持っているなあ、と。
所作の技術という点では、まだ若い梅丸さんからもっともっと学んでほしいという感じでしたが、、、声の出し方や口調、表情などのリアルな「異界」感は、さすがでした。そして、化粧も含めて、超絶可愛かった!です(←のろけ)。
大江山花伝の茨木童子を思い出して、すごく懐かしかった(*^ ^*)。……そういえば、あれも「異界」の物語ですね。。。うん、
腰元の春風弥里(桔梗)、花瀬みずか(葛)、風莉じん(女郎花)、初姫さあや(萩)。
男役を卒業して間がないみーちゃんも含め、4人とも綺麗で役に似合っていて、違和感もなく、とても良かったです!
女優姿を初めてみたみーちゃんの、しっとりとした色っぽさと雰囲気。
さあやの、はんなりとした色気、隙のない存在感、美しい所作とやわらかな笑顔。
ちや姉の、やわらかくて寂びのある存在感と、あーちゃんの貫録や美貌……
いやー、宝塚ってすごいなあ、すごいところなんだなあ……すごく今更なんですけど、これだけの人材を次から次に輩出しているかと思うと、あらためて凄いなあ、と自慢に思いました(^ ^)。
出演者が発表されたときから、異種格闘技的な展開を想像しないでもなかった作品ですが、良い意味で「異界」の空気を感じられて、鏡花の世界にたっぷり浸ることができました。
美しい詞によって紡がれる、美しい恋の物語。短い公演ですが、堪能させていただきたいと思います!
最後にひとこと。
さあや可愛いよさあや………っ!!(感動)
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若者たちのラスト・タイクーン
2014年4月24日 宝塚(花)表題について語る前に、ひとつだけ。
まっつ(未涼)、ご卒業おめでとうございます………っ!!(泣)
まっつも研16。いつか必ずこの時が来ることはわかっていたのだし、覚悟もしていたつもりでした。
でも、まだ信じたくない。。。(T T)
麻樹ゆめみ副組長をはじめ、白渚すずさん、大澄れいさん、天舞音さらちゃん、寿春花果さん、そして壮ちゃんあゆっちまっつを含めて8人の卒業生。寂しくなりますね。。。いやでも、チギちゃんみゆちゃん以下、下級生まで充実した雪組が、9月以降も続きますように……。
ゆめみさん卒業後の副組長は、85期のにわにわ(奏乃)。私が初めて観た初舞台生が、もう管理職か……(←いや、花組のふみかの方が下ですから!!)
そんな動揺の中、花組新人公演「ラスト・タイクーン」を観劇してまいりました。
新人公演演出は、田渕大輔さん。生田さんもまだ若いから、新人公演も自分で演出するかも?と思っていたのですが、違いましたね。まだ東宝は1回しか観ていないので細かい演出の違いはあまりわかりませんでしたが、東宝にきての演出変更も含め、概ね本公演と同じ演出で、いかにも新人公演らしい新人公演でした
芸達者ぞろいの93期も、これが最後の新人公演。みんなそれぞれに存在感を見せて、良かったと思います。
一番印象に残ったのは、マキシム(真輝)のアルフレードとピート・ザブラス、かなあ。特にアルフレードは、本役の真由ちゃん(鳳)とは全然違う感じで、面白かったです。
あと、べーちゃん(桜咲)のケイティも、落ち着きと包容力があって、すごく良かった!カラ回りしがちな柚香くんのモンローをさりげなくフォローして、大人っぽくてしっかりしてて、、、本当に「包容力」という感じ。素敵でした♪ 本役の一花とは全然雰囲気が違っていて、べーちゃんらしい、気持ちの入った芝居はとても気持ちが良かったです。
がりんちゃん(大河)のボックスレーも印象的。特に、銀橋の歌が素晴らしくて、この役は意外に歌の役なんだなあとあらためて気がついたり。ただ、ラストのキャサリン、ピートとボックスレーが話す場面で、ちょっと違和感を感じたことは書いておきます。確かにあの3人、それまで全く接点がないのに、急に親しげに話しているんですよね。本公演ではまったく気にならなかったのに、なんでだろう。。。本公演では、やっぱり「蘭ちゃんとまりんさんとみつる」と思って観ているのかしら……?
ボックスレーといえば、彼を映画の世界にいざなう「或る女」の紗愛せいらちゃんがまた、謎めいて美しくて、とても良かったです(*^ ^*)美人はすべてを超えるなあ(真顔)
キキちゃんのブロンソンは、ほぼほぼ予想通り、かな。私がキキちゃん好きすぎて、ちょっと期待のハードルをあげ過ぎた……かも。
ちゃほちゃん(桜帆)は、マーサ(本役・鞠花)。鞠花さんの、なんとも切羽詰まった怖さはないのですが、必死感はよく伝わってきてきました。巧いなー、やっぱり。
こりのちゃん(美花)のジェーン(本役・遼)は、もっと全然役づくりを変えてくるかと思ったのですが、意外に本役どおりでした。動きとかはコミカルで可愛かったけど、あのキャラクターの方向性は演出指示なんでしょうか。。。
ななくらちゃんは、秘書(本役・芽吹)。やっぱり、こういう大人っぽい役のほうが良い!と思いました。
航琉さんはライディングウッド(本役・紫峰)。曲者感はないけど、それが逆に、「真面目にやってきたのに何故クビになるんだ!?」という不信感が素直に納得できるなーと思いました(^ ^)。
今公演で卒業する凪咲さんは、ピートの妻・テレサ(本役・梅咲)。CSのサヨナラインタビューでも語っていましたが、同期のマキシムと組んでの芝居は、気心のしれた感じがとても良かったです。
花奈さんは、ライディングウッドの後任で監督になる役がメインなのだろうと思いますが。。個人的には「二つの貌」で踊る女がとても印象的でした。
……この9人が、次から新人公演には参加しなくなるんですね。92期が卒業したときもすごく心配になったけど、蓋をあけてみれば93期がこれだけやってくれたのだから、94期も大丈夫かなあ(ドキドキ)。
花組新人公演は、私が観はじめただいもんの時代からずっとハイクオリティを保ってきたので、次回はがんばってほしいな、と思います(^ ^)。
93期を先に書いてしまいましたが、他に印象に残ったみなさまを。
主演の柚香くんは、やはりビジュアルのインパクトは圧倒的ですね(^ ^)。センターが似合うことといったら!
歌が弱いのはいずれ克服していただくとして(期待)、台詞の声が浅いのは気になるし、台詞量が増えると喉を痛めるので、もう少し深いところから出せるようになるといいんだけどなあ、と思いました。
6月にはバウ主演を控えて、いまは色々焦ってしまう時期かもしれませんが、これからの花組を背負って立つ逸材になるべく、発声をもう一度見直して、がんばってほしいです!バウは、チケット探します。。。(泣)
ヒロインの華雅さんは、「天使のはしご」の好演が印象に残っていたので楽しみにしていたのですが、、、包容力と落ち着きのある大人っぽい娘役さんだから、逆にこういう、ギリギリのところを歩いている不安定な女性は苦手なんだろうな、と思いました。もっと似合う役でのヒロインを観てみたかったなと思います。
……蘭ちゃんの芝居って、蘭ちゃんならではのキュートさで持っていくところがあるから、意外と新人公演では苦戦しがちなんですよね……。
ブレーディのマイティ(水美)は、水際立ったダンディさがとても良かったです。かーっこいいーーーーっ!!
もう少し、芝居として悔しさをあからさまに出しても良かったと思うのですが。。。そのへんはやっぱり、若さが出ちゃったかな。でも、歌も良かったし、がんばっていたと思います。若い二枚目役も観てみたいなあ♪
あと印象に残ったのは、仙名さんのヴィヴィアン(本役・華耀)。
コケティッシュで魅力的なきらりんのヴィヴィアンに対して、仙名さんのヴィヴィアンは、まさに「高慢で尊大な大女優」。おそらく、今回の新人公演で、意思をもって本役と違う役づくり(演出)になっていたのは彼女だけだったと思います。
台詞も動きも同じなのに、台詞の言い方(声)と仕草であんなに雰囲気が違うんだなあ、と。ハスキーで色っぽい、どちらかといえば迫力のある仙名さんの声は独特なので、ちょっと回りを小馬鹿にしたような尊大な態度(表情)とあいまって、とっても「大女優」感があったんですよね。
良い意味で、それがすごく出ていたのが、ストライキの場面でしょうか。あまり大袈裟な動きはせず、落ち着いて対応している感じがいかにも頭が良さそうで……きらりんの役づくりとは全く違ってて、すごく面白かったです。
ただ、ヴィヴィアンは最後に「私はモンローを選ぶわ。だって、彼のほうが佳い男だもの」という台詞で場を沸かせるという大事な役割があるのですが。。。そこまで尊大キャラで通していて、そこだけ急にコケティッシュになるのは難しいんだなあ、と思いました。決して悪くは無いけれども、微妙なところでバランスが悪いのが気になる……っていうか、ぶっちゃけ、惜しい!と思いました。
芝居全体、場面場面ではなくてプロローグからエピローグまでの芝居全体の流れの中で「1人の人物」を演じる、という意識がもう少し出てくると、良い役者になると思うんだけどなあ。。。それって、出来るようになる人とならない人がいるから、、、難しいことなんでしょうね、きっと。うーん、でもがんばってほしいなあ。
そしてもう一人、エドナ(仙名)役の真彩希帆ちゃんが!!
キュートで可愛くて元気いっぱいで、なのにちゃんとエドナの役割を果たしている絶妙の芝居勘に驚きました。歌も、綺麗なソプラノが本領かと思うのですが、少し胸声を混ぜた「二つの貌」のナンバーも魅力的で(*^ ^*)本役の仙名さんほど“危険”な感じではなかったけれども、ちゃんと“表と裏”のイマジネーションは伝わりました。
それにしても、、、、かーわーいーかーった、なぁーーーーーっ!!!
ただ、スチームローラーの場面など、スタッフの一員としてアンサンブルで出ている時もエドナの化粧のままなので、ちょっと回りから浮いてしまうのは少し気になりました。ショートの鬘はとても似合ってて可愛かったけど、化粧が直せないなら、もう少し顔を隠す髪型を考えるとか、もう少しなにかやれたんじゃないかなあ、と思ったりはしました。
なんて色々書いてますが、可愛かったのでなんでもいいです(投)。スタッフのときは、上手側で春妃うららちゃんや紗愛せいらちゃんと固まっていることが多くて、猫の幸せが集まった一角ができてました。。。
田渕さんありがとうございます!(*^ ^*)
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日本青年館にて、雪組公演「心中・恋の大和路」を観劇してまいりました。
泣いた………(T T)
……散々言いつくされていることですが、この作品を観るときは、タオルをお忘れなく!!
私は汐風幸さんが大好きだったので、17年前の再々演もバウホールまで観に行ったわけですが、、、、
あの時も「目がとけるほど泣く」という慣用句の意味を理解できそうなほど泣きました。泣きながらサバキ待ちして、何人かの方をギョッとさせたのも懐かしい思い出です(^ ^)
宝塚にもこんな完璧な「芝居」があるのか、と感銘をうけ、本格的に宝塚に嵌った、思い出の作品。
バウのみの予定だったのに、千秋楽に青年館東上が発表されて、嬉しかったなあ。八右衛門はケロさん(汐美真帆)からコムさん(朝海ひかる)に交替して、だいぶ雰囲気の違う作品になっていましたが、やっぱり泣くだけ泣いたなあ……。その後、OG公演として上演された瀬戸内美八さん、若葉ひろみさん、峰さを理さん版も観て(当たり前に号泣)、百周年の今年は、ドラマシティ&青年館で、壮ちゃん、あゆっち、まっつという雪組シルバートリオでの上演。
今でも、「宝塚作品で一番好きな作品は何か」と問われたら、「心中・恋の大和路」と答えるかもしれない程度には、本気でこの作品は宝塚の代表作の一つだと思っているわけですが、、、
それほどの名作を、この百周年の年に任された、我らが壮一帆!
壮ちゃんの忠兵衛の、一本筋の通った前向きな愚かしさが、すごく壮ちゃんらしくて新鮮でした。
幸ちゃんの忠兵衛から感じた“弱さ”とは違う、“愚かな強さ”とでも言うべきもの。
大和へ「逃げる」幸ちゃんと、新口村に「向かう」壮ちゃん。恋にも人生にも前のめりな、おそらくは商売にも前のめりだった時期があったのだろう忠兵衛像が、とても新鮮で、そして、それゆえに哀しかった。壮ちゃんって、若者を演じても中年のサラリーマンを演じても、どこかに「若さゆえの愚かしさ」を隠し持てる役者なんだな、と思いました。
もはや叶わ夢だけど、壮ちゃんのロミオが観たかったな、と。プレスギュルヴィック氏の、という意味ではなくて、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、壮ちゃんとあゆっちで観てみたかった。そんなこと、今まで思ったこともなかったのに。どちらかと言えば、壮あゆで観たい作品はマクベスだったはずなのに……。
あゆっちの梅川。衣装が違うせいか、そこは技術なのか(?)、貴咲美里ちゃんが苦戦していた裳裾の処理がきれいで、女郎としての立ち居振舞いもちゃんとできていたと思います。
忠兵衛の愛想づかしと、それに対する懐剣での自死のほのめかし。女郎とその客の駆け引きめいたやり取りの中に真を見出す忠兵衛と、そんな忠兵衛に運命を預ける梅川。その一連の芝居が自然で、翌朝の忠兵衛の「わたしはあんなに、梅川をいとしいと思たことがない」という台詞に説得力がありました。
あーーーー、それにしても、若葉ひろみさんの梅川は、根っからの純粋培養な「お女郎」感が素晴らしすぎた。。。。あゆっち、がんばれ。
まっつの八右衛門。ケロさんのいかにも「遊び人の旦那」ぶりとも、コムさんの「忠兵衛の遊び仲間」っぽさとも違う、飛脚宿の主と米問屋の主の、商売を超えた友情が、胸に沁みました。
お、と思ったのは、与平(月城)をかもん太夫(大湖)に引き逢わせた翌朝、「昨夜は場所柄控えたが」と番頭たちに告げるときの重みです。あの重み、「お金のことはキチッとしたい」という台詞を、真面目そうにではなく、商売人ゆえの真剣さとちゃんと伝えてくれる芝居力はさすが、、、とあらためて思いました。
新口村での忠兵衛とのやりとり、そこからの「この世にただ一つ」の絶唱は、まさにこの世にただ一つのものでした。。。。(号泣)幸ちゃんの時は与平役のハマコさん(未来優希)が歌ったのですが、歌としては本当に素晴らしかったけど、、、、やっぱり八右衛門が歌ったほうがこの作品は嵌るな、と思いました。
名作の中の名曲、「この世にただひとつ」。
一幕でこの曲が歌われるのは、廓の中で、忠兵衛と梅川が気持ちを確かめあう場面ですが。
あの場面の暗転前のポーズが、2幕ラストの雪山での最期のポーズと全く同じであることに、愚かな私は今日気が付きました。
……あの時にはもう、すべては決まっていたこと、と。そういう意味なのでしょうか。。。。震撼。
横堀川で、三百両を懐に立ち竦む忠兵衛。
「三百両や、石ころや、だが三百両や、石ころや………!!」という絶叫が、まだ耳に残る気がします。
壮ちゃんの忠兵衛を観ていると、あの金を懐にして新町に向かうのは、その金をおかみに渡すためなんだな、と、そう素直に感じられました。
幸ちゃんの忠兵衛は、迷ってしまって決心がつかず、とりあえず先延ばしして梅川に逢いにいっただけのようにも見えたのですが、壮ちゃんは違うなと。店に渡すつもりで新町に向かい、店に入る前に我に返って思いとどまる……それまで毎日そうしていたように、そうなるはずだった。八右衛門が、余計なことをしてさえいなければ。
いや、もちろん、八右衛門が間違っていたわけでもない。すべては運命だった。間が悪かった……それだけのこと。
「間ぁが悪かったですみますかっ!!」と叱りつける藤屋さん(香稜)の迫力は、さすがでした。。。。ごめんですめば警察はいらない。間が悪かったですめば罪人もない……残念なことに、世の中はそれでは回らないのだから。
最後に、もう一つだけ。
そういえば、私はこの作品の嶋屋(飴売り)で、蒼海拓さんのファンになったんだった……!!と鮮明に思いだしたくらい、久城あすくんの嶋屋さんが素敵すぎて、もう、最初から最後まで釘づけでした(T T)(泣くな)。
青天姿の麗しさ、憎々しい台詞の口跡のよさ、そして歌の素晴らしさ!! やばい、本格的に嵌る予感。。。
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泣いた………(T T)
……散々言いつくされていることですが、この作品を観るときは、タオルをお忘れなく!!
私は汐風幸さんが大好きだったので、17年前の再々演もバウホールまで観に行ったわけですが、、、、
あの時も「目がとけるほど泣く」という慣用句の意味を理解できそうなほど泣きました。泣きながらサバキ待ちして、何人かの方をギョッとさせたのも懐かしい思い出です(^ ^)
宝塚にもこんな完璧な「芝居」があるのか、と感銘をうけ、本格的に宝塚に嵌った、思い出の作品。
バウのみの予定だったのに、千秋楽に青年館東上が発表されて、嬉しかったなあ。八右衛門はケロさん(汐美真帆)からコムさん(朝海ひかる)に交替して、だいぶ雰囲気の違う作品になっていましたが、やっぱり泣くだけ泣いたなあ……。その後、OG公演として上演された瀬戸内美八さん、若葉ひろみさん、峰さを理さん版も観て(当たり前に号泣)、百周年の今年は、ドラマシティ&青年館で、壮ちゃん、あゆっち、まっつという雪組シルバートリオでの上演。
今でも、「宝塚作品で一番好きな作品は何か」と問われたら、「心中・恋の大和路」と答えるかもしれない程度には、本気でこの作品は宝塚の代表作の一つだと思っているわけですが、、、
それほどの名作を、この百周年の年に任された、我らが壮一帆!
壮ちゃんの忠兵衛の、一本筋の通った前向きな愚かしさが、すごく壮ちゃんらしくて新鮮でした。
幸ちゃんの忠兵衛から感じた“弱さ”とは違う、“愚かな強さ”とでも言うべきもの。
大和へ「逃げる」幸ちゃんと、新口村に「向かう」壮ちゃん。恋にも人生にも前のめりな、おそらくは商売にも前のめりだった時期があったのだろう忠兵衛像が、とても新鮮で、そして、それゆえに哀しかった。壮ちゃんって、若者を演じても中年のサラリーマンを演じても、どこかに「若さゆえの愚かしさ」を隠し持てる役者なんだな、と思いました。
もはや叶わ夢だけど、壮ちゃんのロミオが観たかったな、と。プレスギュルヴィック氏の、という意味ではなくて、シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」を、壮ちゃんとあゆっちで観てみたかった。そんなこと、今まで思ったこともなかったのに。どちらかと言えば、壮あゆで観たい作品はマクベスだったはずなのに……。
あゆっちの梅川。衣装が違うせいか、そこは技術なのか(?)、貴咲美里ちゃんが苦戦していた裳裾の処理がきれいで、女郎としての立ち居振舞いもちゃんとできていたと思います。
忠兵衛の愛想づかしと、それに対する懐剣での自死のほのめかし。女郎とその客の駆け引きめいたやり取りの中に真を見出す忠兵衛と、そんな忠兵衛に運命を預ける梅川。その一連の芝居が自然で、翌朝の忠兵衛の「わたしはあんなに、梅川をいとしいと思たことがない」という台詞に説得力がありました。
あーーーー、それにしても、若葉ひろみさんの梅川は、根っからの純粋培養な「お女郎」感が素晴らしすぎた。。。。あゆっち、がんばれ。
まっつの八右衛門。ケロさんのいかにも「遊び人の旦那」ぶりとも、コムさんの「忠兵衛の遊び仲間」っぽさとも違う、飛脚宿の主と米問屋の主の、商売を超えた友情が、胸に沁みました。
お、と思ったのは、与平(月城)をかもん太夫(大湖)に引き逢わせた翌朝、「昨夜は場所柄控えたが」と番頭たちに告げるときの重みです。あの重み、「お金のことはキチッとしたい」という台詞を、真面目そうにではなく、商売人ゆえの真剣さとちゃんと伝えてくれる芝居力はさすが、、、とあらためて思いました。
新口村での忠兵衛とのやりとり、そこからの「この世にただ一つ」の絶唱は、まさにこの世にただ一つのものでした。。。。(号泣)幸ちゃんの時は与平役のハマコさん(未来優希)が歌ったのですが、歌としては本当に素晴らしかったけど、、、、やっぱり八右衛門が歌ったほうがこの作品は嵌るな、と思いました。
名作の中の名曲、「この世にただひとつ」。
一幕でこの曲が歌われるのは、廓の中で、忠兵衛と梅川が気持ちを確かめあう場面ですが。
あの場面の暗転前のポーズが、2幕ラストの雪山での最期のポーズと全く同じであることに、愚かな私は今日気が付きました。
……あの時にはもう、すべては決まっていたこと、と。そういう意味なのでしょうか。。。。震撼。
横堀川で、三百両を懐に立ち竦む忠兵衛。
「三百両や、石ころや、だが三百両や、石ころや………!!」という絶叫が、まだ耳に残る気がします。
壮ちゃんの忠兵衛を観ていると、あの金を懐にして新町に向かうのは、その金をおかみに渡すためなんだな、と、そう素直に感じられました。
幸ちゃんの忠兵衛は、迷ってしまって決心がつかず、とりあえず先延ばしして梅川に逢いにいっただけのようにも見えたのですが、壮ちゃんは違うなと。店に渡すつもりで新町に向かい、店に入る前に我に返って思いとどまる……それまで毎日そうしていたように、そうなるはずだった。八右衛門が、余計なことをしてさえいなければ。
いや、もちろん、八右衛門が間違っていたわけでもない。すべては運命だった。間が悪かった……それだけのこと。
「間ぁが悪かったですみますかっ!!」と叱りつける藤屋さん(香稜)の迫力は、さすがでした。。。。ごめんですめば警察はいらない。間が悪かったですめば罪人もない……残念なことに、世の中はそれでは回らないのだから。
最後に、もう一つだけ。
そういえば、私はこの作品の嶋屋(飴売り)で、蒼海拓さんのファンになったんだった……!!と鮮明に思いだしたくらい、久城あすくんの嶋屋さんが素敵すぎて、もう、最初から最後まで釘づけでした(T T)(泣くな)。
青天姿の麗しさ、憎々しい台詞の口跡のよさ、そして歌の素晴らしさ!! やばい、本格的に嵌る予感。。。
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オーシャンズ11(^ ^)
2014年4月11日 呟き・ご挨拶・他6月にシアター・オーヴで上演される「オーシャンズ11」に、真瀬はるかさんがスリージュエルズの一人として参加することが発表されました~~~!!
■真瀬はるかの定期ニュース
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11819361330.html
■「オーシャンズ11」公式サイト
http://www.oceanseleven.jp/
わあああああ(@ @)。
びっくりした。。。今年は舞台に出るというのは聞いていたので、発表をずっと楽しみにしていたのですが、まさか「オーシャンズ11」とは!!
いやー、楽しみでございます。しかもスリージュエルズかよ!!楽しみすぎる!!
あやうくこれで終わりそうになりましたが、いちおうメインキャストのご紹介を。
ダニー 香取慎吾
ラスティ 山本耕史
テス 観月ありさ
ベネディクト 橋本さとし
ダイアナ 霧矢大夢
イエン 坂元健児
ソール 斉藤暁
リヴィングストン 水田航生
フランク 角川裕明
ルーベン 芋洗坂係長
バシャー ラッキィ池田
スリージュエルズ 栗山絵美/谷口ゆうな/真瀬はるか
個人的にはモロイ兄弟を誰が演じるのかが気になるところ、なのですが!!(^ ^)
いやーーーー、錚々たるメンバーの最期に真瀬の名前がくると、なんか感慨深いですね。
霧矢さんのダイアナもすごく楽しみで、絶対観るつもりだったのですが。。。。一回じゃ足りないかなあ(^ ^;ゞ
真瀬のところでチケットの扱いがないのはとっても残念!!(役者を応援する=役者の名前でチケットを取る、だと思っているので)ですが、がんばってチケット取って、観に行きたいと思います(^ ^)
真瀬といえば、今日のスカステニュースで、たそ(天真)が、音楽学校入学当初の真瀬とのエピソードを話してくれましたが、、、面白すぎた!!美容師とメーキャップアーティスト、どっちになりたかったんだマナセ!!っていうか、本当に何でもやりたい人なんだな。。。。(しみじみ)
同期といえば、今日は「レディ・ベス」の初日ですね。
アンサンブルで出演しているえなちゃん(月映樹茉=池町絵菜)も92期。現役もOGも、92期ががんばっているとなんだか嬉しいです。92期よ永久なれーーー!!
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■真瀬はるかの定期ニュース
http://ameblo.jp/haruka-manase/entry-11819361330.html
■「オーシャンズ11」公式サイト
http://www.oceanseleven.jp/
わあああああ(@ @)。
びっくりした。。。今年は舞台に出るというのは聞いていたので、発表をずっと楽しみにしていたのですが、まさか「オーシャンズ11」とは!!
いやー、楽しみでございます。しかもスリージュエルズかよ!!楽しみすぎる!!
あやうくこれで終わりそうになりましたが、いちおうメインキャストのご紹介を。
ダニー 香取慎吾
ラスティ 山本耕史
テス 観月ありさ
ベネディクト 橋本さとし
ダイアナ 霧矢大夢
イエン 坂元健児
ソール 斉藤暁
リヴィングストン 水田航生
フランク 角川裕明
ルーベン 芋洗坂係長
バシャー ラッキィ池田
スリージュエルズ 栗山絵美/谷口ゆうな/真瀬はるか
個人的にはモロイ兄弟を誰が演じるのかが気になるところ、なのですが!!(^ ^)
いやーーーー、錚々たるメンバーの最期に真瀬の名前がくると、なんか感慨深いですね。
霧矢さんのダイアナもすごく楽しみで、絶対観るつもりだったのですが。。。。一回じゃ足りないかなあ(^ ^;ゞ
真瀬のところでチケットの扱いがないのはとっても残念!!(役者を応援する=役者の名前でチケットを取る、だと思っているので)ですが、がんばってチケット取って、観に行きたいと思います(^ ^)
真瀬といえば、今日のスカステニュースで、たそ(天真)が、音楽学校入学当初の真瀬とのエピソードを話してくれましたが、、、面白すぎた!!美容師とメーキャップアーティスト、どっちになりたかったんだマナセ!!っていうか、本当に何でもやりたい人なんだな。。。。(しみじみ)
同期といえば、今日は「レディ・ベス」の初日ですね。
アンサンブルで出演しているえなちゃん(月映樹茉=池町絵菜)も92期。現役もOGも、92期ががんばっているとなんだか嬉しいです。92期よ永久なれーーー!!
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東京芸術劇場プレイハウスにて、TSミュージカル「ちぬの誓い」を観劇いたしました。
2012年の大河ドラマ「平清盛」中盤のメインテーマとなっていた、大輪田泊(いまの神戸港)の波除島構築工事の物語。いかにも謝さんらしい、生きるための「目標」を求めた闘いが切ないほど辛く苦しいものとして描かれていて、、、その辛さが、ひどくうつくしくみえました。
平氏の世の中=武士の時代=新しい時代、という夢 の美しさと厳しさに、目眩がしました。
ドラマでは清盛自ら大輪田に居座って実際の工事の指揮を執っていましたが、謝さんは同じ工事をテーマにしながら、清盛を全く登場させず、すべてを清盛の代弁者としての「陰陽師」(今拓哉)を通さないと上にあがらない(そもそも経が島造営自体が彼の上申)、という設定にしていました。この設定による「清盛」と「現場」の距離感と、「陰陽師」の設定が、工事にあたる実務担当者たちの焦りと不安を助長させ、遣る瀬なさを倍増させていたのが、とてもリアルで。。。辛かったなあ。
ドラマとしては、清盛を登場させて彼らと直接話をさせ、同じ夢に向かってがんばるぞ!!とやらせたほうがが、観客は気持ち良く感動できると思うんですよね。
でも、謝さんはあえてそうしなかった。描きたかったのは、見捨てられたのかもしれないという不安の中で、それでも夢を見捨てない、清盛の夢ではなく自分たちの夢を実現するために全力を尽くす男たちだから。清盛との間に確かにあったはずの絆や共感が時間の中で風化してしまっても、清盛の夢は、すでに彼ら自身の夢になっていたはずだから。
武士の世、それは、誰もが生まれに関わらず能力が評価される世の中。
すでに鎌倉時代以降を知っている現代人にとっては、平氏の時代はあくまでも平安時代=貴族の時代の末期であって、武士の時代ではありません。でも、当時を生きている人々にとっては、それは「武士の時代」の黎明期であったのだ、と……その実感が、ぞくぞくするほどリアルに伝わってきました。
美しい物語とはいえない、泥臭い経が島造営工事。TSらしい華やかな殺陣も少なくて、重たい会話がずっとつづく作品でしたが、、、彼らの生き様はとても美しくて、鮮烈で、目が離せませんでした。
たぶんそれは、新撰組のメンバーが視た「武士になるんだ!」という夢に近いものだったのではないかと思う。滅ぶ側に与したことも含めて、彼らには共通点が多そうな気がします。
謝さんがそんなつもりで創っていないことはわかるので、あまり突っ込まないことにしますが(^ ^)。
それでは、出演者について簡単に。
■東山義久
実務責任者の不動丸。リーダーはいつどこで観てもリーダーだなあ。。。とちょっと感慨にふけりつつ。
アンジョルラスを演じたときは歌はまだまだ、と思いましたが、少なくともこのメンバーでこの劇場でやっている分には十分な声量と美声、そして感情を伝える技術。ダンスはもともとすごいのに、歌まですごいって。。。。すごいなー(語彙少ないな)
「ニジンスキー」の再演もすごく楽しみ!チケットないけど、絶対観るぞ!
■相葉裕樹
なんというか、独特の存在感と空気感のある人なので、「有らざるものが視える」能力を持つ貴族の御曹司・松王丸にはぴったりだったと思います。他のメンバーと明らかに生きている世界が違う(^ ^)。
飄々とした中に熱いものが隠されているところが、すごくいいなと思うんですよね。彼の不安と苦しみ、そし最後の決断に至る流れが自然で、説得力のある芝居をする人だなあ、と思いました。
■藤岡正明
不動丸に次ぐナンバー2の五郎丸。音楽のもつ力を一番感じさせてくれたのは彼でした。世界を動かす音楽。共感力のある
■良知真次
見捨てられた孤児で、盗賊団に育てられた過去をもつ達若。もう、あの美貌だけで全てが許せる時代は終わったはずなのに、やっぱり良知くんが苦しんでいるとトキメいてしまう(滝汗)
あの抜群のビジュアル+存在感+被虐的な雰囲気、、、つい物語のキーパーソンに設定したくなる気持ちは良く判るのですが、、、あれでお芝居がもう少しうまければねええ(溜息)
■渡辺大輔
達若の盗賊団時代の仲間で、武士に恨みをもつ常世丸。ありがちなキャラクターですが、ドラマを動かすには必要なんですよね、こういう存在が。
ちゃんと認識したのは多分今回が初めてだと思いますが、そつなくこなしてて巧いなーと思いました。
■上原理生
歌の深みと存在感はさすが。アンジョルラスのイメージが強かったので、髪はぼさぼさで黒く汚した化粧に、しばらく誰だかわかりませんでしたが、歌いだしたらわかりました(^ ^)。
ドラマを動かすというより、「そこに太く在る」という存在感がすごくあって、アンジョルラスとは全く違うけれども、とても良かったです。
■戸井勝海
渡来人の末裔、秦東儀。久しぶりに戸井さんの芝居と美声に酔いました。イロイロどうかと思うご都合主義的な無理矢理設定でしたが(苦笑)、戸井さんの芝居はすごく的確だったと思う。的確すぎて若干いけすかない感じになってたけど、それも含めてすごく良かった(*^ ^*)
■今拓哉
現場の責任者として、清盛と現場との間をつなぐ「陰陽師」。
謝さんは、彼を妖しげな人物に設定することで現場の苛立ちを強調してみせましたが、その役割をきっちり果たした今さんの存在感は、さすがの一言でした。いやー、この人本当にすごい。。。
印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
ここしばらいく忙しくてTSも観られない公演が増えつつあったのですが。。。やっぱり観つづけたいカンパニーですよね。……いや、あの、秋の公演は、思いもよらない方が主演されるので、観にいかなくてはならないわけですが。。。。
http://www.tsmusical.com/
………謝さんとは、「黒い瞳」「MAHOROBA」以来でしょうか? ショーの振付のみとかだったら他にもあるかな。
いずれにしても、歌とダンスのレベルは誰よりも謝さんがご存知だと思いますので、今の女優・大空祐飛の芝居をどう使うのか、楽しみに期待してお待ちしています!
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2012年の大河ドラマ「平清盛」中盤のメインテーマとなっていた、大輪田泊(いまの神戸港)の波除島構築工事の物語。いかにも謝さんらしい、生きるための「目標」を求めた闘いが切ないほど辛く苦しいものとして描かれていて、、、その辛さが、ひどくうつくしくみえました。
平氏の世の中=武士の時代=新しい時代、という夢 の美しさと厳しさに、目眩がしました。
ドラマでは清盛自ら大輪田に居座って実際の工事の指揮を執っていましたが、謝さんは同じ工事をテーマにしながら、清盛を全く登場させず、すべてを清盛の代弁者としての「陰陽師」(今拓哉)を通さないと上にあがらない(そもそも経が島造営自体が彼の上申)、という設定にしていました。この設定による「清盛」と「現場」の距離感と、「陰陽師」の設定が、工事にあたる実務担当者たちの焦りと不安を助長させ、遣る瀬なさを倍増させていたのが、とてもリアルで。。。辛かったなあ。
ドラマとしては、清盛を登場させて彼らと直接話をさせ、同じ夢に向かってがんばるぞ!!とやらせたほうがが、観客は気持ち良く感動できると思うんですよね。
でも、謝さんはあえてそうしなかった。描きたかったのは、見捨てられたのかもしれないという不安の中で、それでも夢を見捨てない、清盛の夢ではなく自分たちの夢を実現するために全力を尽くす男たちだから。清盛との間に確かにあったはずの絆や共感が時間の中で風化してしまっても、清盛の夢は、すでに彼ら自身の夢になっていたはずだから。
武士の世、それは、誰もが生まれに関わらず能力が評価される世の中。
すでに鎌倉時代以降を知っている現代人にとっては、平氏の時代はあくまでも平安時代=貴族の時代の末期であって、武士の時代ではありません。でも、当時を生きている人々にとっては、それは「武士の時代」の黎明期であったのだ、と……その実感が、ぞくぞくするほどリアルに伝わってきました。
美しい物語とはいえない、泥臭い経が島造営工事。TSらしい華やかな殺陣も少なくて、重たい会話がずっとつづく作品でしたが、、、彼らの生き様はとても美しくて、鮮烈で、目が離せませんでした。
たぶんそれは、新撰組のメンバーが視た「武士になるんだ!」という夢に近いものだったのではないかと思う。滅ぶ側に与したことも含めて、彼らには共通点が多そうな気がします。
謝さんがそんなつもりで創っていないことはわかるので、あまり突っ込まないことにしますが(^ ^)。
それでは、出演者について簡単に。
■東山義久
実務責任者の不動丸。リーダーはいつどこで観てもリーダーだなあ。。。とちょっと感慨にふけりつつ。
アンジョルラスを演じたときは歌はまだまだ、と思いましたが、少なくともこのメンバーでこの劇場でやっている分には十分な声量と美声、そして感情を伝える技術。ダンスはもともとすごいのに、歌まですごいって。。。。すごいなー(語彙少ないな)
「ニジンスキー」の再演もすごく楽しみ!チケットないけど、絶対観るぞ!
■相葉裕樹
なんというか、独特の存在感と空気感のある人なので、「有らざるものが視える」能力を持つ貴族の御曹司・松王丸にはぴったりだったと思います。他のメンバーと明らかに生きている世界が違う(^ ^)。
飄々とした中に熱いものが隠されているところが、すごくいいなと思うんですよね。彼の不安と苦しみ、そし最後の決断に至る流れが自然で、説得力のある芝居をする人だなあ、と思いました。
■藤岡正明
不動丸に次ぐナンバー2の五郎丸。音楽のもつ力を一番感じさせてくれたのは彼でした。世界を動かす音楽。共感力のある
■良知真次
見捨てられた孤児で、盗賊団に育てられた過去をもつ達若。もう、あの美貌だけで全てが許せる時代は終わったはずなのに、やっぱり良知くんが苦しんでいるとトキメいてしまう(滝汗)
あの抜群のビジュアル+存在感+被虐的な雰囲気、、、つい物語のキーパーソンに設定したくなる気持ちは良く判るのですが、、、あれでお芝居がもう少しうまければねええ(溜息)
■渡辺大輔
達若の盗賊団時代の仲間で、武士に恨みをもつ常世丸。ありがちなキャラクターですが、ドラマを動かすには必要なんですよね、こういう存在が。
ちゃんと認識したのは多分今回が初めてだと思いますが、そつなくこなしてて巧いなーと思いました。
■上原理生
歌の深みと存在感はさすが。アンジョルラスのイメージが強かったので、髪はぼさぼさで黒く汚した化粧に、しばらく誰だかわかりませんでしたが、歌いだしたらわかりました(^ ^)。
ドラマを動かすというより、「そこに太く在る」という存在感がすごくあって、アンジョルラスとは全く違うけれども、とても良かったです。
■戸井勝海
渡来人の末裔、秦東儀。久しぶりに戸井さんの芝居と美声に酔いました。イロイロどうかと思うご都合主義的な無理矢理設定でしたが(苦笑)、戸井さんの芝居はすごく的確だったと思う。的確すぎて若干いけすかない感じになってたけど、それも含めてすごく良かった(*^ ^*)
■今拓哉
現場の責任者として、清盛と現場との間をつなぐ「陰陽師」。
謝さんは、彼を妖しげな人物に設定することで現場の苛立ちを強調してみせましたが、その役割をきっちり果たした今さんの存在感は、さすがの一言でした。いやー、この人本当にすごい。。。
印象に残ったのはそのあたりでしょうか。
ここしばらいく忙しくてTSも観られない公演が増えつつあったのですが。。。やっぱり観つづけたいカンパニーですよね。……いや、あの、秋の公演は、思いもよらない方が主演されるので、観にいかなくてはならないわけですが。。。。
http://www.tsmusical.com/
………謝さんとは、「黒い瞳」「MAHOROBA」以来でしょうか? ショーの振付のみとかだったら他にもあるかな。
いずれにしても、歌とダンスのレベルは誰よりも謝さんがご存知だと思いますので、今の女優・大空祐飛の芝居をどう使うのか、楽しみに期待してお待ちしています!
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2014年4月1日の日記
2014年4月1日 宝塚全体・OG宝塚歌劇団、100回目のお誕生日、おめでとうございます!!
100年前のエイプリルフールに産声をあげた宝塚歌劇団。
22世紀になっても、大好きなタカラヅカが、“新しさ”と“伝統”との狭間で、真摯にがんばっていてくださいますように。
さて。
百周年の今日、専科・管理職人事が発表されました。
<専科へ異動>
【花組】華形 ひかる・・・2014年7月6日付で専科へ異動
【宙組】鈴奈 沙也・・・・2014年7月28日付で専科へ異動
花組は、いまの公演を最後にで悠真倫さんが専科に異動されることが既に発表されており、、、まさか、大劇場公演が終わったこのタイミングで追加が発表されるとは思いませんでした。
……でも、最初の衝撃が過ぎれば、あっさり納得できました。みつるくんの高い芝居力が活きるのは専科かもしれないな、と思うんですよね。あとは、せっかくの身体能力とダンスセンスも活かせるようなご活躍を、楽しみに!しています。
鈴奈さんも異動なんですね。宙組から専科に入るのは美風さんかなと思っていたのですが、、、鈴奈さんが抜けて、美風さんは副組長として組に残るのか。ご活躍をお祈りします、としか言えませんが、、、歌えるみとさん(梨花)みたいなイメージになるのかな。なんだか想像できませんが、、、他の組の公演に参加されている鈴奈さんを観たら、どう感じるんだろう。とっても不思議な気がしそうだなあ(^ ^)。
発表といえばもう一つ、来(2015年)夏の台湾公演も発表されました。
昨年の台湾公演(星組)からもうすぐ一年。好評だったようですが、最初から継続する前提で動いていたのでしょうか。思ったより早かったなという気がしますが。。。単に発表が早いからそう思うだけ?去年も、台湾公演だけ発表がすごく早かったから、実際に公演が始まるころには「あれ?まだやってなかったんだっけ?」的な気がしてしまったものですが(^ ^;ゞ
台湾公演の主体は、明日海りお率いる花組。
作品は、「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」と、稲葉さんの「宝塚幻想曲」の二本立て。「フェルゼンとマリー・アントワネット篇」は、今年の6月の中日劇場でも上演されますが、、、そこから二本立てにしませんか?
どこを削って100分に納めるんでしょうね。いや、こないだの雪組公演を観たかぎりでは、無駄な台詞や場面はごまんとあったので、ぜひとも名場面のみのダイジェストと割り切ってすっきりとまとめていただきたいものです。
とにかく植田(紳)さんには作・演出から手をひいていただきたい!!(真顔)……谷さんに脚本をいじってほしいとも思わないので、どうしたらいのかわかりませんが(汗)。
「宝塚幻想曲」は、来年前半の花組大劇場公演用のショーなのでしょうか。稲葉さんのショーは楽しみだなあ(^ ^)。
最後に、大事なことなのでもう一度。
本公演や中日の「ベルサイユのばら」も、二本立てにしましょうよ!!
まあ、この年度末の一番のビッグニュースは、和央ようかさんとフランク・ワイルドホーンのご婚約ですかね。。。いやー、本当に驚きました。そんなことがあるのか!?世の中っておどろきやもものきに溢れているのね!!
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100年前のエイプリルフールに産声をあげた宝塚歌劇団。
22世紀になっても、大好きなタカラヅカが、“新しさ”と“伝統”との狭間で、真摯にがんばっていてくださいますように。
さて。
百周年の今日、専科・管理職人事が発表されました。
<専科へ異動>
【花組】華形 ひかる・・・2014年7月6日付で専科へ異動
【宙組】鈴奈 沙也・・・・2014年7月28日付で専科へ異動
花組は、いまの公演を最後にで悠真倫さんが専科に異動されることが既に発表されており、、、まさか、大劇場公演が終わったこのタイミングで追加が発表されるとは思いませんでした。
……でも、最初の衝撃が過ぎれば、あっさり納得できました。みつるくんの高い芝居力が活きるのは専科かもしれないな、と思うんですよね。あとは、せっかくの身体能力とダンスセンスも活かせるようなご活躍を、楽しみに!しています。
鈴奈さんも異動なんですね。宙組から専科に入るのは美風さんかなと思っていたのですが、、、鈴奈さんが抜けて、美風さんは副組長として組に残るのか。ご活躍をお祈りします、としか言えませんが、、、歌えるみとさん(梨花)みたいなイメージになるのかな。なんだか想像できませんが、、、他の組の公演に参加されている鈴奈さんを観たら、どう感じるんだろう。とっても不思議な気がしそうだなあ(^ ^)。
発表といえばもう一つ、来(2015年)夏の台湾公演も発表されました。
昨年の台湾公演(星組)からもうすぐ一年。好評だったようですが、最初から継続する前提で動いていたのでしょうか。思ったより早かったなという気がしますが。。。単に発表が早いからそう思うだけ?去年も、台湾公演だけ発表がすごく早かったから、実際に公演が始まるころには「あれ?まだやってなかったんだっけ?」的な気がしてしまったものですが(^ ^;ゞ
台湾公演の主体は、明日海りお率いる花組。
作品は、「ベルサイユのばら -フェルゼンとマリー・アントワネット編-」と、稲葉さんの「宝塚幻想曲」の二本立て。「フェルゼンとマリー・アントワネット篇」は、今年の6月の中日劇場でも上演されますが、、、そこから二本立てにしませんか?
どこを削って100分に納めるんでしょうね。いや、こないだの雪組公演を観たかぎりでは、無駄な台詞や場面はごまんとあったので、ぜひとも名場面のみのダイジェストと割り切ってすっきりとまとめていただきたいものです。
とにかく植田(紳)さんには作・演出から手をひいていただきたい!!(真顔)……谷さんに脚本をいじってほしいとも思わないので、どうしたらいのかわかりませんが(汗)。
「宝塚幻想曲」は、来年前半の花組大劇場公演用のショーなのでしょうか。稲葉さんのショーは楽しみだなあ(^ ^)。
最後に、大事なことなのでもう一度。
本公演や中日の「ベルサイユのばら」も、二本立てにしましょうよ!!
まあ、この年度末の一番のビッグニュースは、和央ようかさんとフランク・ワイルドホーンのご婚約ですかね。。。いやー、本当に驚きました。そんなことがあるのか!?世の中っておどろきやもものきに溢れているのね!!
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